ベスとは何なのか アティック

アティック

自分そっくりな女にひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 メアリー・ランバート
脚本 トム・マロイ/ボブ・レイタノ
上映時間 82分
出演
エリザベス・モス
トム・マロイ
ジョン・サヴェージ

だいたいのあらすじ

エマ・カラン(エリザベス・モス)は父親のグラハム(ジョン・サヴェージ)の仕事の都合で新しい家に引っ越します。
いつまで経っても荷物の整理をしないエマを母親のキム(キャサリン・メアリー・スチュワート)は片付けろと言いつけます。
知的障害のある兄フランキー(トム・マロイ)は遅れて新しい家に合流します。
エマとフランキーは大変に仲良しでお互いにベタベタの関係でした。

エマはこの家に越してきてから若い女性の亡霊を見るようになり、編入した大学にも行かず引き籠っていました。
ある日屋根裏の物音に気付いたエマは梯子を下して上に上がってみると屋根裏には素敵なドレスがありました。
思わず鏡の前でドレスを合わせるエマの背後に彼女によく似た女性が現れ、驚いたエマは逃げようとして梯子から落ちてしまいます。
エマは気絶し、救命士のトレヴァー(ジェイソン・ルイス)が彼女を措置して入院の必要は無いと言って去ります。

エマは屋根裏で女性を見たと主張するのですが、誰もそんな話は信用しません。
しかし刑事を兼任しているというトレヴァーはエマの話を信じて捜査してくれることになります。
屋根裏には特に変わった点がありませんでしたが、魔法陣のような模様が床に書いてありました。

エマはまたまた自分にそっくりな女性の幻影を見て倒れてしまい、グラハムに介抱されます。
双子を見たというエマにグラハムはそんなものいないと言い、頭を抱えてしまい、医者に診せようとします。
しかしエマは家怖いけど外には出たくないと言い、グラハムは困ってしまいました。
困ったグラハムはキムの知り合いの心理学者・ペリー(トーマス・ジェイ・ライアン)に訪問してもらうのですが、エマは真面目に開いてしません。
エマはわざとらしく医師にグラハムは横暴でいつもフランキーを虐めていて惨めな中間管理職で足が臭いと悪口を言いまくります。
足が臭いと言うのは私の心も痛くなるのでやめて頂きたいです。

エマはすっかりトレヴァーとデキてしまい、何だか恋人のようになってしまいました。
フランキーは引き籠ってロクにご飯も食べないエマを心配して散歩に誘いますが、ブランコに自分そっくりの女性を見たエマはまたまた家に引き籠ります。
困ったフランキーはこれで撮影するといいとカメラをエマに渡します。
ペリーは定期的に訪問するようになり、エマは外で自分の双子を見るので怖いと正直に話します。
その後、外も怖いし家の中もイヤだとまたまた矛盾したことを言うのでした。

エマは段々、様子がおかしくなっていき、双子を見る頻度も上がります。
ある日、ベスという自分と同じ日に両親から生まれた子の出生証明書が壁に貼られているのを発見します。
エマは早速、トレヴァーの留守電に出生証明書見付けたよ!うちの親怪しいよ!と吹き込み、出生証明書に書かれていた病院を調べてくれるように依頼します。
そこにグラハムが入って来てエマに無理矢理、食事をさせようとし、ますます険悪になります。

トレヴァーは病院に行き、出生証明書のことを調べてくれました。
エマには双子の妹・ベスがおり、生まれつき脳に障害があり12日後に死亡したということで、トレヴァーは両親が彼女を殺害したのではないかと匂わせます。
トレヴァーが凄くうさん臭い気がするのは私だけでしょうか?
エマはフランキーにベスのことを尋ねますが、最初は知らないと言っていた彼はエマに問い詰められて知っていると答えます。
フランキーはエマに強制されて嫌々答えているように見えるのですが。

その後もエマは屋根裏でナゾの紋章を見たりするのですが、他の人には一切見えないという事象が続きます。
彼女の味方はトレヴァーだけで、彼にオカルトの専門家のコフィを家に呼んで来るように依頼します。
トレヴァーはエマを美人だとほめ、電話にはワンコールで出て、何でも調べてくれるという便利な男です。

ペリーはエマに君は自分に対する不満を他者にぶつけているだけだと指摘して家族で話合うように忠告しますが、彼女は聞き入れるハズもありません。

トレヴァーはコフィを家に連れてきてくれました。
屋根裏のナゾの紋章の写しを見たコフィはこれはウィッカというそんなに悪くない宗教の信者の印だと即答します。
コフィは屋根裏を見たいと言うのですが、エマは何だか疑われたような気分になり、彼を追い返します。

