変態怪物映画 ジーパーズ・クリーパーズ

ジーパーズ・クリーパーズ

23年に一度、23日間、人々は消える。

制作年 2001年
制作国 アメリカ
監督 ヴィクター・サルヴァ
脚本 ヴィクター・サルヴァ
上映時間 90分
出演
ジーナ・フィリップス
ジャスティン・ロング
ジョナサン・ブレック

だいたいのあらすじ

トリッシュ(ジーナ・フィリップス)とダリー(ジャスティン・ロング)の仲良し姉弟が実家に向けてドライブしていました。
二人が無駄話をしながらダラダラと道を流していると後ろから不気味なトラックが接近して来てクラクションを鳴らし煽られます。
道を譲ろうとしてもなかなか抜いてくれず、何度か合図をするとようやく抜いてくれました。
ダリーはなんだか連続殺人着が乗ってるような車で気味悪かったな!と言います。
二人は何となくケニーとダーラの都市伝説を思い出します。
彼らは78年のウィートン高の生徒で首なしの死体が発見されたとかそんな他愛もない内容です。
トリッシュもダリーも可愛いです。良かったですね。トリッシュちょっと老けてますが大丈夫ですよね。

しばらく道を進むと教会らしき建物にあの不気味なトラックが停まっていました。
帽子を被った不気味な男が穴の中に血の付いたシーツにくるまれた何かを放り込んでいます。
通報しようとしますが、携帯はバッテリー切れでした。

後方ではあのトラックが発進してこちらに向かっています。
トラックは凄い速さで追いついてきて、トリッシュの車に追突してきます。
何度か追突されて、車は道を外れ草むらに押し出されてしまいます。
トラックはそのまま通り過ぎて行きました。

二人は車を修復して出発しようとしますが、ダリーが先ほどの教会の様子を見に行こうと言い出します。
シーツの中身が人間でもし生きていたら助けなければと言うのです。
トリッシュは猛反対しますが、攫われたのが自分だったらどうする?と聞かれ、渋々承諾します。
トリッシュは「私は車から降りないからね!」と言いました。

教会に着いた二人でしたが、周囲はカラスだらけで不気味な感じです。
ダリーが穴を見に車を降りるとトリッシュも降りてきました。
穴の中は異臭に満ちており、深くて奥は見えません。
懐中電灯で中を覗き込んでみましたが良く見えませんでした。
穴の中で声を聞いたような気がしたダリーは穴に入ってみることにします。
深いのに危ないですよね。トリッシュが今後の行動に絡むメタ発言してます。

ダリーはトリッシュに足を持ってもらい奥を覗いてみます。
彼がネズミに驚いて猛烈に暴れたのでトリッシュは足を離してしまい、ダリーは穴を滑り落ちていきました。
トリッシュがダリーが穴の奥で動かなくなっているので、大声を上げて呼びかけます。
ダリーは手を切って怪我をしてしまいましたが、無事でした。
彼は近くにシーツにくるまれた人型の物を見付けて絶句してしまいます。
ダリーがシーツを破ると中には腹に縫われたような大きな傷がある若い男が入っていました。
男は尋常ではない顔色をしており、ダリーに何か伝えようとして息絶えます。

ダリーはトリッシュに道で助けを求めて警察を呼ぶように言います。
自分は逃げ道を探すから、あのトラックが戻ってきたら大声で知らせてくれと言いました。
トリッシュは分かったと言って穴から離れます。

ダリーは懐中電灯を拾って穴の中を進みます。
中にはシーツにくるまれた死体が沢山転がっていました。
また穴の天井にはおびただしい数の遺体がオブジェのように張り付いていました。

更に進むとダリーはカップルの遺体のオブジェを発見します。
それはケニーとダーラのようで、二人は腕の所で縫い合わされていました。

その後、ダリーが地下から脱出してきたので、二人は出発しました。
トリッシュおっぱい垂れてますね。

二人がドライブインで給油などをしようとしているとあのトラックが教会に向けて戻っていくのが見えました。
トリッシュは中に入り、警察に連絡するように店員に呼びかけますが、皆は当惑します。
そこに電話が架かってきたのでトリッシュが取ると、年配の女性からで女性はダリーのことを話します。

