ナースの扱い雑です ドラキュラとせむし女

ドラキュラとせむし女

モンスターが治療を受けに来てひどい目に遭う話

制作年 1945年
制作国 アメリカ
監督 アール・C・ケントン
脚本 エドワード・T・ロウ
上映時間 67分
出演
オンスロー・スティーヴンス
ロン・チェイニー・Jr.
ジョン・キャラダイン

だいたいのあらすじ

エーデルマン博士(オンスロー・スティーヴンス)の家にどう見てもドラキュラな扮装のラトス男爵(ジョン・キャラダイン)が早朝5時に勝手に侵入しました。
ラトスはエーデルマンを叩き起こして地下室を見てくれとか言い出し、「ここ俺の家なんだけど…」とツッコミつつエーデルマンは彼と地下室へ行きました。
彼は勝手に人の家に棺を運び込んでおり、実は私はドラキュラですと打ち明け、「吸血鬼辞めたいから治療してくれ」と言い出したのでした。
朝になったのでエーデルマンは背骨が曲がった看護師のニナ(ジェーン・アダムス)と研究を開始したのですが、彼は何かの菌を研究して骨の治療をするようで、まずはニナの背骨を治そうと考えているそうです。

さて夜になったので、白々しくラトスが玄関をノックしたのですが、彼はエーデルマンの助手のモレール(マーサ・オドリスコル)と面識がありました。
ラトスの吸血の原因は寄生虫だったそうで、その毒素を取り除いた血液を輸血して行けば治るとエーデルマンは彼に告げるのですが、治療には時間がかかるから通院をするように指示しました。
ラトスの治療中に狼男のタルボット(ロン・チェイニー・Jr.)がエーデルマンを訪ねてきたのですが、時間が掛かると言われると、もう時間が無いと出て行ってしまいました。
エーデルマンは自分の血液も輸血しているようです。

その後、エーデルマンはホルツ警部(ライオネル・アトウィル)から警察署に呼びだされるのですが、タルボットが殺人を犯す前に逮捕してくれと依頼して留置場に入り、彼を名指しで呼んだということです。
タルボットは自分は狼男だと言い、満月が出ると狼男に変身しました。
その様子を見て、同行していたモレールは「彼を助けて欲しい」とエーデルマンに懇願し、エーデルマンも治療を引き受けることになりました。

翌日、タルボットを検査したエーデルマンは脳が圧迫されており、自己催眠によって特殊ホルモンが分泌されて狼男になると診断します。
幸いエーデルマンが栽培していた植物の菌は骨を柔らかくする効果があるそうで、脳手術無しで治療できるのですが、十分な量がありませんでした。
最初はニナ用ですよね。
それを聞いたタルボットは今夜も満月だったので、もう耐えられないと外に飛び出し、近くの断崖から海に飛び降りてしまいました。
不死身だし、高さも10m程度でした。

タルボットが生きていると信じていたエーデルマンは自らクレーンの先に付けたブランコで崖下に降り、洞窟でタルボットに襲われます。
なぜかタルボットが攻撃を止め、エーデルマンはこの洞窟で植物を育てれば次の満月に間に合うだろうと彼を励まします。
洞窟の中にはフランケンシュタインの怪物(グレン・ストレンジ)が居り、更にフランケンシュタイン城への入り口を見付けたので、エーデルマンは怪物を復活させようとしました。
しかしニナが全力で「それ以上いけない」と止めたので、あっさり止めました。
何でこんな所に怪物がいたのか不明で、エーデルマンが何をしたいのかも不明です。

その夜、モレールが月光を弾いていたので、つい設定を忘れたラトスは地下室からいきなり現れて彼女を驚かせます。
設定以前にこの人のこと忘れてました。吸血鬼だからか陰薄いんです。
どうでもいいんですが、モレールは宝石が沢山付いたドレス着てます。

ラトスは吸血鬼を辞めたいとか言ってた癖にモレールを眼力で操って「私の世界に来るのだー」とかやっていましたが、彼女が十字架を持っており、エーデルマンが戻って来たので諦めました。
しかしモレールは様子がおかしくなり、ニーナはラトスが彼女を連れ出すのを目撃したのですが、ラトスは鏡に姿が映っていませんでした。

ニナはエーデルマンにそれを知らせ、直ぐにラトスに輸血しようということになり、自分に万が一のことがあったら地下のものは燃やすようにとニナに指示しました。
さて輸血はしたものの、エーデルマンはラトスの策略で彼の血液を輸血されてしまいました。
やはりラトスはモレールを誘拐しようとしたので、エーデルマンは彼が戻った所で棺を開け、日光に当てて滅しました。
ラトスバカ過ぎだと思いました。
しかし飼い猫に威嚇され、鏡に姿が映らなかったことでエーデルマンは自分が吸血鬼にされたのだと悟ります。

吸血鬼になったエーデルマンには怪物を復活させて悪事を働き、ニナを治療した後に我が物にするという欲望が産まれます。
そして怪物を復活させようとしてしまうのですが、またニナの顔を見て正気に戻ります。
彼は自分が正常でいる間にニナの治療を行いたいと言いましたが、ニナはタルボットを優先させてくれと答えました。
そしていよいよタルボットの施術が行われることになりました。

感想

これはイマイチです。
メインはニナの治療話だと思われますが、その辺は時空の彼方に消え失せます。
モンスターを一杯出して見ましたという感じで、何の映画なのか良く分からないことになっています。
前半はエーデルマンがモンスター達の診断をテキトーににしているのに苦笑してしまいます。

演出は凡庸な感じですが、エーデルマンの屋敷が城みたいで良かったです。
他のモンスターよりもエーデルマンの表情が一番怖いです。
結末はちょっと悲しいです。
ニナとエーデルマンは良い人だったのに気の毒です。

ラストまでのあらすじ

施術は成功したので、タルボットは経過観察となりました。
しかし凶暴化したエーデルマンは使用人のジークフリードの馬車に飛び乗って彼を殺害してしまい、その現場を押えられてホルツや住民に追跡されます。
エーデルマンはようやく正気に戻り、屋敷に駆け込むのですが、ホルツ達は屋敷のドアをノックしました。
犯人の顔をはっきり見ていなかったホルツはタルボットを疑いますが、アリバイを主張されたので家の中を捜索することにします。
タルボットはエーデルマンがジークフリードの馬車に乗る所や帰宅した所を目撃していたのですが、何も言いませんでした。

その後、タルボットはエーデルマンに力になりたいと全て見ていた件を伝え、エーデルマンは自分がラトスの血で殺人鬼になったこと、ニナの手術が終わるまではホルツには言わないで欲しいとし、俺が出来なかったら君がやってくれと懇願しました。
ジークフリードはエーデルマンのペンダントを握りしめて死亡していた証拠が見つかったのでホルツ達は聞き込みに向かい、ジークフリードの弟も住民を集めてエーデルマンを捕らえようと屋敷へ向かっていました。

その晩は満月だったのですが、タルボットは変身せず、皆は成功を喜びます。
しかしエーデルマンは悪の心に憑りつかれ、怪物を復活させてしまいました。
そこに彼を捜してニナが止めに入って来たので、エーデルマンは装置を止め、彼女の首を閉めます。
丁度、屋敷に飛び込んできたホルツ達が止めに入りますが、怪物が警官隊を全滅させました。
またニナも倒れてしまいました。

仕方なくタルボットはエーデルマンを拳銃で撃って射殺し、薬品を倒して怪物を追い払います。
住民達が屋敷に雪崩れ込んで来たので、タルボットは皆に怪物のことを知らせて避難させます。
間もなく、屋敷は薬品の炎に包まれ、怪物は炎の中で倒れました。

エンドマークで終了です。

ニナを殺すのはちょっとなあと思いました。

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