恐ろしい作品に出演します セルビアン・フィルム

セルビアン・フィルム

俺の身に、一体何が起こったのか?!

制作年 2012年
制作国 セルビア
監督 スルディアン・スパソイエビッチ
脚本 スルディアン・スパソイエビッチ/アレクサンダル・ラディヴォイェヴィッチ
上映時間 104分
出演
スルジャン・トドロヴィッチ
セルゲイ・トリフュノビッチ
エレナ・ガブリロビッチ

だいたいのあらすじ

若い金髪の女とおっさんが街角で盛っていますが、どうやらそれはDVDの映像だったようで、少年がそれをアホ面で見ています。
いきなりサービスあります。モザイク入ってます。

少年の父親と母親が部屋に入ってくるのですが、なんと父親はDVDに出ていた男優でした!
母親は慌ててTVの電源を落としました。
父親はミロシュ(スルジャン・トドロヴィッチ)で元ポルノ男優ですが、今では引退して良き家庭人になっていました。
妻のマリア(エレナ・ガブリロビッチ)と息子のペタルと幸せに暮らしています。
DVDは昔の友人に会うので懐かしくなって引っ張り出してしまったのでした。
マリアのセリフが一々面白いです。
ミロシュ「俺はもっと小さい時にポルノ見てたし。」→マリア「父親は出てた?」
ペタル「お父さんはさっき何してたの?」→マリア「女の人と遊んでただけよ。大人のアニメみたいな物なの。」

一家の生活は苦しいようで何とかやりくりしながら暮らしているようです。

ミロシュは昔の仕事仲間のレイラからビデオの仕事を勧められます。
ヴックミルという男が制作しているプロジェクトで出演すればペタルが大きくなるまで生活には困らない位のギャラが出るというのです。
そこにミロシュの兄で警官のマルコがやって来ます。
マルコはレイラと麻薬組織との繋がりを疑っており、張っていたのでした。
レイラはマルコに嫌がらせをされて帰っていきました。
そんなうまい話があると思えないのですが。マルコは露骨にレイラにセクハラしています。暴力警官なのかと思いました。

自宅に帰ったミロシュはマリアにレイラの仕事のことを尋ねられました。
ミロシュは正直怪しい話なので、考え中だと答えます。
夫妻はミロシュ出演のAVを見ていましたが、マリアがあんな風にやってみればと挑発し激しく交わるのでした。
もうおっぱい出過ぎるのでサービスとか書くのやめました。
これ自体AVのような気がしてきたんですが、大丈夫でしょうか?不安です。
過去に「吸血ガールズ」とかいう超大型地雷踏んだ記憶があるので。。。
ミロシュもファックと妻とのセックスは愛があるから違うとか安っぽいこと言ってますが。

ミロシュは生活のことに悩んだのかヴックミルの仕事を引き受けようと考え始めました。
ますはヴックミルが用意した車に乗り、彼に会いに行きます。
ヴックミル(セルゲイ・トリフュノビッチ)はミロシュを迎え入れ固く握手をします。
ヴックミルが招き入れた家にはレイラもいました。
彼はポルノは芸術であり、ミロシュが参加してくれれば素晴らしい芸術作品ができるだとうと持ち上げます。

どういう作品なのかミロシュが質問するとヴックミルは特別な顧客向けに映画を制作していると答えました。
台本はないので、家庭のことは考えず、昔のようにセックスしろと言われ、契約書が提示されますが、ミロシュは保留します。

夕暮れのカフェで一人酒を呑むミロシュは幸せそうな家族連れを見つめるのでした。
金が無いなら家で飲めよ。高いだろ。

家に帰り、マリアと話し合ったミロシュは契約書にサインすることにしました。

契約書にサインしたミロシュでしたが、ヴックミルから「お前は自由に勃起できるらしいな」と言われます。
ミロシュはランニングをしたり、鏡の前で座禅を組んだり、禁酒して修養に励みます。
これ、ネタパートでしょうか?シュールです。モザイクかかりっぱなしです。

