蜘蛛が可愛く見えます スパイダー・パニック

スパイダー・パニック

デカい蜘蛛に襲われてひどい目に遭う話

制作年 2002年
制作国 アメリカ
監督 エロリー・エルカイェム
脚本 ジェシー・アレクサンダー/エロリー・エルカイェム
上映時間 99分
出演
デヴィッド・アークエット
カリ・ウーラー
スコット・テラ

だいたいのあらすじ

アリゾナ州の片田舎
海賊放送局KSRDで陰謀論やUFO等の内容の放送をしているハーラン(ダグ・E・ダグ)のラジオをトラックの運転手が聞いています。
そのトラックにはバイオハザード印のドラム缶が沢山積んであるのですが、道に飛び出してきた兎を避けようとした拍子にドラム缶を一つ落としてしまいました。
運転手は全く気付かず、ドラム缶は道路脇の沼地に沈んで行きました。

蜘蛛を沢山飼育しているおじさん・ジョシュアがエサ用のコオロギを沼地の付近で捕獲していました。

1週間後
蜘蛛大好き少年のマイク(スコット・テラ)は今日もジョシュアの所に入り浸っています。
いやにデカいコモリグモがいたのですが、あの沼地で捕獲したコオロギを与えているのだそうで、他の蜘蛛も大きくなっているそうです。
コガネグモという珍しい蜘蛛も届いたようで、この蜘蛛はオスが獲物を生きたままメスにプレゼントし、メスは消化液を注入するのだそうです。
マイクが帰宅後、ジョシュアは脱走した蜘蛛に首を噛まれてしまい、暴れた拍子に棚を倒しまくり、殆どの蜘蛛が脱走します。
ジョシュアの飼っていたオウムも蜘蛛に襲われてしまいました。

その何週間か後
クリス(デヴィッド・アークエット)がこの町の炭鉱に戻って来ました。

保安官のサム(カリ・ウーラー)は副保安官のピート(リック・オーヴァートン)と一緒にあのドラム缶を沼地から引き揚げていました。
通り掛ったマイクはそれを見て沼地の汚染をジョシュアに知らせようとするのですが、マイクの母であるサムは「あんな変人に近付いちゃダメ!」と叱ります。
サムは仲間のブレット達とバイクの無謀運転していた娘のアシュリー(スカーレット・ヨハンソン)を連れて帰ります。
アシュリーの人はまだあどけないですね。
マイクはその夜、ジョシュアに電話するのですが通じず、ジョシュアは蜘蛛の餌になっていました。

この町はかつてクリスの父の経営する炭鉱で生計を立てていたのですが、クリス父は死亡し、町は廃れています。
町長のウェイド(レオン・リッピー)は町民集会を開き、土地を企業に売却するよう勧めています。
マコーミックは生前、金脈を発見したと話していたそうで、クリスはその集会に現れると、うちの土地は売らん!と宣言しました。
その夜、ピートの猫が蜘蛛と追いかけっこの末、餌食になるという事案が発生していました。
壁に猫と蜘蛛がベコベコ出て来るのが面白いです。

クリスは10年前にサムの別れた夫を殴って町を出て行ったそうで、サムのことが好きだったようです。

マイクはサムの言いつけを破って蜘蛛飼育場に行くのですが、そこには蜘蛛の巣しか無く、大きな蜘蛛の足跡が炭鉱の入り口へと向かっていました。
彼は炭鉱に足を踏み入れ、奥の方で怪獣のように巨大な蜘蛛の影を目撃したので、とんずらしました。
その後、クリスの車に乗せてもらい、家まで帰りますが、クリスに見たものを説明しても信じてもらえませんでした。
家に戻ったマイクはサムに蜘蛛の話をするのですが、やはり信じてもらえず外出禁止にされてしまいました。
タイミング悪くTVで放射能Xがやっていたので、TVの見過ぎだ!と怒られてます。

一方、炭鉱では古参の作業員が巨大な蜘蛛に襲われていました。

ウェイドはどうやら炭鉱に産業廃棄物をこっそりと廃棄しているようで、土地売却の件はその絡みのようです。
彼のダチョウ農場にデカいトタテグモが巣を作ったようで、ダチョウが次々と地中に引き込まれています。
ダチョウには申し訳ないのですが、このシーンはなかなか面白いです。
そういえばダチョウの肉って意外と美味しいですよね。

