森が襲って来ます 怨霊の森

怨霊の森

お嬢様学校に入学したらひどい目に遭う話

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ラッキー・マッキー
脚本 デヴィッド・ロス
上映時間 91分
出演
アグネス・ブルックナー
パトリシア・クラークソン
レイチェル・ニコルズ

だいたいのあらすじ

1965年
ヘザー(アグネス・ブルックナー)はパパ(ブルース・キャンベル)とママ(エマ・キャンベル)に送られて全寮制のファルバーン学院に到着しました。
校門で校長のトラヴァース(パトリシア・クラークソン)に出迎えられ、その後学力テストを受けました。
どうやら彼女は合格だったようで、マキノー(マルシア・ベネット)という教師から寮に案内されました。
尚、ヘザーにはママと口論になり家に放火して全焼させるという過去がありました。

まずはレンガ作りの壁で広々とした食堂で食事を採ることになりました。
食堂では沢山の女学生が会議机のような机に集まって噂話をしており、ヘザーはマーシー(ローレン・バーケル)という陰キャっぽい女子の前に座りました。
マーシーはサマンサ(レイチェル・ニコルズ)一派の虐めを受けているようで、ヘザーも早速赤毛を揶揄われ、牛乳をこぼされるという嫌がらせを受けました。
サマンサP2の人ですね。今回は意地悪役みたい。

就寝時間になったので、ヘザーはマーシーの近くに割り当てられたベッドで就寝することになります。
この寮は個室とか相部屋では無く、大部屋に沢山のベッドを並べて皆で寝ています。
ヘザーはこの学院に来てから何度か自分の名を呼ぶ女性の幻聴を聞いたのですが、横になっていると誰かと森の中を追いかけっこして「解き放って」等と話しかけられる幻覚を見ました。
そしてヘザーは前髪パッツンの血まみれ女子が「私のベッドよ」と言って手を握って来て、その後斧を持った少女に襲われるという悪夢を見ました。

翌朝、ヘザーはマーシーにパッツン少女がいたベッドを指差し「誰のベッド?」と聞くと入院しているアンのベッドだと返答されました。
アンは化学の時間に自殺を図ったそうで、発見された時には血まみれだったそうです。
その後、ヘザーはサマンサに「赤毛は出てけ!」と嫌がらせをされ、うるせーこのビッチ!と言い返すのですが、ボディブローを食らってKOされました。
お陰で授業に20分も遅刻してしまい、3分以上の遅刻は欠席!校長室行け!とマキノーに物凄い勢いで怒鳴られて叩き出されました。

トラヴァースは「入学早々失望した」と言うのでヘザーがじゃあ退学します!と返答すると電話を差し出されました。
ヘザーはママに「今まで悪かった。帰りたい」とシクシク訴えるのですが、ママは「我慢しろ」と窘め電話を切り、それを見ていたトラヴァースは「今回は許す」と告げました。
その夜、脱走を図ったのか森へ迷い込んだヘザーは亡霊のような女子の群れに追いかけられ、回れ右して学院へ戻りました。
就寝時間を過ぎていたのか、その様子を教師たちが全員集合して見ていました。

ベッドに戻ったヘザーにマーシーは「森は危険だから行くな」と言い、その後二人は急速に仲良くなりました。
そしてサマンサも相変わらず嫌がらせをしてくるのですが、彼女は体育の時間にわざと森の中にボールをサーブして、ヘザーに取りに行かせます。
そしてヘザーは森の中で再び「解放して、助けて」という少女の声を聞くのでした。

この学院には森から現れたクララ・トンプソンとその二人の妹が森で謎の声を聞いたり、超能力で物を浮かばせたりしていたので生徒達の迫害を受け、生徒全員の命を差し出すと呪いをかけたそうです。
その後、生徒達に追いかけられて森へ逃げ込んだクララ達は何かの儀式をして生徒達を家来にして学院に戻ったそうです。
そして教師の首を斧で切断し、教師を皆殺しにしてバラバラの遺体は井戸に捨てたということで、森には今でもクララが彷徨っているそうで、迷い込んだ女生徒を殺害していということでした。

