派手な家系です 死霊館

死霊館

都市伝説夫婦が霊と戦う話

制作年 2013年
制作国 アメリカ
監督 ジェームズ・ワン
脚本 チャド・ヘイズ/ケイリー・W・ヘイズ
上映時間 112分
出演
ヴェラ・ファーミガ
パトリック・ウィルソン
リリ・テイラー

だいたいのあらすじ

1968年 アナベル事件
看護師の女性が所有していた不気味な人形が勝手に動くので霊媒に相談しに行き「アナベル・ヒギンズ」という7歳の霊が人形に憑依していると言われました。
彼女と同居女性は霊に同情し、憑りつく許可を与えたのですが、移動するだけでは無く、壁に落書きをしたり、物を壊したりと悪質になったそうです。
ブチ切れた二人は人形を捨てるのですが、勝手に戻ってきたので怖くなり、エド(パトリック・ウィルソン)とロレイン(ヴェラ・ファーミガ)のウォーレン夫妻に助けを求めて来たのでOKしました。
夫妻が言うことにはアナベルは存在しておらず、憑依する許可を与えたのではなくて悪魔に支配する権利を与えてしまったのだそうです。
なんのこっちゃという感じでした。
その後、家を清めて事件解決したそうです。
というのが今回、エドとロレインが公演回に使用した事例サンプルでした。

悪魔研究家のエドと透視能力を持つロレインのウォーレン夫妻は60年代に活躍した心霊研究家で数々の超常現象事件を解明したそうです。
ウォーレン夫妻は自宅の地下に事件に関係した呪物等を保管しており、アナベル人形は危険なのでガラスケースに厳重にしまってあります。
この映画は夫妻が関わった中でも最も恐ろしい事件を扱った実話だそうです。
この夫妻は実在しており、ロレインさんはご存命の模様です。

1971年 ロードアイランド州ハリスヴィル
7人家族のペロン一家は人里離れた郊外にポツンと建つ一軒家を購入して越して来たのですが、飼い犬のセイディは家を恐れて中に入ろうとしませんでした。
庭は広々としており、家の前には沼があります。
家族はママのキャロリン(リリ・テイラー)とパパのロジャー(ロン・リビングストン)そして娘が5人いました。
ロジャーはなぜか板で塞がれていた地下室への入り口を発見し、家族が見守る中降りていkのですが、中は広く物置のようでした。
セイディは夜になると家に向かって吠えるのでした。

翌朝、家中の時計は3時7分で止まっており、キャロリンの脚には覚えの無い痣が出来ていました。
五女のエイプリルは庭でセイディが死亡しているのを発見します。
その後も家の窓やドアが勝手に開いたり、四女のシンディ(マッケンジー・フォイ)の夢遊病が酷くなって寝ながらクローゼットにゴンゴン頭をぶつけたりします。
翌朝も家の壁に鳩がぶつかって自死したり、沼でサーカステントの形をしたオルゴールを拾ったエイプリルはそれを使ってローリーという見えない友達と話をするようになったりします。
その後、エイプリルと目隠し隠れんぼをしていたキャロリンは何かの手拍子に誘導されたりしました。
その夜、三女のクリスティーン(ジョーイ・キング)が寝ていると足を引っ張られて目覚め、開閉するドアの陰に霊の姿を目撃します。
同室の次女ナンシー(ヘイリー・マクファーランド)に知らせるのですが、彼女には見えず、ドアは大きな音を立てて閉まったのでクリスティーンは悲鳴を上げ、ロジャー達が集合しました。
私達にもクリスティーンが見た霊が見えないので良く分からないのですが、隠れんぼんの時に手拍子が見えていたので何かいるんでしょうね。
ロジャー達は調べた時には何もいませんでしたが、霊はクリスティーンに「この一家を皆殺しにする」と言ったそうです。

ウォーレン夫妻はロレインの母ジョージアナと娘のジュディとノンビリ暮らしているのですが、ゴードン神父から調査依頼が来たようです。
ロレインは何か問題を抱えていたようで、エドが一人で対応しようとしていましたが、彼女は無理矢理に同行しました。
家の物音に関する相談だったのですが、家の軋みとパイプ配置の問題だったと解決しました。

その後、ロジャーは仕事でフロリダに行ってしまい、ペロン一家の大人はキャロリンだけになります。
深夜三時に目覚めたキャロリンは壁に架けた写真が一斉に落ちるという怪異に遭遇し、見回っていると手拍子を耳にします。
侵入者らしき者は見当たらず、念のため地下室をチェックすると電灯が点いていたので「閉じ込めてやる」と強がりを言ってドアを閉めようとするのですが、逆にドアに押されて地下室へ転げ落ちてしまいました。
怯えるキャロリンの前に棚からボールが転がって来て、電灯が破裂したので急いで逃げ出しますが、ドアは開きません。
追い討ちをかけるように子供の笑い声と「隠れんぼしようよ」と言う声、耳元で手拍子をされ、彼女は意識を失います。
その頃、シンディは相変わらず長女のアンドレア(シャンリー・カズウェル)の部屋にあるクローゼットに頭突きしており、アンドレアが自分のベッドに寝かせるのですが、なぜかクローゼットからはゴンゴンという音が響き、確認したアンドレアに恐ろしい顔をした女性の霊がクローゼットの上から飛び掛かりました。
帰宅したロジャーが騒ぎを聞きつけ、家の中は大騒ぎになります。