トリッシュのやりとりから気になったダリーは受話器を奪います。
女性は現在のダリーの様子をピタリと言い当て、あの教会は苦痛の館だと言います。
住んでいるのは正体不明だが悪魔的な何かでダリーのことは逃がさないだろう。
ジーパーズ・クリーパーズの歌が聞こえたら全力で逃げないと命が危ないと言うのです。
ダリーは怖いので怒って電話を切ってしまいました。
この女性は他に猫はいるかとか訪ねてます。

ドライブインから通報して警察に話を聞いてもらった二人でしたが、信用してもらえませんでした。
その時、トリッシュの車が荒らされたとウェイトレスが知らせます。

車はドアがこじ開けられ、後部座席に積んでいたダリーの洗濯物が周囲に散乱していました。
車の近くには男がいて、ダリーの洗濯物を鼻に近づけ、臭いを嗅いで笑っていたと言います。
ダリーはパンツに名前を書いていたので、恐らく名前もばれたと思われます。
ドアの取っ手には男の指紋らしき物が残されていました。
警察はようやく信じたようで、手配を始めます。
ダリーが車の中で「なんであいつはこんなに早く来られるんだ?」と言うと
トリッシュが「高いビルも一跳びなのよ。人間なら洗濯物の臭いで死んだはずよ。」と言っており、笑ってしまいました。

ダリー達の後方を護衛している警官の無線に「教会が火事だ」という連絡が入ります。
またドアの取っ手に付いていたのは死んでボロボロになった皮膚だと言うのです。

その時、パトカーの屋根に何か落ちてきたような衝撃があり、助手席の婦人警官が屋根を確認します。
屋根の上に男が立っているようで、彼女はその直後に屋根に引き上げられてしまいます。
彼はさらにパンチで運転席側の屋根を破ると、運転席の警官の頭を掴み、斧で首を落とします。
落とした首を前を走っているトリッシュ達の車のフロントガラス目がけて投げつけました。
どうやら人間では無さそうですね。

トリッシュの車は何とか事故は免れ、停止します。
二人がパトカーの様子を見てみると中から怪人が現れ、ジーパーズ・クリーパーズを口笛で吹き、警官の首を拾い上げます。
怪人は首の匂いをひたすら嗅いだ後、生首の舌を自分の歯で噛んで引っ張り食べています。
その様子を見ていたトリッシュ達は一目散に逃げ出しました。
二人の怯え具合が凄いです。

二人は言い争いの結果、道端の民家で電話を借りることになりました。
そこには猫を沢山飼っているおばちゃんがおり、電話は無いと言われました。
ダリーはドライブインの電話で猫のことを聞かれたのを思い出します。

突然、猫が騒ぎ出し怪人が現れました。
おばちゃんはショットガンで応戦しましたが、怪人には効果が無く、殺されてしまいました。
二人は大急ぎで車に飛び乗り逃げ出そうとしますが、怪人が車の前の立ち塞がります。
逃げ場がない二人は怪人を轢き殺そうとして何度も往復しますが、怪人はスタイリッシュに車を乗り越えてしまい倒せません。

トリッシュは怪人を引き寄せ、車で撥ね倒すことに成功し、怪人を何度も何度も往復して轢き潰しました。
怪人は背中から大きなコウモリのような羽根を出して動かしていましたが、動かなくなりました。
二人は仕上げにもう一度怪人を轢くと逃げ出しました。

二人はポホの保管官事務所に着き、これから帰ると両親に電話しました。

そこにジェゼルという女性が現れ、初対面の彼女はなぜか姉弟のことを知っていました。
彼女は食堂に電話した人物で、怪人のことを語りだします。
怪人は23年毎の春に23日間人間を食べるそうです。その後はまた眠りに入るので23日間逃げればひとまず無事です。
奴は人間の部位を食べるとその能力を身に着けるようです。
目を食えば物が見えるようになり、肺を食えば呼吸ができるようになるという具合です。
ストックも可能なので、心臓を沢山食べれば完全に不死身になります。
同様に破損した身体は人間の部位を食べることで回復し、殺すことはできません。
怪人は意識した人間を逃がさず、匂いで特定するそうです。
でもそうなると羽根をやられたらどうやって修復するのでしょう?

