不倫男は沈めちゃうぞ ドリーム・クルーズ

ドリーム・クルーズ

クルージングに出たらひどい目に遭う話

制作年 2007年
制作国 アメリカ
監督 鶴田法男
脚本 鶴田法男/高山直也
原作 鈴木光司
上映時間 87分
出演
木村佳乃
ダニエル・ギリス
石橋凌

だいたいのあらすじ

日本で働く弁護士のジャック(ダニエル・ギリス)には幼少期にボートの転覆事故に遭い、目の前で弟ショーンを失うという心の傷を負っており、その時の様子を繰り返し夢に見てはうなされており、特に最後に見た水面に浮かぶ弟のキャップが忘れられないようです。
彼は顧客であり富豪の斎藤英治(石橋凌)の妻・百合(木村佳乃)と本気で不倫していました。
ジャックが出勤すると支社長のハリソンから英治が契約不履行で数社から訴えられたと告げられ、今回は裁判に持ち込むとかなり不利な状況でした。
しかし英治は太客なので、事務所としても粗末に扱えず、ハリソンはジャックに英治と話をするように指示します。

ジャックは英治に何度か電話してようやく捕まえるのですが、英治は午後から横浜でクルージングに出る、話あるなら港に来いと呑気なことを言いました。
待ち合わせ場所にはなぜか百合がおり、英治に不倫がバレたかもと告げられるのですが、そこに英治が現れます。
英治は話があるならクルージングに付き合えとジャックに要求し、トラウマ持ちのジャックはためらいますが、これも仕事!と同行することにします。
港で英治は「YURI」というクルーザーを見せ、「これは俺だけのもの、妻と同じ!」と嫌な感じで強調します。
ジャックは水中から誘うショーンの幻影を見てビビりながらもクルーザーに乗り込みました。

英治は操舵に忙しいので、ジャックは船室で百合に海を怖がる理由を尋ねられ、ボート事故のことを語ります。
ジャックが、英治と結婚した理由を尋ねると百合は浪費家の自分に都合が良かった的なことを返答するのですが、「私変わったから!夫とは別れるから」と言うのでした。
英治は少し沖に出た所で錨を降ろし、問題の件を話し合い、「ジャックに任せるが、俺を裏切るなよ」ということで結論が出ます。
いくらなんでも雑過ぎだと思います。ジャックは何のプランも提示してません。

ジャックは帰社するから港まで送るように依頼するのですが、しつこく引き留められて夕食を共にすることになります。
夕食の席で英治は「日本人の恋人を作れ」とか「日本では不貞を働くと地獄行き」と嫌な話ばかりします。
更に「俺の宝は妻!」とか「俺の妻は美しいだろう」とジャックに同意を求め、ジャックは声を荒げて「その通りだ!」的な返答をしてしまいました。
さて再び英治が操舵に戻ったので、ジャック達は「不倫バレてる」と青ざめるのですが、英治は百合とは再婚であり、前の妻は失踪したのだということで、百合は「無事に帰れるかしら」と怯えるのでした。
クルーザーは港から遠ざかっており、百合は英治に「どういうことなの」と聞くのですが、「もう少し楽しんだら帰る」的に返答されました。
その直後、クルーザーはスクリューに海藻が絡み、航行不能になります。

英治はジャックに命綱を付けてスクリューを見にいくように強く命じるのですが、百合に止められ、自分で潜ることにします。
彼がスクリューに絡みついていた女性の髪の毛を除去していると髪の毛が生きているように絡みつき、勝手にエンジンが駆かってスクリューが動き出します。
ジャックは異変に気付いてロープを引くのですが、ロープは切断されていました。
彼は自分も潜って捜そうと言うのですが、百合は「あいつが死ねば丸く収まる」とトンデモないことを言い出します。
しかしその直後、無傷だった英治が自力でクルーザーに上がって来ました。

英治は戻ってから様子がおかしくなり、スクリューが動かない状態でエンジンを回し、エンジントラブルを招きます。
その後、彼は無気力人間のようになってしまい、ジャックが無線で助けを呼ぼうと提案してもベッドに座りこんで「何の問題も無い」と繰り返します。
やがて船内に衝突音が響き、ジャックは海面を漂うショーンの帽子を目撃するのですが、幻覚では無く百合にも見えていました。
携帯は圏外で使えず、無線も無応答で、ショーンがジャックに助けを求める声が聞こえて来ました。
ジャックは帽子と無線の声の件を百合に説明し、あの時自分はショーンを助けられたが見捨てたと告白しました。

英治は錨を手にフラフラと百合の前に現れ、女性の声で「私はお前の所為で殺された。絶対に許さない」と話し、錨を彼女に振り上げました。
ジャックは止めに入りますが、突き飛ばされて頭を打ち、気絶してしまいました。
彼が息を吹き返すと百合は居らず、英治が錨を振り上げて襲ってきたので揉み合いの末、ナイフで腹を刺してしまいました。
なぜか英治は全然関係無い腕がポロっと落ち、頭が潰れて脳味噌が露出しており、そのまま海に落ちました。
百合はトイレに閉じこもって生きていたのですが、なぜか便座と手洗い場から水が溢れて来て満杯になり、溺れそうになります。
ジャックは百合を助けに行こうとするのですが、英治の腕に邪魔され、何とか腕を海に投げ込みました。
トイレのドアに隙間無いのでしょうか?

感想

これはイマイチです。
お話も正直、面白いものでは無く、演出も凡庸な印象です。
一言で言うと古いです。2000年代の映画の演出とは思えませんし、どっかで見たようなものばかりです。
出だしは面白そうなのですが、直ぐ出港してしまうので、ダラダラと失速しています。

唯一良かったのが直美殺害シーンで流れていたサティの「あなたが欲しい」のアレンジ曲でした。
この曲可愛いですよね。私好きです。

結末もひどいと思いました。

グロもポロリも無いです。
個人的に英治とジャックの人の演技はそれほど上手いと思えませんでした。
百合は自分が不倫していたのというのに旦那さんが死ねばラッキー的な人間なので、その内ジャックにも同じことすると思います。

ラストまでのあらすじ

百合は完全に浸水したトイレでこのクルーザーで以前に起こったことの幻影を見ます。
英治は前妻の直美(蜷川みほ)をクルージングに誘い出し、殺害していました。
彼の財産は元々は全て直美のもので、彼には彼女が邪魔だったのです。
英治はこのトイレで直美に何度も殴りつけて止めを刺し、錘を付けて海に投げ捨てていました。
幻影の中で直美が殴られるたびに同じ衝撃が百合を遅い、気絶してしまいました。

ジャックが救出した際に百合は心肺停止していましたが、何とか蘇生し自分が見た幻影の話をします。
二人は逃げる算段を探していたのですが、ジャックは百合が直美になって迫られ、ショーンに腕を押えられるという幻影を見て危なく百合を殺しかけました。
江戸怪談かな?
今度はドアがミシミシ鳴り出したので、エンジンルームに逃げ込み、そこで青白く光る直美が這って来たので甲板に逃げます。
とうとう二人は浮き輪を手に海に飛び込み、適当な方角に必死で泳ぎますが、直美が「アハハハハハ」と笑いながら水上を滑って追いかけて来ます。
必死で泳ぐとその内、直美は消えたので、二人は一安心します。

ところがどっこい直美は百合を海に引きずり込もうとし、百合の手を引っ張るジャックと攻防が続きます。
その時、ショーンが現れて直美を海に引きずり込み、二人を助けてくれました。

その後、二人は豪華なヨットに乗って海を訪れ、百合は妊娠三ヶ月であると告げます。
ジャックは子供に着けたい名前があると言い、百合は察してそれでいいと答えました。
彼ははショーンの写真と花束を海に投げ込み、「さよなら、また会おう」と言いました。

エンドロールで終了です。

こんなんだったら全滅エンドの方がスカッとしました。

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