異能少女の束の間の夢 キャリー

キャリー(1976)

キャリーが叫ぶとき、驚愕の炎が惨殺を呼ぶ

制作年 1976年
制作国 アメリカ
監督 ブライアン・デ・パルマ
脚本 ローレンス・D・コーエン
原作 スティーヴン・キング
上映時間 99分
出演
シシー・スペイセク
パイパー・ローリー
エイミー・アーヴィング

だいたいのあらすじ

体育の時間のバレーボールの後、皆に虐められているキャリーの姿と女子高生の更衣室の大写しでスタートです。
スローで大サービスあります。ただ気のせいか皆さん老けてますね。
キャリーのシャワーシーンのサービスもあります。なんか扇情的なBGMでドキドキしますね。
これがパルマさんの匠の技なのでしょうか。これと悪魔のシスターしか見てないですが。

体育の時間が終わり、キャリー(シシー・スペイセク)がシャワーを浴びていると生理が始まってしまいますが、初潮だった彼女はパニックを起こします。

他の女子は面白がってはやし立て、生理用品を投げつけます。

騒ぎに気付いた体育教師のコリンズ先生(ベティ・バックリー)が駆けつけ、皆を叱りつけ、キャリーを平手打ちして正気に戻しますが、突然、シャワーの照明が破裂します。

キャリーが初潮だったと察したコリンズは優しくキャリーを慰めるのでした。

キャリーは不思議な力があるようで、、校長室で灰皿を飛ばしたり、意地悪な少年の自転車を倒したりしています。

キャリー迫真の演技ですね。スーも結構な意地悪してるんですよねえ。コリンズはなんか中庸的な感じで好きです。

その頃、キャリーの母マーガレット(パイパー・ローリー)は今日も教会の布教活動と募金集めを行うためスーの家を訪問していました。
マーガレットは狂信的と言っていいほどのキリスト教信者で、近似では煙たがられていました。
なんだかんだでマーガレットは美人なんですよね。

帰宅して学校からの電話を受けたマーガレットはキャリーに生理が始まったことを知り、キャリーを呼び出します。
聖書でキャリーを殴りつけ、聖書のイブの犯した罪に関する部分を読み上げ、復唱させます。
キャリーは泣きながらなぜ生理のことを教えてくれなかったのかとマーガレットを責めますが、マーガレットは効く耳持ちません。
マーガレットは淫らなことを考えているから生理がくるのだと決めつけ、泣き叫ぶキャリーをクローゼットに押し込みます。
彼女はそこで神に祈り反省するまで許さないと言い放ち、何度も聖書の言葉を投げつけるのでした。
この「eve was weak」の調子が耳に残って笑ってしまいます。洗脳とか怖いです。どこに行っても安らげないって辛いですよね。
しかしこれでもキャリーにとっては優しい母なんですよね。

夜になり、部屋に戻ったキャリーは鏡の前で号泣し、鏡は歪み割れました。
割れた鏡には歪んだキリストの肖像が映るのでした。
キャリーはサイコキネシスが使えるんですね。ポケモンとかバビル2世みたいですよね。

キャリーは詩の時間で朗読されたトミー(ウィリアム・カット)の詩を思わず褒めるとネチネチと教師にからかわれます。
男らしいトミーはそれが許せず、教師の悪口を言い、矛先をずらしました。
ラルフ・ヒンクリーの人イケメンですね。髪の毛もじゃもじゃです。

その日の放課後
キャリーは自身の能力について自覚を始めており、超能力に関する本を図書室で借りて調べることにしました。

コリンズは先日、キャリーをいじめていたスー(エイミー・アーヴィング)、クリス(ナンシー・アレン)、ノーマらの生徒を呼び出します。
彼女は生徒達に罰として「3日間の停学とプロムへの参加禁止もしくは10日間毎日50分間の体育の居残り授業」のどちらかを選ぶように言います。
生徒達はプロムには出たいので、コリンズのしごきに耐えることにしました。
クリスはロボコップの相棒の人ですよね。意地悪役だけど可愛いですね。昔からガム好きなんですね。
居残り授業のBGMが脱力する感じでいつも笑ってしまいます。