ミロシュが外で修行している時に、マルコが家にやってきてマリアに書類の翻訳を依頼しています。
彼はマリアをいやらしい目で見ており、どうやら気があるようです。
マルコは最近やってないとかとんでもないことを言い始め、人の家のトイレでオナニーをするのでした。
なんなんだろう。頭痛くなってきました。

ミロシュはヴックミルの家の庭先で人相風体が怪しい団体とすれ違います。
その中のボスっぽいおっさんがミロシュのことを意味ありげに見ていました。
ヴックミルと面会すると撮影は三日後だと言われ、相変わらず詳細は教えてもらえませんでした。

撮影が開始され、ミロシュは車でどこかに連れて行かれると、耳にインカムを装着するように言われます。
そこは現在では使われていない孤児院でした。
インカムの指示で孤児院に入る彼を横にいるカメラマンがハンディカメラで撮影しています。
ドアを開けると正面にもハンディカメラを構えたカメラマンがおり、自然の前に進むように指示されます。
カメラマンがヤバい人達のボディガードみたいな人ばっかです。

中には女性がおり、ミロシュは無言の彼女に手を取られて奥へ進みました。
女性が手で示す先に少女が座っており、微笑みます。
突然、少女の母親らしき人物が現れて「悪い人に捕まってはダメ」と言って連れ去ります。
ミロシュは呆然と見ていましたが、OKが出て撮影は終わりました。

次の日はその娘に絡んで女達が喧嘩をし、母親が男達に連れ出される場面の撮影をしました。
カメラがSONYですね。

ミロシュは昨日の女に案内され、暗い部屋へ連れて行かれます。
女はミロシュを誘惑し、股間に顔をうずめます。
ミロシュの前にはスクリーンが用意され、先ほどの少女がアイスバーを食べています。
彼は集中し、女の口の中に射精します。

その夜、ミロシュはマリア達が不在なのでマルコに電話してヴックミルのことを調べてもらうように依頼します。
マルコは承諾しますが、彼はデリヘル嬢を読んで遊んでいる最中でした。
ペタルの誕生日パーティのビデオを見ながら抜いてもらっており、彼は自分の精力が弱いことを気にしています。

更にレイラを呼んで映画の内容について質問するのですが、ヴックミルを信用しろと言われます。
彼女はヴックミルの制作する獣姦ものに出ていたようです。

次の日の撮影ではミロシュは目隠しをされてどこかに連れて行かれます。
到着した場所では黒服の男が女をなじっていたぶっている様子を見せられます。
女は例の母親のようで、泣き崩れるとミロシュの元に這いずってきて口で処理を始めます。
正面の椅子にはあの娘が座っています。
ミロシュが「こんなのできるわけないだろ!」と怒鳴ると、黒服の男に背後から羽交い締めにされます。
母親はミロシュの陰茎に喰いつき、男と娘は「女を殴れ」と連呼します。
ミロシュは拳で母親を殴りつけ、彼女は手で陰茎をしごき、彼は射精しました。

ミロシュは黒服の男を殴ると部屋を出て行きます。
ヴックミルがなだめますが、ミロシュは「子供の前で女を殴るなんでイヤだ!」と撮影を断ります。
ミロシュの顔つきがなんだかおかしくなってますね。葛藤があるのでしょうか。

ミロシュはマルコと会ってヴックミルの経歴を聞きます。
名前はヴックミル・ヴックミルで、心理学者として孤児院に努めた後、TVで子供番組の制作に関わっていたようです。
またヴックミルは国家保安局で勤務しており、日本に派遣されて行方不明になったそうです。

日本に来てHENTAIになってしまったのでしょうか。だとしたらスミマセン。

その夜、ミロシュは悪夢にうなされます。
ミロシュは全裸で立っており、あの母親が傷だらけで寝そべっており、ペタルが椅子に座り、もっと殴れと煽り立てるのでした。
彼は目覚めてしまい、段々と酒浸りになっていきます。

次の日も家の前に車が迎えに来ていたので、ミロシュは直接断ろうと自分の車でヴックミルの元へ向かいました。
ミロシュの車、ちっこくて面白いデザインですね。セルビア製なのでしょうか?

