基地に何かいます スクワッド

スクワッド 荒野に棲む悪夢

恐怖の概念が覆される…

制作年 2011年
制作国 コロンビア/アルゼンチン/スペイン
監督 ハイメ・オソリオ・マルケス
脚本 ハイメ・オソリオ・マルケス/ディエゴ・ビバンコ
上映時間 108分
出演
フアン・パブロ・バラガン
フアン・ダビド・レストレポ
アンドレス・カスタニェーダ

だいたいのあらすじ

コロンビアというと報道の関係もあり、「麻薬カルテル」が連想されるのですが、キューバ革命以来ずっと内戦を抱えている国でもあり、終息には向かっており、終戦宣言も出されていますが、現在でも小競り合いが続いているようです。
コロンビアの場合は政府軍と右翼勢力、左翼勢力が三つ巴で争っている状態でカオスです。
これはそんなコロンビアの政府軍の人達のお話です。

コロンビア
山岳にある基地が無応答になったので、軍はゲリラの関与を疑い、特殊部隊9名に偵察命令を出します。
彼等は現地にヘリで到着し、霧で覆われる基地への侵入を開始していました。
隊員は鉄条網の一部を切断して基地を包囲し、本部にいる大佐の命令で待機することになりました。
しかし業を煮やしたアランゴ(アンドレス・トーレス)が勝手に建物内に突撃してしまい、仕方なくパラ(マテオ・スティーブ)が止めに向かいます。
直後に爆発音が響き、皆が駆けつけるとパラが地雷を踏んで脚に重症を負っていました。
軍曹(アンドレス・カスタニェーダ)はこのままではこいつは死ぬ!と指揮官である中尉(マウリシオ・ナバス)の待機命令を無視し、パラを基地に運ぶため、周囲の安全を確保するように隊員に指示しました。

隊員達は迫撃砲等を押えつつ、地下トンネルから基地内に突入するのですが、内部は血まみれで洗面所の鏡が割れていました。
配電盤は壊れているようでブレーカーを上げても電力が復旧せず、無線も破壊されていました。
基地は無人だったので、隊員達はパラを救急室に運び、ポンセ(フアン・パブロ・バラガン)と衛生兵のラモス(フアン・ダビド・レストレポ)が応急処置をしました。
基地内には兵士の死体が沢山転がっていたのですが、交戦の形跡は無く、自分で頭を撃って自害しているようでした。
軍曹はアランゴに命令違反して突撃した理由を詰問し、弟がこの基地を守っていたと返答されたので、それ以上は責めませんでした。

コルテス(アレハンドロ・アギラル)が電力を復旧したので、基地内にはようやく灯りが灯りました。
フィキティバ(ネルソン・カマヨ)は基地内の南京錠で施錠された倉庫内に突入すると、天井から鳥の肢がぶら下げられ、壁には呪文のような文字が書かれており、床には十字が書いてありました。
彼曰くこれは田舎の魔除けだそうですが、他の隊員はあまり気にしませんでした。
フィキティバは呪文が書かれた壁の向こうが空洞であることに気付き、中尉に壊すよう命じられます。
壁の向こうには女性(ダニエラ・キャッツ)が手を拘束されており、壁はまるで彼女を封印していたようでした。
彼女は壁から連れ出されると魔除けを見て異常に怯えて叫んだので、魔除けは除去されました。

女性は泣き声を上げるだけで喋らず、手の拘束を解こうとした兵士の手に噛みつきます。
軍曹はこの女はゲリラに違いないと酷く殴りつけて白状させようとしたのですが、中尉から止められました。
彼女はひたすら獣のような唸り声を上げており、中尉の命令でラモスが面倒を見ることになりました。
コルテスは隊員の血まみれの日記を発見するのですが、あの女性を発見してから、隊員の一部に体調不良が発症し、女性は尋問にも答えず何者かも不明だったので、基地の大尉の手により監禁されたそうです。
それから隊員が何者かに襲われたので自衛のために地雷を埋め、女性は魔女だから殺さなければという考えが蔓延するようになったそうです。

軍曹は中尉の命令を無視し、見張りをしていたポンセを脅して倉庫の中に入り、女性を尋問しようとします。
女性は凄まじい叫び声を上げ、皆が気づいた時は軍曹は殺害されており、女性は消えました。
ここは編集が悪いのか話が上手く繋がってないように感じます。
外を捜索していたフィキティバは塹壕に落ち、この基地にいた他の守備隊員も全員死んでいるのを発見し、その中にはアランゴの弟もいました。
周囲は深い切りに包まれて捜索は困難だったので、隊員は手分けして周囲を見張りつつ援軍の到着を待つことにしました。

