昔からいたみたいです トレマーズ4

トレマーズ4

実は先祖もグラボイズにひどい目に遭っていた話

制作年 2003年
制作国 アメリカ
監督 S・S・ウィルソン
脚本 スコット・バック
上映時間 101分
出演
マイケル・グロス
サラ・ボッツフォード
ビリー・ドラゴ

だいたいのあらすじ

前作です。

OVトレマーズ3のネタバレ紹介と感想です。

1889年 ネバダ州リジェクション
炭鉱で銀を掘っていたフアン(ブレント・ローム)は同僚が地中から現れた何かに食われるという恐ろしい事態に遭遇しました。
その事故で鉱山は閉鎖になってしまい、商店を営むチャン(ロー・ミング)の妻は中国に帰ろうか等と話していましたが、チャンは帰るつもりは無いようです。
住人がどんどん町を出る中、クリスティーン(サラ・ボッツフォード)やテコパ(オーガスト・シェレンバーグ)のように出ていけない人もおり、フアンもその一人でした。
やがて経営者のハイラム・ガンマー(マイケル・グロス)がフィラデルフィアから駅馬車でやって来ました。

しかし彼は鉱山が閉鎖したことも知らず、1日に17人が死んだという事故のことも知りませんでした。
まるで町の人を使用人のように扱うハイラムは少々皆に嫌われました。
ひとまずクリスティーンの宿に落ち着いた彼は、物資不足だというのにジンジャーブレッドを要求したりしていたのですが、チャンの息子フーに「パンあげるから、荷物の中から酒取って来て」と依頼し、パンをあげないという意地悪をしていました。
さてフアンから事故の件を聞いたハイラムは「銀は沢山掘れるが、鉱山に怪物が出るので誰も入らない」と聞き、自ら調査に乗り出すことにしました。
しかしこの町では全員銃を持ち、フーでさえパチンコを持っているのに、彼は武器を持っていませんでした。
しかも馬にも上手く乗れないので町の人達はなんだかガッカリしてしまい、仕方なくフーはハイラムにパチンコを渡しました。

いよいよ調査に行くことになり、フアンが人徳でブリック&ストーニー兄弟とジョンソン、ソギーの四名を集めてくれたので総勢六名で鉱山に向かいました。
ひとまず入り口付近を見て回ったハイラムは「問題なし」と結論付け、夜が来るので鉱山の前で野営することになり、焚火の前で寝る皆とは対照的にハイラムはハンモックを吊りました。
ところが、小型の複数のグラボイズが現れて次々に彼等を襲い、生き残ったのは機転を利かせて岩の上に批難したフリンとフリンに誘導されたハイラムだけでした。
これはまだ幼生みたいですね。

一匹撃ち殺したグラボイズの死骸を見て目が見えないことが判明し、音で獲物を判断している、岩は掘れない等のことが分かりました。
二人は岩の丘陵を歩いてリジェクションまで戻り、皆にグラボイズのことや、彼等はは地中から出ると物凄い速さで襲ってくると説明しました。
グラボイズ退治に凄腕のガンマンを雇うことにしたハイラムは新聞社に電信を打って募集広告を出しました。
後は待つことにし、フーはハイラムの自転車を修理してやり修理代を請求するのですが、ハイラムは代金代わりに自転車を彼にプレゼントしました。

1か月後
町では発電機用の井戸掘りをしていたのですが、ハイラムは資産家に肉体労働は不向きと手伝わずに文句ばかり言っているので、クリスティーンからいい加減に宿代払えと請求され、銀行が再開したら払うと返答しました。
その後ハイラムはクリスティーンに自分の全財産は身に着けている時計と高級カフスだけだと白状しました。
ハイラムの父は確かに資産家だったのですが、全財産をはたいてあの鉱山を買ったのだそうで、ハイラムはクリスティーンに鉱山が再開したら支払うと約束しました。

そしてある雨の夜にハイラムの広告を見てケリー(ビリー・ドラゴ)という凄腕ガンマンがやって来ました。
ハイラムはグラボイズの説明をし、本当に腕は確かか?と質問すると、ケリーはフーに林檎を自分に向かって投げろと言い、飛んできた林檎を受け取って食べ始めたので、撃つのかと思っていた皆はズコーとこけます。
しかし、彼は離れた所にある飾りのロープだけ正確に撃ち抜くという早業を見せて腕前を証明しました。
ということで報酬の話になり、ハイラムは鉱山が再開したら馬一頭に積めるだけの銀で支払うと提示したのですが、ケリーは前金を請求したので、ハイラムは大事にしている懐中時計の鎖に付けた20ドル金貨とカフスで支払いました。

