ポー絡みでした 血まみれのドレス

血まみれのドレス

ポーの子孫と知り合ったらひどい目に遭う話

制作年 2003年
制作国 アメリカ
監督 カーミット・クリスマン/デル・テニー
脚本 カーミット・クリスマン/ウィリアム・カット
上映時間 86分
出演
ジェレミー・ロンドン
キャサリン・ハイグル
ウィリアム・カット

だいたいのあらすじ

1839年 ペンシルベニア
フレデリック・アッシャー(ジェレミー・ロンドン)が女性をナイフで殺害していました。
彼の友人エドガー・アラン・ポー(アリ・ヴァーヴィーン)が駆けつけた時には既に遅く、女性は惨殺されており、フレデリックはポーの書いた「アッシャー家の崩壊の所為で本当に家が崩壊した!アッシャー家はお前を呪う」と宣言して女性の心臓をポーに投げつけました。

現在
彫刻家のアン・ヘッジロウ(キャサリン・ハイグル)は母の死もあってメンヘラ気味になっており、医師のトム(ウィリアム・カット)の診療所に通院しています。
彼女は近々、屋敷を売り払ってこの土地を出て行こうと考えていました。
作家のイーサン・ポー(ジェレミー・ロンドン)はアラン・ポーの子孫なのですが、アンの遠い親戚でもあり、彼の講演が行われるというのでアンは友人のリサ(ホイットニー・ディラン)と一緒に見に行きました。
ポーの妻であるヴァージニアの妻の従弟・エミリーがアンの祖先だそうで、エミリーはチャールズ・ヘッジロウと結婚して息子を産んだ後に殺害されています。

イーサンはポーの書いた作品を「統一感が無く、ゴシップ的」と批判していたのですが、会場で迫って来るポーの幻覚を見てビビりまくって挙動不審になりました。
講演後にリサがしつこく「あたしを紹介しろ」と言うのでアンは渋々イーサンに自己紹介し、リサを紹介しました。
三人は話し込みながら駐車場に向かい、アンとリサが車に乗り込もうとしているとヘッジロウ家の鼻つまみ者でアンの弟であるキーファー(マット・ファーンズワース)が酔っ払って絡んだ来たので、イーサンが突き飛ばします。
そこにアンの幼馴染で、彼女に想いを寄せている保安官のジョン(エディ・カリティ)が現れてキーファーを追い払いました。

イーサンは新作を二年掛けて書き上げたのですが、三度目の没を食らっており、エージェントのマーガレット・アッシャー(マーゴット・ハートマン)と揉めていました。
一方、住民の作業小屋で娼婦カミーユの惨殺死体が発見され、トムはジョンにロス市警に事件を一任した方がいいとアドバイスしていました。
ジョンはキーファーが怪しいと容疑者としてマークしますが、キーファーは相変わらずアンにレイプまがいの行為を行っていました。
アンはイーサンと急接近して屋敷の中を見せたりするようになり、屋敷を売るのを止めてここで暮らそうかと考え始めます。

ある夜、キーファーは屋敷を出た所で何者かにスコップで殴られ、そのまま森の中へ引き摺られて崖から転がされていました。
イーサンはちょいちょいポーの幻覚に悩まされるようになり、また、アンの周りをストーカーのようにウロつくようになります。
彼はアンに屋敷をホテルに改装して俺と一緒に経営しようと持ち掛けて彼女と関係を結び、その様子をジョンが目撃していました。
ジョンはやけ酒を呑んでいる内に彼氏持ちの女性にナンパされて揉めてしまい、バーで大喧嘩してしまいました。
それはそうとしてジョンはよそ者であるイーサンを殺人事件の件で怪しむようになります。

