恐ろしい魔女映画 サスペリア

サスペリア

けして一人では見ないでください。

制作年 1977年
制作国 イタリア
監督 ダリオ・アルジェント
脚本 ダリオ・アルジェント/ダリア・ニコロディ
上映時間 99分
出演
ジェシカ・ハーバー
アリダ・ヴァッリ
ステファニア・カシーニ

だいたいのあらすじ

アメリカ人のスージー(ジェシカ・ハーバー)は高度なバレエ教育を受けるためドイツのフライブルグの名門校へ留学してきました。
空港に到着した彼女は雨の中タクシーを拾い学校へと向かいます。
赤っぽい映像が美しいです。スージー可愛いです。運転手荷物くらい運んでやれよ。

学院に到着したスージーが玄関に向かうと中から女性が出てきました。
彼女は「秘密よ。扉の陰に3つのアイリス。青を回して」などと言って外へ走り去ります。
スージーには一部だけしか聞き取れていません。

スージーは玄関で呼び鈴を鳴らしてインターフォンで名乗りますが、入れてもらえません。
仕方なく彼女はホテルへと移動します。
彼女は移動中のタクシーの中で先ほどの女性が林の中を何者かから逃げるような姿を目撃します。

その後、その逃げていた女性は友人のアパートを訪ね、友人に「私は明日、ここを離れる。」と告げます。
彼女は窓ガラスを割って侵入してきた何者かにナイフで胸を何度も刺されます。
彼女はさらに吹き抜けのシャンデリアの上で侵入者に何度も刺され、自重でシャンデリアが割れて首吊りにされます。
また友人も落ちてきたガラスなどの破片が刺さり死亡します。

凄くまどろっこしい殺し方。ここちょっとグロいです。心臓出てきます。逃げてきた女性は美人ですね。

スージーは学院を尋ね、タナー(アリダ・ヴァッリ)という教師に昨夜の事情を説明し、タナーは副校長のブランクを紹介します。

校長は旅行中とのことでした。
他にはルーマニア人の使用人パブロ、ブランシュの甥(アルベルト)を紹介されます。
昨夜の殺害された女性はパットというようです。

学院にはその件で警察が来ており、スージーは昨夜彼女を目撃したことを証言します。

スージーは同室のオルガとも知り合い、他にはサラ(ステファニア・カシーニ)とも知り合います。
オルガ意地悪そう。

スージーの荷物はタナーの手伝いをしているという男性の若者が運んできてくれました。

スージーはブランクから寮が空いたので、部屋を移るように言われますが、断ります。
その後、彼女は廊下で不気味な使用人と遭遇します。
使用人の持つナイフのようなものの反射光を浴びたスージーはめまいを覚えます。

スージーは気分が悪くなり、レッスン中に倒れてしまいます。
スージーはベッドに寝かされ、「血を補給するためだ。」と言われながら教師達から強制的に何かを口に流し込まれ、医師から何かを注射されてしまいました。
結局、スージーは無理やりサラの隣の部屋に入寮させられます。

自室で髪をとかすスージーでしたが、髪の毛にウジが落ちてきており、櫛にもウジが何匹か付いています。
どうしてアルジェントさんはこうなのでしょうか。

ウジは天井から落ちてきているようで、上の階の物置っぽい所の大きな木箱から発生しているようでした。
しつこくウジを大写しにしてますね。

ブランシュ副校長は皆に消毒は明日行うと話し、今夜は稽古場を宿泊所替わりにして就寝することになりました。

また教師は町に住んでいるので、寮にはいないそうです。

サラは夜中にシーツの向こうのいびきの音で目覚めてしまいスージーを起こします。
サラは過去に校長のいびきを聞いたようで「これは校長のいびきで、旅行というのは嘘だ。」と言います。

このいびき問答はなんだか笑ってしまいますが、大真面目です。

ちなみに部屋が凄く怖くて眠れるもんじゃないと思います。

翌日、レッスン中に伴奏している盲人ダニエルの元にタナーが怒鳴り込んできます。
ダニエルの盲導犬がアルベルトを襲ったとのことです。
ダニエルは反論しますが、タナーは聞く耳持たず、彼を学院から追放してしまいます。

