臭い死神です リーカー

リーカー 地獄のモーテル

ようこそ、恐怖のドン底へ―

制作年 2005年
制作国 アメリカ
監督 デイヴ・ペイン
脚本 デイヴ・ペイン
上映時間 91分
出演
デヴォン・ガマーソール
デレク・リチャードソン
アリエル・ケベル

だいたいのあらすじ

一家がドライブ中にママが運転していたのですが、鹿が飛び出てきたので撥ねてしまい、その後停車して様子を見ていた所、パパが側頭部を輪切りにされました。
フロントガラスが真っ赤で前が見えなくなり、そんなになんねーよ!って思いました。
ママが「ワイパー何処?」と探してましたが、先ず停まれよ!って思いました。

トリップ(スコット・ホワイト)は売人の所からドラッグをくすねていました。
その後、彼はジャック(デヴォン・ガマーソール)、クッキー(アリエル・ケベル)、グレチェン(ティナ・イルマン)、ネルソン(デレク・リチャードソン)と共にエリア53へドライブへと出発しました。
ジャックは盲目でトリップは彼に男子トイレを聞かれて女子トイレに誘導しました。
また、トリップがドラッグをくすねたことはバレており、売人は彼に電話して「会場まで回収しに行く。逃げたら殺す」と脅しました。

運転手のグレチェンはトリップがドラッグを所持していると知って停車させ、ドラッグを捨てないとここに置き去りにすると告げました。
その時、大きな地震が起き、トリップは捨てないと言い張り携帯は圏外だったので、仕方無くドライブインまでは送ってやるとグレチェンは譲歩しました。
道中では横転した車を目撃しましたが、ひとまず無視しました。
そしてドライブインに到着したのでトリップを降ろしましたが、なぜかエンストしてしまいました。
不思議なことに車の燃料パイプが切断されており、トリップが持参したコンドームで応急措置をしました。

ドライブインは無人でTVも映らず電話も使えず給油機も使えずという状態でした。
カーラジオはなかなか入らず、唯一入ったのが「キャンピングカーと五人乗りの乗用車が正面衝突」という事故のニュースだけで、それもすぐ途切れました。
仕方なく一行はドライブインのモーテルで休むことにしましたが、宿泊客のメモ帳には血が付着しており、水が出ませんでした。
ジャックは物音に気付いて隣の部屋に行きましたが、そこには口を切られた冒頭のママがおり、喋れなかったので彼は気付かずにスルーしてしまいました。

結局ドライブイン内では動物の死骸位しか見つからなかったので、トリップは周辺を探検しに行きました。
付近の休憩所で売人に遭遇し、問答無用でレンチで殴られそうになったので逃走しました。
逃げている途中でキャンピングカーを運転しているヘンリー(マイケル・アイアンサイド)に遭遇し、彼の妻ローズを見なかったか聞かれます。
トリップは知らんと返答しましたが、ヘンリーに送ってもらうことにしました。
無事にグレチェン達と合流し、自己紹介しましたが、ヘンリーはたまに発作を起こし記憶を失うことがあるそうです。

トリップは売人を警戒して戸締り等を強化していたのですが、ゴミ箱の中に閉じ込められて助けを求めていたいたおじさんを救出しました。
そのおじさんは顔半分がぐちゃぐちゃだったのですが、それ以前に下半身が無く、「逃げろ」と言ってテケテケのように手で走り去りました。
トリップが外に出るとヘンリーがライト片手に怪しい動きをしていたので、こいつが犯人か?と疑うのですがそうでは無く、ヘンリーも死にかけている親子を見たので妻のことが心配なだけでした。
キャンピングカーに戻ったヘンリーは物凄い悪臭のガスに包まれて倒れ、事故を起こしたような幻影を見た後に何者かに襲われていました。