これはなんとかしないとダメだと感じたキャロリンは大学で講演していたウォーレン夫妻に彼等の助手ドル―を通じて接触し、家を見に来て欲しいと助けを求めます。
エドはもう遅いからと断ろうとしますが、五人の娘がいると聞いたロレインは同情し、必ず見に行くと約束しました。
その後、ウォーレン夫妻がペロン家を訪ねると一家は居間に固まっていました。
夜も怖いので居間で雑魚寝するそうで、原因不明の寒さと肉の腐ったような悪臭に悩まされていました。
またウォーレン夫妻に今まで起こったことを説明しました。
これは危険だと感じたウォーレン夫妻は本格的に調査に乗り出すことにしました。

ロレインはエイプリルからローリーの話を聞いてオルゴールを鳴らし、蓋の鏡越しに自分の背後に悲し気な顔をした古風な服を着た少年が佇んでいるのを目撃します。
また沼の付近の大きな木には首吊りをした女性が見えました。
ウォーレン夫妻はペロン夫妻に「この家には邪悪な霊がいるので悪魔祓いが必要」と伝えます。
ロレインはこの家に来てすぐにあちこちで霊を目撃したそうで、ペロン一家を狙っている霊が一番危険だと言います。
しかし悪魔祓いは出来る人が限られており、教会の許可も必要で、まずは証拠集めとなります。
ウォーレン夫妻はペロン夫妻に洗礼を勧めて一旦は引き揚げました。

エドは録音したテープにキャロリンの声が入っていないのに驚愕し、家の背後関係を洗っていたロレインは恐るべき家の歴史を知りました。
あの家はジェドソン・シャーマンという農家の主人が建てたものでしたが、彼の妻バスシーバは生後7日目の自身の赤ちゃんを生贄に捧げようとしていた所を夫に見つかって追及を逃れて沼の木に登り、悪魔に忠誠を誓った後に土地を奪う者に呪いをかけけ首を吊って死亡したのだそうです。
バスシーバの親類は「セイラムの魔女裁判」の公判中に死亡したメアリー・エスティであり、バスシーバ自身も魔女だったもようです。
また3時7分というのは彼女が死亡した時間でした。
1930年にはウォーカー夫妻一家がこの家を購入したのですが、ローリーという息子が森で失踪し、ウォーカーママは地下室で自殺したそうです。
その後、土地は四分割されて分譲されたそうですが、子供が沼で溺死したり、メイドが自殺したりという怪異が続いたということで、競売を経てペロン夫妻の手に渡ったわけです。
驚愕するウォーレン夫妻でしたが、記録テープが勝手に再生されてうなり声が響き、机の上の時計は3時7分で止まりました。
どうやら夫妻もまたペロン家の呪いに巻き込まれてしまったようです。

ウォーレン夫妻は地元警察のブラッド巡査の協力と立ち合いの下、ドル―と共にペロン家にカメラやその他の装置を仕掛け、家に泊まり込んで調査することにします。
一家の素朴な人柄に触れたウォーレン夫妻はますますこの一家を救いたいという思いを強めるのでした。
ロレインが庭洗で濯物を干していると何者かがシーツを被ったようにシーツが飛行し、キャロリンが寝ている二階の部屋に飛び去ったので後を追います。
キャロリンに老婆のような霊が圧し掛かり、血を吐いて彼女に飲ませていたのですが、彼女はロレインに何も無かったと言いました。
またエドは前の悪魔祓いの際にロレインが恐ろしいものを見て8日間、食事も採らずに部屋に引き籠ってしまったことを気にしていると判明しました。

その夜、ブラッドは玄関付近の部屋で「あの女がやらせた」と訴える手首を切ったメイドの霊を目撃し、迫られて叫び声を上げます。
皆がそちらに気を取られているとシンディの夢遊病が始まりますが、彼女は何かに憑依されているらしくカメラが反応します。
シンディはアンドレアの部屋に入って行き、ローリーの声に誘導されクローゼットの中に消えたようです。
ロジャー達が彼女に気付き、ようやくドアを開けるとシンディの姿は消えていました。
赤外線ライトで彼女の足跡をたどったエドはクローゼットの奥に隠し通路を見付け、中で倒れているシンディを助け起こしました。
エイプリルは「ローリーは怖いとあそこに隠れる」とロレインに教えてくれました。
ロレインは単身、隠し通路に入りますが、中はクローゼットと同じ幅の隠し部屋で棚が置いてあり、オルゴールはここにあったようです。
彼女はそこで首吊りロープを発見して手に取るのですが、床が抜け、一気に地下まで落下してしまいました。
ロレインは一緒に落ちて来たオルゴールを鳴らして蓋の鏡を覗き、「あの女がやらせた」と呟きつつローリーを殺害した後に首を吊っている様子を再現するウォーカー夫人の亡霊と出会い、身の危険を感じて地下から脱出しました。

ロレインは魔女は母親に憑依して子供を殺させるのだと悟り、霊はキャロリンに憑依していると皆に知らせました。
直後に見えない何かがナンシーが髪の毛を掴んで引き摺りまわしますが、ロレインが彼女の髪を切って助けました。
ペロン一家はモーテルに批難することにし、エドは揃った証拠をゴードン神父に見せに行くことになりました。
またロレインはジュディが沼に沈んで行く姿を見せられて、急いで自宅に電話して無事を確認しました。
彼女はエドに魔女が自分達に警告しているのだと怯えました。

感想

これはなかなか面白いです。
お話は家、悪魔といった典型的な家系オカルトホラーです。
起こる怪異も地味なのですが、前半から怖いです。
後半へと進むにつれ、怪異が派手になっていきます。

大音響に頼らないで地味に怖がらせる演出も良いと思いました。
この映画はダークスカイズと一緒で不通っぽい一家が超常現象に見舞われるので同情してしまいます。
エドとロレインの夫妻も巻き込まれており、なかなか良いと感じました。
オカルト研究家というのも大変みたいですね。
どっかの国の豚みたいに太って「スピリチュアル」とか言って金儲けしている人とは違うみたいですね。
人の弱みにつけこんで儲けようととせず、人を救おうとしている姿には好感が持てました。

エド達の家にある保管庫も怪しい感じでいいですね。
色んな物が置いてあって侍の鎧のようなものがあったりするのが気になりました。
ただ夫妻曰く、物に何か意味があるというより物に憑依するということが多いようですね。
気になったのが首吊りロープとかは持ち帰らなくて良かったのかと言う点です。

悪魔祓いのシーンがイマイチに感じました。
結末も本当にあれで解決したのかなあと気になってしまいました。
ハッピーエンドで良かったとはと思いましたが。

ラストまでのあらすじ

ゴードンは事象の数々を見せられて息を呑み、ペロン一家が信者で無いことを懸念していましたが、バチカンに掛け合うと約束してくれました。
一方、ジュディは夜中に目が覚めてしまい、ロッキングチェアーに座った老婆がアナベル人形を抱っこしているのを目撃し、そのままその部屋に閉じ込められてしまいます。
無人になったロッキングチェアーはゆっくりとこちらを向き、彼女に向かって飛んできたのですが、間一髪で帰宅したエドがジュディを救出しました。
地下の保管庫を確認するとアナベル人形はきちんとガラスケースに収まっていました。
一方、キャロリンはクリスティーンとエイプリルを連れて車を運転して家に戻ろうとしていました。
買い物から帰ったロジャーはそれを聞き、急いでエドに電話を架け、家で落ち合うことになりました。
帰宅したばかりなのに忙しいですね。

ウォーレン夫妻がブラッドを応援にペロン家へ駆けつけると、地下でロジャーがハサミを手にしてクリスティーンを殺害しようとするたキャロリンを必死に押さえていました。
ひとまずクリスティーンを救い出し、皆でキャロリンをゴードンの下へ連れ出そうとするのですが、彼女の全身に痣が出来、ロレインは外に出すとキャロリンが死ぬと悟って皆を止めます。
直後、キャロリンは凄い勢いで地下室へと床を引き摺られ、地下室の壁に何度も叩きつけられます。
皆は今度は猛烈に暴れ出したキャロリンにシーツを被せ、椅子にロープで拘束します。
ロレインが彼女は危険な状態だと言うのでゴードンを呼んでも間に合わず、エドが悪魔祓いをすることになります。
エドはロレインの身を案じ、外に出るように指示しましたが、彼女は拒絶し、一緒に悪魔祓いをすることになりました。

エドは必死に教典を読み上げて聖水をかけ、ポルターガイスト現象や夜だというのに突然集まってきた鳥の大群が家に突っ込んで来りします。
一度は落ち着いたキャロリンでしたが、椅子に座ったまま天井に逆さに張り付いてこちらに向かって来ます。
エドが彼女を開放しろ!と強く要求するとキャロリンはそのまま床に落ち、椅子が壊れて拘束が解けます。
キャロリンはキッチンの床下に隠れていたエイプリルに襲い掛かるのですが、まずエドがバスシーバに名指しで「神の名で地獄に落ちろ」と命じ、皆でキャロリンに必死に呼び掛けました。
皆の必死の呼び掛けにキャロリンは正気に戻り、バスシーバから解放されました。
こうして平和が戻り、犠牲者は出さずに事件は解決しました。

帰宅したロレインは顛末をゴードンに報告し、悪魔祓いの許可が下りたと聞かされます。
ウォーレン夫妻はその後、アミティヴィルルの事件の調査に呼び出されます。
アミティヴィル事件は悪魔の棲む家で映画化されてます。
あのオルゴールは回収されて保管庫に納められましたが、まだ勝手に鳴っているようです。

最後に実際のウォーレン一家とペロン一家の写真が映されます。

エンドロールで終了です。

結末は「ザ・家族愛」みたいでクサかったです。アメリカ映画はこういうの好きですね。

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