クリスは居残り授業の際にコリンズに反抗的な態度を取り、プロム参加禁止となりました。

スーは今回の件を反省し、トミーにパートナーにキャリーを選んでもらうように懇願します。
トミーは悩みましたが、スーのためならと引き受けることにしました。
スーも反省してますね。トミーは本当にいい奴ですね。
でも想いで作りということはいいかもしれませんが、誤解を与えるとキャリーが傷つくかもしれないです。
ちゃんと今回だけってことでスーからも話したほうがいいと思いました。

クリスはプロムに出られなくなったことを逆恨みします。。
彼氏で不良のビリー(ジョン・トラボルタ)を巻き込み何とかキャリーに嫌がらせをしてやろうと目論むのでした。
ビリーの人の顔の濃さは相変わらずですね。悪役だけどカッコいいです。

次の日、トミーは図書室にいたキャリーに近づいて思い切って声をかけ、プロムに誘います。
キャリーは恥ずかしくなって逃げ出してしまいました。
キャリー可愛いです。洋服もふわふわで可愛いです。多分この人は声が可愛いんだと思います。

その日の放課後、キャリーはコリンズにトミーにプロムに誘われたことを相談します。
キャリーはトミーにはスーという彼女がいるのでからかわれているのではないかと考えてしまい、怖いのです。
コリンズはキャリーにメイクやヘアメイクのアドバイスをして励ますのでした。
母親がアレなので、コリンズ先生が親切でよかったです。

コリンズは念のため、スーとトミーを呼び出します。
コリンズはスーの気持ちも多少は理解しますが、やはりキャリーを傷つけることになるのではないかと心配します。
彼女はトミーに誘うのをやめるように言い、スーとは意見が対立します。
先生の言うことも概ね最もだと思います。スーがきちんとキャリーに説明したほうがいいと思います。
コリンズはトミーとキャリーじゃ釣り合わないと言い、誤解されそうですが、私は実に中庸的な意見だと思いました。
私はこの人はなんだかんだでいい教師なんだなあと思いました。

トミーは結局の所、サラには弱いのでキャリーを誘うことにします。
図書館待ち伏せ作戦が失敗したので、自宅に突撃することにし、ごり押し作戦でOKを貰います。
さすがトミー!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!

クリスはビリーの悪友達と共に養豚場へ忍び込み、ハンマーで豚を殺していました。
ビリーが紐付きのバケツをプロムの会場のステージ上に仕掛けます。
紐を引くと何かが起こる仕掛けで紐はクリスが引くことにしました。
クリスは凄い執念だと思います。普通の女性は養豚場とか行かないと思います。

キャリーはその夜、マーガレットにプロムに行くことを打ち明け、マーガレットは急激に機嫌が悪くなります。
友人を作って普通に暮らしたいと懇願するキャリーをマーガレットは終いには犬呼ばわりし始め、祈りを強要しようとします。
キャリーは超能力を使って母親の妨害を阻止し、マーガレットは悪魔の力だとビビります。
キャリーには頑張ってほしいです。

キャリーはプロムに着ていくドレスを自作し始め、これ見よがしに祈るマーガレットを無視します。

クリスはキャリーに嫌がらせをするための根回しを進めます。
ビリーの悪友にプロムの進行係に接触させ、キング&クイーン(その年のベストカップル)の投票に関する集計係を担当させるようにしました。
更に自分は当日にプロムの会場に潜り込むことをノーマにも打ち明けます。
クリスは策士ですね。敵に回すと怖いタイプです。ノーマはいつもキャップ被ってますね。

生徒達はプロムに心を奪われており、皆は思い思いにプロムの準備をしています。
なごみシーン入ります。苦手なノリですが、ヘンなBGMが流れるので思わず笑ってしまいます。
トミー達のタキシードもミスマッチな感じで面白いです。

トミーが迎えに来る夜になり、マーガレットは楽しそうにプロムの準備をするキャリーにイチイチ絡んできます。
やれ、赤は飲売の色だの穢れた谷間が見えるだのドレスを焼いて謝罪しろだのとネチネチ言います。
キャリーはそれに対して一つ一つ自分なりに回答をするのでした。
キャリーはなんだかんだでマーガレットのことが好きなんですよね。私ならこんな母親ガン無視します。

