ハイパーキューブは止めたみたい CUBE ZERO

CUBE ZERO

もう逃げられない!殺戮の立方体

制作年 2004年
制作国 カナダ
監督 アーニー・バーバラッシュ
脚本 アーニー・バーバラッシュ
上映時間 97分
出演
ザカリー・ベネット
ステファニー・ムーア
マイケル・ライリー

だいたいのあらすじ

前作ですが、繋がりは無いです。

映画CUBE2のネタバレ紹介と感想です。
片脚だけ靴を履いた男性がキューブの中で脱出経路を探っていたのですが、移動中に液体を浴びせかけられます。
男性は無事で単なる水を浴びせられたのかと思っていたのですが、時間が経つと身体が溶け始めて崩れ落ちてしまいました。
グログロです。
その様子をキューブの監視センターからエリック・ウィン(ザカリー・ベネット)とドッド(デヴィッド・ヒューバンド)がモニター越しに見ており、男性のファイルを保管していました。
二人は暇つぶしにチェスをしているのですが、後二人の同僚の内、オーウェンは体調不良で休みでチクリスは長期リフレッシュ休暇中とのことでした。

エリックは数日前のオーウェンの部屋で何か争うような物音を聞いた言うと、ドッドに「気の所為だ」と窘められます。
二人の食事は風邪薬のようなカプセルに入ったものを一つだけで、指令が来ると対応するという業務のようです。
エリックは指令内容に従い、キューブの一室で倒れている女性レインズ(ステファニー・ムーア)の側で三叉のアームを操作し、光を当てて夢の情報を読み取りました。
それによれば彼女は山中で娘のアンナと散歩している所を拉致されたようで、その後手術を受けて頭にチップを埋め込まれ、キューブに放り込まれた模様です。

エリックもドッドもう長いこと外には出られず、この施設に籠っているようで、ここでは詮索しないことがルールだそうです。
実は同僚のチクリスも業務内容を詮索したことで消されたようでした。

レインズは囚人服のような物を着せられ、手にバーコードのような物を入れられた状態で目覚めました。
彼女は起き上がるなり、「娘を返せー」と叫ぶのですが、なぜか娘の名前を思い出せませんでした。
レインズが隣の部屋に移動すると彼女を拉致した部隊と同じ額の刺青を入れた黒人ハスケル(マーティン・ローチ)に腕を掴まれて倒されますが、同輩だとわかり解放されます。
この部屋には他に罠で指を失った肥満体のメイヤホールド(マイク・ナーギャング)とバートク(リチャード・マクミラン)、ジェリコ(テリ・ホークス)が居ました。
レインズには記憶が一部残っていましたが、他の人達は完全に記憶を消されているようでした。
彼女は元軍人であるハスケルが気に入らず、今後も何かと突っかかります。

皆は罠があるので靴を投げて移動するという方法を取っていましたが、隣の部屋に移動したバートクはワイヤーで輪切りにされる罠に殺られてしまいました。
一方、監視室で「レインズに見覚えがあるなあ、どうして収容されたんだろ」と呟いていたエリックはドッドから「規則違反だぞ。収容者に深入りするな!」と窘められます。
また、エリックはオーウェンから「外に通じる第三の出口」というものがあると聞いたのですが、ドッドは「そんなものはデマだ」と否定しました。

レインズ達は部屋を繋ぐ通路に「C.I.A」という文字プレートがあるのを発見し、他の通路も調べることにします。
他の文字は「Y.Y.O」「U.D.S」「S.A.N」で、レインズは靴墨とヘアピンで上着に地図を書きました。
この文字が座標を表しているのではないかと考えたレインズはこの建物が一辺26部屋の立方体ではないかと推測しました。
一方、エリックはレインズの記録ファイルを閲覧し、彼女が政治犯であることや同意書無しでキューブに送り込まれていることを知り、無実の人間が裁かれている!とドッドに申し立てて騒ぎます。
エリックはキューブが私刑に使用されているのではないかと考え、緊急連絡用の装置で幹部に電話してくれとドッドに要求します。
しかしエリックが電話する前にドッド宛てに幹部から電話があり、出口に到着した者がいるので最終処理をしろというものでした。

就業規則によれば上級技士では無いエリックは最終処理ができないのですが、ドッドはレインズの件を連絡してやるから手伝えとエリックに指示しました。
出口に到着していたのは記憶を消されたオーウェンで、彼は白い光に向かって歩き出しました。
光にに包まれた広い部屋に到着した瞬間、彼は暗闇に包まれ、首と脚を鎖で繋がれてしまいました。
ドッドはオーウェンにキューブのスピーカーで「お前の名前は?全能の神は居るか?」という質問をします。
オーウェンは「多分オーウェン、神などいるか!」と返答したのでドッドはエリックに「NO」のボタンを押すように指示するのですが、ボタンを押すとオーウェンは炎に包まれて焼かれてしまいました。
エリックは「これが出口なのか」と愕然とするのですが、ドッドはオーウェンの処理結果を幹部に送れと命じます。
尚、ドッドは「全能の神はいるか?」という質問に「Yes」と答えた者は見たことが無いそうです。

エリックはキューブが私刑に使われていると知って憤り、キューブに通じる連絡用のエレベーターに乗り込み、降りてしまいました。
そして彼はキューブの中に乗り込んで行ってしまいました。
ドッドの下には幹部であり、右目がダイヤの義眼で黒ずくめの服装の不気味な男ジャッカス(マイケル・ライリー)が現れました。
ジャッカスは監視装置を乗っ取って二人の部下にエリックの捜索を明示、ドッドには被験者に注射を打つよう指示しました。

ジャッカス達はジェリコが一室に単独で移動した際に部屋を移動させて隔離し、ドッドは床から注射器を出して彼女に踏ませ、ジェリコは意識朦朧として倒れました。
一方、エリックは天才的な記憶力でレインズ達が辿った経路と自分の進んだ経路を合わせてキューブの地図を頭の中に構築していました。
その頃、レインズ達は眼の前の部屋に入ったジェリコが消えたので、部屋が移動したとしか考えられないと推測していました。
彼等は移動しつつ、ジェリコを捜していたのですが、ようやく発見したジェリコは顔の下半分の皮膚が溶けて倒れていました。
ジェリコは助けてくれとメイヤホールドに爪を立てて縋り、突き飛ばされた拍子に頭を打って死亡しましたが、メイヤホールドも感染してしまいました。

見捨ないでくれと訴えるメイヤホールドにハスケルはこの部屋の続き部屋を全て調べるように指示しました。
それに従い、下の部屋を覗き込んだメイヤホールドでしたが、ハスケルは彼を突き落としてしまいました。
メイヤホールドは壁から出現した装置に超音波のような物を四方から浴びせられ、頭が破裂して死亡しました。
レインズはハスケルのことを「人殺し」と避難して険悪になりますが、そこにエリックが現れ、「あれは肉食性のウイルスだからハスケルが正しい」と言い、「君たちを助けに来た」と告げました。
その様子を目撃したドッドはジャックスに報告し、エリックの居場所は捕捉されました。

感想

これは普通です。
キューブが一作目の物に戻っており、新たなトラップが追加されています。
今回はキューブを監視・制御する側のチームが出て来ており、内部と監視側の話になってます。
二作目よりは面白いと感じましたが、話は繋がってませんでした。
一応、最後にどんでん返しのような物が用意されてますが、「ああそうなのか」という感じで驚きは無かったです。

結局の所、キューブの謎は解かれず、消化不良に終わった感じです。
二作目は無かったことにされた気がしますが、私もそれには賛成です。
どことなくソウの続編のような感じの演出になってます。
イマイチスリルが無くて、単純にお約束をこなしているだけに見えました。

登場人物もこれと言って入り込める感じでは無かった気がします。
かと言ってつまらなく訳では無く、特に面白いとも思えなかった微妙な作品だと思いました。
何はともあれ、CUBEは今作で完結です。

ラストまでのあらすじ

エリックはレインズ達に自分が知っているキューブの秘密を話すのですが、ハスケル達は死刑囚で志願してキューブに送り込まれたことを打ち明け、レインズだけ同意書が無かったことも話します。
彼が夢の内容を盗み見てアメコミ風の漫画にしていたのでレインズはブチ切れるのですが、彼の頭脳を利用することにしました。
ジャックスは部下に命じて座標プレートの文字を溶かして消しました。
ちょっと無理あると思います。
更に靴を投げて進むしか無くなったエリック達の部屋に隣接する部屋は全てトラップ部屋に差し替えられました。

そしてジャックスはエリック達の居る部屋の四方のパイプを放電させ、三人を抹殺しようと目論み、エリック達はスパークする正方形の電流に囲まれてしまい、絶対絶命に陥ります。
しかしドッドはエリックに友情を抱いていたのか、命懸けで妨害工作を行って接続を切り、電流を停めました。
ジャックスに追及されても彼はとぼけていましたが、実は電源ケーブルを損傷させており、トイレに行くと言って雲隠れしました。

エリックはキューブの電源が落ちたことを知り、トラップは発動しないとレインズ達に知らせますが、再起動が駆かるので、10分後に生存者は焼却されると教えました。
出口となる部屋は再起動されるとゼロの位置に戻り、焼却されるまでに3秒間あるので、その間に脱出しよう!ということになりました。
一方、ドッドは破壊工作を続けていたのがバレ、ジャックスに詰め寄られたのでメインコネクタを呑みこみます。
ジャックスはドッドに麻酔を嗅がせてその場で殺害して切開し、メインコネクタを取り出しました。

ジャックス達はハスケルに埋め込まれたチップを起動させ、衝撃で落下死したハスケルにレインズ達の始末をさせることにしました。
復活したハスケルは凄い身体能力でジャンプしてレインズ達の前に現れ、二人を殺害しようとしましたが、股間と脳天を蹴られてあっさり倒れます。
出口の部屋に到着したエリック達はここでチクリスの遺体を見つけ、ハスケルの妨害を受けながらも床の水溜りに飛び込みました。
間もなく焼却装置が発動してハスケルは焼かれ、エリック達は水路をひたすら泳ぎました。

エリック達は湖に浮上して森の中を逃げるのですが、エリックはジャックスが派遣した部隊に麻酔銃を撃たれて捕獲されました。
彼はジャックスに国家反逆罪で終身刑二回分追加だと言われ、キューブに戻される前に矯正手術をされることになります。
ジャックス曰く、エリック達は実は罪人で既に同意書にサイン済であり、監視側の被験者という立場だったということです。
ジャックスの反応からレインズが上手く逃げおおせたと判断したエリックは喜び、その直後に脳手術を受けた際にレインズがアンナと森の中を逃げ延びて自分の漫画を眺めているという幻想を見ました。

エリックは他の被験者と共にキューブに放り込まれるのですが、彼は一作目に出てきたカザン同様の自閉症のような症状になっており「グリーンの部屋は危険。ブルーに戻らないと」等と指を折ってうわごとのように呟いていました。

カザンもこういう系統の人だったのでしょうか?
彼がカザンということは無く、名札にもウィンと入っていました。
一作目でキューブを操作していた人がいたという点だけ明確になったようです。

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