エマはベッドに結界のような物を張って2日も引き籠り、ナゾの紋章をノートに書きまくっています。
ペリーはエマを説得しに現れますが、良くなるかは君次第と言ったことがエマの怒りを買い、説得は失敗に終わります。
ペリーはグラハムとキムにエマは重症で手の打ちようが無いと報告します。
エマがベスをグラハムが殺したと信じていることなども話して彼は去りました。

ある晩エマは外で自分を呼ぶ声を聞き怯え、フランキーが様子を見て来ると言って外に出ますが、ベスに喉を掻き切られてしまいました。

感想

これは普通です。
最初はエマが亡霊を見るオカルト系の話だと思うのですが、ちょっと様子が変わって来ます。
その様子の変わり具合がこの映画のツボだと思うのですが、残念ながら中播まで見るとなんかヘンだぞと気付いてしまいます。
なのでラスト付近の驚きもそれほど無いです。
一番分かり易いのはトレヴァーの存在だと思いますが、フランキーの態度も微妙に変化している点から何となく気付きます。

展開はダラダラしている感じで盛り上がらない気がします。

演出は下手でも無く、凄くも無いという安定した普通感が漂います。
怖いシーンはあまり無く、ちょっと笑ってしまうシーンもありました。
屋根裏に紋章が沢山あるシーンとかひどかったと思います。

見ていて凄くエマにイライラします。
これだけ人をイラつかせるのはやはり演技力が高いのでしょうか?
完全にキチ○イの顔で凄いと思いました。
他にもなかなか良い役者さんが出ており、グラハムとかいい味出してます。
私はペリーが好きです。

娯楽要素が無いので、暇つぶしにもどうかと思いますが、ちょっと変わったサスペンスだと思えば見られないこともないです。
かなり後味の悪い映画なのです、そういうのが苦手な人は見ない方が良いでしょう。

ラストまで(ネタバレ)

エマは警察の事情聴取に殺したのは妹のベスだと答え、トレヴァーが捜査した証拠もあると証言します。
その後、エマは両親がベスを玄関で出迎えて抱き合っているのを目撃して写真を撮ります。

次の日、警察が訪ねて来てエマは現場の説明を求められれます。
彼女は拒否し、警察は現場検証を強制しようとしますが、グラハムが割って入り、エマを守ります。
警察は完全に彼女を疑っているようです。
私もエマがやったと思います。というか彼女入院するべきだと思います。

トレヴァーがエマの所に現れ、彼は半信半疑でしたがエマを助けたいと言い、二人は関係を持ちます。

ペリーがエマの様子を見に来てグラハム達にエマを入院させるよう進言しますが、キムは断ります。

フランキーの葬式の日、グラハムは眠っているエマからこっそりカメラを回収します。
グラハムが葬儀から帰宅するとエマが珍しく子供のように服も身体も汚しまくって手で食事していました。
それでもグラハムはエマを慰めて抱きしめるのですが、エマは父の手に紋章の入れ墨を見たような気がし、「お前のことはお見通しだ」と訳の分からないことを言い出します。
もうエマは完全にあっち側の人になってしまっていて見るのが辛いです。グラハム悲惨です。

家の中でフランキーの囁き声と物音を聞いたエマはベスに襲われます。
そこに都合良くトレヴァーが現れますが、ベスは窓から逃走しました。
トレヴァーはエマに銃を渡し、応援を呼んでくると言い、家から出て行きます。
もう林先生呼んできた方がいいと思います。完全に狂ってます。

エマの両親が帰宅し、さすがにもう病院に入れようと思ったのか飲み物に薬を入れて連れ出そうとします。
それをも目撃したエマは両親に銃を突き付け、お前たちが魔術を使ってベスを甦らせてフランキーを殺害したと言います。
流石のグラハムもはっきりと「フランキーはお前が殺した」と言い、現像してきた写真を渡そうとします。
エマはブチ切れてグラハムとキムを射殺してしまいました。
グラハム悲惨で言葉も出ません。

エマは警察に両親を殺害したと通報し、間もなく警察が駆けつけます。
トレヴァーも現れますが、彼はブレッド・ハワードという名で単なる救命士です。
またベスも存在しておらず、写真にも何も写っておらず全ては彼女の妄想だったのです。
エマは拳銃で頭を撃ち抜き自殺してしまいました。

ペリー曰くエマの世界ではベスは実在していたのだと言い、この家のせいではないかと言います。
この家では30年前に女性が非業の死を遂げるという事件があったようで、それを聞いた担当刑事は「家は人を殺さない」と言います。
ペリーは「だがこの家は殺した」と言いました。

その後、この家は売りに出されることになり、三人家族が家を内覧しに来ます。
娘のアリソンは嫌な気持ちがしていましたが、屋根裏でトレヴァーそっくりな不動産屋のロナルドという男に会うのでした。

エンドロールで終了です。

やっぱりこの家にも何かあるということでしょうか?
なんだかスッキリしない感じです。最後にオカルト要素入れられてもなあって気がしました。

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