ダニエルは「眼は見えないが、耳はよく聞こえる。忌まわしい場所からおさらばだ。」
と意味ありげなことを言って去っていきます。

サラがスージーの部屋で部屋から教師たちが帰宅する足音がするのだが、どうも学院を出て行っていないようだと主張します。
スージーはなぜかかなり朦朧とした状態になり、眠ってしまいます。
サラは「足音の数を数えれば行き先がわかる。」とつぶやきメモを取ります。
この後、無人の廊下を移すシーンになります。美しい。アルジェントマジック炸裂です。

酒場のような場所でダニエルがくつろいでおり、彼はウェイトレスに手を取られて店を出ます。
突然、犬が立ち止まり何かに向かって吠え始めますが、周りには何も見えません。

何かがダニエルの側を通り過ぎたような気配がした後、突然彼の犬がダニエルの喉笛に噛みつき、食われて死亡します。
ここの描写は凄いです。かなり怖いシーンです。犬はどうかと思いましたが。

警官が異常に気付き走り寄ってきますが、犬は無心にダニエルを食いちぎっており、彼らが近くまで来ると、逃げていきます。

学院ではダニエルが殺されたことが噂になっています。

スージーは周囲で起こる異変に不安を感じ始め、ブランシェに相談し、パットが殺される前につぶやいていた「秘密」、「アイリス」という単語について知らせます。

学院のプールの中でスージーはパットの殺害された夜のことを放します。
サラは
・殺された夜、パットは誰かと話していた。
・サラに何かを話そうとしていた。
・ヒステリーを起こして逃げた。
と言います。
またスージーが来た晩にインターフォンで門前払いを食わせたのはサラでした。
乳首サービスありますが、スージーの水着は残念な感じです。

パットは死ぬ前にいろいろなメモを残していたようで、それをサラが持っているようです。
またサラは「フランク・マンデル」という男に今までの話を打ち明けたと言います。

夜になりスージーの元にサラが現れましたが、彼女は非常に怯えています。
サラは朦朧としているスージーに「メモが盗られた。足音の方向のメモしか残っていない。魔女を知っているか」
などと矢継ぎ早に話しかけますが、スージーは起きません。

部屋が突然暗くなり、のぞき窓から監視されていたこと気づいたサラは逃げ出しますが、のぞき窓の下の隠し扉のような所から出てきた何者かに追跡されます。
突然何かによってガラス扉に突き飛ばされたサラは割れたガラスで怪我を負いながら一室に鍵をかけ閉じこもります。
ドアの隙間から追跡者のカミソリの刃が鍵を開けようとしています

サラは閉じ籠った部屋の家具を積み上げ天窓を開け隣の部屋に飛び込みます。

しかしそこはなぜか丸めた針金が大量に床に巻いてありました。
サラは針金に体を刻まれながら必死に隣の部屋に移動しようとしますが、追跡者の手が扉から伸び、カミソリで喉を切られて彼女は絶命します。
ちょっと無理があると思いますが、この辺り映像も凄いです。緑!赤!青!
この辺のシーンのサラはどこかのDVDのジャケットになっていたと思います。

翌朝スージーが目を覚ますとサラはいず、部屋が荒れていました。
タナーと手伝いの青年は「彼女は出て行った。」と声を揃えて言いまが、スージーにはとても信じられませんでした。

スージーはサラのことが心配なので「フランク・マンデル」に電話を架け、学会ビルで会う約束をします。

感想

これは魔女三部作の一作目です。何度見ても名作だと思います。
オープニングの名曲で早くも心をつかまれ、その後はどんどん世界に引き込まれていきます。
謎解き要素も少しありますが、あまり謎解きになっていないような気がします。
足音の件とか強引な気がします。だってアイリスの扉以外、普通に行けそうですよね。
なので単純にホラーと思った方が面白いと思います。

