キャットピープルみたいな話 謎の狼女

謎の狼女

狼女がひどい目に遭う話

制作年 1946年
制作国 アメリカ
監督 ジーン・ヤーブロー
脚本 ジョージ・ブリッカー
上映時間 61分
出演
ドン・ポーター
ジューン・ロックハート
サラ・ヘイドン

だいたいのあらすじ

ロンドンにはかつて「アレンビー家の呪い」という話があったそうです。

スコットランド警察のレイサム刑事(ロイド・コリガン)はピース警部(デニス・ホーイ)と共に公園で発生した傷害事件の現場検証を行います。
この事件は被害者は「狼女に襲われた」と主張して各誌が面白おかしく取り上げていました。
ピースは「野良犬にでも噛まれたんだろ」とやる気無さげでしたが、レイサムは大事件と鼻息荒いようです。
さて、公園の付近ではフィリス・アレンビー(ジューン・ロックハート)と婚約者のバリー(ドン・ポーター)が乗馬の競争をしていました。
それを見てレイサムは「私も結婚前に妻と乗馬しましたー、でも妻は乗馬が嫌いだったンです」等とピースにどうでもいい話をしていたのですが、それはそうと現場には確かに女性の足跡がありました。

ウインスロップ家の娘でフィリスの従妹であるキャロル(ジャン・ワイリー)は使用人のハンナにラブレターを届けてくれるよう依頼していたのですが、母のマーサ(サラ・ヘイドン)が手紙を取り上げてしまいます。
キャロルは薬局勤務のドワイト(マーティン・コスレック)に想いを寄せているのですが、マーサは「あんな貧乏人は許しません」と反対されました。
そしてマーサはキャロルに「お前はフィリスの従妹では無い」と衝撃の過去を語り始めます。
マーサは元々フィリスの父レジーと結婚する予定だったのですが、突然捨てられてしまい、レジーはフィリスの母と結婚しました。
そして貧しい夫と結婚したのですが、彼は亡くなり、皮肉にもマーサはこの屋敷であるアレンビー家で家政婦として働き始めたという経緯があったそうで、なのでマーサは貧しいのはヤバいと考えているようでした。
昼ドラみたいです。

それはそうとしてマーサの飼っている犬はなぜかフィリスには懐かず猛烈に吠えるのでした。
その夜、フィリスは犬が吠えまくりで公園の件も気になっていたので、怖いので窓に魔除けのランタンを吊っていました。
マーサがそれを見て、「怖くて眠れないならミルクを持ってきてあげるわー」等とキッチンでゴソゴソしていたのですが、キャロルがこっそりとドワイトに会いに行こうとしていたので「部屋戻れ!」と迎撃しました。
その様子を家政婦が見た的にハンナがひたすら見ていました。
そしてその夜も子供が襲われるという事件が発生していました。

翌朝、フィリスが目覚めるとなぜか手には血が付いており、履いている靴の底には泥が付着していました。
彼女はそれをマーサに見せ「荒地を彷徨って人を殺す夢を見た。これはアレンビーの呪いだわ」と相談するのですが、マーサは「あなたは外に出てないし、そんなもんはナンセンス」と否定するのでした。
ハンナは体調が悪そうなフィリスを気遣っていたのですが、フィリスは付近の公園で昨夜少年がズタズタに切り裂かれて殺害されたという新聞記事を聞いて卒倒しそうになっていました。
その後、バリーが訪ねて来ましたが、フィリスはもう二度と彼には会えないと嘆くので、仕方なくキャロルが「今日は具合が悪い」と追い返しました。

バリーは次の日も門前払いされたのでハンナの手引きでこっそりとフィリスに会って「俺のこと避けてるけどなんで?」と聞くのですが、彼女は「今は話せない」と部屋に引っ込んでしまいました。
その夜、レイサムがウインスロップ家を訪ね、ハンナから犬の有無や家族構成を聞き、マーサに物騒だから注意してくださいと呼びかけていました。
そして昼間にバリーにフィリスの力になって欲しいと頼まれていたキャロルは「悩みがあったら打ち明けてね」とフィリスに言うのですが、「そっとしといて」と返答されたので、「困ったことがあったら、あたしかバリーに言ってね」と念押ししてから引き揚げました。

その夜からフィリスはコーヒーを飲んで寝ないことにしたのですが、夜中になると女性がウインスロップ家から彷徨い出て、飼い犬が二頭、その後を追いかけていました。
一方、警察でも応援を投入して警備を厳重にし、野犬を一掃しようとしていました。
レイサムは怪しい女性を目撃し、後を尾けるのですが、襲われて殺害されてしまいました。
翌朝、フィリスは自分の服が泥だらけであることを知って愕然とし、乗馬の誘いに来たキャロルから昨夜刑事が殺害されたという記事のことを聞きました。
フィリスは犯人は自分だと思いつめ病院に行くというのですが、マーサに施設に入れられるからダメ!と言われて思い直しました。

バリーはフィリスに会えないので強硬的にフィリスを遠出に連れ出しました。
フィリスは外に出て少し明るくなったようでしたが、バリーに「あなたを巻き込みたくないから結婚できない」と告げます。
彼女の両親は殺害されており、アレンビー家は狼に呪われているという噂が立ったそうで、それからフィリスは自分が狼の姿をして古代の儀式に参加し、狩りを行うという悪夢を見るようになったと打ち明けます。
バリーはアレンビーの呪いの件を知っており、「そんなの脅迫観念だよ」とフィリスを励まし、二人はひしと抱き合うのでした。

感想

これは普通です。モノクロ映画です。
人狼ものでは無く、キャットピープルのような「私は人狼?」的な女性の悩みを描いた作品です。
なので人狼がグワーみたいなシーンは無いですが、霧深い公園のシーンはなかなか雰囲気いいです。
全体的なお話は火サスみたいな方向に流れますが、なんとなく予想はつきました。
面白いかと聞かれると微妙な作品です。

短い所為か良く分からない部分も多く、アレンビーの呪いも詳しくは不明です。
それに犬がフィリスを嫌っていた理由も良く分からず。
警察も少し無能な感じしますよね。

結局主人公はバリーということでいいのでしょうか?
フィリスの人はちょっとだけ松浦亜弥さんに似てる感じで可愛いと思います。
キャロルよりお嬢様っぽい感じでした。

ラストまでのあらすじ

その夜、ピースはレイサムが殺害されたことで強硬手段に打って出て、公園をうろつく者は逮捕!職質に応じないものは即時発砲!と警官隊に厳命して自らが指揮を執ります。
そしてウインスロップ家から女性が出てきたのですが、それはキャロルでその後をひそかにバリーが尾行していました。
バリーは公園で彼女を見失ってしまい警官に職質を受けて素直に応じていたのですが、ベンチで一服していたドワイトが女性に襲われて悲鳴を上げます。
警官隊とバリーが駆けつけたのでドワイトは無事でしたが、怪しい女性の姿を目撃し、警官隊は彼女を追います。

ドワイトの所には彼と待ち合わせをしていたというキャロルがどこからともなく現れました。
三人はそのまま警察で事情聴取を受けました。
翌日、バリーはウインスロップ家を訪問し、キャロルに「狼女は君だね」と質問するのですが否定されます。
また、マーサは密かにキャロルにバリーと結婚するように指示していたようで、それにキャロルは反発していました。

フィリスは考え抜いた後に証拠の品をキャロルに見せ、警察に行くように依頼します。
キャロルはフィリスは正常で誰かに騙されているとマーサに宣言し、警察に行くことにしました。
マーサはバカな事をと止めるのですが、キャロルの態度は強硬でそのまま出て行き、その後をバリーがそしてバリーの後をドワイトが尾行していました。

マーサは睡眠薬入りの牛乳をフィリスに飲ませ意識を失いかけた彼女に自分が一連の事件の犯人であると打ち明けました。
この家に住み続けるためにはフィリスが邪魔で、彼女に脅迫観念を植え付け、自殺に見せかけて殺そうと企んでいたマーサは包丁を出しました。
しかし、ハンナがそれを立ち聞きしており、彼女を咎め、警察に通報すると言って逃げ出します。
マーサはそれを追った拍子に階段から落ち、胸に包丁が刺さって死亡しました。
そこにバリーとピース達が駆けつけてハンナから真相を聞きました。

バリーはフィリスの部屋に駆けつけ、「もう心配ない」と微笑むのでした。

エンドマークで終了です。

ちょっと強引ですよね。
家が欲しい→フィリス邪魔 まあわかる
バリーとキャロルを結婚させたい えっ?家あればいいじゃん。好きにさせればって感じでした。

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