タコみたいなの攻めて来ます モンスターズ 地球外生命体

モンスターズ 地球外生命体

国境まであと125km―

制作年 2010年
制作国 イギリス
監督 ギャレス・エドワーズ
脚本 ギャレス・エドワーズ
上映時間 94分
出演
スクート・マクネイリー
ホイットニー・エイブル
マリオ・ズニガ・ベナヴィデス

だいたいのあらすじ

6年前 NASAは太陽系に地球外生命体の存在を確認してサンプルを採取するのですが、宇宙船はメキシコ上空で大破、その後、メキシコに地球外生命体が現れたため、メキシコの半分は危険地帯として隔離されました。
しかし、軍による封じ込めは現在でも難航している状況です。

男女一名が軍の車両に救助されたのですが、巨大なタコのような生物が車両を襲い、救助された男性は女性を抱っこして批難しました。
POVで良く分からないのですが、この男女はジャケの人物に似てます。

中央アメリカ サンホセ
雇われカメラマンのアンドリュー(スクート・マクネイリー)はスクープ映像を撮りにこの地へやって来ました。
彼は社の社長令嬢サマンサ(ホイットニー・エイブル)の安否を確認するように指示されて病院で発見いたのですが、そのまま国境外まで彼女を連れ出すように命じられました。
危険地帯とは言っても町には人が暮らしており、電車やタクシーも動いています。
アンドリューは仕方なく、電車の切符を二枚買って、サマンサを送ることにします。
車窓からは軍による攻撃の音と煙だけが遠くに見えるので彼はその様子を撮影します。
この先は危険だから引き返すというアナウンスが入ったのですが、アンドリューは早くお荷物を手放したかったのか、降りることにしました。

行く手には何も無かったのでメキシコ語ができるサマンサの通訳で民家に立ち寄るのですが、線路は破壊されて先には行けず、目的地の海岸までは100㎞以上あり、バスは夜の便は無いという状況でした。
尚、48時間以内に港まで着かないと隔離されてしまうので半年間出られなくなってしまいます。
この辺りで生活する人はガスマスクが必需品のようで、子供にも装着するよう、TVで呼び掛けています。
その夜は民家の世話になり、翌朝出発しました。
二人は運よくヒッチハイクに成功し、トラックの荷台で移動し、海岸行きのバスに乗り継ぎます。

サマンサはどこでも写真を撮りまくるアンドリューに「人の不幸で食べてて罪悪感は無いの?」と質問し、「言われなくても分かってる。医者だったそうだろ」と混ぜ返されます。
パパの会社からして人の不幸で食べてるので、サマンサは人の不幸で産まれたのだと思います。
またアンドリューは「モンスターに肉親を殺された子供の写真は5万ドルで売れるが、笑顔の子供の写真は売れない、だから俺は生活のために悲劇を撮る」と現実を話します。
バスは海岸へ70㎞の地点から出発しました。

港に着いたものの今日のフェリーは終わっており、明日の朝7時の便で5000ドルという超ボッタクリ価格でした。
しかしそれが最後のフェリーであり、他には危険地帯を通る陸路しかありませんでした。
仕方なく、二人はチケットを購入しました。
その夜はホテルに泊まってくつろぐことにし、外に呑みに行きました。
爆撃による死者も多いようで、「政府こそモンスター、爆撃を止めろ」的な張り紙が町にはありました。
尚、サマンサには婚約者がおり、アンドリューは既婚子持ちのようですが、自分は独身だと公表しています。

翌朝、呑みすぎたアンドリューは部屋に娼婦を連れ込み、その娼婦に盗難に遭ってパスポートやチケットを盗まれてしまいました。
これは最低ですね。
チケット売りの男(マリオ・ズニガ・ベナヴィデス)は昨日、5000ドルを受け取ったのにも関わらず、知らんと言い切り、陸路だと護衛や車両を雇うのに1万ドル!と吹っ掛けます。
サマンサが2万ドルはするといういうダイヤの指輪を出し、二人は陸路で帰国することになります。
また港は閉鎖されて軍のコントロール下に置かれました。
暫くトラックの荷台で進んだ二人は検問所で通行証のような物を渡され、危険地帯へと突入しました。

その後、二人はボートに乗り換えて進みますが、途中地点で給油中に象とイルカが混ざったような鳴き声が聞こえました。
夜には巨大なタコのような触手が墜落したF-15戦闘機を水中に沈めているのを目撃します。
一夜を明かした後に上陸して陸路を進みますが、ここで小銃で武装した人達が護衛につきます。
とうとうアメリカ国境の壁まで車だと1時間半という地点でキャンプをすることになり、ここで他の家族の合流を待つそうです。
モンスターは100mはあるそうで、普段は大人しいのですが、攻撃されると猛烈に暴れるそうです。
普通はそうだと思います。

何と軍はこの辺りで毒を撒いているそうで、それもこれも怪物が木に卵を産むからだそうです。
付近の木には確かに光るサルノコシカケのような物があり、これが卵から幼体の状態だそうで、やがて海に出て行くといいます。
その後、海で成長して鮭のように川を遡上してまた卵を木に産むのだそうです。
サマンサから諸々のお礼を言われたアンドリューはここで初めてパスポート等の件を謝罪しました。
尚、アンドリューの子は別れた彼女が産んだ子だそうで、父であることは内緒にしろと言われているということです。
その後、深夜に無線があり、合流する予定だった家族が怪物に襲われたということでした。

感想

これは普通です。
巨大生物が沢山現れて暴れるというものなのですが、パニックや怪獣映画を期待すると脱力します。
メインはアンドリューとサマンサのロードムービーで、これだけで1時間近くあります。
殆ど怪物は出ず、触手と鳴き声くらいしか出ないのと、この二人はキャラ薄いので人によっては苦行に近いと思います。
まあ少しずつ進んでいるのは分かるし、陸路とか川移動とか工夫しているのは伝わります。

かと言ってつまらないかと言えばそうでもないです。
私的にはこの映画の魅力は自然の風景と終末感溢れる襲撃後の街並みではないかと思います。

怪物は100mあるとかメキシコ人言ってましたが盛り過ぎだと思います。
せいぜい10m位で、あまり脅威は感じないです。
ようやく結末付近で姿を現すのですが、姿はタコで、頭が透明なのか、赤くビカビカ光ります。
足は昆虫のようなのが四本あり、口から蛇のような触手が沢山生えてます。
あれです。ダゴンとかFFTのピスコディーモンとかそういう系みたいです。
なんでキノコがこれになるのかは良く分かりません。

主人公はサマンサの方がいい人っぽくて良いと思いました。
殆どこの人とアンドリューで話が進みます。
吊り橋効果はいいのですが、簡単にくっつくので興ざめします。
結末付近で「結局、アメリカに帰っても同じでした」的にチャラにしたつもりのようですが、二人がこんな目に遭っているのも全ての元凶はアンドリューです。

つまらなくは無いですが、面白くも無い微妙な作品だと思いました。

ラストまでのあらすじ

深夜だというのに出発することになり、合流予定家族を捜しに行くのですが、車は巨大な触手に襲われて投げられていました。
武装メンバーはガスマスクを装着して車の外に飛び出し、小銃で応戦していましたが、マスクも銃器も持たないアンドリュー達は車の中で息を潜めます。
やがて周囲が静かになり、辺りのは怪物の鳴き声だけが響き、巨大なタコの触手のような物が二人の車を通過しました。
この夜の霧の中に触手が歩いて去って行くシーンはなかなか良いですね。

明るくなったので、外に出てみると車は木の上に投げられたり、潰れたりしていました。
武装メンバーは全滅したようで、アンドリューは無断借用されていたカメラを回収します。
少女の遺体がありましたが、彼は撮影せずに寝袋を被せてやります。
遺体からガスマスクや必要な物を回収して、二人は徒歩で国境に向かいました。
車で1時間半と言っても歩くと相当な距離があり、二人は黙々と歩きます。

道中で古代遺跡の南米ピラミッドを発見した二人は頂上に登って辺りを見回すと、遠くに近代的な万里の頂上のような壁が見えました。
お嬢様育ちのサマンサは小さい頃に笑顔の練習をした話をして場を和ませるのですが、流石にいい笑顔なのでした。
暗くなってきたのでピラミッドの上で夜明かしして、夜明けに出発しました。

ようやく壁にたどり着き、アメリカに入りましたが、壁は無人で電力も落ちています。
付近の看板には避難経路が15㎞先にあると書かれており、空には戦闘機飛んでいました。
二人は念のためガスマスクを装着して進みますが、辺りは廃墟や崩れた家ばかりで人が居らず、空爆された形跡もありました。
どうやら怪物はアメリカにも侵入したらしく巨大な触手の死骸がありました。
カートを押したおばさんが通ったので声を掛けるのですが、イカれているらしく、二人を威嚇してさりました。
二人は電力が通じているスタンドを発見し、911に通報し、陸軍の救助部隊が来てくれることになりました。

その後、アンドリューは息子と元恋人に電話し、疲れが出たの給油機の横にへたり込み、サマンサもパパと婚約者に電話して無事を報告しました。
アンドリューの息子は今日が誕生日だったので、ひとまず「おめでとう」は言えました。
その後、疲れて寝てしまった二人でしたが、10mはありそうな巨大なタコのような怪物が現れて目を覚まします。
動向を見守っているともう一匹怪物が現れて触手を絡めて交尾を始め、終わったのか別の方向に去りました。
冒頭に海洋生物は160㎞先でも検知可能なフェロモンを出すとかいう番組がやっていたのですが、伏線だったようです。
160㎞って凄いですね。でもそれが伏線だから何なのさという気はします。

二人はその様子を感動したように眺めていたのですが、ヘリの音や車両の音が近づいてきます。
吊り橋効果なのかサマンサは「帰りたくない」とか言い出し、Hなキスをするのですが、そこに軍の車両が現れて二人を回収しました。

エンドロールで終了です。

最後のキスシーンは勝手にしてくださーいって感じでした。
やはり冒頭の男女はこの二人だったようで、この後、冒頭に繋がるようですね。

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