マーガレットは壊れてしまい、笑いものにされるから絶対に行くなと嘆きながら忠告し始めます。
キャリーは混乱してしまい、マーガレットを超能力で突き飛ばします。

トミーが車で迎えに来てくれたので、キャリーはマーガットに早く戻ると言いプロム会場に向かいます。
最後に「愛してるわママ」と言ったのがキャリーらしいと思いました。

キャリーは会場に入るのを躊躇していましたが、トミーに励まされてエスコートされて会場入りします!
会場ではバンドがステージで歌い、皆が踊り狂っています。
一部の生徒にからかわれたりしましたが、皆和やかに彼女を迎えてくれました。
この後はしばらく私の苦手な青春映画ノリなのですが、キャリーが幸せならば我慢します。
ノーマはドレス着ててもキャップ被ってるんですね。
ドラマとかに出てくるパンチとかいう飲み物は飲んだことないんですが、美味しいんでしょうか?ちょっとググってみます。

その頃、自宅で家族と食事を採っていたスーはキャリーがうまくやっているか気になり、様子を見に行くことにしました。

キャリーはコリンズの思い出話を聞き、トミーに帰りに二人でどっかの店に行こうよ!と誘われて舞い上がってしまいます。
彼女はトミーのリードでチークを躍り、夢のようなひと時をすごしました。
キャリーも可愛いですが、トミーの笑顔も人たらしっぽくて素敵ですね。
チークタイムは有名なグルグル目が回るシーンになります。高い中華料理店みたいで素敵ですね、
水を差すようですが、会場の照明がアルジェントさん風でドキドキします!犯人探ししたくなりました。

キング&クィーンの投票用紙が配られ、そこにはトミー&キャリーの名前も掲載されていました!

感想

これは面白いというか悲しい話ですね。名作だと思います。
スティーブン・キングさんの原作作品で古いのだと今作とシャイニングが良く取り上げられると思いますが、私はこっちが好きです。
ちょっと後だとミザリーとかペットセメタリーでしょうか。痩せ行く男が意外と好きな私はヘンですね。TBN。

まずパッと見ていつも思うのが、キャストの豪華さですね。
キャリーのクラスメートは美人、イケメンぞろいですよね。(キャリーも可愛いと思いますが)
確かにB級映画でも私の知ってるようなメジャーな役者さんは出ますが、これだけ知ってる役者さんが出てる映画を見る機会はあまり無いです。
普段から低予算映画が好物でCGとかしょぼいので、たまにエメリッヒさんの映画とか見るとおおっと度肝を抜かれてしまう感覚に近いかもしれません。
元々、不勉強で役者さんや映画のことををあまり知らないというのが大きな原因のような気もしますが。
全然関係ないですが。エクスペンタブルズとか知った時はびっくりしたものです。

テーマは暗いのですが、明るい演出で一気に後半まで持って行ってしまっているのが鮮やかですね。
私は正直、プロムのありがたみがわからないのですが、キャリーが幸せそうなのでグイグイ引き込まれてしまいます。
なんだか私もその場に居てキャリーを見守ってやりたいぐらいの空気が作られています。

ホワイト母娘のやり取りが凄いと思いました。
完全に違う世界に行ってしまっている母と母を愛しながらも折り合いを付けたい娘という感じです。
二人の演技は素晴らしいと思い、マーガレットの演技はぶっ飛び過ぎて笑ってしまうことも多いです。
トミーも飄々として何かを超越している感じがして良かったです。

これ久しぶりに見直したんですが、テーマ重いですね。困りました。
3回位見た気がしてますが、私は前に何を見ていたんでしょうか。
スーのしたことが正しかったのかどうかは正解がなさそうだと思いますので、保留します。
個人的に思ったことは前述の通りですが、後半の演出でそんな思いは吹き飛ばされます。

それにしても宗教は何を信じてもいいと思いますが、周りを巻き込むのはNGだと思っています。
多分、知らず知らずのうちに周りと自分を比較してしまうから宗教にハマってしまうのではないかと思います。
こういうタイプの人は多分、たまに神社に手を合わせたりしても幸せにはなれないと思います。
なので新興宗教の人はお金もかからず、周りに迷惑かけず、こういう人達が自信を持って幸せ気分になれる宗教を作ってほしいものです。
後、教祖とか偉い人がいない宗教でお願いしたいです。
私は初詣くらいしか行かないし、宝くじ当たるといいなとか邪念しかないので入らないと思いますが。

