オカルトホラーだと思いきや 踏み切り

踏み切り

見えない手が、車を押すのです。

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ハリー・バジル
脚本 ブライアン・クリーヴランド//ジェイソン・クリーヴランド
上映時間 96分
出演
リー・パイプス
ルー・ダイアモンド・フィリップス
クリスティン・カヴァラーリ

だいたいのあらすじ

1957年 テキサス州 エメラルド
踏切の故障で列車が通過するにも関わらず遮断機が上がってしまい、スクールバスが列車と衝突しました。
線路の反対側に迎えに来ていた父兄は異常に気付き、手を振って運転手に合図していたのですが失敗に終わり、児童も運転手も全員死亡しました。
という話をメラニー(リー・パイプス)は姉のブロンド娘クリスタル(クリスティン・カヴァラーリから車の中で聞かされます。
地元では有名な話で事故現場の踏切でギアをニュートラルに入れると死んだ子供達が車を押すそうです。
その踏切を通ったので、早速実験しますが、何も起こりませんでした。
しかしメラニーは線路の脇の保線小屋に消える白っぽいワンピを着た少女の姿を目撃しました。
メラニー一家はこの土地に最近越してきたばかりで、父は線路を潰して道路を通す計画の工事をしています。

メラニーにはドラッグを吸って彼氏が死に、自身も死にかけた過去があり、今日はリハビリ施設からの帰宅したのです。
母はそのことを引き摺っており、メラニーに携帯やPCをを持たせないようにし、何かと口うるさく指図します。
このままでは息が詰まるだろうとクリスタルはメラニーを友人の家の呑み会に連れ出しました。
メラニーはそこでミッチ(アンドリュー・ローレンス)やペン(ジョシュ・ヘンダーソン)と知り合います。
クリスタルはお酒の勢いでドラッグの件をミッチとペンに話してしまい、他の人達にも知れ渡ったのでメラニーは機嫌を損ねます。
ミッチが気分直しにドライブしようぜ!と誘ったので、四人でドライブに行きます。

ミッチは踏切の線路の上に車を駐車し、ベビーパウダーを車のトランク付近に撒きました。
列車が接近するのですが彼は車を出そうとせず、更にドアロックを掛けてしまいます。
メラニーはパニック気味になり、線路の上であの白ワンピ少女を目撃しますが、彼女は列車に轢かれたように見えました。
ミッチはギリギリで車を出し、皆の大ブーイングの中で大喜びしており、メラニーは「あの子轢かれた!」と車を飛び出します。
しかし少女は無事だったようで、またあの保線小屋に飛び込んでしまいました。
メラニーが保線小屋の入り口で少女に呼び掛けていると、皆が追いつき「ここはパールが住んでいた」と教えてくれます。
パールというのは踏切の管理をしていた男でスクールバス事故の後、首を吊って自殺したそうです。
保線小屋には今ではホームレスのキーラ―(ジェフリー・ルイス)の住処になっているようです。

メラニーは高校へ通うようになり、学校側の指示でスクール・カウンセラーのダグ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)を訪ねます。
彼は教師も兼任しており多忙な様子ですが、メラニーに「絶対に裏切らない」と約束しました。
メラニーはミッチに目を付けられたらしく、彼は陰で「あいつは俺の女だし」と言いふらしていました。
早速、チアリーダーのカピバラみたいな顔の女子から「お前、調子乗んなよ」と絡まれるメラニーでしたが中指で答え、クリスタルも「あんな奴気にすんな」と励まします。
皆の期待を裏切らず、やっぱりクリスタルもチアリーダーです。
リア充のクリスタルを残して先に帰宅していたメラニーは踏切でニュートラルを試してみると車が前に進みました!
また線路の上に白ワンピ少女が立っていたので「家まで送ろうか?」と声を掛けると彼女は頷き、助手席に瞬間移動して来ました。
少女の名札には「ジュリー」と書いてあり、家を尋ねると黙って前方を指差します。
ジュリーは終始無言で指差すか首を動かすかどちらかなのですが、、寒そうなので上着を貸してやると車を降り、とある家の庭に駆け込んで行きました。
メラニーは引き揚げますが、家の中からは老婆がカーテン越しにこちらを見ており、表札には「パール」とありました。

ある日の昼休みにぼっちでランチを食べるメラニーにペンは「正味な話、俺の兄貴もドラッグで死亡」と打ち明けました。
放課後に保線小屋に不法侵入したメラニーはパール氏立ち退きに関する書類を見つけますが、何者かに襲われそうになります。
慌てて外に出ると廃車両の所にミッチがおり、書類を奪われた上にレイプされそうになります。
うーん、今更こんな書類があ残っているとは考え憎い気がしますが。
それとメラニーを襲った人物はミッチとは別人だったと思います。