ジャックとグレチェンは一足先にテントで寝ることにしました。
トリップはキャンピングカーからガソリンを盗もうと思い付き、まずはホースでトイレの汚水を吸ってしまいました。
ようやくガソリンを盗むと携帯が鳴ったので出ると「事故だ、助けてくれ」というナゾ伝言で、同時に売人が付近を走っていました。
トリップは電波が拾えたのかーとモーテルの屋根に上って電波を捜していたのですが、急に猛烈な悪臭がして、背後から現れた何かに襲われました。
一方、クッキーはモーテルの一室でネルソンとHしていたのですが、パンツを脱ぐ前にトイレに行きたくなったので外にあるトイレに行きます。
彼女はそこで汚水槽から現れた何かに襲われ、トイレットペーパーを握りしめたまま、汚水槽に引きずり込まれて電動泡だて器のような凶器で抉られ、走馬燈を見て死亡しました。
この映画汚いですね。

ネルソンはクッキーが戻らないので捜しに出たのですが彼女は見つからず、寝付かれなかったジャックと遭遇しました。
ジャックはフロントの電話を架けるのですが、聞こえたのはどこかの女性による事故の通報と911のやり取りでした。
一方、仕方なく部屋で待つことにしたネルソンは悪臭とベッドの下から電動泡だて器に襲われたので、毛布を被って窓ガラスを割り、外に飛び出しました。

感想

これはちょっと面白いです。
若者が殺人鬼にドンドン殺されていくという殺人鬼ものなのですが、それだけでは無い秘密があります。
でも秘密の方は割と早い段階でわかるので、そんなに意外でも無い気がしました。
でも二段落ちみたいな感じになっていて、両方は流石に分かりませんでした。
この映画は殺し方のバリエーションが豊富なので、そちらもまあまあ楽しめるのかなあという気がします。
細かい所も丁寧に作ってある感じで好印象で、グロも多めです。
演出もなかなか殺人鬼の動きや良く動くカメラも面白かったです。

ただ、テンポが悪いような気がして、前半はちょっと退屈かもしれないです。
モーテルでグダグダしてるシーンはあまり面白く無かったです。
でも、後で振り返るとあの売人の動きはこういう訳だったのか!と気付きがあったりします。

実を言うと殺人鬼の正体は語られず、その辺はナゾで、これは続編で判明した記憶があります。
この死神みたいな敵がガスマスク被った状態だとなかなかカッコいいです。
全体的にドラゴンズドグマのデスみたいな感じで、ワープ移動するのですが、実体化している時に物理攻撃できます。
マスクを脱ぐと餓鬼みたいな禿げたおっさんなのでイマイチしまらないです。
武器は電動糸ノコとかドリル、泡だて器みたいで、電動が好きみたい。
手持ちなので充電方式なのでしょう。マキタかな?
凄い悪臭がするそうで、こいつが現れると周囲の空間がカゲロウのように揺らぎます。
ガスって微妙に色が他の空気と違ってるじゃないですか、波というかなんというか、あのデカいのみたいな感じです。

これは割りと好きかもしれません。
前半退屈ですが、後半はなかなか楽しめました。

ラストまでのあらすじ

しかしネルソンは首にデカいガラス片が刺さっており、走馬燈を見て死亡しました。
生き残りのグレチェンとジャックはネルソンがクッキーを捜していたことから周囲の異変に気付き、キャンピングカーを見に行きヘンリー死亡を知ります。
彼女はジャックに無線のチェックをさせ、自分はクッキー達を捜索しに行くのですが、グレチェンは南アフリカ人なのでヨハネスブルクで恐怖は慣れたということでした。
グレチェンは宿泊メモから「これは現実では無い」という書き込みを発見し、ジャックは無線で「お前は死んでる」と言われました。

グレチェンの背後には売人が立っていたのですが、直ぐに消えてしまい、隣の部屋を覗いた彼女は壁に「ここは生と死の間の世界」的な書き込みを発見します。
一方、ジャックはキャンピングカーのドアに紐を結んで外に進み出していました。
彼はモーテルの前の道路に出る所で「ジャック…、助けてくれ…」という声を聞き、揶揄われているのだと思い、もう止めてくれと怒りました。
ジャックは紐を辿って戻るのですが、紐は何者かに解かれ、彼は見当違いな方向に誘導され、悪臭に襲われます。

グレチェンはジャックがキャンピングカーに居ないので周囲を捜し、彼がガスマクスを付けた死神のようなものに襲われそうになっているのを目撃して叫んで駆け寄ります。
そこにトリップが現れ、死神に発砲すると死神は時空の間に逃げました。
トリップは左腕を肘の所で切られており、死神が悪臭と共に現れるのだと言いました。
グレチェンが悪臭に襲われてむせたのでトリップは素早く反応して彼女を突き飛ばしました。

トリップは「逃げろ」と言ってグレチェン達に銃を投げた後に死神に刺されてしまい、電動泡だて器を刺され、走馬燈を見て死亡しました。
グレチェンは銃を拾い、ジャックの手を引いて逃げ出します。
彼女はキャンピングカーで逃げることにし、ジャックに銃を持たせて屋根に乗せ、車を出すのですが、ガスが無いので停止しました。
そこで二人で屋根に乗り、死神を迎え撃つことにし、ジャックが音や臭いで敵の位置を知らせ、グレチェンが撃つという作戦にします。

しかしジャックが後頭部にドリルを刺されて倒れ、死神のマスクを剥ぐとゾンビのような素顔が現れました。
グレチェンは彼を自分達の車の後部座席に押し込み、トリップが盗んでいた際のガス缶を拾いに行き、ガスを補充します。
しかしミラーで背後に死神が迫って来ていたのでスコップを刺して撃退し、売人の「三人死んだ」という幻影を見た後にエンジンを駆けました。
死神は天井から電ノコで攻撃して来たので車を出して天井から落とし、キャンピングカーに突撃し、間に挟みこんで倒しました。

グレチェンは夜明けと共にドライブインから脱出し、ようやくラジオが普通に聞こえたので安心しました。
しかし屋根から死神が鎌を差し込んできたので、ジャックの言っていた「生きたいなら死を恐れるな」という言葉を思い出し、急ハンドルを切って追い払い、車は横転して道路脇を転がりました。
恐らくこの様子からすると、ドライブインに向かう途中で見た事故車はこれです。
グレチェンは売人に窓を割られて救出され、人工呼吸で蘇生しました。
そして事故処理の警官が到着しましたが、ネルソンはフロントガラスが首に刺さって死亡し、トリップは左腕を失って死亡、クッキーは内臓障害で死亡しており、原因はヘンリーのキャンピングカーと激突したことでした。
またローズがヘンリーが運転中に心臓発作を起こしてハンドル操作を誤ったと証言していました。
今日は事故が多いそうでトラック運転手や家族連れが事故っているそうです。
グレチェン達は最初にトリップを降ろそうとした地点で既に事故っており、ドライブインに向かっていたのは間の世界にいたようです。

こうしてグレチェンとジャックは生き残り、グレチェンは事故の記憶がありませんでしたが、ジャックは事故の瞬間に一瞬だけ視力が回復したような気がしたそうです。

エンドロールで終了です。

要するに生と死の間の世界に迷い込むとヤツがいて、負けると死ぬみたいです。
グレチェン達は勝ったので生き残ったようです。
ローズは元々生きていたので、ヘンリーとは別れ別れになったようで、売人がちょいちょい現れたのは彼が通報しつつ皆を助けようとしていたからで、実はトリップを降ろしたシーンでも彼は画面の隅にいました。
ゴミ箱の中にいたのは事故ったというトラック運転手ですね。
冒頭の家族も鹿を撥ねて視界を失った際に事故死していたようで、ヘンリーが見たと言ってたのと、ジャックが気づかなかったのもそれですね。
ちょっと内臓障害のクッキーがトイレに引きずり込まれたのはどうかなあと思いましたが、まあ盛り上げということで。

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