地下室の美女が語る恐怖の都市伝説

地下室の美女が語る恐怖の都市伝説

タスケテ ユルシテ…

制作年 2016年
制作国 日本
ナビゲーター 三輪ひとみ
上映時間 69分

収録作品どっかの打ちっぱなしの壁の地下室で美女(三輪ひとみ)が噂は本当なのかもしれないとか話してからお話が始まります。
彼女は「真実はあなたが決めるのです」と言ってこちらを指差し、ぽよよーんとヘンな音がしました。口裂け女というのは「私キレイ?」で有名なマスクで口を隠した女性のことで、この話はその後日譚的なものだそうです。

口裂け女

監督 福谷孝宏/川原杏奈
脚本 川原杏奈
出演
古野あきほ
金子彩奈
福谷孝宏

パン屋のバイトの恵子は何かと店長の息子ヨウジに助けられることが多いようです。
恵子は呪いのビデオに出る劇団員風の人です。

恵子は帰宅途中にコートにマスクの女性を目撃したので、帰宅するやルームメイトの由美に「口裂け女見た!」とトンデモないことを言い出します。
確かにトレンチコートは普通着ないと思いますが。
しかし嘘松レベルは由美の方が上だったようで、小さい頃に口裂け女に襲われたと言い出します。
由美は小学生の時にチワワを散歩させている最中に口裂け女に遭遇し、「私キレイ?」と聞かれて「キレイ」と答えてしまい、マスクは外されたのでっスコップを投げて逃げ出し、勇敢に口裂け女に立ち向かったチワワが犠牲になったそうです。
由美はスコップを投げたことで、未だに口裂け女が自分を恨んでいるのではないかと考えているようです。次の日、恵子はバイト先で「口元が綺麗」とか言われたので、うっかりルージュで底上げしてしまい、ますますヨウジのハートを鷲掴みにしてしまいました。
そんなことをしていたので、恵子がカッターの刃を失くすという大失態を犯し、万が一パンに混入したら!と大騒ぎになります。

結局カッターは見つからず、パンを廃棄することになってしまいました。
恵子は失敗のショックが大きかったのか、その夜、パンを食べたお客さんがカッターの刃で口裂け女みたいになるという悪夢を見ました。
そして恵子はしばしば自分の口が裂けている幻覚を見るようになります。翌日、由美は恵子が元気なかったのでパンを買いに来てくれました。

その後、カッターの刃は見つかり、恵子は幻覚を見なくなりました。
しかしヨウジは由美に気があるような素振りを見せ始め、恵子はジェラシーをこじらせます。
更に恵子がヨウジのことを好きだと言わなかったので、由美は「私、ヨウジさん好きかも」とか言い出します。
これには恵子は大ショックで、鏡の前で自分の口が開かなくなる幻覚を見てしまいます。
恵子は手に持ったカッターで口を開けようとし、口裂け女化してしまい、それを見た由美はビビッて逃げました。

由美は「恵子が変だ」とヨウジに助けを求めるのですが、イマイチ通話品質が悪く伝わらず、そこにリアル口裂け女がドドーンと立ち塞がります。
口裂け女は由美を殺そうと鎌を振り上げるのですが、カッターを手にした恵子がそうはさせじと割って入ります。
超展開です。ハッキリ言ってくだらないのです。
でもヘンなBGMと言い、独特の雰囲気があり、バカで面白いです。ウケました。
ちなみに恵子はギリギリ可愛いですが、本家は死人の目をしていて可愛くないです。

流石に年季が違うのであっさりやられそうになる恵子でしたが、逆襲して口裂け女の首に鎌を押し付け、倒してしまいました。
しかし由美はそんな恵子を尻目にヨウジに助けられているのでした。
それを見て恵子は泣きそうな顔で「私きれい?」と聞いてから去りました。

ちょっと悲しい話でした。
恵子がその辺にいそうな人だったので悲しくなりました。

ヨジババというのは四時頃に現れる老婆で人を四次元に引きずり込むそうです。

ヨジババ

監督 夏目大一朗
脚本 夏目大一朗
出演
栞菜
吉原麻貴
福場俊策

制服がある職場のOL貴美子は先輩のチカと共に勤務中に倉庫でサボり、音が響かないのをいいことに「部長シネー」等と叫び、職場恋愛等の噂話をしていました。
その後、チカは「4時44分44秒丁度にヨジババ現れと四回唱えると鋭利な刃物を持った老婆が現れ、唱えた誰かの首をちょん斬る」とヨジババの話をします。
貴美子がスマホの時計を見ると4月4日の16時46分で圏外でした。

