競作です 幽霊VS宇宙人

幽霊VS宇宙人01

世界の二大不思議

制作国 日本
上映時間 47分

収録作品

怪談 こっちを見ないで…

制作年 2001年
監督 清水崇
脚本 清水崇
出演
山中崇
大國千緒奈
藤井亜紀

忌野秀一(山中崇)は心霊番組を観てビビりまくっていたのですが、母(藤井亜紀)は知り合いの通夜に出掛けてしまい、独りぼっちになってしまいます。
更に古い刺身に当たったようで、下痢になってしまいました。
トイレに行こうとすると、なぜか引き戸には紙が貼られ、「こっちを見ないでください」と書かれていました。
恐る恐る階下のトイレに向かうと「こっちを見ないでください」のFAXを受信し、秀一はビビりながらトイレに籠ります。
そしてお尻を拭こうとトイレットペーパーを捲ると「うしろ」と書かれており、血が垂れてきたので思わず振り向くと白塗りで浴衣を着た女性の霊(大國千緒奈)が「こっちを見ないでください」と訴えていました。

秀一はトイレから出るとおもむろに床にビールを置いてトイレから霊を出し、コップにビールを注いで霊に勧めます。
尚も「こっちを見ないでください」と連呼してクネクネしている霊に、秀一は「見てほしくないなら何で出て来るんですか?」と質問すると、彼女は不気味に笑いました。
彼女は何だかんだでビールを受け取り、コップを垂直にしたまま、凄い吸引力で一気に呑みました。

霊は二年前に付き合っていた男性に殺害されたそうで、秀一に「ケンジさーん」と抱きついてきたので、「僕は秀一です」となだめられます。
彼女は「頭を潰された」とか言いながら悲鳴を上げ、頭部から血を流し、それを見ていた秀一はタオルを差し出しながら「ケンジのとこ行けばいいじゃん、なんで俺?」と聞くと、「こういうのは理屈じゃないでしょ!」と屁理屈で返されます。
秀一が「自分も付き合ってと言ってきた女性に振られたから気持はわかる」と諭すと、彼女は邪悪な笑みを浮かべ「クミコちゃんのこと?一緒に殺してあげましょうか}と楽しそうに言います。
秀一は呆れて「社会人なんだから、そんなことダメでしょ」と説教し、ケンジは捕まってない!と反論されます。

どうやら母が通夜に出かけた家のケンジという人物が霊を殺害した男性だったようで、彼女が呪い殺して首を吊ったそうです。
秀一は「じゃあ、目標達成したんだから成仏してください」と言うのですが、彼女は立ち上がって秀一の周りをグルグル回り「こっちを見ないでください」と言い出して話にならないのです。
霊が「お腹空いたー」と訴えるので、秀一はあの刺身を差し出し、彼女は箸を使わずにジュルルンとそれを啜りました。
その途端、電気に打たれたようにのた打ち、空中浮遊した後、火の球を召喚して恐ろしい形相で秀一に迫りました。

その後、母が帰宅すると秀一は台所の椅子に座り、「それが独りよがりなんだよね」等と見えない何かと話していました。
母は「ケンジさんと付き合っていた女性が行方不明らしく、家族に渡された」とあの霊の写真のビラを見せます。
霊だから浴衣なのかと思ったら浴衣を着て出掛けたと書いてあってウケました。
秀一は母が話し掛けても反応せず、ずっと独り言を言っており、視線の先を追うとそこには母がケンジさんから貰った人形が椅子に座っていました。
母がもう一度、ビラを確認すると、その人形は行方不明の女性が抱いていたものでした。

秀一は母に揺さぶられて反応するのですが、「この子が帰ってくれなくて困ってる」と言い、「うちの庭の庭先を掘り返してくれと言ってる」と母に言います。
母は恐ろしくなって庭先を見ると「こっちを見ないでください」という声が聞こえました。