トラヴァースはヘザーを温室に呼びだしてカウンセリングのような特別授業を始め、母がなぜヘザーを学校に押し付けたのかを質問し、分かりませんと返答すると、「恐れたからよ」と言いました。
他には母を殺したいか?等の質問をされるのですが、ヘザーは「母親を殺せ、痛み」等の謎の幻聴を聞いており、トラヴァースの言葉はあまり耳に入りませんでした。
それからヘザーは鉛筆を立てて消しゴムを上に乗せたりという超能力めいたことができるようになりました。

ある日、アン(キャスリーン・マッキー)が退院して来たのですが、ヘザーはアンが前髪パッツン少女だったことを知り、驚愕します。
怖くなったヘザーはマーシーに「幻聴とか幻覚とか見る?」と質問するのですが、彼女は覚えが無いようです。
そこにサマンサが嫌がらせに来てマーシーの顔面に牛乳をかけたのでヘザーは顔面パンチをお見舞いし、サマンサと取っ組み合いの大喧嘩になり、教師に止められます。
トラヴァースに呼びだされて「身を守っただけ」と弁明するヘザーでしたが、振る舞いを正せとビンタされてしまいました。

その夜、ヘザーがアンに話し掛けると「あなたもマーシーや私と同じ特別な子、私達が逆らうと皆殺される」と意味不明なことを言い、しきりに寒がります。
そこでヘザーはトランクを積み上げ、窓を閉めてやろうとするのですが、床に霧が発生し、枝が伸びてトランクを崩されて落ち、足を捻挫しました。
意味不明です。
翌朝、アンは姿を消し、彼女のベッドには枯葉が敷き詰められていました。

トラヴァースはアンの捜索願いを出しておらず、それを知ったヘザーはマーシーに相談するのですが、「歌のレッスンで疲れてる。五月蠅い赤毛」と追い払われました。
ブチ切れたヘザーはマーシーが大事にしていたラジオを叩き壊し、破片を超能力で立たせていた所をトラヴァースに目撃されました。
マーシーはすっかりヘザーに距離を置くようになり、ヘザーが放火した件はなぜか学校中に知れ渡り、彼女は他の生徒から村八されてしまいました。
その夜、また床に霧が発生し、翌朝になるとマーシーは枯葉になって消えました。

森が怪しいと踏んだヘザーは森に乗り込もうとするのですが、サマンサが現れて彼女を止め、「パパを呼んであげたから逃げて」と告げます。
サマンサは教師は森のクララ達とグルで生徒の身体を彼等に捧げているのだと言いますが、現れた教師に連れ去られます。
彼女も森のささやきを聞いているのだそうで、ヘザーに「食堂のミルクは飲むな」と伝えました。

感想

これは普通です。
お話は友人がどんどん消えて行くという内容なのですが、イマイチです。
サスペリアに似てる感じなのですが、テンポが悪い気がします。
前半は殆ど思わせぶりな教師と生徒達の学園ドラマで、それほど面白い展開が無いので退屈です。
何しろ1人目の友人が消えた頃には45分経過しており、面白くなりそうな所で1時間経過しています。
なのでそこに至るまでにこちらのテンションがかなり下がってしまい、何とか結末付近で盛り返す感じです。

演出は悪くないと思われますので、残念な気がします。
結末付近の枝が襲ってくるシーンはなかなか面白くて斬新でした。
でも何で森が襲ってくるのかサッパリ分からなくて、何が何やらという感じでした。
サマンサも学力テストを受けていたのですが、彼女は補欠だったってことでしょうか?