アンはイーサンが幻覚のポーと口論しているのに遭遇してこいつヤバいと感じるのですが、「彼、疲れてるのかな」と見過ごすことにしました。
リサはアンがイーサンに深入りし過ぎだと感じ、「彼はいつかこの町を去るのよ」と彼女に忠告します。
そしてリサの懸念は違う方向で当たっていたようで、イーサンの幻覚は益々酷くなり、大鴉に出て来たレノアという女性を巡ってポーの幻覚と言い争いになってりしていました。
ある夜、リサは飼い犬のウーリーを惨殺された後に自宅に侵入した何者かにミイラのようにグルグル巻きにされていました。

ジョンからイーサンのことを根掘り葉掘り聞かれたマーガレットはイーサンに「これは一族の問題」と謎の発言をして上手くやれとイーサンにビンタしながら要求し、「早くアンと結婚して、アン・アッシャー」にしろ!とこれまた謎の要求をしていました。
実はマーガレットはイーサンの母であると発覚し、二人は何かを企んでいるようなのでしたが、そんなことは知らないアンは遠目で二人の様子を見て「まあ」と驚きました。
その直後にアンに「キーファーが無断欠勤してるんだけど…」と上司から電話があり、早速アンはジョンに泣きつくことにします。

薪割り中のジョンはアンから「いつものように助けてよ」と言われ「仲間に連絡する」と告げますが、「最近おかしいよ。イーサンと付き合ってその後はどうするの」的なことを彼女に聞きます。
アン大概ですよね。なぜ相手の気持ちとか考えないのか。
アンは「彼のことは大好きだけど良く分からない」と返答し、ジョンとの会話で先ほどの女性がマーガレット・アッシャーというエージェントであることを知るのですが、ジョンは「俺にはお前の方が良く分からん」とナイスな返答をされました。

ジョンはキーファーの事を捜していたのですが、その過程でカミーユの友人だという女性に出会い、彼女がこの町に来た際の客は作家だったと聞きました。
一方、アンは「なんかリサに連絡取れないわねー」と感じていましたが、「まいっか」とイーサンとHしたりしていました。
そしてイーサンの幻覚ポーとの争いの様子を見てはため息を吐くのでした。
アンはふと地下室に降りて行くのですが、そこで上の方が未完成である「「黒猫」張りのレンガの壁が出来ているのに気付きますが、なぜかイーサンが「ここで何してる}と現れて叩き出されてしまいました。
お前の家じゃねーだろ!と頭張りたくなりました。

感想

これはイマイチです。
ポーゆかりの一族が住む町で連続殺人が起こるという内容です。
しかし、アッシャー家の崩壊をベースにしているようなので、その辺の知識が無いと観るの苦しいかもしれません。
テンポもダラダラしてる感じで、所々にポーに関する事が挟まったりしますが、それほどポーのファンでは無い私には退屈なのです。
レノア、レノア言われても少しは大鴉とか知ってる私でも「柔軟剤かな?」となりますよ。

メインストーリーそのものも分かり辛い感じで、何と無くイーサンがイカれてる位のことしか分かりませんでした。
そして私の理解力不足の可能性もありますが、最後まで観てもメインストーリーの意味が良く分からないという。
色んな設定があるのですが、その殆どが切り捨てられているような気がしました。

タイトルからスプラッターなものが連想されるのですが、そういうのは余り無くゴシックな感じで「血まみれドレスまだかなー」という気分になることは間違いないと想います。
一応、内臓出てたりするグロはちょっとありましたが。

登場人物がごちゃごちゃしてる感じで、イーサンがそっちの家だから何なの!という感じです。
アンはポーの妻の従弟の子孫という、それもうポーと無関係じゃね?という一族の末裔です。
マーガレットに至っては何がしたいのか良く分からず、冒頭のフレデリックの発言が目的であることはわかっても、それがどう今回の件に結びつくのか理解できませんでした。
何かエミリーのお腹の赤ちゃんと関係がありそうなのですが、言及されていなかったので理解不能でした。

アンがイマイチ魅力的では無い人物なので感情移入が出来ず、イーサンも尊大な人物で嫌な奴です。
ポーもかなり尊大な人物だったようですが、イーサンの性格はポーとは無関係です。
ギリギリ入れそうなのがリサとジョンなのですが、この人達は影が薄すぎです。
殆ど話に絡まないトムの方が態度がデカいという。

ラストまでのあらすじ

アンはようやく目が覚めたのか、「ここは私の家だろ!」と視聴者の気持を代弁してイーサンにぶつけるという偉業を成し遂げます。
そして彼女は「もしかして私の身体が目当てなの!」と的外れなことを言い出し、イーサンはアンにキスして誤魔化そうとするのですが、そこにジョンが現れて彼女を手招きで呼びます。
節子、それ違う。多分、イーサンが狙ってるのはあんたの財産やで。

ジョンはマーガレットの所有する会社が何度もアンの屋敷を買おうとしてアンの母に却下されていたという話をします。
マーガレットはアッシャー家の末裔であり、ポーの「アッシャー家の崩壊」の舞台となり、全焼したアッシャー家の土地も所有していました。
そしてジョンは「イーサンに気を付けろ」と付け加えて「この本を読め」と彼女に渡して数日はリサと一緒に居た方がいいと指示しました。

イーサンは新作を完成させたようですが、アンは色々あったので心労で倒れ、トムと呼んでくれとイーサンに依頼して寝込みます。
勿論、イーサンはトムの件をガン無視して電話を持ち出すのですが、彼はアンに一服盛ったようでした。
その晩、何者かがアンの母の墓地を暴いていました。
翌朝、目覚めたアンは自分が監禁されているのに気付き、道具を使ってドアを開け、ポーの幻覚と言い争いをしているイーサンを尻目に車でとんずらします。
しかしイーサンに先回りで道路をブロックされていたので、車を捨てて森に逃げ込み、イーサンは「レノーア」と呼び掛けながらそれを追います。

アンは森の岩の上に母の遺体が寝かされているのを見て悲鳴を上げるのですが、イーサンに押え込まれてしまいます。
そこにキーファーが「地獄の底から甦ったぜー」と現れてイーサンに襲い掛かるのですが、お酒が抜けて2割増し位でも彼は弱く、イーサンに枝で腹を刺されて死亡し、アンも木の枝でKOされて気絶しました。
一方、ジョンは「先生から何か言ってください」とトムを味方に付けようとしていたのですが、却下されます。
しかし、イーサンが常用していた薬の件を聞いたトムは顔色を変え、彼が危険な精神患者だと判断して、「自分はアンの家に行くから、リサ呼んで来て!」とジョンに指示しました。

リサの家で犬の血を発見したジョンは大急ぎでトムに知らせるのですが、トムは応対したイーサンにKOされて縛り上げられていました。
単なる医師なのに、タフガイ気取りで一番危険な場所に行ってやられるとはどういうことでしょうか。
ジョンがアンの家に駆けつけた時にはトムは殺害されて地下室に放置され、イーサンの魔の手はベッドで拘束されているアンに伸びていました。
ジョンは更に地下室のレンガ壁の向こうにミイラ状態のリサを発見して救出しました。

イーサンの正体はアッシャー家の末裔であるイーサン・アッシャーでした。
そして冒頭でフレデリックが殺害していたのはエミリーだったのでした。
イーサンはアンにナイフを振り上げるのですが、突入して来たジョンに発砲されて倒れます。
彼は尚もアンにナイフを振り上げるのですが、自力で脱出して来たリサがそれを制し、アンはジョンの銃を奪ってイーサンに連射して射殺しました。

マーガレットは「イーサン・ポー」名義でイーサンの最後の著書を出版し、何者かに「こっちは順調です」と報告していました。
アンはイーサンの子を妊娠したようで、訪ねて来たポーっぽい何者かに微笑みかけていました。

最後のは何なのでしょうか?この後、アンはエミリー同様に殺害されるということでしょうか?
それともポーが先に来たからセーフってこと?良く分かりませんでした。
うーん、終わっちゃいましたが、結局「血まみれのドレス」って何だったんでしょうか?

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