楽しい狼男映画 ドッグ・ソルジャー

ドッグ・ソルジャー

生き残るのは獣様か、俺様か?

制作年 2001年
制作国 イギリス
監督 ニール・マーシャル
脚本 ニール・マーシャル
上映時間 105分
出演
ケヴィン・マクキッド
ショーン・パートウィー
エマ・クレズビー

だいたいのあらすじ

スコットランドの山中で夫妻がキャンプを楽しんでいます。
妻は夫に純銀のペーパーナイフをプレゼントします。
夜が更けると夫妻のテントに獣じみた唸り声を上げる怪物が侵入し、夫妻は惨殺されてしまいました。

軍人のクーパー(ケヴィン・マクキッド)は特殊部隊に志願します。
試験中に上官のライアン大尉(リアム・カニンガム)に犬を殺すように強要されたことから刃向かい、元の部隊に戻されます。
犬はなんとライアンがこうやるんだよばりに射殺します。これが後に生きてきます。

その4週間後
ウェルズ軍曹(ショーン・パートウィー)率いるクーパーの所属する小隊は演習のためスコットランドのハイランド山中に降下します。
小隊は6名で構成され空砲を装備し、ライアン大尉率いる特殊部隊と戦闘訓練を行う予定です。
クーパーは地図を確認し、川を渡って奇襲をかける作戦を進言します。
小隊はスプーンを先頭にし、中断にウェルズ、クーパー、ジョー、しんがりをデリー、ブルースが固めて進みます。
ジョーはイングランド対ドイツのサッカーの試合をしきりに見たがっています。

川沿いで小休止した小隊はこの付近の噂話で盛り上がります。
この付近では失踪事件が相次いでいるようで、最近も若いカップルが血まみれのテントを残して失踪しました。
新聞は面白がって野獣がいると書き立てているようです。

行軍中の小隊はライアンに補足されていました
しかしデカいリュック背負って山中を進むのは大変そうですね。
軍曹は夜営の時に湾岸戦争で戦友を失った話を皆にしています。

その夜、夜営中の小隊の焚火付近に噛み散らかされた大きな牛の死骸がどこからか投げ込まれ、警戒した兵士達は見張りを立て、交代で睡眠をとることにしました。

その頃、ライアンの野営地も何者かの襲撃を受けていました。

次の日、小隊は牛の近くに流れていた血の跡を追ってみることにしました。
彼等は追跡中に肉片のような物が所々に散らばっているのを発見します。

小隊は行軍中に救命の照明弾が上がるのを目撃しました。
山中の景色がキレイですね。役者さんも後方でもちゃんと兵士っぽい動きをしていていいですね。

小隊が照明弾を元に特殊部隊の野営地に到着すると火器が撃ち捨てられており、あちこちに血と内臓が散乱していました。
彼等は武器を回収して未知の敵に備えつつ周辺を捜索します。
小隊が本部に連絡しようとしていると突然、生存していたライアンが現れます。
彼は胸に熊にパンチを食らったような重症を追っており、うわごとのように「一匹だと思っていた」と繰り返しています。
本部に無線連絡をしますが、無線は通じませんでした。
周囲の様子から特殊部隊は秘密の任務に充っていたようで、麻酔銃と捕獲用のネットが確認されました。
また小隊の無線機にはなぜか発信機が発見されました。

日没まで30分なので、ウェルズは部下に実戦配備を命じ、小隊は武器を準備して戦闘態勢に入ります。
ライアンは「奴らは倒せない。無駄だ」と繰り返しています。
小隊は生き残りの特殊部隊員の断末魔の悲鳴を耳にし、何かがいるのに違いないと判断します。
ウェルズは部下に命じ、ライアンを連れて森の出口まで撤退することにしました。
これ音楽もカッコいいですね。まだなんだかわかりませんが、凄く面白いです。

しんがりを守っていたブルースは何者かの気配を感じ、小銃にの安全装置を解除しますが、弾がジャムってしまい、小隊と合流するため、一目散に駆け出します。
ブルースは枝に激突してしまい、自らの胸を刺し貫いてしまった所を野獣に襲われて死亡します。
ブルースを確認しに行ったウェルズも襲われ、腹を攻撃されて内臓がはみ出てしまいますが、クーパーに救出されます。
クーパーはウェルズの内臓を押し込んで支えながら進みます。
うわー痛い痛い。どうやら敵は人狼のようですね。弾が当たるとキャンキャン言ってます。

小隊は人狼に取り囲まれてしまい、激しい戦闘になります。
丁度、通りかかった民間人の車を発見し、急いで強制的に同乗します。
車も人狼に襲われますが、何とか振り切って発進しました。
周囲が暗いのとスピードが速すぎて戦闘の状況が良く分かりませんが、ド迫力です。凄いです。