ジェゼルが話している間に怪人のトラックが保安官事務所に停まりました。

感想

これはなかなか面白いです。
クリーチャーホラーなのですが、前半はサスペンスタッチで怖いです。
テンポもよくて退屈しませんね。
ただかなりご都合主義でゴリゴリ進めている映画なので、その辺が許せない人にはダメな映画ですね。

演出もうまいとおもいましたし、景色がきれいに撮られていていい感じです。

ダリーはちょっとくどいかなと思いましたが、うまく恐怖を表現していたと思います。
この映画のヒロインはトリッシュではなくダリーですね。
この二人は悪い子ではないので、感情移入しやすかったです。
ただ、相手が不死身なので、どうやって一時的に逃げるかという点が主題になると思うのですが、こいつら動き悪いですよね。
出だしにトリッシュがメタ発言してましたが、正にお前らのことだよ!と言いたいです。

クリーチャーデザインも不気味でよかったと思います。
なんで車に乗ってるのよと思いましたが、多分彼の趣味なんでしょうかね。
なんだか殺しとかいろんなことを楽しんでる感じでしたし。
オブジェとかも趣味なんでしょうね。

私はこの映画は好きです。面白いと思います。

ラストまで

保安官事務所は突如、停電してしまい、電話も不通になってしまいました。
怪人は既に内部に侵入し、囚人や看守を食べることで破損した身体を修復しています。
ジェゼルはここで怪人が二人を見つけると言います。ジーパーズ・クリーパーズの歌が聞こえた時が最後だと。
同時に署員の無線に何者かが裏階段からそちらに向かっていると緊急連絡が入りました。
署員は裏階段の方に確認に向かいました。
ジェゼルは二人にこの隙に逃げようと提案し、二人は一緒に逃げることにしました。

警官たちは階段を固めますが、怪人は壁を伝って消えたと無線連絡が入ります。
階段の様子を見に行った警官は背後から襲われ、胸に風穴を開けられます。

トリッシュ達は警官の銃声を聞きます。出口を探す彼等でしたが、停電のせいでドアは閉鎖されていました。
ダリーはジェゼルに姉弟のどちらが死ぬのか尋ねますが、曖昧にされます。
ただ狙われているのはダリーのようです。そこに怪人が背後から現れました。
怪人は重力を無視して壁を這いながら移動して来ます。
トリッシュ達は上の階に逃げました。
怪人はジェゼルを捕まえ、匂いを嗅ぎますが、解放します。

二人は取調室に入り、逃げ場を探します。
怪人はもう追いついており、取調室のマジックミラー越しにトリッシュの匂いを嗅ぎまくります。
おまわりさんこの人です!変態です!

トリッシュの匂いに興奮したのか、臭くて頭にきたのかわかりませんが、怪人はとうとう壁をぶち破って現れます。
二人の首根っこを捕まえて生でトリッシュの匂いを嗅ぎまくります。
怪人は上級者だったのかダリーの匂いも嗅ぎまくります。

怪人はトリッシュをベロベロ舐めた後、放り出し、ダリーの匂いを嗅ぎまくります。
そこに警官隊が現れ、銃を突き付けて怪人を包囲しました。
怪人は感極まったのか、ダリーを捕まえたまま、顔の膜を広げて咆哮し始めます。
トリッシュは私にしなさいよ!と怪人に言い寄りますが、怪人は翼を広げるとダリーを攫って飛び去ってしまいました。

トリッシュは急いで怪人を追いますが、見えなくなってしまいます。

保安官事務所にいるトリッシュにジェゼルが両親が迎えに来たと知らせてくれました。
トリッシュはジェゼルに予言が外れたことはあるかと聞きますが、はぐらかされてしまいました。
彼女は事務所を出て外にでると、飛んでいるカラスを見つめます。

カラスは廃工場のような所に止まります。

廃工場の中では怪人がジーパーズ・クリーパーズのレコードを聞きながら、、ダリーを剥製にしていました。
ダリーの皮のくりぬかれた眼孔がアップになり、怪物の目が覗きます。

エンドロールで終了です。

最後の最後にあのトラックが走っていきます。

二人とも生き残って欲しかったので残念ですね。
イマイチよくわからなかったのが、なんでダリーが狙われたのかですね。家に入られたからでしょうか?
怪人の仮称はクリーパーっていうんですね。