雪山と蜘蛛 アイス・スパイダー

アイス・スパイダー

人間此皆餌

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ティボー・タカクス
脚本 ティボー・タカクス
上映時間 86分
出演
トーマス・キャラブロ
パトリック・マルドゥーン
ヴァネッサ・ウィリアムズ

だいたいのあらすじ

ユタ州 ロストマウンテン
雪山で鹿狩りをしていたハンターのロッキーとビルは巨大な蜘蛛を発見して逃げますが、追い詰められて食べられてしまいました。
蜘蛛って寒いと活動停止する気がしました。この蜘蛛は巣を張るタイプで肢が細い系のヤツです。

この山でオリンピックのスキー強化合宿が行われることになり、一団が山にやって来ました。
その中には全米チャンピオンのチャド(ノア・バスティアン)もおりましたが、合宿先のロッジのインストラクターも優秀なようで「カリスマ」と呼ばれた元全米チャンピオンのダッシュ(パトリック・マルドゥーン)が素人にスキーを教えていました。
このロッジは沢山の客でごった返しており、生物学者のエイプリル(ヴァネッサ・ウィリアムズ)も休暇を過ごすために滑りに来ていました。
ダッシュは脚を骨折してリハビリをしていた過去があるのですが、チャドに挑発されて頂上で勝負しようということになります。

ダッシュはかなりいい勝負をしていたのですが、岩場の手前で停止してしまった所を抜かれて敗れました。
その頃、一人のスキーヤーが50㎝位の蜘蛛に飛びつかれて倒れていました。
その後、彼はロッジの経営者であるフランク(スティーブン・J・キャネル)から素人にはもっと優しく教えろと優しく諭されていたのですが、拒絶していました。
そこにハンターが行方不明になった件で森林警備隊がダッシュに捜索の協力を要請しに来ました。

エイプリルがこの山にやって来たのは実は軍の極秘研究に呼ばれて来たためだったのですが、彼女が研究所に行くと所員は蜘蛛にやられて全滅していました。
あの蜘蛛は軍が開発した生物であり、それが餓えて脱走した模様です。
彼女も逃げようとしていましたが、所内にいた蜘蛛に見つかってしまい、一室に逃げ込みました。
エイプリルは警報機を鳴らし、ベイカー大尉(トーマス・キャラブロ)達の隊は研究所に急行しました。
研究所の所長であるマークス(デヴィッド・ミルバーン)はもみ消しを図っているようで、「問題無い」を連呼していましたが、ベイカー達は念のためと所内に突入しました。

ハンターの車両を発見し、スノーモービルでレンジャーのリックと二手に分かれて捜索していたダッシュは惨たらしい鹿の死骸を発見してリックに連絡しました。
そして無残にも腰から分断されたハンター・ロッキーの遺体を発見し、リックと合流しました。
一方、エイプリルはベイカー達に救出されますが、応援を呼ばないと危険だと進言し、マークスに却下されました。
直後に隊員の一人が蜘蛛に襲われて死亡し、銃撃しましたが、蜘蛛はすばしっこくダクトに逃げ込みました。
ベイカー達は兎に角、蜘蛛を発見して殺そうということにし、エイプリルもそれに賛同しますが、マークスはそれに反対します。
また、マークスは蜘蛛には氷点下に対応する能力は与えていないので基地内で発見できる筈だと主張していました。

ダッシュ達はロッキー殺害現場の付近で巨大な蜘蛛の巣と繭を発見し、新たな遺体が繭に包まれているのに気付きました。
直後に緑色の1.5m程度の蜘蛛が糸を吐いてリックを絡めとり殺害したので、ダッシュは急いでとんずらしました。
スノーモービルで逃げていると赤の縞々の蜘蛛に追われ、目の前に現れた黄色い縞々の蜘蛛は轢き殺します。
何とか車の所に戻ったダッシュはハンターの車を拝借して逃げ出しました。
蜘蛛はようやく解禁!とばかりに堂々と出て来るようになり、コーチのマイク(チャールズ・ハルフォード)が乗っていたリフトの上に現れます。
マイクは驚いてリフトから飛び降りましたが、岩が露出している所に飛び降りてしまい、蜘蛛の餌食となりました。

エイプリルはロッジに戻り、フランクに皆を退避させるように指示するのですが、時すでに遅く、ゲレンデのスキーヤーは蜘蛛に襲われまくっていました。
彼女はストックで蜘蛛を撃退してスキーヤーを救出しつつ、ロッジに逃げるよう誘導します。
オリンピックチームは一塊になって付近のスノーモービル小屋で孤立していたのですが、そこにフランクが飛び込んで来て合流しました。
フランクは彼等をスクールバスに誘導し、籠城することにしましたが、チャドが死亡した運転手の遺体から鍵を回収したのでチャドの運転でスクールバスが発車しました。
ところが、蜘蛛がフロントガラスに張り付いたので、振り落とそうとしている間にバスは事故ってしまいました。