車の主は地元の女性動物学者・メーガン(エマ・クレズビー)でした。
一行は付近の農家に避難してウェルズ達の手当てをすることにします。

農家に着いた一行でしたが、明々と暖炉が燃え、テーブルには食卓の準備があるにも関わらず家の中は無人でした。
家の中にいたのは良くしつけられた大人しい犬のサムだけで、安全確認した一行はひとまず家の中に入ります。
この家には電話が無く、80Km離れた隣家まで行かないと軍に連絡はできません。
一番近いフォート・ウィリアムまでは車で4時間かかるということでした。
怪我人を病院へ運ばなくてはならないため、クーパーが小隊を指揮して出発準備を始めます。

クーパー達が車の様子を見に行くと、車は無茶苦茶に破壊されており、周囲は人狼に囲まれています。
彼等は回れ右して家の中に飛び込み、クーパーが人狼に発砲したため車は爆発炎上しました。

人狼は玄関から攻めてきましたが、小銃を乱射してなんとか一度は追い払いました。
サムが軍曹の内臓を齧って引っ張ってます。
とりあえずこの状況でもお茶を呑むとはさすが英国紳士だと思いました。

ウェルズの容体はひどくなる一方で、クーパーはひとまず瞬間接着剤で彼の傷を塞ぎ、出血を防ぐことにしました。
対照的にライアンはなぜか回復してようで、クーパー達はライアンが回復していることに不信感を抱き、彼の傷を調べるとライアンの傷は消滅していました。
彼等はライアンを縛り上げ、作戦の目的を聞き出すことにします。

メーガンは兵士達に人狼のことを打ち明けます。彼女は1年前から人狼の調査を行っていました。
人狼は満月の日に群れを成して狩りを行い、犠牲者は15人以上に上ります。
その時、発電機が止められ、人狼が動き出します。
クーパーは全員に指示を出し、戦闘態勢に入ります。
激しい攻防戦が続き、油断していたテリーが人狼に攫われてしまいました。
これで小隊は4名になり、戦闘可能な要員は3名になってしまいます。

メーガンいわく6時間後に朝になるので、人狼の攻撃は止むようです。
しかしウェルズは6時間も持ちそうになく、弾薬もかなり減ってきていました。

クーパー達は納屋にあるランドローバーを取りに行き、脱出することにします。
ジョーが納屋へと向かうことになりました。
納屋から車を出すのは成功しましたが、ジョーは人狼に襲われて死亡してしまい作戦は失敗しました。
ジョーはテリーの生首を投げつけられて逆上した所を襲われてしまってます。
メーガンがベルガマスクの月光弾いてます。名曲ですね。
恐らくプロが弾いてるんだと思いますが、わざとテンポ遅く下手に弾いてますね。

3時を過ぎ、クーパーが車の様子も見に行きますが、やはり人狼達にラジエーターなどが破壊されていました。
車は動くことは動きますが、距離は走れません。

ジョーの死亡によりクーパーは怒りが納まらず、そんな彼を見てライアンは特殊部隊の作戦の秘密を語ります。
軍には特殊兵器師団というものがあり、動物を訓練して兵器として使用しているそうです。
今回は人狼を兵器として使用したいために捕獲作戦を行いましたが、人狼が複数存在していたことにより失敗します。
ウェルズの部隊は人狼の囮として利用されたのでした。
小隊の位置が補足されていたのは伏線だったんですね。

感想

これはなかなか面白いのではないでしょうか。
正直、アクション系はあまり好きではないのですが、これは好きです。
テンポも良いと思いますし、退屈しませんね。
前半はプレデターばりの面白さで後半に入るとホラー色が少し出てきます。
ただ、怖くはないですね。ひたすら勢いで押される感じです。

ある程度展開は読めるのですが、予想を上回っています。
兵士たちのやりとりもFワード連発で特にウェルズが面白いですね。
シリアスに演じているのがギャグにつながっている点も好感が持てます。
ラスト付近は特に面白いので、ネタバレなしで見た方が良いと思います。

主人公やウェルズもいい男で好感が持てるので、感情移入がしやすいです。
兵士達も面白く応援したくなりますね。
画面から男臭さが溢れてきて、凄く汗臭い映画です。

人狼は着ぐるみで頑張っており、なかなか映さない所がうまいですね。
スピード感を出すことでチープさを見事に消していると思います。
これは人狼の姿が見えなくても仕方ないと思わせるものがあります。
人狼の中の人はアクション大変だったのではないでしょうか?
なんだかますます汗臭い映画ですね。

B級アクションのツボを押さえており、伏線も見事に回収しているのでお勧めの映画です。
音楽もいちいちカッコいいです。

私はこの映画は好きです。

ラストまで(ネタバレ)

さすがにライアンの話を聞いてウェルズも逆上し、ライアンを殴りつけます。
その直後、ライアンの様子がおかしくなり、人狼へと変貌していきます。
全員でライアンを迎え撃ちますが、ライアンは窓をぶち破って外へと逃走しました。
やっぱり伝染するんですね。おかしいと思ってました。
窓から飛び出した時に少し笑ってしまいました。

クーパー達はこの家の5人家族が人狼だったのではないかと仮説を立てました。
メーガンの予想によると人狼の群れは6~8匹でリーダーが2匹いるようです。
今は恐らく納屋に潜んでおり、様子を窺っているのではないかと予想しました。

クーパー達は少ない武器を集め、撲滅作戦に出ることにしました。

クーパー達は火炎瓶を用意し、家にあったプロパンガスを利用して納屋を吹き飛ばすことにしました。
スプーンはライアンのこともあり、ウェルズに対して疑心暗鬼になっているようです。
ウェルズは確かにとても腸がはみ出ていたような重症を負っていた人間には見えません。

ウェルズは腹の傷をクーパーに見せ、塞がっていることを示し、自分が戦うからクーパー達は逃げるように言い、俺は人狼になるから死体は焼けと指示します。
クーパーは戦力不足なので一緒に戦ってくれと答えます。
ここのウェルズのセリフが泣かせます。

クーパーはプロパンガスをガソリンを垂れ流した車に積んで納屋へ突撃して行きました。
クーパーは車を納屋に突っ込ませると飛び降りて全力で家へ戻ります。
ウェルズが松明を使ってガソリンに火を点けると納屋は大爆発しました!
ここ凄くカッコいいです。でもちょっとクサくて笑えます。

家に戻った小隊にメーガンが真相を明かします。
実は納屋には一匹の人狼もいなかったのです!この付近に家などは無く、メーガンはここの住人でした。
彼女の周りには人狼が集まっており、彼女も変貌を始めますが変身中にウェルズに頭部を撃ち抜かれて倒れました。

これは正直、読めませんでした。というか何回か見てるんですが、忘れてました。

クーパーとウェルズは2階に非難し、ウェルズはトイレに閉じこもります。

スプーンは1階キッチンで孤立してしまい、人狼と殴り合いの決闘になります。
彼は終いには手あたり次第に物を投げ、手近な刃物で刺しまくり、なんと人狼を戦闘不能にします!
しかしもう一匹現れた人狼に殺害されてしまい、人狼に食い散らかされます。
スプーン闘いぶりがめちゃカッコよかったのに残念です。

ウェルズは便器に腰掛けてドアを押さえながらスプレー缶の火炎放射で人狼を撃退しており、クーパーが合流し、その間に壁を破って脱出しようとします。
とうとう壁を破り、二人はなんとか隣の部屋脱出しました。
この軍曹おじさんイチイチ台詞が面白すぎます。

二人はクローゼットに隠れることにし、そこには人骨が沢山ありました。
ウェルズはクーパーに合図すると床を小銃連射でぶち破り、二人は1階のスプーンが惨殺されたキッチンに飛び降ります。
外は少し明るくなってきていました。

ウェルズは最後の命令だ、お前は生き残って証言しろと叫び、人狼を撮影したカメラを渡してクーパーを床下の貯蔵庫に押し込めます。
彼はガス管を切断するとガス漏れを発生させます。
人狼が集まってきたところでライターに点火しようとしますが、叩き落とされてしまいます。
同時にウェルズは人狼へ変貌していきますが、最後の理性でガスコンロに点火します。
家は大爆発しました。
ウェルズ、カッコ良すぎです。なんですが、ここまで爆発しねぇだろともちょっと思いました。

床下の貯蔵庫は死体置き場になっていました。
そして人狼に変貌したライアンがクーパーの前に現れます。
クーパーは殺されかかりますが、サムが吠えながらライアンに襲い掛かります。
その隙にクーパーは冒頭のキャンプ夫婦の持っていた銀のペーパーナイフを拾います。
クーパーはナイフをライアンの腹に突き刺すとヘッドショットで止めを刺しました。
要するに遺体と荷物がそのまま投げてあるんですよね。ここには。
特殊部隊の装備は戦闘中だったので回収できなかったようですね。

外はすっかり明るくなっており、クーパーはサムを連れて家を出ます。
見事にリベンジを果たしました。犬も含めて良かったです。

エンドロールのバックに人狼の撮影写真が流れます。
最後に新聞の見出しにクーパーの人狼に関する証言の記事が踊ります。
サッカーの記事もあり、イングランド対ドイツ戦はイングランドが5対1でドイツを下しています。

エンドロールで終了です。

クーパーは無事に証言できたようで良かったです。それにしてもBGMがかっこいいですね。
ジョーが生きていたらと思うと残念ですね。
最後の写真サービスはイマイチ人狼の姿が分かりにくかったので嬉しいサービスですね。

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