悪魔「フフフ」、視聴者「…」 新・悪魔の棲む家

新・悪魔の棲む家

サナトリウム創設しようとしてひどい目に遭う話

制作年 1978年
制作国 アメリカ
監督 ガス・トリコニス
脚本 ドナルド・G・トンプソン
上映時間 89分
出演
リチャード・クレンナ
ジョアンナ・ペティット
キャシー・イエーツ

だいたいのあらすじ

どこかのボロい洋館を管理人らしきおじさんが掃除しようとしていた所、地下室の焼却炉から炎が上がり、焼死しました。

心理学者のジョージ(リチャード・クレンナ)は妻で医師のキャロライン(ジョアンナ・ペティット)と共に25年間空き家だったという屋敷の下見に行くのですが、その屋敷は冒頭のおじさんが死亡した屋敷でした。
この辺りは温泉が出るで先住民の保養地だったそうで「悪魔の谷」と呼ばれていたそうです。
この屋敷を建てたバーガスは30歳の時に髪の毛が真っ白になって死んだそうです。
内覧中にキャロラインは宇宙人のように光り輝く白い人影を目撃しましたが、見なかったことにしました。
この屋敷には妙な物音がする等の噂があるようでが、そんなことは気にしないジョージはこの屋敷を借りることにしました。
ジョージはトラウトマン大佐の人ですね。
ジョージはこの屋敷で麻薬患者用のサナトリウムを開設しようとしており、夏休みの間にボランティアを募ります。

レイモンド教授(アンドリュー・プライン)は教え子のローリー(メアリー・ルイーズ・ウェラー)とジョージの手伝いをすることにします。
一足先にドワイト(ロバート・ヴィハロ)、マリー(キャシー・イエーツ)、フェリーシア(リン・ムーディ)、ピート(ジョージ・オハンロン・Jr)とシェパード犬のタイガーが屋敷に集まって来ました。
キャロラインはまた白い影を目撃し、壁の悪魔のような彫像も動いたような気がしました。
流石に彼女はジョージに打ち明けるのですが、彼が見ても異常は無く、気のせいだったということにしました。
皆は広間に座って段取りを話し合いますが、タイガーが何かを感じて歩き出し地下室へと入って行きました。
タイガーが地下に下りたことは誰も気付いておらず、タイガーは何やら土の床をほじくっています。
皆が打ち合わせが終わり立ち上がると、地下からタイガーの遠吠えが聞こえます。
皆は地下に降り、タイガーを発見しますが、飼い主のマリーが唸り声を上げたタイガーに飛び掛かられました。
その後、タイガーはどこかに隠れますが、マリーは「いい子だったタイガーが私を襲うなんて」とショックを受けます。

キャロラインは「この家怖い」とジョージに訴えますが、気のせいだと言われます。
彼女はまた白い影を目撃しますが、他の人には見えないようで、後を追いかけて行くとバーガスの日記を発見しました。
すると暖炉の火が勝手に燃え出し、誰かが鍛冶をしているような幻影を見ます。
日記には「邪悪なるものは封印すべし」的なことが書いてありました。
キャロラインはこれは誰かがこの家から出るように警告しているのだとジョージに言いますが、相手にされず、また外は嵐なので出られないのでした。

マリーはフェリーシアと一緒にタイガーを捜していたのですが、給仕用のエレベーターを発見し、その中には管理人のこんがり焼けた遺体がありました。
同じ頃、地下を見回っていたジョージはデカい十字架で蓋を固定された貯蔵庫の扉のようなものを床に発見します。
彼は躊躇せず十字架を外し、なかなか開かない扉を開けようと頑張りましたが、遺体の件でキャロラインに呼び戻されます。
どう見ても何か封印してました的な感じでした。
ジョージが去った後、貯蔵庫のような扉はバーンと開き、家中を大きな地震のようなものが襲います。
この地震で突然切れた電線がドワイトを襲って感電死させ、家中の窓や扉が勝手に閉まりました。
ようやくヤバいと気付いた皆が出ようとした時には扉はびくともせず、扉にタックルしたピートは念動力のようなものに跳ね飛ばされてしまいました。
机で窓を割ろうとしても机が飛ばされてしまいました。

皆は集まって、ドワイト死亡、他の遺体1体、フェリーシアは頭打って横になる、タイガー行方不明と状況を整理します。
キャロラインは白い影を見た話をし、日記には警告があったと話すのですが、ジョージは鼻で笑い、男達も相手にしませんでした。
フェリーシアは見えない何かに投げ飛ばされたりして玩ばれ、殴られた後に服を破かれて下着姿でソファに押さえつけられてしまいます。
彼女の悲鳴を聞いて皆が駆けつけ、彼女から「見えない何かに殴られた」と聞きました。

ベランダのドアが開いていたのを発見したジョージはピートを呼び、コードを使って下に降りようとします。
ピートは自分がやると志願し、コードを降り始めるのですが、強風に煽られ自然発火して落下&焼死しました。
これ他のメンバーも呼ぶべきだと思いました。
ジョンはこの期に及んで雷が落ちた所為かもとか言いだしたので、レイモンドは「もっと得体の知れない力だ」と反論します。
流石の石頭ジョンも超常現象かもしれないと認めます。
今度は玄関ドアを電ノコで斬ろうとして試みるのですが、ノコの刃は前部ボロボロになってしまいました。
防御スタイルをバリア系からアストロン系に変えたみたいです。
やがて電ノコでドアを斬っていたレイモンドは突然、自分の手を切断し始めて皆に取り押さえられました。
マリーは棚の中に隠れていたタイガーに襲われて喉笛を食いちぎられ、階下に諸共落下して死亡しました。
家の中には不気味な笑い声が響き、キャロラインは恐ろしさに失神して倒れました。