その後、倉庫には下請けに払うお金を中抜きして依頼退職という形でクビになった元課長とマスクで顔を隠した男性が入って来て、何かを探していたので、貴美子達は隠れます。
チカは元課長達の様子が怪しいので護身用の武器を探していた際に音を立て、見つかったのでさっさと貴美子を見捨てて逃げ出そうとしますが、二人共捕まってしまいました。
チカは倒された拍子に暫くパンツ見えてます。
男達は少しマスクを外していたので「お前たちの顔は見たから警察に言うぞ!」と凄むのですが、逆効果でマスクの若い男にレイプされそうになります。
チカがグーパンで激しく抵抗したので、若い男は逆上してチカを絞殺してしまいました。
貴美子はそのまま連中の車に拉致され、チカの死体を埋めに行くのに付き合わされることになります。

チカは実は生きていたと判明しますが、車はそのまま山中へ移動し、チカは若い男が荷台のドア
を開けた際に隠し持っていた熊手で反撃し、男を殺害しました。
元課長はチカを殴って気絶されると男の死体をビニールに詰めて運んでいます。
さて、貴美子は山田という職員と社内恋愛をしているのですが、チカは盛んに「山田はヤリチン」と貴美子に吹き込んでいました。
そしてチカのスマホにLINEが来たので貴美子がそれを確認すると、チカは山田に「貴美子はヤリマン」と吹き込んでおり、山田は否定しているのですが、チカは「貴美子のこと呪い殺そうかな(はあと」的なことをやり取りしていました。
チカ酷過ぎてウケました。

やがて元課長は若い男と縛り上げたチカを運び出し、園芸用の小さなスコップを貴美子に投げて寄越し、「穴を掘れ」と命じます。
凄いシュールでここもウケました。
貴美子は元課長に「こんなこと止めて!」と言うのですが、聞き入れられず、仕方なくスコップで穴を掘るという偉業を成し遂げます。
元課長は若い男の死体を穴に投げ込み、チカは息を吹き返して「早く解け!お前、もう犯罪者だから、一生刑務所でカマ掘られるぞ!」と元課長を罵ります。
貴美子はチカに「山田さんに私のこと話したでしょ?」と問い詰めると「お前邪魔、私は山田と一回Hした。」と開き直り、手の拘束を熊手で解いで貴美子に「死ね」と襲い掛かります。
また超展開です。

熊手チカとスコップ貴美子は斬り合いになり、貴美子が制しますが、スコップはやけに鋭利だったらしく、チカはスッパリ斬られて死亡しました。
貴美子はそのまま元課長を刺殺し、全員の死体を埋めました。
彼女はそのまま車で逃走しようとしたのですが、エンジンが駆からなかったので、徒歩で山中を進みます。
現在時刻は朝の4時44分過ぎのようで、貴美子の背後から着物姿の髪振り乱した婆さんが刃物を手に迫って来ました。

これはくだらないです。パンツと罵詈雑言作品です。
でもやっぱりバカでヘンな味があって面白いです。チカの罵詈雑言が酷いのでMの人にはいいのではないでしょうか?
ヨジババ関係ない!って叫ぶ準備してたんですが、関係ありました。
チカは白で貴美子は黒でした。

美女は「ヨジババ現れ」と四回唱えて鑑賞者の背後にヨジババを出現させるという嫌がらせを行いましたが、ヨジババは消えたそうです。

家の中でリモコン等の物が消えたり、移動していることがありますよね。
あれは実はちいさいおじさんの仕業だそうです。

小さいおじさん

監督 夏目大一朗
脚本 夏目大一朗
出演
田名部生来
東藤未沙
武井しし

静香は付き合って一年になる彼氏雄一とドライブデートをしていたのですが、二人の将来について彼女が尋ねた所、フリーターらしき雄一は「バイトだるいから辞めたい」と目先のことしか考えておらず、その癖、同棲したいと遠回しに「ヒモになります」的なことをのたまいます。
静香は流石に「うーん」という感じでしたが、雄一は明るく「今度は俺が奢るから八王子のつけ麺食べに行こうぜ!」と誘うのでした。

その帰り道、車の前にいきなり全裸のおじさんが飛び出してきたので轢いてしまいました。
静香は車から降りておじさんに声を掛けるのですが、雄一は「早く逃げよう」と急かし、おじさんを車で踏んで逃走しました。
おじさんは全裸でカエルのようにうつ伏せで寝ており、シュールです。
ぶつかった時は徐行速度だったので完全にセーフだと思いましたが。

帰宅した静香は二人が轢き逃げ犯になったことで頭を抱えますが、ベッドに倒れこんでグースカ寝てしまいました。
翌朝、目を覚ました静香が洗面所で鏡を見ていると鼻をつまんだような男の声で「おい!お前だよ!」と呼び掛けられます。
目を凝らして見ると洗面所の横に掌サイズの小さいおじさんが全裸で怒鳴っており、静香は「これは寝不足だからだ」と逃げるように出勤しました。

仕事が終わって帰宅した静香がノンアルビールを呑んでいると友人から電話があったので出て、ビールに視線を戻すと机の上に小さいおじさんが居ました。
おじさんは「お前、昨日俺のこと轢いただろ!」と怒鳴りつけ、静香は「すいません」と何度も謝った後、「そんなに小さかったでしたっけ?」と問い返しました。
静香面白過ぎてウケました。
おじさんはこのサイズが本来のサイズだと言い、「お前の所為で身体が大分ヤバいから生肉寄越せ」と要求します。

そこに玄関のチャイムが鳴ったので、おじさんに隠れるように懇願し、応対します。
現れたのは迷惑そうな同僚女子社員に連れられたぐでんぐでんに酔った課長で、家に上り込もうとします。
挙句の果てに玄関でゲロを吐かれそうになったので同僚と一緒にトイレに連れて行きます。
結局、恐縮する同僚に諫められながらも課長は居座ったのですが、おじさんが「お前ら早く帰れよ!」と二人を怒鳴ります。
おじさんは「口くせーんだよ!眼鏡の男だよ!お前だよ!」と続け、静香が言っていることにされてしまいます。
課長は憤慨して引き揚げ、おじさんは「食い物寄越せ」と全裸でテーブルの下に寝そべって要求します。
静香は小皿に盛った豚肉をおじさんに与え、おじさんは礼を言い、「パワー回復したから任務に戻れる」と話していました。

翌朝もおじさんは家に居座り、静香の出勤を見送り、その後も居座ります。
ある日、帰宅した静香は生肉を忘れたので、おじさんに「今すぐ買って来い」と怒鳴られるのですが、それはそうとおじさんはポストに大量に入っていた手紙を差し出します。
静香は雄一に別れを告げていたのですが、彼はストーカー化したらしく、それは「しずか しずか しずか」と無数に書かれたものや「君は僕のもの」等と書かれた手紙であり、電話も沢山架って来ると静香は泣きます。
実は静香は会社でもあれから課長に虐めに遭っており、同僚も裏切ったと泣き崩れました。

その後、雄一からのストーキングは止み、課長と同僚は風邪だと言って会社を休んでいるそうです。
静香はすっかりおじさんと同棲している感覚になり、おじさんと良く話すようになっていました。
ある夜、おじさんは静香の耳の穴に飛び込み、静香は目が死体のようになって起き上がります。
そして外に彷徨い出て、寂しい工事現場付近でナンパして来た男の首を折って殺害しました。
彼女はそのまま男の死体を家まで引き摺って行き、クローゼットを開けました。

クローゼットの中には課長、雄一、同僚の遺体が入っており、静香はおじさんの声で「これで当分の食料は確保した」と言いました。

これはネタ的な意味で面白かったです。
結果的に轢き逃げ犯になってる女性の話なので、重くなるかと思ったら明るいです。
いい話になるのかと思ったら、全然違いました。

美女は世界が小さいおじさんに支配されているのかもしれないと語っていました。
エンディングは「都市伝説になりたい」とかいう歌で、口裂け女に出てた人が歌ってます。
内容は女性のぼやきみたいな感じでした。
特典はインタビューとか色々入ってました。

感想

これはくだらないです。
とんでもない地雷を想定していたのですが、意外と面白いのです。
とは言ってもやっぱりバカなのですが、妙味があっていい感じなのです。
これはホラーでは無いのでコメディとして観た方がいいようです。
お話も不条理でテキトーな感じですが、意外とまとまっている印象でした。演出も悪くない感じで、グロ等はチープになるのを避けたのか、直接描写をしていません。
でも口裂け女とか出さないといけない部分はやっぱりチープでした。
意外と台詞や仕草で「この人はこういう人なんだ」というのが短時間で分かるので上手いと分かりやすいです。三輪ひとみさんがナビゲーターをされてますが、タモリさんというより「世にも奇妙な漫☆画太郎」の画太郎先生みたいでした。
全体的にそういう話が多いです。
エロもパンチラとヌード無しのシャワー位しかないので安心です。出ている人は知らない人ばかりなのですが、皆さん演技は普通で違和感無く感じました。
主演っぽい人達は表情豊かで面白く、普通っぽい人が多いので、共感しやすいです。
チカと小さいおじさんの人がいい味出してて面白かったです。
まあ二人共悪い人なのですが。これはバカ映画が許せる人には暇つぶしに楽しめる気がしました。
ただ、観る前にハードルは下げた方が良さげな気がします。

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