一体何なのでしょう 伝染歌

伝染歌 でんせんうた

歌えば、死ぬ

制作年 2007年
制作国 日本
監督 原田眞人
脚本 原田眞人/羽原大介
原作 秋元康
上映時間 128分
出演
松田龍平
大島優子
秋元才加

だいたいのあらすじ

JKのあんず(大島優子)の友人香奈(前田敦子)はイタい子で教師が受験に必要なことしか授業にしないのはどうなのかと授業中に苦情を申し立て、「はぐれ者の行きつく先は死」等とのたまっていました。
その後、香奈は銃刀法違反になりそうな短刀を持ち、あんずの前で喉を刺して自殺しました。
あんずは警察に事情を聞かれるのですが、「反抗的な私かっけぇ」的な態度を取っていました。

月間MASAKAの編集者長瀬(松田龍平)はAKB48劇場で歌うと死ぬ伝染歌というものがあるという話を聞きました。
この後、延々とAKBの歌を聞かされます。
その後、長瀬は同じ雑誌の編集者である望月(堀部圭亮)、モロ(原田遊人)、太一(伊勢谷友介)とサバゲをやりました。
香奈の自殺が伝染歌に関係がありそうだと判断した長瀬は太一と取材をすることになり、葬儀の席に顔を出します。
葬儀の帰りにあんずは香奈の他校の親友だった朱里(秋元才加)に「お前虐めただろ」と絡まれ、そこに長瀬達が割り込みます。
長瀬達は香奈の自殺に伝染歌が関係あるかもと言うのですが、あんず達は相手にせず、朱里だけが話を聞いてくれましたが、太一は元傭兵だとかどうでもいい話をしていました。

翌朝、あんずは居候している叔母(木村佳乃)から変な歌が聞こえたと起こされました。
朱里は香奈の母(筒井真理子)から自殺の原因を探って欲しいとPCを預かったので長瀬の下へ持ち込みました。
香奈の彼氏コージは香奈に自殺サイトを紹介したりと自殺マニアだったそうです。
コージはモデルガンショップに入り浸っているようなので、モロが障碍者の物真似をしながら聞き込みを行い、彼等が自殺者を募り、何人自殺させるか競争していると知りました。
一方、あんず達も香奈の自殺の原因を探ろうとコージの家に潜入し、壁に自殺者の写真が沢山貼ってあるのを目撃しまし、浴室に血まみれのコージの遺体があるのを発見しましたが、誰かが入って来ようとしたので隠れようとしました。

その13分前に長瀬と太一、モロ、朱里の四名はこの家に侵入し、家の中を調べていました。
何となくコージと伝染歌が関係ありそうなことはわかったのですが、そこにあんず達が入って来たので隠れました。
ということで全員が鉢合わせしました。
これだけのために巻き戻す意味が分からないです。
もう45分なのですが、中身の無い映画だなあと感じました。

長瀬は望月に電話し、モロを死体の第一発見者にして通報し、あんず達には中で発見した伝染歌らしきものをカラオケで歌わせろと指示されました。

太一は「まず自殺しそうにない俺が歌うからお前らも歌えと指示し、彼女達はそれに従い、カラオケボックスに行くことになりました。
しかし管理人が警察に通報したらしく警官が来たので、取り残された長瀬と朱里、あんずは屋上から梯子で隣のビルへ伝って逃げました。
尚、あんずは両親が無理心中した際に生き残ったのだそうで、朱里はそれを香奈から聞いたそうです。
長瀬達がボックスに着くと太一達は既に伝染歌を歌っていたのですが、様子がおかしくなっていました。
あんずは「この歌聞いたことある」と言って気絶し、白い服を着たノッペラボウと出会う悪夢を見ました。

息を吹き返したあんずは突然「皆が死んだら責任取れるの」と長瀬に追及し、「雑誌が売れればいいのか」等とのたまって去りました。
あんずはエキセントリックで見ていて疲れます。
その後、あんずはキリコ(小嶋陽菜)と出会い、どうでもいい話をしました。
そして太一はコージの自殺現場で呑んだくれていたのですが、モデルガンショップの店長が現れたので撲殺しそうになります。
一方、警察署にはモロを引き取りに望月が来ており、そこに太一が「俺を逮捕しろ」と言いつつ銃を乱射したので警官に撃たれた後に自殺しました。

翌朝、あんずの心中の件を香奈に漏らしていた担任教師工藤は校長に叱責されたのと、香奈と付き合っていたのを苦にしてあんずを殺そうとしていたのですが、あんずには気づかれぬまま失敗に終わりました。
そこにキリコが一緒に死んでやると言って現れたので、二人は灯油を被って心中しました。
長瀬はあんず達生き残りを自分の田舎にいる有名な霊能者エンマに見せることにし、全員連れて帰郷しました。
ここでも巻き戻しありましたが、これつまらないです。
一方、太一の騒ぎがあったのでMASAKA編集部は警察の強制捜査を受け、雑誌は廃刊に追い込まれました。
彼等は最終刊で太一の死を検証しようと、編集部全員で伝染歌を歌うことにしました。

長瀬の実家の旅館に到着すると先回りした朱里がおり、長瀬は皆に単独行動はしないこと!と注意しました。
朱里に何で居るんだって文句言ってますが、あんずもですよね。
その後、あんずは自分も伝染歌を歌うとか言い出し、朱里に止められていました。

MASAKAではモロと経理女性を長瀬の下に向かわせてフォトストーリーを撮ることにしました。
また、歌の事を調べていた所、この歌でデビューする予定だった歌手は事故死し、プロダクションの社長も自殺していたそうで、歌手の事を取材していた記者も次々に死亡したということでした。
その後、警察関係者も歌手に関連して自殺者が出たことを明かし、この事件は警察では解決できないと望月の所に情報をリークしてきました。
彼はこの事件にあんずが関係していると望月に知らせ、どうやらあんずが自殺を誘発しているようなのです。
この事件関係者で生き残っているのは歌手のマネージャーであったジェイク北条(阿部寛)だけだそうです。

感想

これはつまらないです。
話が劇的につまらないのですが、更にネタが滑っていて寒いです。
特に台詞系は凍り付くような寒さで10年ちょっと前でもこのネタは無いと思います。
終いには伝染歌は関係無くなるし、あらすじ等無いような感じで支離滅裂です。
オチも何となく、こういう絡みにはなるんだろうなと薄々読めてしまい、中身ペラペラです。
本題と無関係と思われるシーンが散見され、これで2時間は苦行です。

これホラーじゃなくて何か別の映画だと思われ、恐らく騙された人しか観ないと思います。
プロモーション映画と思えばそうでも無く、ホラーでも無く、テーマも感じられず、もしかしてコメディ?

やたらとエキセントリックな人物ばかり出て来て不快なのですが、それに意味があるとは思えませんでした。
結末付近の支離滅裂さはフルチさんの映画を彷彿とさせるものですが、怖くないです。

役者さんは悪くないと思いましたが、長瀬の人は雰囲気役者なので、長い台詞は聞き取り辛いですね。
あんずと朱里も演技は悪くなかったと思いますが、他のJKはイマイチでした。
特にあんずはウザい演技頑張っていましたが、やはり長台詞だと集中力続かないみたいで一本調子だったと思います。
意外な大物も沢山出ていましたね。

地雷なので観ない方がいいと思いました。
やたらと長いので地味にダメージデカいです。

ラストまでのあらすじ

エンマという人物はなかなかアポが取れないらしく、長瀬は旅館の周りにひたすらお札を貼りまくります。
望月達がジェイク北条に話を聞いた所、あの歌は事故死したヤヨイが書いたものでは無く、ミチコという人物が書いたものを彼が奪ってヤヨイに与えたということでした。
そしてミチコはヤヨイのコンサート会場で飛び降り自殺をし、ヤヨイはその帰りに事故死したということです。
北条は今でもミチコのことを供養しており、明日の命日には一日彼女の慰霊碑がある部屋で過ごすそうです。
それを聞いた望月の愛人貴子(小山田サユリ)は北条に乗り換えようと「奴隷にしてください」と申し出たのですが、却下されたようです。

その後、経理女性は崖に飛び込んだそうで、モロは彼女を病院に送ってから旅館に合流しました。
翌朝、沖縄旅行から戻った長瀬の母(池津祥子)が挨拶に来たのですが、彼女は長瀬の嫁を募集し出し、モロと朱里が手を挙げていました。
このモロが手を挙げるネタだけはウケました。
エンマとのアポは午後一だということで、長瀬達はエンマの所に向かいました。
さてエンマ(池津祥子)は長瀬母の双子の姉だったらしくカップ麺を啜っていたのですが、いきなり中身を投げつけて餓鬼を追い払っていました。
彼女はあんずを見て「あんたのは厄介だね」と呟き、おもむろにTVを点けると、あんず達の学校長が女子トイレを盗撮したというワイドショーが流れており、「こいつの前世は切腹し損ねた武士だから死にたがってる」とのたまっていました。

その後エンマは呪文を唱えた後に体操のようなことをし、あんずに「お前なら友達を救えたけど、それをしなかった」と言いました。
そして「右の出口を出ると東京、左の出口を出ると廃線の駅とトンネルがあり、真実がある」と好きな方を選ばせ、皆を追い返しました。
長瀬と朱里とあんずは左の道、モロとあんずの後輩は右の道を選びました。
道中であんずは両親が心中した際の話をするのですが、どうやら借金の取り立てを苦にしたものだったようです。
うーん、返せない借金をする方も悪いと思いますが。
三人はトンネルに入るのですが、暫く進むと青い光のような物が前方から現れて通り過ぎました。

あんずの父は母を刺した後にあんずを殺害しようとしたのですが、上から落ちてきたミチコに激突して死亡していたのでした。
これは正直、こんなことだろうと読めました。
結局、伝染歌は存在せず、死にたい人があの歌を歌うのだろうと結論が出ました。
何でそういうことになるのかは私にはサッパリ分かりませんでした。
それからは皆が好き勝手に「ネットが悪い。死にたい人とそれを請け負う人が出会うようになった」とか的外れな感想を述べます。
そして校長と望月達は自殺しようとしていました。

長瀬達はミチコが自殺した建物に迷い込み、彼女の自殺を止めようとしたのですが、間に合いませんでした。
この展開も意味不明でした。
一方、モロと後輩達は自爆テロをしようと話し合っていました。
そして長瀬達はあんずが悪夢で見ていた鏡の迷路に迷い込み、朱里は姿の見えないミチコに「歌を聞かせてくれ」と呼び掛けていました。
今度はあんずが包丁を持った長瀬に襲われそうになるという幻覚を見て、その直後鏡の迷路が割れました。
そして三人の前にはミチコが現れ、あんずはミチコに「あなたは私を救うために飛び降りたんだ」と名探偵しました。
するとミチコが振り向いたので、あんずは伝染歌を歌い、座り込むミチコに手を差し伸べました。

そしてあんずとミチコは合唱し始め、光の粒子のような物が二人を包み、父と母の亡霊が現れて消えました。
ミチコも「ありがとうございました」と深々と頭を下げて消えました。
そうすると校長も望月達も自殺を断念し、モロ達も自爆テロを止めました。

しかしトンネルから出た長瀬は拳銃を手に口に咥えて自殺しようとしており、弾が無かったので不発でしたが、太一の霊と話をしながら「誰かころすかもね」と振り返って朱里達を眺めました。

エンドロールで終了です。

もう勝手にして欲しいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする