ぼくの考えたグロ映画 ゴア・ゴア・ガールズ

ゴア・ゴア・ガールズ

ストリッパーが殺されていく間に寸劇や小話を見せられる話

制作年 1972年
制作国 アメリカ
監督 ハーシェル・ゴードン・ルイス
脚本 アラン・J・ダッチマン
上映時間 85分
出演
フランク・クレス
エミー・ファレル
ヘッダ・ルービン

だいたいのあらすじ

残念な感じの女性が下着姿で鏡を見ていると、黒コートの人物が現れて、頭を鏡に何度も叩きつけます。
倒れたところをナイフで刺されます。笛がヘンなBGMと共にスタートです。
どう頑張って見てもマネキンでした。

新聞にストリッパーであるスージーの死亡記事が載っており、どうやら冒頭で殺害された女性のようです。
探偵のジェントリー(フランク・クレス)が自宅でその記事を眺めていると、新聞記者のナンシー(エミー・ファレル)が訪ねて来ます。
彼女は2万5千ドルの小切手を持参してストリッパー連続殺人を調査し、さらに事件を解決したらもう2万5千ドル出すと持ちかけます。
経費で5万ドル受け取ったジェントリーは調査を開始します。
ジェントリーはちょっと嫌味な感じです。

ジェントリーは早速、殺害されたスージーが勤務していた、ストリップクラブで調査を開始します。
同僚の女性によるとスージーは2ヶ月前から働いており、女優志望で男を良く騙していたようです。
スージーにひどい振られ方をした大学生がいたようで、ジョセフという男ということが分かります。。
彼はこの店のウェイトレスのマーリーン(ヘッダ・ルービン)と険悪になります。
かなり安っぽいです。効果音とかドリフっぽいです。
ジェントリーやっぱり嫌味ですが、捜査は思ったよりまともです。

ジェントリーが車に戻るとナンシーが待っていたので2人はジョセフの所に同行します。
ジョセフは不在でキャンディ・ケインというストリッパーの所に行ったとのことでした。
キャンディはスージーの友人で事件について何か知っているようなので、2人はキャンディの家に向かいます。

キャンディが鏡の前で上半身裸になり、ポーズを付けていると背後から黒コートの人物が現れ、彼女をハンマーで殴りつけます。
彼女は倒れるのですが、なぜか噛んでいたガムを膨らませます。ガムは血で赤くなっています。
殺人鬼はなぜかガムを彼女の口から取り出し、喉をかき切った後、何度もナタのような刃物を顔面に叩きつけます。
さらに彼女のぐちゃぐちゃの顔面から飛び出した眼球を元に戻してから、顔面を破壊しています。
殺人犯は黒い手袋をはめており、凶器を現場に残して去っていきます。
これひどいシーンですね。ちょっと笑ってしまいましたが、気持ち悪いです。
サービスシーンありますが、キャンディ残念な感じです。

ジェントリーとナンシーがキャンディの家に着きますが、遺体と対面するハメになり、ナンシーは気を失ってしまいます。
キャンディの遺体は脛の辺りに「OK」という字を刃物で彫られ、足の指に火の点いたタバコを挟んでいました。
ジェントリーはナンシーに7Upをかけて起こし、警察に通報します。
ジェントリーは勝手にキャンディの家の冷蔵庫を物色して7Upを飲んでいます。

ジェントリーの知り合いのアンダーソン警部補が現場に駆けつけて現場検証を行い、ジェントリーはジョセフは犯人ではいと考えています。
彼はキャンディの店へ向かいナンシーも同乗します。

2人は店に着き、ストリップを眺めています。
カウンターには瓜に顔を書いて握りこぶしで叩きつぶしている男がおり、ジェントリーがバーテンダーに彼のことを尋ねます。
カウンターの瓜男はグラウトという名前で、ベトナム帰りの海兵隊員で少し脳障害があるようです。
グラウトは戦時中、ベトコンや仲間の死体の頭部をめった打ちにしていたそうで、現在はこの店で働いているそうです。
ジェントリーとマーリーンはますます険悪になりました。
ナンシーは酔ってこの後ほとんど寝てます。何しに来たんだよ。
ジェントリーは今度はグラウトに話を聞くことにします。

舞台にはローラ・プライズという人気のストリッパーが上がっており、なぜかストリップに反対する女性の抗議団体が来ています。
ローラが舞台で脱ぎだすと、彼女らの団体は抗議活動を始め、つかみ合いの喧嘩になります。
ここ全く意味がわかりませんでした。必要か? 
この時代はウーマンリブとかあったので入れたかったのかもしれません。

ジェントリーがグラウトに話しかけ、キャンディ殺害の捜査が始まったことを告げるとグラウトは店の奥に消えます。
ジェントリーはローラを抗議団体の手から救い、自分の車の助手席に座らせます。
その後、ジェントリーは酔いつぶれたナンシーをタクシーの運転手に押し付け、ローラを送って行きます。
何がなんだかわかりませんでした。グラウト追わなくていいのか?

ローラを自宅まで送り、家に上がり込んだジェントリーは2件の殺人事件関連のことを聞きだします。
ジョセフはスージーの事件のことを聞きにキャンディに会いにストリップクラブに行ったようです。
そのクラブはマーズトン・モブリーがオーナーであり、女性抗議団体は良く来るらしいです。
ローラの演技はどうかと思いました。

ジェントリーが去ったあと、ローラは殺人鬼に首を切られ、肉叩き用のハンマーで尻を何度も叩かれます。
殺人鬼は彼女の遺体の尻に調味料を振りかけ、仰向けにします。
眼球を出し入れして、フォークで刺してもう一度取り出した後、握りつぶします。
最後に眼窩の奥にフォークを差し入れ、殺人鬼は去っていきます。
殺人鬼は何がしたいのかサッパリわかりません。
尻シーンはお尻の上に肉を置いているようにしか見えませんでした。
眼球シーンはもろにマネキンでした。

アンダーソンがローラ殺害現場を検証している所にジェントリーとナンシーが現れます。
ジェントリーはこっそりアンダーソンの部下の警官に証拠品の一部を渡し、鑑識で分析するよう依頼します。

ストリッパーのリンダが自宅でアイロンかけをしながらポテトフライを揚げています。
殺人鬼が背後から近づき、彼女の喉をかき切ります。
アイロンで顔を焼き、左の乳首を切断すると母乳が噴き出してくるので、コップで受けます。
右の乳首を切断すると体液が噴き出してくるので別のコップで受け、2つのコップで乾杯します。
何がなんだか。どうでもいいですが、リンダ頭デカいです。

タイミング悪く同僚女性がリンダの部屋を訪問し、殺人鬼に捕らえられ、リンダが調理していたポテトフライの鍋に顔を揚げられ殺害されます。
殺人鬼は鍋の中身をスプーンで混ぜた後、去ります。
この死に方が一番嫌な気がします。

リンダ殺害現場でジェントリーは例によってアンダーソンを煽てて証拠品を譲り受けます。
それは女性抗議団体のバッチで、また殺人鬼は力が強いようです。
ジェントリーはナンシーに女性抗議団体のリーダーであるメアリーを探し、怪力か化粧はするか調べて来いと依頼します。
ジェントリーはクラブのオーナーであるモブリーに会いに行きます。

ジェントリーはモブリーに会いにクラブを訪れ、2人は不仲のようで、モブリーはジェントリーに従業員をけしかけますが、倒されます。
モブリーのクラブはストリッパーが次々退職してしまい、ピンチのようです。
またクラウドは最近、出勤していないようです。
ジェントリーはその後、リジーというジムの女性に何かの情報を聞き出しています。

ジェントリーとナンシーは合流し、情報を整理します。
メアリーの事件への関与は無さそうです。ジェントリーは新聞記事にクラブの素人ストリップ大会の広告を依頼し、夜落ち合うことにします。
そんなにすぐ広告載るわけないだろと思いました。
ナンシーはちょっと抗議団体に感化されているようです。ちょっと笑いました。

モブリーのクラブでは素人ストリップ大会が行われており、ジェントリーとナンシーも大会を眺めています。
グラウトは出勤しているようで、ミカンを握りつぶしてご満悦です。
ナンシーはジェントリーがやたらと特定の踊り子を褒めるので機嫌が悪くなります。
その時、グラウトが店の奥に入っていきました。
酔っぱらったナンシーは舞台に上がり、ストリップを始めてしまい、全裸で踊ります。
サービスありますが、残念な感じです。
大会と言っても出演者はちょっとしか来てません。(当日告知なので当たり前)
ナンシー派手なパンツ穿いてます。会社クビになったりしないでしょうか。

感想

これはスプラッターホラーなのですが、なんというかほとんどギャグです。
しかし、狙っているシーンでは笑えず、他のシーンで笑ってしまうという作品です。
とにかく全てが安い映画だと思います。
脱力してしまうストリップシーンやどうでもいい会話で尺を稼いでいます。
ジェントリーがカメラに向けてやれやれみたいなことを言ったり、脱力する演出が多いです。
その合間にグロシーンを入れている感じです。役者の演技もそれほどうまいと思いませんでした。

ジェントリーは思ったよりまともに捜査するのですが、ほとんどストーリーには関係ないような気がします。
(あくまでも「思ったよりまとも」です。実際にはテキトーと思います。)
なぜかジェントリーはモテモテです。

直接的なグロシーンが沢山あります。ほとんどマネキンなのですがえげつないシーンもあります。
グロ描写は結構なものがあり、頑張っている感じです。
殺人鬼の末路にははポカーンとしてしまいます。

ルイスさんはとにかくグロシーンで人を驚かせたい一心なのでしょう。
無駄なストリップを長々と映しているので、「エロとグロ見せとけば、観客は喜ぶんだよ!」と考えているようです。
ダメな映画だと思いますが、そんな思いがビンビンに伝わって来ます。
また、技術は普通にあると感じられ、映画としての体は成していると思います。

ルイスさんはこの後、しばらく映画行からは離れており、2002年に血の祝祭日をリメイクしています。
このリメイク版はまだ見ていないので、機会があれば見たいと思います。
ルイスさんはその後、2016年9月に亡くなっています。味のある映画をありがとうございました。

失笑しながらも終わりまでは見られるので、なんというか愛すべき映画であると言えるでしょう。
そんな感じなのでダメ映画がNGな人は絶対無理な映画だと思います。

全然関係ないですが、ストリップつながりだとゾンビストリッパーという映画がくだらなくて面白かった記憶があります。

ラストまで(ネタバレ)

ナンシーは素人ストリップ大会で優勝して千ドルの賞金をゲットしますが、マーリーンが意味ありげな視線を送っています。
ナンシー優勝とかなんのこっちゃ。

ナンシーはジェントリーに家まで送ってもらい、酔いつぶれてソファで寝てしまいます。
そこに硫酸を持った殺人鬼が現れ、ナンシーを襲おうとしますが、目覚めた彼女は手を逃れ、抵抗します。
ナンシーは倒れて気を失いますが、そこへジェントリーが現れます。
殺人鬼の行動がやけにゆっくりです。超ご都合主義だと思います。

犯人はマーリーンでした。彼女は他の女性に嫉妬していたのです。
マーリーンは逃げ出しますが、倒れたところを車に頭部を轢かれて死亡します。
ジェントリーはナンシーを介抱し、後で真相を話すと言い、アンダーソンに通報します。
ここはポカーンとしてしまいました。
アンダーソンの電話の声が早口で音声は変えてあります。なんなんだろうこの映画は。

ジェントリーが会っていたジムの女性リジーは元女子プロレスラーでした。
マーリーンは元レスラーだったのですが、引退後、モブリーの元でストリッパーとなります。
モブリーとマーリーンは婚約しますが、マーリーンは火災で頭と胸にひどい火傷の痕が残ります。
マーリーンはモブリーのクラブでウェイトレスとして働くことになりましたが、心の病を負っていました。
鑑識の分析結果は犯人は鬘をかぶった厚化粧の人物であると特定されていました。
ジェントリーはマーリーンを疑っていたのでナンシーを囮にマーリーンを罠にはめたのです。
この辺の情報を小出しにしていたらせめて推理する楽しみがあっただろうと思います。

最後にジェントリーとナンシーがいちゃついてジェントリーがカメラ目線でブラインドを閉じます。
THE ENDの文字で終了です。

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