ロッジの客は一致団結して出入り口や窓にバリケードを築いて籠城することにし、ダッシュも戻って来ました。
残念ながら、レンジャーはリックを除いて風邪でお休みしており、研究所にも無線が通じませんでした。
全員風邪って強引ですね。
ダッシュに追及されたエイプリルはようやく真相を語るのですが、あの蜘蛛はアフガンで発見された先史時代の蜘蛛の化石のDNAを現代の蜘蛛に移植したものだそうです。
その蜘蛛達は強力な糸を吐くらしく、それを使って防弾装備等を開発するのがエイプリル達の任務だったそうです。
そうなると生物というより繊維とかそういう専門家も必要な気がしますが、どうなんでしょう。
蜘蛛は前部で六匹で糸の量が足りなかったので巨大化させたそうです。
なんか巨大化余裕です。みたいな展開ですが、そっちも偉業だと思います。

一方、バスは何とか無事で被害も少なかったのでフランク達はそのまま籠城していましたが、仲間の一人スティーブンが事故で危篤状態に陥り、早くロッジに運んで応急措置しないと危険な状態でした。
バスに取りついていた蜘蛛は糸を吐いてバズ全体を巻き始めており、外には出られない状況でした。

感想

これは普通です。
蜘蛛が襲ってくるという、良くある内容で王道的なB級生物パニックです。
普通の生物映画として暇つぶしに楽しめる内容だと思います。
お話はテキトーなので期待しない方がいいと思います。
全体的にシリアスなのですが、緊張感は無いです。
一応、ダッシュがコミカル要員のようなのですが、滑ってる気がします。

舞台が雪山ということなのですが、これは寒い所に研究所を作れば蜘蛛が逃げても動けなくて安心ということのようです。
しかし、この雪山は全然寒そうでは無く、天気もポカポカ陽気なので果たして雪山に意味あったのか疑問です。
更にこの山はスキー場なのですが、殆ど雪が無いという。
でもなかなか雪山の景色は良かったですよ。
そういえばスキーはもう何年も行ってないので、たまには行きたいですね。

蜘蛛の出来は悪いです。
ゴムの玩具を巨大化させたようなテカリ具合が泣かせます。
この蜘蛛が大してデカくないので、全く脅威に感じない点もこの作品の緊張感を削いでりる理由だと思えます。
寒さに弱ければ皆で物体Xばりに厚着して相手が弱るのを待つという手が使えるのですが、こいつらは氷点下でも活動するそうです。

登場人物はエイプリルがイマイチでしたが、他は概ね普通でした。
私はフランクが好きでした。
軍隊の人達は殆ど活躍してませんでした。

ラストまでのあらすじ

エイプリル曰くあれほど蜘蛛が巨大化したのはマークスの所為だそうで、「命を玩ぶなんて!」と特大ブーメラン発言をしていました。
ダッシュは「今夜は寒波が来るから氷点下で死滅すんじゃね」と言うのですが、蜘蛛は代謝が向上しているので意味無いそうで、2時間ごとに餌を食べないと飢え死にするので、ここに侵入する筈!と言い切りました。
逆に2時間防御すれば死ぬってことですよね
二人は地下に居たのですが、蜘蛛が侵入してきたので消火器を浴びせて動けなくしてから退散しました。
消火器で頭潰しておけば良かったのにと思いました。
一方、バスメンバーはフランクの妙案で、前部の乗降ドアに蜘蛛の肢を挟み、身動きできなくして、後部ドアから皆が逃げるという作戦を開始しました。

ロッジの煙突から緑色の蜘蛛が侵入してスチュワート夫妻がやられてしまいましたが、皆で協力してスプレー等で弱らせ、鹿の剥製の角を刺して殺しました。
そこにバスメンバーが助けを求めてきたので招き入れます。
一方、フランクもようやく動き出したベイカー達に救助され、ベイカー達はロッジの付近でロッジへ無線連絡します。
協議の結果、ベイカー達も戦力不足だったので、ダッシュがスノボのハーフパイプに誘い出し、そこで一網打尽にすることにしました。

ということでダッシュは発煙筒を持ってスキーを履いて出発し、蜘蛛達はまんまと彼の後を追って行きました。
この滑走シーンはプロの映像を差し替えてるみたいで、カッコいいです。
ダッシュは斜面を滑走し、ベイカー達は麓で緑色の毒々な液体を撒いて待機しています。
どうやら毒々液は蜘蛛達の大好物だったらしく、ダッシュはそこまで蜘蛛を誘導して鮮やかに退避し、蜘蛛は毒々液に群がります。
ベイカー達は麻酔銃と捕獲ネットで蜘蛛を捕らえました。
ダッシュは彼等が蜘蛛を殺さないと知り、あらかじめ待機させていた相棒のジョニーに合図して雪崩砲を蜘蛛に撃たせて殺しました。

マークスはブチ切れてダッシュを射殺しようとしますが、遣り過ぎだとベイカーと揉み合いになり、斜面を滑ってしまい、生き残っていた蜘蛛に喰われました。
ベイカーは生き残りの蜘蛛を射殺しました。
ダッシュはもう一匹残っていた蜘蛛を射殺しようとしたのですが、軍の偉い人が来て回収されてしまいました。
彼はマーカスが幻覚剤を悪用し、ロッジの客に幻覚を見せたという方向で落着させるようでした。

チャド達はダッシュに「カッコ良かった、最高の滑り!」と称賛の声を浴びせ、エイプリルはダッシュとの夕食に応じました。

エンドロールで終了です。

まあ平和は戻りましたよね。

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