クリスティーンのホテルには宿代代わりに男達が置いていった銃があったのでそれで装備を整え、ケリー、フアン、ハイラムの三人は鉱山に向かいました。
尚、チャンの妻ルー(リディア・ルック)は出動するフアンに前から欲しがっていた帽子をプレゼントしました。
鉱山付近に着いた三人でしたが、グラボイズはなかなか現れず、その代わりに温泉の付近で孵化した卵を見付けたのですが、どうやら敵はあと三匹いるようです。
あれ?でも卵を産んだのがいるってことですよね。
また、付近でフレッド(J・E・フリーマン)の破壊された荷馬車を発見したのですが、彼は食われて死亡しており、フアンはフレッドを埋葬して簡単な葬儀を行いました。
ケリーは「俺は面識ねえぞ」と言いながら付き合ってくれてます。

その後、三人は谷の先にある床が分厚いという駅で野営することにしました。
そこに成長したグラボイズの舌が伸びてきたので、ケリーが早速反撃して撃退しました。
馬はこの騒ぎで逃げてしまい、三人は動けなくなりますが、大分自発的になったものの人任せの行動が多いハイラムにケリーは「男になる時が来たぜ」と言い、シングル・アクション・アーミー手渡して彼を教育しました。
ケリー師匠みたいでいい感じです。これはオセロットの銃ですね。
なかなか的に当たらず「無理だ」と短気を起こすハイラムにケリーは「一朝一夕では無理だ。頑張れ!」と激を飛ばします。
しかし悪知恵の働くグラボイズはその間も舌で床板を外したりと地道な活動を続け、三人は窮地に陥ります。

フアンは電信機で適当にモールス信号を打ち、チャンの店ではコードを手繰って駅からのものだと突き止めます。
ハイラム達に何かあったのではと判断したのですが、男手が無かったのでクリスティーンが駅に向かうことにしました。
一方、駅ではとうとうグラボイズが床をぶち破り、フアンが食べられそうになったのでケリーとハイラムが反撃して彼を救います。
完全に成体となったグラボイズを見てケリーはあんなのには拳銃じゃ対抗できなえぞとボヤきつつ、奴らが接近したら有りったけの弾をブチ込めと指示しました。
そして床板が殆ど無くなり、とうとうケリーもグラボイズに食われてしまいました。

ハイラム達も部屋の隅に追い込まれますが、クリスティーンが助けに来たので馬車に飛び乗ります。
しつこく追いかけてきたグラボイズはハイラムがパチンコで銃弾を撃って追い払いました。
町に戻ったハイラムはあんなのには勝てんと「皆で逃げよう」と提案するのですが、誰一人首を縦に振りませんでした。
クリスティーンは馬等を提供して「鉱山と交換だ」と彼を引き留めようと駆け引きをするのですが、ハイラムは「鉱山なぞくれてやる!」と皆を見捨てて去りました。
フーも彼を自転車で追いかけるのですが、ハイラムは「私は無力だ」と町を後にしました。

感想

これは普通です。
バートの先祖の話で、西部開拓時代にもグラボイズが居たという内容です。
無理がある設定ですが、娯楽作品のツボは押えてあり、なかなか面白いです。
ちょっと前半のテンポが悪い感じで、これはなんでも人任せというハイラムの性格を強調するためのようなのですが、もう少しまとまってた方がいいかも。

やっぱり全体的にユルい空気が漂っているので、コワさは無いです。
でも空き缶の仕掛けとかの小道具を使ってきちんとスリリングな展開を演出していて創意工夫が感じられました。
スピード感のある接近シーンも相変わらず素敵です。
ご都合主義展開も多いですが、私はセーフでした。

これはガンマー家のルーツであると同時にハイラムの成長物語でもあります。
財産も彼が築いたものでは無く、父が蓄財したもので、彼自身は何もしてませんでした。
師匠キャラのケリーもなかなかいい味出してました。
ケリーは口は悪くて野蛮な男ですが、悪い人では無かったと思います。
相変わらずの「俺はヤバいぜ」的な大仰な演技で吹きました。
それにしてもガンマー家って実は資産家だったようで、あの重火器のお金の出どころも判明しました。

新種新種でテコ入れしてきたので飽きて来ましたが、原点回帰ということなのか、普通のグラボイズが登場します。
今回は自動車や現代兵器が無いので、馬車や西部開拓時代の武器で迎え撃つことになります。
面白かったのは「電信機」というもので、これは各地にワイヤーを張り巡らせ、コツンコツンと金属板を叩いて通信するという仕組みでした。
やっぱり人間の知恵は凄いなあと今更ながら感心しました。

