放射能万能説 放射能X

放射能X

巨大アリにひどい目に遭う話

制作年 1954年
制作国 アメリカ
監督 ゴードン・ダグラス
脚本 テッド・シャードマン/ラッセル・ヒューズ
上映時間 92分
出演
ジェームズ・ホイットモア
エドマンド・グウェン
ジョーン・ウェルドン

だいたいのあらすじ

警官のベン(ジェームズ・ホイットモア)は相棒のエド(クリス・ドライク)とニューメキシコの砂漠地帯をパトロール中に、放心したように歩き呼びかけにも無反応な少女を保護しました。
付近には何かの襲撃を受けて破壊されたキャンピングカーがあり、人の気配や遺体も無く、車の周辺には見慣れぬ足跡が残されていました。
現金類は手つかずで残されており物盗りの犯行ではないようですが、現場付近にはセミの鳴き声のようなものが聞こえていました。
救急車と鑑識を呼んで少女を移送してもらい、ベン達は砂嵐が近いので付近の雑貨屋でやり過ごすことにしたのですが、店もキャンピングカー同様に破壊されていました。
店主は地下の保管庫のような所で死亡しており、レジの現金は手つかずであり、ここでもセミのような声を聞きました。

ベンが応援を呼びに行っている間にエドは何かに襲われて消えてしまいました。
その後、店からは砂糖が持ち去られており、銃の名手だった店主が四発発砲していたことが判明しました。
キャンピングカーの主は休暇中のFBI捜査官だったと判明し、同僚のロバート(ジェームズ・アーネス)がFBIより駆けつけました。
店主の検死結果が出たのですが、全身の骨折の他、20人分の致死量である蟻酸が検出されました。
その後、農務省のハロルド博士(エドマンド・グウェン)とその娘のパトリシア博士(ジョーン・ウェルドン)のメドフォード親子が協力をを申し出ました。

二件の事件現場の付近にあるホワイト・サンズでは1945年に核実験が行われており、それを聞いたハロルドは何か考え込んでいました。
あの少女は失語症になり何も語らなかったのですが、ハロルドが蟻酸を嗅がせて刺激を与えると「あれよ!あれよ!」と叫んでパニックを起こしていました。
その後、ハロルド達は砂漠に移動し、キャンピングカーの周辺を見て足跡等を発見したメドフォード親子は犯人の正体が分かったようです。
その後、セミのような声がしてパトリシアの前に3mはあろうかという巨大なアリが出現しました。

ベンとロバートは拳銃でアリを攻撃するのですが、歯が立たず、ハロルドのアドバイスで触覚を撃って動きを止めます。
その後、ベンがパトカーから機関銃を持ち出して連射し、ようやくアリを倒しました。
店主はこれと戦った敗れたようです。こんなに古い映画なのに、しっかり怖いです。
ハロルドはこれは核実験の影響で突然変異したアリだろうといい、一連の事件の原因はこれだと断言しました。
このアリはお尻に針があり、それを刺して蟻酸を注入して獲物を倒すそうで、あのセミの鳴き声のような音は身体の摩擦音であり、仲間と通信しているのだそうです。
また摩擦音が響いてきたので、一行はひとまず退却することにしました。

その後、砂漠をヘリで捜索してデカい穴を発見し、アリが出入りして人骨をポイしている姿を目撃したので巣を特定します。。
ハロルドは警察署でアリの巣の図を広げ、アリは夜活動するので昼間の間が効果的だという点とこの辺りでは水責めできないので、入り口を熱して奥に追い込み、シアンガスを流し込んで殺傷する方法が最適だと説明しました。
そこで巣の周辺をバズーカで撃って焼き、シアンガス弾を巣の入り口から撃ち込み、入り口を塞ぐという作戦を実行しました。
暫くして中の様子を確かめるためにベンとロバートが下りることにしましたが、高齢のハロルドの代わりにパトリシアがどうしても同行すると言うので同行させることになりました。

三人は巨大アリの死骸を掻き分けながら進み、生き残りが居たので火炎放射器で焼き払いました。
そして女王アリと卵の部屋に着き、卵を焼き払ったのですが、どうやら一足先に新女王二匹と雄の羽蟻が誕生しており、逃走していたようでした。
アリの行方の予想は着かず、政府を巻き込んで解決策を探ることになりました。
ハロルドは集まったお偉方を相手に恐るべきアリの能力と交尾後に雄アリは直ぐ死亡するが、女王は巣を造ると説明し、巣を造る前に女王アリを倒さないと人類は滅亡すると演説しました。

勿論マスコミには一切情報を漏らすことなく、女王アリの捜索が開始され、各地の無線を傍受して情報を集めます。
政府では各地からの情報を元に女王アリを特定しようとするのですが、各地で雄アリの死骸が発見されていました。
また、船舶を巣にしていたアリの群れに船が襲われ、生き残った乗員を救助した後に海軍が船を撃沈しました。
こうして一匹の女王アリは倒しました。

感想

これはなかなか面白いです。モノクロ映画です。
突然変異したアリが人類を襲ってくるというお話です。
最初はアリ退治なのですが、段々とスケールが大きくなってきます。
テンポも良くて色んなことが起きるので退屈しません。
アリ映画って地雷が多いのですがこれは例外で、しかしこれをアリと言っていいのかどうかは疑問です。

流石に古い映画なのでアリの動きは非常に単純なのですが、なかなか良く出来てると思います。
ジャケ絵はちょっと大げさでこんなシーンは無いです。
アリは沢山出てきまして迫力があり、大きさは3m~4m位でしょうか。
やっぱり結末付近の軍隊との交戦シーンが一番面白いと思いました。

政府が絡むようになってからロバートはともかく、ベンが作戦に参加してるのは不自然に感じましたが、カッコ良かったです。
主役が誰なのか良く分かりませんでしたが、終盤の役割からはやはりベンだったのかなあと思いました。
メインの学者が高齢のハロルドという点もなかなか良かったと思いました。

ラストまでのあらすじ

ロスで砂糖が40トン列車から強奪されたといいう事件が起きたので、現地に飛んだベンとロバートは列車に開けられた大穴を見てこれは間違いないと判断しました。
付近では父親が死亡して子供二人が行方不明になるという事件も起きていました。
アル中の男のデカいアリを目撃したという証言から、アリは付近の雨水口に潜んでいるのではないかということになりました。
この下水は悪魔の赤ちゃんに出てたやつに雰囲気似てますね。
周囲に足跡があったことから居場所を特定したのですが、この雨水口は地下で1100㎞の網目状になっているそうです。

政府は緊急放送と会見を行い、ロスに戒厳令を発動して夜間外出禁止すると共にアリの件を発表します。
こうして大規模なアリ掃討作戦が開始され、ベンとロバート、メドフォード親子も参加しました。
ベンは横穴の工事現場で行方不明だった子供二人を発見しますが、周囲はアリに囲まれ、巣も近いようだったので応援を呼びました。
直ちに全部隊が巣の掃討に向かい、ベンは周囲にいたアリ二匹を火炎放射器で焼き払って子供を救出しました。
しかしベンは子供を脱出させている間にアリに襲われてしまい、命を落としました。

軍が突入し、押し寄せるアリを倒しつつ卵の有無を確認することにし、落盤で犠牲者を出しながらも巣を発見しました。
今度は新女王も逃げておらず、完全に焼き払うことが出来ました。

しかしハロルドによれば、1945年以降の核実験でどうようなアリが発生している可能性もあるということでした。

エンドマークで終了です。

特典はメイキングとスチール集が入ってました。

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