これは普通です。
幽霊が可愛いので、会話といいネタなのかと思いきや、結末は母の演技でしっかり怪談になってました。
短いですが、まとまってる気がしました。

ぼくの宇宙人

制作年 2002年
監督 豊島圭介
脚本 豊島圭介
出演
下村大輔
文殊康明
遠藤かおり

武春(下村大輔)は河原で「ベントラー、ベントラー」と両手を広げて宇宙人を呼んでおり、頭の緩そうな彼女のあずさ(宮脇愛)も一緒にやれ!と要求されて、やる気無さげに「ベントラー」と両手を広げていました。
彼の父は20年前にここで宇宙人に拉致されたそうなのですが、あずさに「お父さん、単に蒸発したんじゃないの?」と言われてしまい、カッとなって彼女を押し倒し、「セックスしよう」とかのたまっていました。
その頃、ビルの屋上から飛び降り自殺をしようと柵を越えていたカンナ(椎名令恵)の背後に空中から煙を上げて鞄が落下して来ました。
一方、どこかのフラメンコ教室に風呂敷を抱えた怪しい男性が訪問していました。
時系列がバラバラなのですが、風呂敷はこの時点では未来の出来事です。

その後、カンナは鞄を持ち帰り、彼氏にそれを開けさせるのですが、中には赤ちゃんのような声を出すものがいるようで、彼氏はドン引きしていました。
どう見ても人間では無いのですが、カンナは彼氏に「私達の赤ちゃんが帰って来た」と喜んで抱っこしており、その姿を見た大家さん(八木淳子)は気絶していました。
姿は映らないです。
一方、フラメンコ男はフラメンコ講師の女性に「4月1日に飛来したUFOが保育器に入った赤ちゃんを落とした」と話していました
その頃、武春は河原の茂みであずさとHし、「どうして俺のことを連れてってくれなかったんだー」と空に向かって叫んで憤っていました。

カンナのアパートに黒ずくめの宇宙人っぽい男女が現れ、赤ちゃんの捜索をしていると大家に告げ、大家と彼氏は不思議な技でやられるのですが、カンナは一足早く鞄をカートに乗せて逃走していました。
一方、武春はキャバ嬢だったらしいあずさに「なんでもお父さんの所為にしないで働け!あたしの100万円返して!」と要求されてビンタしたので、あずさは彼の下を去りました。

フラメンコ男は鞄を抱えて途方に暮れていたカンナから鞄を奪い、風呂敷に包んでここに運んできたそうで、講師は喜んで鞄を開けようとします。
ここは実はUFO研究会という裏の顔を持っており、宇宙人二人組も侵入しようとしていました。
どうやら鞄の赤ちゃんはこの二人のものだったようで、フラメンコチームは倒されて注射で記憶を抜かれてしまいました。

武春が河原で缶ジュースを買っていると、黒ずくめ宇宙人が声を掛けるのですが、何と男は彼の父(文殊康明)でした。
そして武春は宇宙人の義母(遠藤かおり)を紹介され、赤ちゃんを抱っこしたりして和みます。
父は義母に会ってユニバーサルな愛を教わったそうで、幸せそうでした。
カンナは宇宙に行くことにしたそうで、武春も誘われますが、断りました。
最後に悪手して父と別れ、武春の手には父のしていた黒手袋が遺されました。

その夜、あずさと仲直りした武春は月を見ながら、親父は宇宙にいたと話し、二人の背後をUFOが飛び去っていました。

イマイチです。
お話はなんだか超次元で、つまらなくは無いです。
ちょっと登場人物が多すぎてごちゃごちゃしており、カンナのくだりは必要ないのでは?と思いました。
武春とあずさが典型的なバカップルで面白かったです。

感想

これは普通です。
地雷を想定していたのですが、そうでも無かったです。
二本とも何の解決も無い話で、毒にも薬にもならない感じのユルい話でした。
一本目の方がシンプルで面白いですが、二本目もそんなに悪くないです。
短編としては意外にまとまっていると思いました。

一本目の幽霊が可愛かったと思います。
ジャケだと霊がチェーンソーを持ってますが、こんなシーンは無く、緑色の宇宙人も出てきません。

特典は一本目の別エンディングが入っていました。
母が帰宅する所までは同じなのですが、秀一は居らず、暗くなったトイレの窓に霊と一緒に並んでいるというものでした。

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