メラニーは抵抗して殴られそうになりますが、車両にいたキーラ―が「何してる」と声を掛けた隙に逃げ出しました。
むしゃむしゃしたミッチはカピバラ女子を呼び出してマリファナを吸いながら車庫でカーセックスしていました。
二人は駅員のような服装をして覆面の人物に鉄の杭のような物を刺されて殺害されました。

メラニーは体育の授業でロープ登りをしていたのですが、天井に「アンドリューパール」という血文字が浮かび上がったのにビビり、落下しました。
彼女はダグに車が動いた件や血文字の件を話すのですが、面白半分に話すことでは無いとお叱りを受けました。
メラニーは放課後にクリスタルと共に上着を返してもらおうとあの家を訪ねます。
しかし上品そうな老婆が家から出て来て「ジュリーは私の妹、もうそっとしておいて」と言い「あの男の指示か!」と正面の家を指差しました。
その後、ペンにあの老婆はパール氏の娘メアリー(サリー・カークランド)であることを聞きました。
それはそうとしてメラニーとペンは段々と好意を寄せ合うようになり、頻繁にキスしています。
メラニーが帰宅するとダグがおり、母親に血文字の件等を喋っていたので、彼女はブチ切れました。
その後、夕食の席で母はメラニーに「お前、薬やってるだろ」と言い出し「学校行くな!髪の毛を検査に出せばわかる!」と彼女の髪の毛を少し切りました。
クリスタルがフォローしても聞く耳持たず、父も波風立てたくないのか母に協力していました。

ダグは帰り道に踏切でニュートラルを試してみると車が押されて線路の外に出て、窓ガラスには小さな手形が付きました。
彼はメラニーの留守電に「疑ってすまなかった、学校にいるから連絡くれ」と吹き込みました。

その後、自室に電話に気付いたメラニーでしたが、ガン無視しました。
ベッドの下から黒い細い手が伸びて来て彼女の腕を掴み、フラッシュバックのようなものを見せます。
子供達がチェーンで縛られてどこかに監禁されている様子や、髭の生えた男性、ミイラになった子、手首を切る少女等の様子でした。
メラニーは凄まじい悲鳴を上げるのですが、母は「あいつは構ってちゃん」と無視し、クリスタルが飛び込みます。
鏡には血文字で「助けて」と書いてあり、メラニーは部屋の隅で頭を抱えて怯えていました。
彼女はクリスタルに血文字はジュリーが書いた、私には死んだ子供が見えると言いました。
メラニーは一度死にかけてから霊が見えるそうになったそうで、子供達もそれで見えるようです。
それを聞いたクリスタルは「なんてこと」とメラニーを抱きしめるのでした。
この家はクリスタルがママでいいと思います。

一方、ダグは学校に出現した駅員殺人鬼にカミソリでアキレス腱を切られた上、身体を切り刻まれて死亡しました。

次の日、ネットで踏切事件のことを調べていたメラニーはパールの顔写真を見付けます。
どうやらあのフラッシュバックに出て来た髭の男性のようで、当時町長だったキーラ―と一緒に写っているものもありました。
メラニーは先日の謝罪にとメアリーの家に行き、ジュリーの写真を見せて貰いました。
私はジュリーを何度か見ていると言うのですが、付き合いきれないと追い返されます。
メアリーは「あの事故が本当なら良かったのに」と呟いていました。

その後、メラニーは墓地に行き、ジュリーの墓地に貸してあげた上着があったのにビビり、墓穴に豪快に落ちます。
ジュリーの亡霊が現れ彼女の手を掴み、墓地には自分が眠っていないようなことを匂わせるフラッシュバックを見せます。
墓穴から上がろうと助けを呼ぶと、警官が現れて助けてくれました。
彼等はミッチ達が行方不明なので話を聞きたいと言い、メラニーを連行しました。

感想

これは普通です。
前半は心霊系のホラーみたいな感じで、途中から殺人鬼が登場します。
かなり地味な印象ですが、割と楽しめる部類だと思います。
しかしお話はかなり破たんしているような気がしますので、許せない人多いと思います。
そもそもオカルト設定いるのか?とか殺人鬼出す必要あったのか?等と思ってしまう惜しい作品です。

印象に残っているシーンもあまり無いのですが、グロは多めです。
子供達の霊は悪霊という訳でも無く、車を押すのも踏切から助けてくれてるみたいです。
毎回思うんですが、霊の人はなんで断片的にしかヒント出さないんでしょうね。
この映画は特に小出しで「もう少し教えてよ」って思いました。
ジュリーにしてもあれだけ字を書けるんならもっと長文書いてよ!って思いましたし。