感想

これはちょっと面白いです。
家系地味ホラーなのですが、色々起こるのとホラー描写がなかなかなので退屈しないです。
ダメな点がちょいちょい見えるのですが、あまり途中までは気にならないです。
個人的には家系で面白さ上位だと思いますが、この映画の判断は結末付近に委ねられると思います。
私的にはギリギリアウトでしした。

元凶はどう見てもジョージなのですが、自覚が無くて空気を読めない行動ばかりするのでイラッと来ます。
多数の麻薬患者を救っているという良いおじさんらしいのですが。
そしてこのおじさんと奥さん以外のキャラクターの扱いはかなり酷く、どんどん死にます。
はっきり言って殺される要員のようで、その人がどういう人なのか等は全く無関係な気がします。
レイモンドが教授だったこともピートが悪戯好きなこともフェリーシアが麻薬中毒だったことも進行と無関係です。
意味あったのはマリーが飼い犬に殺されたこと位でしょうか。
制作サイドのそんな姿勢が反映されているのか、人が死んでも悲しむ人はおらず、特にジョージは無反省です。

超常現象は色々起こるのですが、念力系と風系が多いです。
特に風系はパントマイムみたいな演技しないといけない風で大変だったのではないかと思います。
フェリーシアの殴られたりする一人芝居も上手だったと思います。
派手なのだと炎系とかもありました。

結末付近の展開はちょっと頭痛くなりました。
でも楽しめる部分もありますので、暇な人は観ても良いのでは?

ラストまでのあらすじ

キャロラインはジョージに介抱されて息を吹き返しますが、相変わらずこのおじさんは笑い声のことを信用せず、マリーの件もタイガーが凶暴化しただけと片付けるのでした。
彼女はまた白い影を目撃しますが、ハッキリとスーツを着た男性の姿が見えるようになっていました。
その男性はジョージが外してしまった十字架をしきりに指差し、手招きをして部屋の外を指差して消えました。
キャロラインが十字架を持って男性の指差した方向に進むと皆が集まってマリーの遺体に何かしています。
レイモンドが遺体にキスしたりしており、どうやら冒涜的なことをしているようで、キャロラインが「何をするだー」と十字架をかざすと皆が吹っ飛びました。
特にジョージは全身で床掃除した後に正気に戻りました。

流石のジョージもキャロラインの言うことを信じるようになります。
どうやらあの白い人はバーガスのようで、彼女にだけ見えるのは信心深いからという理由のようです。
夫妻は日記からヒントを得ようとし、何かが千年封印されていたことを知るのですが、不気味な笑い声が響き、日記は燃えてしまいました。
ローリーは唸り声を上げる何かに暗闇に連れ去られ、助けようとしたレイモンドは突き飛ばされてしまいました。
窓の鉄格子に電流を流して外に知らせようとしていたフェリーシアはマリーの遺体が起き上がったのにビビり、窓に張り付いて感電死してしまいました。

レイモンドは窓の鎧戸が一部開いていたので、窓ガラスを割って外に飛び出しました。
やった!俺は脱出した!と喜んでいたのですが、庭が底なし沼のようになって飲み込まれてしまい、地面に消えました。
割れた窓ガラスも鎧戸もアッとに言う間に元通りになりました。
罠だったみたいです。
しかしそんな騒ぎをよそにジョージとキャロラインは十字架を眺めてのんびりしていました。
バーガスはいい加減にしろとばかりにキャロラインに憑依してジョージに「お前が封印を解いたのだー」と説教を始めます。
ジョージは「知らなかった」と言い訳し、バーガスは「お前が責任持って封印しろー」と言って去りました。
知らんで済めば警察いらないと思います。
また憐れな管理人を殺害したのはバーガスだそうで、警告だったということです。
ということで夫妻は地下室に向かうのですが、ナゾの風に吹き飛ばされそうになりながら進みます。
地下室のドアが開かなかったので、ジョージは大事な十字架でガンガンとドアを殴るとドアが開きました。

ナゾの風に襲われながら地下貯蔵庫みたいな蓋を閉じようとしていたのですが、キャロラインが貯蔵庫に落ち、ジョージも追いかけます。
中は地下通路のようになっており、落ちた拍子に十字架が無くなったので捜しまくります。
通路の奥には白い部屋があり「イヘヘヘヘ」、「ゲハハハッハ」という笑い声が響いています。
そしてそこには白スーツを着て白い椅子に座ったおっさん(ヴィクター・ブオノ)がおり、声の主はこいつでした。
ここでガッカリしました。この人何してるんでしょうか?
どうやらこのおっさんが悪魔のようで、自称悪魔はジョージの地位を利用して悪いことをしようとしているようです。
自称悪魔は十字架を寄越せと言い、ジョージに頭痛攻撃を仕掛けて来ました。
そこにキャロラインがダーッと走って来て自称悪魔に十字架を刺しました。
自称悪魔はギャーと叫び身体から煙を上げて苦しみ出しますが、親切な人だったのかジョージ達の逃走経路に十字架をポイっと遠投してくれます。
ジョージ達は十字架を拾って逃げ出し何とか上に戻り、蓋を閉めて十字架を刺しました。
なんということでしょう、それに連動してドアや窓が自動的に開きました。

ということで夫妻外に出てひっしと抱き合い、二階の窓からバーガスが見送ってくれました。

エンドロールで終了です。

一番生き残ってはいけない人が残った気がします。
ジョージは遺族に心からの謝罪と賠償と補償した方がいいと思います。

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