ラスト前の展開がともかく凄いので、青春ノリが苦手な方も後半から満足できるかと思います。
見てない人はぜひ見て、泣いてみるのもいいと思います。
ちょっとラストが蛇足な気がしていますが。

私はこの映画はかなり好きです。泣いてしまうので辛いのですが、普段泣く機会があまりないのでいいのかもしれません。

ラストまで(ネタバレ)

キャリーは自分達の名前があることに驚きますが、トミーは飄々とyou達、選ばれてみればいいじゃないと言います。
トミーに励まされ、キャリーは自分達に投票します。
ここでトミーがキャリーのことを「奥ゆかしい小悪魔」と洒落るのですが、これマーガレットのなぞりっぽいですね。

マーガレットはキャリーを束縛できなくなったことや自身へのジレンマからかすっかり精神の均衡を崩してしまいます。
火サスみたいで怖いですね。

その頃、会場に侵入したクリスはビリーと共にステージ下に潜み、何かを企んでいました。
投票用紙回収係に仲間を潜り込ませているので、キャリー達がキング&クィーンに選ばれることになっているようです。
ノーマも一口噛んでいるようで、喜々として用紙を回収しています。
正規の投票用紙はノーマにより破棄されてしまいました。

ステージ上に仕掛けたバケツには豚の血が満たされていました!
キャリー達がステージに立った時にクリスが紐を引き、バケツの血を浴びせるという算段のようです。
キングさんは発想も凄いですよね。機械が人殺し始めたりだとか天才的だと思います。
普通、女子高生が豚の血を浴びせるとか思いつかないと思います。
私だったら「足の下にブーブークッション置いてマイクで流しちゃう」とか「インタビュー時にヘリウムガス吸わせてヘンな声にしちゃう」位しか思いつかないです。

司会者が投票結果を読み上げ、当然、選ばれたのはトミー&キャリーでした。
キャリーはあまりのことに胸がいっぱいになってしまいます。
皆の暖かい拍手の中、トミーにエスコートされてキャリーはステージにゆっくりと歩いて行きます。
正直に言いますが、デキレースとわかっていてもこのシーンは何度見ても泣いてしまいます。
監督とキャリーの中の人は天才なのではないかと思います。特に監督はやり方が汚いと思います。
こんなの素敵なBGMバックにスローで見せられたら泣きますよ。反則だと思います。

ステージの陰から見守っていたスーもキャリーの様子を見て満足げな笑みを浮かべます。
ステージに立ち、ティアラを被せてもらったキャリーの笑顔は輝いています。
もう涙で画面が良く見えません。

スーはステージの陰から伸びている紐に気が付き、ステージ上のバケツに繋がっていることを突き止め企みに気付きます。
ヒッチコックさんみたいな演出ですね。

スーは急いでステージ下を覗き込みますが、誤解したコリンズが彼女を捕らえ会場の外に叩き出してしまいます。
同時にクリスは紐を引き、バケツの血がキャリーに浴びせかかります。
ノーマは皆を煽ろうと笑い出し、トミーは激怒して会場に向かって怒鳴りつけます。
その直後、落ちて来たバケツが頭に当たり、トミーはノックアウトされてしまいます。
これ何かの踏み絵っぽいんですが、すみません。私は何度見てもこのノックアウトシーンは少し笑ってしまいます。

キャリーの頭の中には出がけにマーガレットが浴びせた「笑いものになるのよ」という言葉がこだましています。
そして皆が笑う幻想に憑りつかれた彼女は日頃の鬱憤が爆発し、信じていた者に裏切られた怒りを超能力に変えて解放します。
次々に会場のドアを閉め、出席者を閉じ込め、照明を落とし、パニックを誘います。
消化用のホースを操り、皆に放水します。
出ました、地獄のような嘲笑シーンと画面分割。
嘲笑シーンは多分、彼女の脳内で起こっていたと勝手に解釈しています。笑ってたのはノーマ達だけではないかと。
この天国から地獄のような落差はひどいですね。容赦ない話だと思います。

ホースは生きているように人を襲い、ノーマはノックアウトされ、水を浴びた電気機器は放電を始めます。
マイクで生徒を落ち着かせようとした校長は感電死してしまいました。
コリンズは落ちて来た棚のような物に挟まれ、圧死します。
ここに来て会場内の様子を窺っていたクリス達も顔色を失います。

放電の影響で会場内は燃え上がり、キャリーはゆっくりと炎の中を歩いて行き、扉を閉め、全員を閉じ込めると燃え上がる会場を後にします。

キャリーは徒歩で自宅に向かい、消化のため駆けつけた消防車とすれ違います。

会場を抜け出したクリス達はキャリーを発見し、轢き殺そうとします。
しかし直前で気付いたキャリーに進路を曲げられ、ゴロゴロ転がった後、爆破されてしまいました。
キャリーの能力凄いですね。正しい道に進んでいればアメコミヒーローでしたね。
「ネキラー」とかいう名前でX-MENのメンバーにいても違和感ないですよね。TBN。

キャリーが自宅に戻ると家の中は何かの儀式のように点火したロウソクがそこら中に並んでいました。
彼女は母親の姿を探しますが母親は見当たりません。
キャリーはバスタブに湯を張り、身体の血を洗い流しながら泣きじゃくります。
サービスありますが、多分うれしい気分になれないと思います。

キャリーの呼びかけに応じ、ドアの陰に隠れていたマーガレットが姿を現し、キャリーはマーガレットの言う通りだったと言い、抱いてくれと懇願します。
マーガレットはキャリーが産まれた時のことを話し始めます。

元々敬虔なクリスチャンだった彼女1度過ちを起こした相手とは肉体関係なしでもOKだと言われて結婚しましたが、ある夜、夫は酒に酔い、マーガレットを抱いてしまします。
マーガレットはそれに女の喜びを感じてしまい、その時産まれたのがキャリーだったようです。
マーガレットの中ではもうキャリーは娘ではなく、悪魔なのでしょう。

二人は共に祈りを捧げ、マーガレットは隠し持っていたナイフでキャリーを刺し、階段を落ちて苦しむキャリーに止めを刺そうと迫ります。
追い詰められたキャリーは超能力で台所の刃物を飛ばしてマーガレットを殺害しました。
マーガレットの死に顔は安堵に包まれ、幸せそうでした。
我に返った彼女は母親を抱きしめ、いつも閉じ込められていたクローゼットのお祈り部屋に閉じこもり、力を開放して家を破壊し、絶命するのでした。
切なすぎますが、キャリーは立派な犯罪者なので、もう後戻りはできない所まで来ています。
マーガレットはキャリーを見るたびに自分の弱さを思い出し、まともに接することはできません。
またマーガレットはそんな自分の弱さがイヤになり、宗教に傾倒するというスパイラルに陥っていたのだと思います。
マーガレットの保護下にあったキャリーもかなり不安定で危険な状態だったのだと思います。
そんなキャリーは外の世界に安らぎを求めるのですが、不安定さ故に自滅してしまいました。
今のままの状態のキャリーでは遅かれ早かれ、似たようなことになっていたかもしれません。
外の世界を悲観した彼女は再び母親の元に戻ろうとしますが、戻れず行き場を失い、絶望したのだと考えています。
恐らくマーガレットはキャリーを殺して自分も死ぬつもりだったのでしょう。
自分が汚れていると考えていた彼女はキャリーには清いままでいて欲しかったので絶望したのでしょうか。
キャリーの考え方は少し勝手かもしれませんが、10代の女の子ですから自己中な面はある程度は誰にでもあると思います。
(彼女のしたことは絶対に許されることではないという考えは変わりません。)
もしクリスの嫌がらせが無く、キャリーの精神も快方に進んでいれば多少のことには耐えられるようになり、自滅することもなかったかもしれません。
そう考えると残念で仕方ありません。

あの事件でトミーや沢山の生徒が犠牲になり、スーは生き残りますが良く眠ったままになります。
スーはキャリーの家に花束を捧げて地中から手を掴まれるという悪夢を見るようになります。

エンドロールで終了です。