これは私個人の問題ですが、この映画私にはちょっと難しいです。集中して観ないとお話が頭に入って来ません。
そこまでして観たいかと言われると微妙な感じです。
色んな映画のオマージュっぽいのが含まれてるような気がしたので、蘊蓄とか好きな人にはいいのかも。
劇中で流れていた歌もなかなか素敵で、歌詞が内容にマッチしてるんですね。

主人公が頑丈な感じがまた何とも残念で、スージーのようなか弱い感じだと良かったのですが。
私はてっきりこの人がサイコで友人を殺しまくってました!って感じのテイストで見てしまっていました。
トラヴァースはなかなか雰囲気会ってる感じで良かったです。
あとサマンサは美人です。

ラストまでのあらすじ

サマンサは喋り過ぎたのか食堂で首吊り自殺に偽装されて殺害されてしまいました。
トラヴァースにサマンサから何を聞いたと問い詰められたヘザーは教師が生徒を攫っていると聞いたと返答します。
複雑な表情を浮かべたトラヴァースはアンとマーシーについて言及され、「二人共逃げた。学校を守るために私は秘密にした」と誤魔化すのですが、ヘザーは最早、彼女のことを信用していませんでした。
ヘザーは幻覚と幻聴の件をトラヴァースに話すと、「あなたは特別だから見える。あれは合図」とまた小難しいことを言いました。
今にして思うと、サマンサがいつも食堂のミルクをこぼしていたのもわざとだったみたいです。
マーシーとヘザーを虐めてたのも学校から逃がそうとしていたからみたいです。
そう言えば「出てけ出てけ」と言ってました。サマンサ実はいい子だったんです。

ヘザーはサマンサの件で学校に来ていた保安官にアンとヘザーの件をチクり、仕方なくトラヴァースは二人が失踪していたこと彼に打ち明けました。
その後、森の中を捜索していた保安官は森の木に襲われ、胸を枝に貫かれて死亡しました。
サマンサが生前に知らせてくれていたので、ヘザーはパパの迎えで退学することになりました。
トラヴァースは必死に止めていましたが、パパはキッパリと娘を連れ帰ると宣言し、ヘザーはトラヴァースに中指立てて去りました。
しかしパパは道に迷ってしまい、道の真ん中に生えていた木にぶつかりそうになり、事故りました。

事故はエンスト程度で大したことは無かったのですが、停車中の車の下を枝が持ち上げて車を横転させました。
ママは枝に引っ張られて死亡、パパは気絶、ヘザーも倒れました。
ヘザーとパパは病院に運ばれたのですが、そこはトラヴァース一味でパパはトラヴァースの手の血を嗅がされてグッタリしてしまい、ヘザーは薬を撃たれて眠らされます。
パパはトラヴァースの呪いで廃人のようになってしまい、ヘザーは学院に連れ戻されました。

そしてトラヴァースの前で小石をストーンヘンジのように積み上げるテストをされ、ミルクを飲まされました。
ベッドはアンの物を使うよう指示され、就寝タイムとなりました。
ヘザーはミルクを吐き出して脱走しようとしていたのですが、窓から侵入して来た枝に襲われたので院内を逃げ回り、とうとう追い詰められてしまいました。
一方、パパは緑のゲロと枝を吐き出して正気に戻り、病院から脱走していました。

ヘザーはマーシー、アンと共に捕らわれ、枝に拘束されて磔のようにされていました。
トラヴァース達は魔女を復活させようとしているようで、そのためにはマーシーの歌、アンの血、ヘザーの石積み上げが必要なようです。
ヘザーはママの幻影に惑わされ石を積み上げ、木の枝は院内に寝ていた女生徒全員を覆っていました。
一方、パパは車で学院に駆けつけ、ドアをぶち破って突入し、斧をゲットしていました。
パパは捕らわれているヘザー達を発見して教師の一人に斧を叩き込みますが、枝に捕まってしまいます。

ヘザーはパパの斧を引き継ぎ、教師達を斧で倒し、ラスボスのトラヴァースに斧を叩きこむと木の枝は引き揚げました。
こうしてアンやマーシーも含み全員が無事で学院を脱出し、学院は燃やされました。
しかし、周囲の森は燃えなかったということです。

サマンサ気の毒ですね。
どうやら学力テストで超能力のありそうな生徒を選んでいたようです。
でも、そうなると歌とか関係なさそうで、能力者であればマーシーでなくても良さそうです。
個々の能力がイマイチ分からなかったのですが、ヘザーだけは石を積むキーとして必要だったみたいです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする