ヘンな人形ホラー 人間人形デッドドヲル

人間人形デッドドヲル

束縛はしない。でも独り占めしたい…

制作年 2004年
制作国 アメリカ
監督 アダム・シャーマン
脚本 アザゼル・ジェイコブス/アダム・シャーマン
上映時間 78分
出演
ロミ・コッチ
ゴラン・デュキック
マット・ボーレン

だいたいのあらすじ

彫刻家のブライアン(ゴラン・デュキック)が人形と向かい合ってレストランでワインを呑んでいます。
彼には美しい恋人(ロミ・コッチ)がいたのですが、彼女はブライアンのあまりの嫉妬深さから別れを切り出しました。
彼女と口論になったブライアンは彼女を殺害してしまい、遺体に特殊加工を行って彼女そっくりの人形(ロミ・コッチ)を造りました。
彼はその人形と寝食を共にしていたのでした。
いきなりサービスあります。この映画は全編サービス超大作だと思って頂いても問題ありません。
実際にはブライアンはここで彼女を人形化するのではなく、所々のシーンに回想的に挟まれて人形化しています。

ある日、ブライアンの元に彫刻を受け取りに運送屋のハンク達が訪ねてきます。
ブライアンは人形をトイレに隠し、応対して搬出に手を貸しますが、その間に勝手にトイレを借りたハンクは人形を発見します。
ハンクは人形の美しさに心を奪われ、触ってみて肌触りを確かめます。
そこに戻ったブライアンが俺の女に何をする!とハンクに殴りかかり、もみ合いになります。
ハンクに誤って強く押されたブライアンンはガラスの扉に頭から突っ込んでしまい重症を負います。
人形はそれを見て微笑んだように見え、ハンクは怖くなって逃げ出します。
ハンクの相棒は彫刻の女性に腰を振って抜いてました。

人形はブライアンにあなたを殺してしまってゴメンと謝り、ブライアンは人形の股間をガラス片で刺しました。
ブライアンは自力でトイレから脱出し、リビングで意識を失います。

その夜、ハンクはブライアンの家に天窓を破って忍び込み、人形を盗んでいくのでした。

ハンクもまた人形の魅力に憑りつかれて殺人未遂と窃盗を犯してしまい、良心の呵責と戦い苦しみます。
彼もどんどんおかしくなり、人形と会話するようになります。
人形は見ているこっちが恥ずかしくなるぐらい大股開いてるのでモザイクかかってます。

とうとうハンクは人形と性交を試みるのですが、人形に挿入されたガラス片のせいで男性器を切断されて死亡します。
ハンクの幻か現実か人形はその様子を見て楽しそうに笑うのでした。
そして人形の股間からガラス片が落ちてきて倒れたハンクの手に添えられました。
しかしこの人は人形なのか生身なのか見分けがつかないですね。

ハンクは当然、単独自殺として処理され、警察は死因に驚いていました。
現場写真を撮影していたトレヴァーは人形の魅力に魅きつけられてしまいます。

トレヴァーは人形を持ち帰って恋人のように扱い、暇さえあれば性交にいそします。
彼は精神を病んでおり、精神科に通院していたせいもあるのすっかり人形の魅力に憑りつかれてしまい、日常生活に支障をきたすようになりました。
トレヴァーは猿のようで何も言いたくありません。

精神科医のピンショフはトレヴァーが通院せず、連絡も取れないので、困り果てます。
彼女は同僚の整形外科医のマクイーン(エルンスト・ゴスナー)に同行するように依頼し、トレヴァーを訪問します。
トレヴァーは2年前には動物を虐待して殺したようで、最近は落ち着いてきたのだそうです。
マクイーンはピンショフに気があるようで、エレベーターで妄想してます。
その頃、トレヴァーはぺちゃんこの目玉焼きを焼いて人形とお食事タイムをしていました。

ピンショフはノックしても返事が無いのでマクイーンに鍵をカードで開けてもらいトレヴァーの部屋に侵入します。
トレヴァーはピンショフに質問されて彼女をコーヒーポットで殴りつけますが、マクイーンはそんな騒ぎをよそに人形に目を奪われ、魅了されていました。
マクイーンが我に返るとトレヴァーがピンショフを滅茶苦茶に殴りつけていたので、目玉焼きのフライパンで殴りつけます。
ようやく人形が黒ブラ黒パンツを身に着けてくれたのでほっとしました。

マクイーンは現場から人形を抱き上げると連れ出していました。
マクイーンは巨乳妻といるときにも人形のことを考えるようになり、四六時中人形を眺めるようになります。
人形はまるで生きているかのように安楽椅子を揺らすのでした。

マクイーンの妻はどう見てもごろつきのイジー(クリス・カーミオン)と浮気していました。
その日は屋根裏で愛し合おうとするのですが、そこには人形が隠されていました。
マクイーン夫人は人形に魅了されてしまい、イジーを拒絶して人形とプレイを始めます。
イジーは怒って帰りかけますが、再び家に入ると人形を持ち去ってしまいます。
マクイーン夫人はそれを追いかけ、下げたパンツに足がもつれて階段を転げ落ちます。
マクイーン夫人のせいで人形のモザイクが復活してしまいました。

マクイーンは手術中にトレヴァー家で起きたことの記憶が甦りました。
実は人形の手引きで自分が二人を殺害していたのです!
記憶が甦ったマクイーンはおかしくなり、脂肪吸引中の患者に噛みついて剥いだ肉を食べてしまいます。
彼は逃走し、自宅へ戻ると妻の遺体を発見し、気が狂います。
やっぱり妻は死んでたようですね。この映画で一番ダメな死に方だと思います。パンツで転んで死亡。

イジーは人形を家に運び込み仲間のウィルを呼び、ドラッグを吸引して人形を釘で磔にして遊びます。
イジーはデイブ(マット・ボーレン)に電話し、ダイニングで落ち合うと呑みまくり酔いつぶれたので、デイブに家まで送ってもらいます。

デイブは壁に磔になっている人形に魅了され、人形は磔になっている釘を引き抜き、イジーの首に突き刺します。
イジーは死亡し、デイブは人形の面倒を見るようになります。

感想

これは凡作です。あまり怖いシーンは無いです。
しかし駄作ではなく、そこそこは面白いと思います。ヘンな映画です。恐らく珍作でしょう。
ちょっと展開が単調でダラダラ続くので飽きるかもしれません。
すごくヘンな映画なんですが、音楽が耳に残ります。

あらすじを見て頂いてお分かりかと思いますが、お話がバトンタッチ形式になっています。
呪怨のようにタイトルの人名が出て来て各エピソードが引き継がれるという流れです。

こういうこと言うと伊藤潤二先生のファンから袋叩きに遭いそうですが、ちょっと富江っぽい話だと思います。
雰囲気だけです。私もファンで漫画も持ってるので怒らないでください。

劇中で複数の女性がが億万長者を射止めるというTV番組が話題になるのですが、リサが勝ち抜いたようです。
本当にどうでもいいエピソードで必要ないと思います。

しかしこの映画は淀川長治さんに紹介して欲しかったです。
これはにせんよねんのアメリカ映画ですね。人間人形デッドドヲル、人間人形ってなんでしょうね?
みたいな感じで「嫌らしい」連呼して欲しかったです。
スペースバンパイアばりの名解説は期待できそうに無いですが。

殆どエロばっかりなのでご家族では見ない方がいいと思います。
これはホラー好きな人も見なくていい映画だと思います。

私はこの映画は普通です。

ラストまで(ネタバレ)

ある日、心配したデイブの彼女が彼を訪ねてきました。

デイブは玄関に出るとチェーンロックをしたまま君とは別れると彼女に告げます。
彼女は物凄い剣幕で怒りまくり、デイブはドアを閉めると部屋に逃げ戻ります。
人形はもう出て行くと言い出し、デイブは必死に説得します。
人形は黄身抜きの目玉焼きという料理が好きみたいです。

ある日デイブが外出先から戻ると人形がいなくなっていました。
デイブは嫉妬深くなっているようで、イライラと彼女を待ちます。
人形が外出先から帰ってくるとデイブはどこに行っていたか尋ね、彼女は買い物だと答えます。
デイブは信用せず押し問答が続き、彼女は包みを見せると部屋へ退散します。
買い物もできるんですね!というか外出していたことに驚きました。

ある日、人形はダンスに行くと言ってデイブの制止を振り切り遊びに出てしまいます。
デイブは荒れ狂い、家の中のものを滅茶苦茶に壊します。
結局、デイブも人形欲しさにイジーを殺害していたのです。
デイブは絶叫すると人形を抱えて窓から飛び降り、死亡しますが、人形は落下するとスポーンと宙を舞いどこかへ飛んでいきます。
もうパターン化してますね。そうだと思っていました。
人形が飛ぶシーンではなんじゃこりゃと思いました。

ブライアンのアパートの管理人のサルはゴミ箱を漁って使えるもんが無いとぶつぶつ言っていました。
彼は人形を発見し、これはまだ使えると大喜びし、サルの妻は夫が人形とウフーンしているのを見て逆上します。
そして夫を殴り倒し、人形の顔面を包丁で叩きますが、人形の中の頭蓋骨が割れたので大層驚き、人形を引き摺ってブライアンの所に怒鳴り込みに行きます。
当然、ブライアンは出てこないので、彼女は人形を屋上へ運びブライアンの部屋の天窓から投げ入れます。
ここまで飛んできたみたいです。

その瞬間、人形がサルの妻の手を握り一緒に転落して行きます。
サルの妻は死亡し、人形はブライアンの横に寄り添うように落ちました。
ブライアンは左手を動かし、人形を抱きしめるのでした。
キレイに終わらそうとしてますね。
なんだかよく分からない映画で、色んなこと投げっぱなしですね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする