超兵士が局地戦です デッドマンソルジャーズ

デッドマンソルジャーズ

ドイツに上陸したらひどい目に遭う話

制作年 2006年
制作国 アメリカ
監督 ピーター・ジョン・ロス/ジョン・ホイットニー
脚本 ピーター・ジョン・ロス/ジョン・ホイットニー/フィリップ・R・ガレット
上映時間 91分
出演
ジョン・オスベック
ジョー・ロレンツォ
ダニエル・アラン・オーリー

だいたいのあらすじ

1945年 ドイツ
米陸軍大尉の率いる小隊がドイツ軍の小隊を包囲して交戦となりましたが、敵の中には撃っても倒れない兵士が混じっていました。

1944年8月 フランス内のベースキャンプ
シュミット中尉(ジョン・オスベック)は偵察任務中にミスをし、ミッチェル大尉(C・アレック・ロッセル)の部隊へ編入されました。
この部隊は軍刑務所に居たならず者の集まりだったのですが、降下作戦中に飛行機が高射され、強制的に降下したため、敵の真っただ中で孤立してしまいました。
付近を偵察しながら進軍していると敵の塹壕の中で負傷して座り込んでいる友軍兵士・バーンズが居ました。

バーンズはこの付近に降下した所、敵に捕まって捕虜となり、拷問を受けたそうですが、頑なに口を割らなかったそうです。
その後、軍人では無いスーツ姿の医師風の人物が四つん這いで犬のように鎖で繋がれた男を連れてきたのですが、医師風の男が去った後、四つん這いの男は暴れ出し、ドイツ軍を全滅させたそうです。
なぜかその怪物はバーンズを見逃したそうで、彼だけが生き残ったということでした。
この話を聞いてシュミットは何かヤバいと感じたのですが、ミッチェルは「兵役逃れの嘘か、狼か何かの見間違いだろう」と相手にしませんでした。
バーンズはその場を動こうとしなかったので、小隊は彼から弾薬を没収して置いていくことしました。

その後、小隊は進軍中にドイツ軍の待ち伏せを受け、先行していたシュミットとゲイリー(ダニエル・アラン・オーリー)は敵の装甲車と野戦砲に手榴弾を投げましたが不発に終わり、這う這うの体で撤退します。
不思議なことにドイツ軍はある程度まで彼等を追って来ると深入りせずに引き揚げましたが、小隊はこの戦闘で二名の兵を失いました。
その後、小隊は目標地点の南11㎞まで移動し、フランス女性二人の家があったので強引に宿を借りることにしました。
なんとミッチェル達は女性二人をレイプしており、ゲイリーが止めたのですが殴り倒されてしまいました。

見張りをしていたシュミットとゲイリーは民家の付近に現れた四つん這いの怪物とニアミスするのですが、怪物は物陰に隠れて襲って来ませんでした。
マスク被った狼男みたいな奴です。
翌朝、暴力的にレイプされた女性の一人が出発準備をしていたミッチェルに銃を向けたのですが、彼はその女性を平然と撃ち殺し、「罪の無い女性に何をする!」と激昂したシュミットに「人は皆罪人」とのたまいます。
シュミットは進軍中に「絶対に罪を償わせる」とミッチェルに食ってかかりますが、彼は意に介さず、その夜の野営の際に「俺は生意気な中尉を誤って殺して軍刑務所行きになった」とシュミットに当て着けて脅します。
目標地点の近くだった筈なのになぜ野営してるのか謎です。

その後、夜の闇に紛れてあの怪物が兵の一人を攫って行ったので、小隊は驚いて周囲を警戒します。
ミッチェルは怪物に殺害され、ゲイリーも襲われて噛まれますが、シュミットが銃で怪物を殺しました。
怪物の正体はミッチェル達にレイプされた女性の弟で、噛まれたゲイリーも狼男のようになってしまいました。
ベースキャンプに帰還したシュミットは司令官から怪物はナチスの秘密兵器であると聞かされ、その内情を探るように命じられます。
鍵を握る人物シャルター(デヴィッド・キャロル)の写真を渡されたのですが、それはバーンズが目撃していたスーツの人物でした。

シュミットはルッソと共に任務に就くことになりましたが、実は二人の部隊は以前に抉れた目をしたゾンビのような不死の兵士に遭遇して交戦しており、その際はルッソが頭に何発も弾を撃ち込んで倒し、シュミットは負傷して帰還していました。
こうしてシュミットを指揮官としてゲイリー、ルッソとその部下四名は敵地深くに潜入し、シャルターを捕らえて尋問するという作戦を開始しました。

1944年9月 ドイツ
ようやくシャルターのいる拠点近くに到着したシュミットの小隊でしたが、付近の森からドイツ人が「化け物だー」と逃げ出して来ました。
そして彼を追うように目の抉れたゾンビのようなドイツ兵が襲ってきたので小隊はヘッドショットで仕留めました。

感想

これはイマイチです。
ナチスが人型兵器を作っていた!という内容なのですが、何もかもイマイチです。
戦争映画としても緊張感が無く楽しめず、アクションもイマイチ、ホラーとしても怖くないしつまらないという出来です。
タイトルからはゾンビものを連想するのですが、無関係である点も悲しいです。
終始シリアスな展開なので、ツッコんで楽しめないという点も残念です。

演出やカメラはそんなに悪くないと思われ、意外と真面目に作ってるみたいです。
結末付近でようやく普通映画位の感じになりますが、やっぱりバトルがしょっぱいです。
不死身兵士は劇中では「超兵士」とか呼ばれてるのですが、目が空洞だったりします。
ゾンビみたいな感じで、特殊メイクの所為か顔がデカいです。
ジャケ写にあるようなカッコいい兵士は出て来なくて、狼男もカッコ悪いです。

結局、結末まで観ても狼男の件だとか超兵士のナゾは判明せず、「ナチスが悪い。ナチスならやりかねない。」的な感じです。
観ない方がいいとは思いましたが、役者さんは熱演してるようなので、地雷とまでは言わないです。

ラストまでのあらすじ

シュミットとルッソが偵察に出た結果、付近の兵器工場の廃墟が怪しいという結論になり、そこに奇襲をかけることになりました。
その夜、教会の廃墟で野営した際にルッソはシュミットになぜゲイリーが選ばれたのか質問し、シュミットは皆に「狼男だから」と返答しました。
翌朝、狙撃兵のアンダーウッドが見張りのドイツ兵を二名射殺したのを皮切りに小隊は廃墟へと突入しました。
内部のドイツ兵の激しい抵抗に遭いますが、敵の側面から回りこんだアームストロングの活躍で一掃しました。

例の不死身兵士も一体出てきたのですが、ヘッドショットで倒しました。
そして二手に分かれて内部を捜索することになり、シュミット達はシャルターを発見して捕獲しました。
シャルターはナチスに家族を人質に取られて二種類の薬を作っているそうで、一種類はスタミナとパワーをアップさせて痛覚を失くすものだそうです。
もう一種類の説明はせず、シャルターは不死身兵士に変化して逃走しました。

そして交戦となりましたが、シャルターはヘッドショットしても倒せず、怪力で縦横無尽に暴れまくります。
ゲイリーが狼男に変身して戦い、その間に薬品を発見したシュミットはシャルター打倒のため自分に打とうとしたのですが、ルッソが「俺の仕事だ」と割って入って注射を自分に打ちました。
とうとうゲイリーが金属の杭に投げ飛ばされて身体を貫かれて死亡し、他の兵もシャルターに軽く殺されまくります。
そこに薬が回ったルッソが突撃し、ドラゴンボール張りの腹パンチでシャルターの腹を貫通させて倒しました。

ルッソは記憶は一部残っているものの薬の効果で理性を失ったらしく、部下に襲い掛かりますが、何とか我に返って変身を解きます。
彼はアンダーウッドに「俺がまた変身する前に殺せ」と命じるのですが、アンダーウッドには撃てませんでした。
そこにシュミットが割り込んで来てルッソをヘッドショットして殺害しました。
シュミットはルッソ達を丁寧に埋葬し、生き残った兵士二名と共に帰還しました。

報告を終えたシュミットは司令官から「別の場所でも発生した」と次の任務を告げられました。

エンドロールで終了です。

ちょっと悲しいですね。ルッソはカッコ良かったです。
シャルターと戦闘力が違うのはやっぱり軍人だからでしょうか?