ブレットの仲間達は町外れでモトクロスをしていましたが、人間大の蜘蛛がビョンビョン襲ってきて次々に餌食になります。
このシーンは凄く面白いです。バイクのジャンプに合わせて蜘蛛が飛び跳ねています。
ブレットが道路を横切った際にタンクローリーが蜘蛛の攻撃に巻き込まれ、横転爆発したことで電話線が切断されました。
その後、ブレットはバイクで炭鉱へと飛び込みます。

クリスの家の地下にも蜘蛛が出現しており、グラディス伯母さんコガネグモの群に拉致されます。
彼は地下でデカいコガネグモの足の抜け殻を発見し、マイクの言っていたことを思い出しました。
クリスは抜け殻を持ってマイクの所に相談しに行きます。
マイクはコガネグモの説明をし、クリスはグラディスはまだ生きてるかも、と希望を持ちます。
コガネグモのオスの大きさはどうやら人と同じくらいのようで、メスはその3倍あるはずです。
しかしサムは全く信じていない様子でした。

アシュリーがお風呂上りに部屋でくつろいでいると蜘蛛が入って来て糸でグルグル巻きにされてしまいます。
悲鳴を聞いてクリスが頑張りますが、彼もグルグル巻きにされてしまいます。
サムはショットガンを出して来て蜘蛛を射殺し、ピートにありったけの銃を持って家に来て!と無線連絡しました。
ピートは蜘蛛の追跡を受けながらもサムの家に到着します。
サム達は蜘蛛を撃退しつつ、ピートの車に飛び乗り、緊急放送をしようとハーランのラジオ局に向かいました。

一方、ブレットは糸玉にされた人々とお食事中のコガネグモメスを目撃して回れ右しました。
蜘蛛は町に堂々と姿を現しており、床屋さんのお客が糸玉にされました。

ハーランの局はキャンピングカーを改造して放送設備を持ち込んだ簡素なものです。
サムは住民に巨大蜘蛛がいるから銃で武装し、ショッピングモールに集まるように呼びかけました。
そこに車よりも大きいタランチュラが現れ、ハーランの局を横転させてしまいます。
サム達は何とか逃げ出し、ピートの車に乗り込んで逃走しました。

半信半疑だった住民達も町に蜘蛛が出現し出したのを見て状況を把握し、モールへと逃げ出します。
町には沢山の蜘蛛が集まり、逃げ惑う人でパニックになります。
その様子を見たハーランは宇宙からの侵略だ!と生き生きします。
ウェイドは状況を知らず、いつもガラガラだった自分のモールに人が沢山、入ってくるのを見て我が意を得たりと喜びます。
そこにサム達が飛び込んで来て、ウェイドはようやく状況を悟りました。
サムとピートは駐車場に入ってくる人達を蜘蛛から守るため銃で応戦し、クリスは皆が中に入ったら金属ゲートを降ろすことにしました。
襲われている人達には本当に申し訳ないのですが、蜘蛛の効果音で笑ってしまいます。

住民は何とかモールに飛び込みゲートを閉めて中に閉じこもりました。
マイクが蜘蛛は音に反応するから皆は静かにしてね!と呼びかけ、ハーランとクリスは屋上のアンテナを利用して救援を呼ぶことにします。
住民達は武器になりそうなものをモールから集めます。

感想

これはちょっと面白いです。
お話は単純で分かり易いです。
生きながら蜘蛛に食われたり糸玉にされるという恐ろしい内容なのですが、コメディタッチで面白いです。
サクサク進むのでテンポは良いと思います。
冒頭のジョシュアの蜘蛛の説明も映像が面白くて、ふむふむと観てました。

ご都合主義とツッコみ所は面白いので気にしないことにしました。
演出は面白いと思います。
合成も良くできていて、あまり違和感ありませんでした。

音楽はアドベンチャー風のがシーン毎にアレンジされてて、なかなか良いと思いました。

蜘蛛はなんかゴニョゴニョ喋ったり、キーとかピーとか鳴いたり、死ぬときにウーとかオーとか言ったりして動きもカワイイです。
タランチュラとコガネメス以外はそんなに大きくなくて70㎝~1m位でしょうか?(まあデカいですよね。)
肢が細い子が多いのでワチャワチャ歩いてて、なかなかリアルです。
私は蜘蛛チームだとハエトリグモとトタテグモが好きですね。
トタテグモは蓋のある穴からパカパカ出て来る様子が面白かったです。
インパクトあるのはやはりタランチュラとコガネメスでしょうか?

登場人物もなかなか面白くてコミカルな演技してます。
サムはたまにヒステリーなんですが、ハスキーボイスでちょっぴりカッコいいです。
ウェイドが嫌な奴系のキャラで、見た目は人のいいおじさん風なのですが性格は卑怯です。

サービス無くてゴアシーンも無いので家族やキッズでもOKです。

ラストまで(ネタバレ)

クリスは何とかアンテナによじ登り、電話を架けましたが、悪戯だと思われ相手にされませんでした。

モールのゲートが破れないのに業を煮やし、タランチュラ先生がドシンドシンと他の蜘蛛を踏みつぶしながら現れ、ゲートをガシガシと攻撃します。
これはヤバいとウェイドはこっそりと皆の目を盗み、奥から地下倉庫に進み、地下通路への鍵を掛けて逃走しました。
ゲートはとうとうぶち破られ、蜘蛛の群れが雪崩れ込んできました。
サムとピートは迫り来る蜘蛛を倒しながら、地下倉庫へと住民を誘導しましたが、ウェイドが通路への鍵を閉めたので先には進めませんでした。

ピートは囮になり、外へ逃走します。
一方、クリスは鉄塔の上で夥しい蜘蛛を撃退していましたが、ハーランは高所恐怖症だと言い、モールの屋上から飛び降ります。
ハーランは植え込みに落下して無事で、丁度外に出てきたピートと合流し、一緒に逃げ出します。
クリスは蜘蛛に囲まれたので、鉄塔の線を滑ってダクトに飛び込み、サムと合流しました。

ウェイドは地下通路から坑道に進んでいる際、ブレットと合流したのですが、ウェイドは蜘蛛に攫われてしまいました。
ブレットは坑道にあったフォークリフトを使ってドアをぶち破り、サムや住民達と合流しました。
クリスは坑道の電線を辿って出口へと住民を誘導しますが、中はメタンガスが充満しているようでボウガンを武器にして進みます。
暫く進んで行くとコガネメスのお食事場のような糸玉が沢山あり、ウェイドがいたので救出しました。

その頃、フォークリフトで塞いだモール側の出口をタランチュラ先生がこじ開け、沢山の蜘蛛が坑道に向かっていました。

サムは住民を連れて外に逃げることにし、クリスはブレットからバイクを借りて糸玉の中からグラディスを探すことにします。
クリスはどさくさに紛れてサムに告白して受け入れられました。
彼は糸玉の中からグラディスを発見し、何と金脈も見つけてしまいました!
そこに体長2m、全体だと5m位のコガネグモメスが現れたので、クリスは香水で攪乱し、グラディスを乗せてバイクで逃げます。
このシーンはなかなか面白いです。

クリスは割れた電球にマッチを突っ込んで起爆装置にしました。
夥しい蜘蛛が彼を追いかけますが、外に脱出したサラが発電機を作動させ、坑道の電気を点けました。
先ほどの電球から火花が走って坑道は大爆発を起こし、蜘蛛軍団は消滅しました。
クリスは爆発に巻き込まれそうになりますが、無事に脱出し、ハーランの放送を聞いた消防や警察が応援に駆けつけました。
この人達は宇宙人マニアなので、コクーンがあると聞いてあっちのコクーンを想像して興奮したりしてます。

ハーランは後にこの出来事を大好きな「エイリアンの仕業」として放送し、クリスが鉱山を再開したことも付け加えます。
彼の前歯には金歯が光っていました。

エンドロールで終了です。

めでたしめでたしですね。蜘蛛のアップとか無しに「終わり!」って感じで良かったです。
それはそうとハーランってどうやって生活しているのかが凄く気になりました。
ファンがいるみたいなので、寄付金とかもらえたりするんでしょうか? 

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