登場人物もおじさんおばさんが多いのですが、なかなかいい味出してました。
フアンもいい人ですが、私はテコパが好きでした。

ラストまでのあらすじ

カーソンシティに到着したハイラムは宿屋でゆっくりと入浴しました。
一方、フアンはグラボイズが町に接近しているのに気付いて皆に報告しました。
町と鉱山の間には岩の谷があり、そこは越えられないだろうと踏んでいたのですが、どうやら迂回路を見付けたようです。
流石に町に残る最後の住人チャン一家とクリスティーン、フアンとテコパの間に悲しい空気が漂いました。
ハイラムは駅でフィラデルフィア行きの切符を買い、戻ろうとしていましたが、駅でリジェクションの町からの電信を耳に入れます。
それによると町が巨大な虫に襲われそうなので救援求むということでしたが、駅員はバカバカしいと笑い飛ばしていました。
ハイラムは何かを決意した顔をして最後の財産である金の懐中時計を握りしめました。

いよいよリジェクションの住民は町を出ようとしていました。
そこに馬車で土煙を上げながらハイラムが戻りますが、彼は懐中時計を売って変えるだけの武器を買って、住民を助けに戻ったのでした!
こんなに買えねーだろと思いましたが、ちょっと感動したので胸の奥にしまっておきます。
そして彼は皆に武器を分配するのですが、秘密兵器として太いパントガンまで用意していました。
いつの間にか武器マニアになったようで、他のも火力あります。
ハイラムは皆で戦おう!と呼び掛け、皆は一致団結して彼に賛同しました。

ひとまず音叉等で音を立てておびき出し、出てきた所を叩こう!という作戦になり、機転が利くルーは町の近辺に空き缶の罠を仕掛け、接近したら音が鳴るようにしました。
なかなか現れなかったグラボイズがガバーとハイラムの待機地点に現れたのですが、やはり彼の腕はまだヘッポコで、至近距離で外してしまいました。
しかし再び現れた一匹を協力プレイで仕留め、皆は大喜びしました。

ずる賢いグラボイズはパントガンがヤバいと悟ったようで、ハイラムの待機場所を遅い、パントガンを奪って地中に持ち去りました。
体制を崩したフアンが襲われそうになり、電柱に飛びついて逃れましたが、グラボイズは電柱を倒してフアンを食べようとします。
そこでテコパが機転を利かせ、デカいノコギリの刃を地中の穴に突っ込み、ガンガンと叩いてヤツをおびき出します。
まんまと勢いよく突っ込んできたグラボイズは地中で真っ二つになり、皆はデコパのファインプレーを褒め称えます。
そんなに切れる訳ねーだろ!って思いましたが、盛り上がっているので大人しくしときます。

残り一匹は奇襲をかけ、デコパが食われそうになりますが、何とか無事でした。
パントガン無しで残り一匹にどう立ち向かうかという点が課題になったのですが、鉱山で使う火薬を爆弾にしてやっつけようということになりました。
皆は出来るだけ音を立てないように作業していたのですが、こんな時に電信機がカタカタと鳴ってしまい、突撃してきたグラボイズによってチャンの店は破壊されました。
グラボイズは小狡く立ち回り、皆を分断させて荷馬車に逃れたクリスティーンとルー、フーを襲い始めます。

爆薬が間に合いそうにないので、ハイラムは井戸掘りに使用していた蒸気機関の巻取り装置に丈夫なロープを巻き、先端のフックを手にグラボイズに突撃し、深々とヤツの尻尾にフックを刺しました。
そしてロープを巻取り、勢いよく装置にぶつかったグラボイズは潰れて死亡しました。
こうして平和が訪れ、皆はお互いの健闘をたたえ合いました。

その後、鉱山は再会できることになり、クリスティーン達はハイラムに鉱山の権利を返します。
ハイラムはグラボイズのことは口外しないようにしようと提案し、最初の収益でホテルとチャンの店を修復することにしました。
その他、テコパには新しい彫像をプレゼントし、フアンの借金も肩代わりすることにします。
町の名前もリジェクションは良くないということで「パーフェクション」という名前に変更しました。

ハイラムの銃の腕は上がっていませんでしたが、彼はバートが住んでいた高台に住居を構えることになりました。
どさくさ紛れにクリスティーンにプロポーズしたのですが、それは保留されました。
クリスティーンはハイラムのためにガトリングガンを購入したようで、ハイラムは撃ちまくってヒャッハーしていました。

エンドロールで終了です。

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