ミロシュがヴックミルに出演を断ると言い出すと、ヴックミルは激昂し、この国の経済を動かしているのは我々だと言い出します。
また彼が撮影しているのはポルノではなく「犠牲者の人生」なのだと言うのです。
彼は「我々も犠牲者だ」と言いますが、ミロシュは俺は違うと否定します。
ヴックミルは「犠牲者の力を見ろ」といいビデオを見せます。
そこには出産間際の妊婦から男が胎児を取り出し、胎児を犯す映像が映されました。
胸が悪くなったミロシュは部屋から退出します。

その帰り道、ミロシュは車内で意識が朦朧とし、異常な性欲が沸き起こり意識を失います。
ヴックミルの家で酒をがぶ飲みしてましたからね。なんか入ってたんじゃないでしょうか。というか飲酒運転ですよね。この人。

ミロシュが気が付くと血にまみれて家のベッドで寝ていました。
家族の姿は無く、日付を確認すると4日間意識を失っていたようです。
家の前にはマリアの車が停まっており、ミロシュがポケットを探るとその車のキーが出てきました。

感想

これは重い映画です。単なるキワモノ映画と思って見たのですが、とんでもないです。
性描写が全体的に凄くて、前半などポルノ映画かと思ってしまうほどですが、B級の撮り方ではないと思いました。
一応、サスペンスだと思うのですが、展開が読めるので、バイオレンス映画に近いかもしれません。
またほとんどミロシュ一人の視点で進みますので無駄なカット移動が無く、わかりやすいです。
彼の記憶のシーンも同時進行で思い出されますが、演出効果を変えているようなので、これもわかりやすかったです。
凄く親切にストレートに作っていると思います。
所々に挟まれる風景もなかなか良いですね。夜警とか夕陽のシーンが印象的でした。

とにかくイヤな気持ちになる映画です。
イヤな映画というと「ミスト」、「ムカデ人間」、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、「カルネ」とか一杯ありますね。
この映画は人によってとらえ方は違うと思いますが私はムカデ系のイヤな感じは無く、「炎628」と「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を混ぜた系の感じでした。

まず「炎628」ポイントです。
ちょっと考えすぎなのかもしれませんが、ヴックミルがやたらと政治的なことを言っていました。
またセルビアは「幼稚園」と表現している辺りにセルビアが抱える独自の問題を表現しようとしているのかなと思ってしまいました。
この国は古い言い方だと旧ユーゴスラビアでコソボ紛争では一方的に悪者扱いされてしまった国です。
その辺りの深い事情があるのかなーと考えてしまいました。
(まああれは反戦的な映画なので、見当違いなことを言っているのは自覚してますが、民族紛争的な意味で適切な映画がちょっと浮かばななったので)

次に「ダンサー・イン・ザ・ダーク」ポイントです。
ミロシュの一家は確かに悲惨な目に遭ったのですが、ある程度は自業自得ではないか思います。
こんなうまい話が普通にあるわけ無いし、絶対にサインしないと思います。
この一家、マルチ商法とかにも引っかかりそうな気がします。
ヴックミルが苦笑気味に「君は犠牲者ではないかもしれないね」と言ったのが凄い皮肉に感じられます。
大体、この夫婦は貧しく見えません。車も2台あるし、家も広いし、外で遊びまわってるんです。
もっと倹約してまともに働けと声を大にして言いたくなってしまいました。
ミロシュの気持ちもわからないではないですが、同情しきれないのはこういう点でした。

全然関係ないですが、シャクティも「見てください!」の予告で言ってました。
「ウッソがあの日オレンジ色のモビルスーツにかじりついてあのパイロットと出会っていなければ、今日のようなことは起こらなかった。」
ミロシュもあの日サインさえしなければ、今日のようなことは起こらなかったはずです。
でもウッソは全力で危機を乗り越えようとしていたし、ミロシュも現実と戦っていたのだと思いました。

どんなテーマがあるにしろ「絶対に人を気分悪くさせてやる!」という意気込みはあると思います。
そうでなければあのラストはありえないと思います。

役者の演技も鬼気迫るものがあって凄いと思いました。
ラスト近くの一家の無言の演技とか凄くてこれは「絶対に嫌な思いをさせてやる運動」の一環だと思いました。

私には暇つぶしに見てやろうかと思えるような映画ではありませんでしたが、軽い気持ちで「凄いエログロ映画だよ!」と見てみるのもいいかもしれません。
展開も早いですし、退屈しないであっという間に見られると思います。
見た後はどんよりした気分になるでしょうが。

私はこの映画は意外と好きです。なんだか疲れてしまったので、しばらく見たいと思いませんが。

ラストまで(ネタバレ)

ミロシュは意識を失った交差点で少しずつ記憶が戻ってきました。
自分はこの交差点で女と出会い、その女を激しく求めた。そして女の運転でどこかに戻った。
という光景がフラッシュバックされるのでした。

彼は工具を手に撮影現場へと乗り込んで室内を探り、血糊の飛び散ったベッドのある部屋を見るとと彼は少しずつ記憶を取り戻します。
彼の飲んだ酒には性欲促進剤とドラッグが入っており、女に手錠をかけられ、この部屋に連れてこられたのです。
やがて裸の女が連れてこられて、ベッドに手足を縛られるとミロシュは性欲を抑えきれず興奮します。
裸の女はあの母親のようで、ミロシュは手錠を外され、耳にインカムを入れられて下半身を剥かれると、女に襲い掛かります。

ミロシュは女を拳で殴りつけながら背後から乱暴に犯します。
インカムの声が「アバズレを殺せ!」と暴力を助長するように響きます。
ミロシュは女を犯しながら渡されたナタを女の首に振り下ろし、女の首を切断して殺害します。
彼はなおも腰を振り続け、黒服の男に引き剥がされていました。
ミロシュの狂った様子が凄いと思います。

記憶を一部、取り戻したミロシュはその場で嘔吐してしまいます。

ミロシュは気を取り直して家の捜索を続行します。
彼が書斎の棚を調べるとビデオテープが大量に保管されているのを発見しました。
その場に置いてあったハンディカメラにセットして内容を確認してみます。
多くは獣姦ものだったりしょうもないビデオでしたが、自分が出演しているものを見付けたので、何本か持ち帰りました。
無造作にセットで置いてあるのが怪しいと思います。
私なら見ませんが、彼は家族のためにどうしても情報が欲しかったのだと思います。

ミロシュは山中でビデオの内容を確認します。
ビデオではヴックミルが撮影準備をしており、誰かと「ミロシュはここに戻ってくる」と話しています。

他のビデオでは手足を縛られたミロシュが黒服の男に犯されていました。
レイラがミロシュの扱いに抗議し、ミロシュを連れて帰ると言うと、彼女は歯を全部抜かれ、全裸で鎖に吊られてしまいました。
覆面を被った男がレイラにイラマチオをさせ、鼻を押さえられた彼女は窒息死してしまいました。

他のビデオではミロシュは今度はあの娘の家を訪問させられていました。
娘の祖母からこの娘は孤児になってしまい、自分は父親によって女にさせられたからあんたがこの娘を犯してくれと頼まれます。
娘は祖母の異常な教育を受けたせいか、ミロシュを誘惑するのでした。
ミロシュは立ち上がり、キッチンの包丁を取ると自身の陰茎を切り落とそうとします。
慌ててヴックミル達が止めていますが、彼は窓に飛び込んで破り、逃走しました。
薬で朦朧としていましたが、最後の良心は残っていたようですね。恐らく「父親」という言葉に反応したのかと。
ミロシュは勃起しています。凄い役者魂です。

ミロシュはビデオの内容と記憶を頼りにあの娘の家を訪ねてみました。
彼女は外で水汲みをしており、ミロシュに気付くと軽蔑したような表情を浮かべました。
その時、ミロシュの記憶が甦ります。
彼は逃亡した後、マルコに電話をして助けを求めていました。
通りの陰に隠れていたのですが、若い娘を見て興奮してオナニーを始めてしまい、若者二人組に発見されて袋叩きに遭います。
そこにヴックミルの手下が現れ、若者二人は殺害され、ミロシュは拉致されました。
その後、ミロシュは倉庫に連れ込まれていました。
これマルコもグルですね。ひどすぎる。

ミロシュは記憶を頼りに倉庫にたどり着きました。
倉庫の中の血糊が残る一室を見た彼はまた記憶を取り戻しました。
倉庫に拉致されたミロシュはベッドの上で女に注射を打たれますが、彼はそこにあった注射器を女の首に突き立てて薬品を押し込みました。
女は悲鳴を上げ、泡を吹いて卒倒してしまいました。
ミロシュは逃げ出そうとするのですが、黒服に捕らえられ、全裸にされてどこかに連れていかれました。

ミロシュが倉庫の奥に進むとそこにはヴックミル達の死体が転がっており、固定カメラが残されていました。
彼はそれを見てまた記憶が甦ります。
ここには袋を被せられた子供と女が寝かされており、ミロシュは子供を激しく犯したのでした。
彼は何度も何度も子供を犯していました。
そこに覆面を被った男が現れて隣で寝ている女を犯し始めました。

ヴックミルが男の覆面を剥がすと男はマルコでした!
続いて被害者の覆面が剥がされると女はマリアで子供はペタルでした!
ミロシュは兄に妻を犯され、自身で息子を犯していたのでした。
ヴックミルは「これこそ幸せなセルビア人家族だ」と絶賛しました。
やっぱりマルコ最低野郎でした。レイラを殺ったのもこいつですね。

マリアが気が付いて周囲の様子を見ると、何が起こったかわかりました。
彼女は絶望して嗚咽を上げます

そこにミロシュが先ほど倒した女がフラフラと迷い込んで来ます。
彼女は手に鉄パイプを持っており、どうやら股間に挿入されたようです。
恐らくその様子も撮影されたのでしょう。

ミロシュは怒りを爆発させ、ヴックミルを押し倒し、彼の頭を床に何度も叩きつけます。
黒服に押さえられてリンチを受けますが、拳銃を奪い滅茶苦茶に乱射して二人を倒します。
残った一人の腹を撃ちますが、弾切れになり、組み付かれます。
ミロシュは男の腹部を集中的に攻撃し、目に陰茎を突き刺して倒します。
冒頭の修行の成果でしょうか?このシーンでもミロシュは勃起してます。この役者凄いですね。

マリアはマルコにとびかかると首筋に噛みついて喉を掻き切りました。
虫の息のマルコの顔面にに置いてあった彫像を何度も叩きつけて息の根を止めます。
マリアも凄い熱演です。ここは少し溜飲が下がりました。

マリアは黒服のナイフをミロシュに向け、「来るな」と叫びます。
ミロシュはマリアを殴りつけて気絶させます。

ミロシュは廃人のようなペタルと気を失っているマリアを運び出し、自宅へ戻りました。
母子をベッドのある部屋に閉じ込め、自身は拳銃を手に自殺しようとしますが弾がありません。
そして力尽きてベッドに倒れこんだのでした。
夕暮れのセルビアの風景が泣かせます。

ここまでが記憶の内容で、ミロシュは全てを思い出しました。
ここに転がっている死体の山を築いたのはミロシュ夫婦だったのです。

全てを思い出したミロシュはマルコの遺体の顔を何度も何度も殴ります。
そして何かを決意した表情で自宅へと戻ります。
マリア達は4日も放置されてヤバいんじゃないでしょうか。

ミロシュが部屋を覗くと母子は生きていました。
怯えたような怒ったような表情でペタルを抱いているマリアをミロシュは抱きしめました。
ミロシュに抱きしめられたマリアは諦めたような表情を浮かべ、ミロシュは涙を流します。

一家は無表情に事務的に食事を済ませました。
ミロシュが拳銃を用意し、マリアが最後の微笑みを浮かべ彼の手を握ります。
一家はベッドに横になり、ミロシュは皆を抱きしめます。
そしてマリアの背中に押し当てている拳銃の引金を静かに引くのでした。
ちょっとここは来ました。ここで終わりならまだ良かったのですが。

銃声が響き渡った一家の寝室に前にすれ違った怪しい男達がカメラを設置しています。
怪しい男は部下に命じ、一家を屍姦しようとしていました。

エンドロールで終了です。

転んでもただでは起きないということでしょうか。恐ろしいですね。
こういう奴らをビデオ出演させてあげたいです。

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