ネグロは皆に貴重な食料を分配していたのですが、アランゴに「弟の分だ」と投げたので怒りを買い、ボコボコにされていました。
そこにフィキティバが監視していた地点に何者かが侵入した形跡があったという連絡が入ったので、皆は一斉に集まって付近を確認します。
業を煮やしたコルテスは中尉の命令を無視して皆を率いて霧の中へ突撃します。
辺りは2m先は何も見えないという状況ですが、何者かが走り去る気配があったので一斉に撃ち始めてしまい、ネグロはアランゴを誤射してしまい、アランゴは死亡しました。
コルテスは日誌を読んでいたので上層部が怪しい!と中尉を追及し、ポンセに命じて中尉を監禁させました。

感想

これは普通です。
兵士が基地を奪還しに行ったら、謎の女性がいて悲惨なことになる話です。
前半はとても面白いのですが、途中から訳が分からなくなります。
全体を通して言えるのが凄い緊張感に溢れた作品なのですが、前半はその緊張感の理由が分かりますのでドキドキします。
私には中半位からちょっとついていけなくなる感じでした。
どう見ても同士討ちやパニックでテンパっているようにしか見えないので、「もっと落ち着こうよ」と言いたくなります。
そう言えばコロンビアはコーヒーの産地なので、コーヒーでも飲んでブレイクすればいいのにと思ってしまいます。

あらすじも良く分からないということになり、何だか皆さんがハァハァしてる中、こちらは置いてけぼりです。
後半に入ると内輪揉め100%という成分になるので眠くなります。
そしてようやく真相っぽいものが判明するのですが、なんだかなあという感じです。
霧に包まれた周囲の様子や基地の閉塞感が素晴らしいだけに残念な気がします。

軍隊だからなのか差別用語がバリバリのようで、フェキティバはずっとインディオと呼ばれていました。
ネグロも恐らく名前では無く、差別用語だと思われますが、この人は名前が分かりませんでした。

ラストまでのあらすじ

フィキティバは死体の塹壕に落ちて以来、身体をしきりに掻いており、医務室にいるラモスに薬を求めるのですが、両者ともおかしいのか、追い出されます。
彼は上半身裸になって、燃料をかけて衣服を燃やし、コルテスに無駄遣いするなと怒られます。
ポンセはコルテスに中尉を監禁したことを間違ってると諭すのですが、彼は「皆のためだから従え」と返答しました。

パラは脚が壊死していたので皆で押さえつけ、麻酔無しで足首を切断することになり、ラモスがノコギリで足首を切り、パラは死亡したようです。
コルテスはこの前の作戦でゲリラと称して無実の一家を殺害したことがあったようで、その件をラモスに責められ、「魔女もゲリラもいない、俺たちが殺し合ってるんだ」と言い聞かせるのですが、彼は効く耳持ちませんでした。
一方、中尉は自力で拘束を解き、部屋にあった無線を修理して本部に救援要請しようとしていたのですが、ハウリングを起こしてしまいコルテスにバレ、その場で射殺されました。

ラモスはその様子を見て「基地を出て行く」と宣言し、軍曹を殺したのはあの女性では無く自分だと匂わせたのでコルテスに銃床で撲殺されてしまいました。
ポンセは「もう止めてくれ」と訴え、ネグロはその様子を力なく見ていました。
突然、停電したので、唐突に「フィキティバを捜しに行こう」ということになります。
ポンセはフィキティバを発見するのですが、彼は自分の皮を剥ぎながら何かの儀式を行っており、ネグロを殺害していました。

ポンセはとんずらし、基地から脱出しようとするのですが、コルテスに見つかって口論になります。
その際に前の作戦で無実の一家を殺害したのはポンセだと匂わせます。
コルテスはポンセと揉み合いになり、彼を絞殺しようとします。
ポンセはコルテスをナイフで何度も刺して殺害し、基地から脱出しました。
そして基地の外を歩いていた彼に女性が獣のような咆哮で呼び留めました。

エンドロールで終了です。

意味不明です。
要するに皆さんがおかしくなってたのは事実なのですが、女性もヤバかったということのようです。
結局、前の任務の件も良く分からず、モヤモヤします。

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