メラニー一家のママが恐ろしく嫌な人間で、厳しいとかいうレベルで無く異常です。
子供の教育というよりも本当に底意地が悪いような気がしました。
メラニーママは完全に殺人鬼チームの一員だと思います。
パパは最初は優しかったんですが、後半はママの言いなりです。
その代わりに姉のクリスタルが優しいです。

女優さんはなかなか良いみたいでメラニーはキュート系で姉のクリスタルはブロンド美女です。
ジュリーも少し可愛くて、カピバラ女子も用意していてB専も納得と良く分かってると思います。
これで熟女系が居れば全方位が満足したような気がします。
メアリー役の人はなかなかホラー演技が良かったと思います。
結末付近は怪演してました。

残念なことに男優が寂しくてですね、私的にはダグ推しなのですがこの人活躍しないんですよ。
この人はB級に出まくってますが、今回の役は本当に必要だったのかなあと感じます。
ペンはあまりタイプじゃないし、ミッチはビンタしたいです。
キーラ―はもしかしたらアリだけどアル中だし。

これはまあ暇つぶしにはいいかなあという気がしました。

ラストまでのあらすじ

メラニーはミッチの叔父だという署長からドラッグの件などで侮辱を受けますが、どうやら母が色々喋ったようです。
彼は完全にメラニーを疑っているようでした。
彼女は母と父が署長と話をしている間に留置場にいるキーラ―に話を聞くことにします。
とぼけていたキーラ―でしたが「遺体は無い、事故は無かった」とメラニーが指摘すると顔色を変えて真相を語ります。
高速道路誘致の件で車庫や保線小屋は取り壊しが決まり、パールはそれを聞いて激昂したそうです。
その後、子供が集団失踪したので、高速道路の誘致に影響があると困る町は協力してスクールバスの事故だということにしたそうです。
ジュリーも失踪していたのですが失踪の犯人はパールだろうというっことになり、皆で脅したのですが、彼は死亡したそうです。

その後、警察署のトイレにジュリーが出現し、鏡に「姉さん」と書きました。
ピンと来たメラニーは慌てて帰宅したいと両親に訴えるのですが、聞き入れてもらえません。
そこにダグ死亡の一報が入ったので、メラニーは早口でバスの事故は嘘だ、キーラ―に聞けとまくし立てて逃走しました。
キーラ―は留置場で首を吊って死亡していました。
しかしメラニーが帰宅する前にクリスタルは入浴中にスタンガンを浴槽に突っ込まれて気絶し、連れ去られていました。
メラニーは帰宅早々、母に携帯を壊されて監禁されてしまいました。
ジュリーが現れ窓に「駅」と書いたので、メラニーはガラスを割って脱出しました。

踏切に着いたメラニーがジュリーの導きを待っていると子供の霊が現れ、彼女の車を押します。
そしてジュリーが彼女の手を握り、踏切で停車したスクールバスの運転手がパールに殺害されたことを知ります。
メラニーは子供達の誘導で保線小屋に侵入し、地下への隠し扉を発見して降りて行きます。
その頃、メラニーと駅で会う約束をしていたペンも到着し、彼女を捜し始めます。
そういえばこの人のこと忘れてました。
メラニーは全裸で手を鎖で拘束されて口を縫われたクリスタルを発見して救出しますが、殺人鬼に捕まります。
ペンが助けに来てくれますが、彼は背中を刺されて死亡します。
メラニーは必死で殺人鬼に抵抗しました。

殺人鬼の正体はメアリーで、ここが取り壊されるのが我慢ならなかったそうです。
パールは完全にイカれており、子供を攫って地下に監禁した後、メアリーに口を縫わせたそうです。
ジュリーは秘密を洩らしそうになったから彼女が口を縫ったそうで、また町の人はパールをリンチして殺害していました。
メラニーはスタンガンをメアリーの口に突っ込んで倒しました。
彼女はクリスタルを救出して脱出し、車に乗り込みました。

そこにメアリーが現れ、車の上に乗って鉄棒を嫌と言うほど刺して来ます。
しかし子供達が現れて車を押し、メアリーを車から転落させ、鳴り始めた踏切から車を脱出させます。
メアリーは列車から逃れようとしますが、子供達に掴まれてしまい列車に轢かれました。
間もなく二人は警察に救出されました。

三年後
JK二人組がこの踏切でメラニー達は引っ越したとか、母はイカレたとか話していました。
そしてニュートラルをやるのですが、車が動き、後部座作責にはパールが居ました。
二人はアクセル全開で逃げました。

エンドロールで終了です。

メアリーが殺人鬼だと色々と疑問がありますね。
子供達は今まで何してたか不思議ですし、ミッチが殺された理由が良く分かりません。
すぐ殺す人と攫う人の差は何なんでしょうか。
そもそもこの駅はなぜ50年も存在してるんでしょう。

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