序盤からずっとスージーがひどい目に合いまくり、同情してしまいます。
どうしてアルジェントさんはこうなのでしょうか。
パットもすぐ死んでしまって残念でした。

ラストは正直これはどうなのかと思いました。

この映画は殺害シーンにかなり無理があり過ぎるような気がしています。
アルジェントさんが「こうやって死んだら凄いだろう!」とか考えたのをそのまま映像化している気がします。
しかしそこが凄い名シーンを生んでいます。そこまでの映像もスリリングで美しい色合いです。
綺麗なのがアルジェントさんで汚いのがフルチさんですね。
美少女をいじめるのがアルジェントさんで成熟した女性がひどい目にあうのがフルチさん。

まあ二人ともウジ虫好きみたいですが。

この後、インフェルノという意味不明な映画に繋がり、サスペリア・テルザで完結します。

大まかに繋がってはいるのですが、バラバラに見ても問題ないと思います。

これは大好きな映画です。

ラストまで(ネタバレ)

スージーは学会ビルでフランクと落ち合います。
フランクは「サラの父親に連絡したが、旅行で留守だった。親の帰りを待って連絡した方がいい。」と言います。
フランクは以下のように語りました。
・自分は精神科医でサラは3年前患者だった。
・サラはパットの話を聞いて不安を感じていた。
・サラは学院についてある発見をした。
・学院に関する発見とは1895年に学院を創設したヘレナ・マルコスはギリシャ移民の魔女

スージーは魔女の話を誰かに聞いた気がしますが、思い出せません。

スージーはフランクの知り合いで魔術に詳しいミリウス教授に魔女について質問します。
教授いわく魔女は
・あらゆる悪事を働く。運命や世界の状況を悪い方向に変える。
・邪魔な人間はあらゆる手段で殺す。
・魔女は集会を開き結束を高める。女王のいる集会は危険。
ここのシーン風が強くてスージーの髪の毛が顔にかかりまくってます。

スージーが学院に戻ると皆、サーカスを見に行ったということで誰もいませんでした。
その夜、フランクに電話したスージーでしたが、雷が鳴り、電話は切れてしまいます。
スージーは学校のことを疑い始め、寮で出される食事をトイレに流して捨ててしまいます。
ワインも流すのですが、まるで血のようです。

スージーがクローゼット内の蝙蝠に襲われますが、椅子でつぶして撃退します。
もう許してあげてほしいです。

スージーはサラが残していったメモを見つけ、サラと会話していた足音の件を思い出しました。
彼女は部屋を出て足音の数とメモをたよりに廊下を歩き、廊下を進むと小部屋で使用人たちが何かを調理しながら笑いあっていますが、何とかやり過ごします。
使用人が包丁持ってて怖いです。

部屋があったので入ると絨毯が敷かれているので、ここで足音が消えるようです。
彼女はこの部屋のどこかに出口があると考えて部屋を捜索し、アイリスの飾りが3つあるのを発見します。
彼女はパットのことを思い出し、青いアイリスを回すと隠し扉が開いたので、中に進みます。
ここのセットの作りこみが凄いと思います。

スージーが奥へと進むと教師たちが集まって会話していました。
彼女たちはスージーを殺す相談をしていました。
ブランシェが何かを飲み干すとスージーに呪いの言葉を吐きます。

スージーはサラの遺体を発見しますが、見つかりそうになり、逃げ込んだ先の部屋で「ヘレナ・マルコス」を見付けます!
スーザンはヘレナを殺害しようとしますが、そこには誰もいません。背後で何かが破裂します。
部屋の隅の扉が開き、サラの死骸が刃物を持って出てきます。
ちょっとここ笑いそうになりました。

魔女は姿を消せるようで、雷が鳴った時に輪郭が見えます。

スージーはそれを目がけて、置物の鋭利な部品を突き刺します。

魔女を倒したようで、サラの遺体は消えます。

スーザンが逃げる途中に先ほどの教師たちが集まっていた部屋を見ると彼女たちは苦しみ悶えていました。

どうやら皆、魔女に操られていたようです。
学院が崩壊を始め、スーザンは何とか学院から脱出しました。

燃え盛る学院をバックにエンドロールで終了です。
怯えるスーザンがいちいち可愛いです。

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