気分悪くなります ザ・ウーマン

ザ・ウーマン 飼育された女

捕らえ、監禁し、飼育しようとした女は ――人喰い女だった?!

制作年 2011年
制作国 アメリカ
監督 ラッキー・マッキー
脚本 ジャック・ケッチャム/ラッキー・マッキー
原作 ジャック・ケッチャム
上映時間 103分
出演
ポリアンナ・マッキントッシュ
ショーン・ブリジャース
アンジェラ・ベティス

だいたいのあらすじ

どこかの小川でホームレスのような出で立ちで腰にナイフを刺した女性(ポリアンナ・マッキントッシュ)が腹部に負った傷を流していました。
どうやら彼女はホームレスというより原人に近かったらしく、汚い歯をむき出して犬を威嚇した後に殺害して食べていました。
どうも犬に育てられた野生の女性だったということが彼女の回想から分かってきました。

弁護士のクリス(ショーン・ブリジャース)は外面が良く、初老の女性ディアナから家を売りたいと相談を受け、親身に応対していましたが、妻のベル(アンジェラ・ベティス)には横柄な態度を取るようです。
彼の息子ブライアンは父に似たのか、少女が虐められるのをを冷めた目で見て無関心な態度を取っていました。
クリスには他にペギー(ローレン・アシュリー・カーター)とダーリンという娘がいます。

ある日、クリスは趣味のハンティングに出掛け、川で身体を洗っていた冒頭の野生女と遭遇し、ストーキングして住処の洞くつを突き止めます。
帰宅した彼は家族を集めて「今すぐ地下を掃除しろ」と命じ、ガラクタを移動させました。
翌日、クリスは網を投げて野生女を捕獲し、銃床で殴りつけて気絶させ、家に連れ帰りました。
彼は地下室に野生女・ウーマンを運び、立たせた姿勢で手足を拘束しました。
クリスはウーマンの歯を調べている際に右手の薬指を噛み千切られ、食われてしまいます。
怒り狂って殴りつけるのですが、彼女はへこたれず、不敵にこちらを睨みつけていました。

怒りの治まらないクリスは銃を持ち出し、ウーマンの耳元で一発撃って脅し、銃の恐ろしさを刷り込みました。
その後、彼は家族にウーマンを見せ、人間らしくするから皆で面倒を見るようにと命じ、但し、指を食われたので彼女には触らないようにと付け加えます。
家族は仕方なく彼の命令に従い、傷の手当や食事の準備を始めました。
普通、しかるべき所に通報すると思うのですが。
そしてオートミールを逆さまのバケツの上に置き、犬のように与えるのですが、ウーマンは頭部で皿を払って割り、食事を拒否しました。
その後、クリスは子供達にウーマンの排泄物の処理係に任命しました。
ベルはクリスに「あんなことしていいの?」と意見するのですが、ビンタ一発されて沈黙してしまいました。

平日になったのでクリスは普通に自分の事務所で仕事を始めます。
ペギーは1ヶ月前位から様子がおかしくなり、授業には吐き気ばかりで身が入らず、体育も見学ばかりだったので、幾何学教師ラトン(カーリー・ベイカー)は彼女のことを心配していました。
彼女は家でもクリスのことを異常に恐れたりと様子がおかしいようで、ラトン曰く、ブカブカの肌を露出する服を着なくなったということで、体育の見学中にペギーは涙を流していました。
ラトンはペギーの妊娠を疑い、放課後に彼女を呼び出して話し合いました。

ある日、クリスはウーマンが臭いので洗うことにし、ブライアンに排泄物の始末を命じた後、ベルと共に熱湯で彼女を洗います。
ウーマンは「クソ野郎!」とか「悪魔!」とか言って威嚇していました。
わざわざ、うんちを落とすシーンを入れています。
ベルはクリスがウーマンの服をはだけて拭いている姿を見て大層気分が悪くなり、思わず板を手に取り、ウーマンも目で彼女に何か訴えているようでしたが、ベルは思い直してしまい、ウーマンを繋いだ天井の金具が緩んでいると指摘して板を渡します。
恐らくクリスを殴ろうかと思ったのだと思います。

クリスはブライアンと二人がかりでウーマンを外に運び、洗うことにしたのですが、ブライアンはクリスが捨てたタバコの吸い殻を彼女に投げて嫌がらせをします。
ブライアンはウーマンに興味津々なのですが、父があまり関わらせてくれないので苛立ちを募らせます。
クリスは高圧ホースの水を浴びせてウーマンを洗い、あまりの非道にペギーはホースのスイッチを止めます。
ウーマンは野生の勘なのか、ペギーが妊娠したことを察知し、お腹を見て「赤ちゃん」と言っていました。
クリスはウーマンを全裸にして洗い、再び地下室に拘束するとベルに身体を拭かせました。
その後、ベルに作った服をウーマンに着せ、食事を与えると彼女は片言で「ありがとう」と言いました。

一方、幾何学教師はクリス達にペギーの妊娠を知らせようと電話したのですが、ペギーが伝言を聞いて消去してしまいました。
その夜、クリスは地下に行ってウーマンをレイプし、その様子をブライアンが覗き、ベルはベッドから夫が出て行ったのを察知して状況を察し、一人で泣いていました。
ウーマンは特に抵抗も叫びもせず、虚ろな目でされるがままになっていました。

ペギーは翌日、気分が悪いと学校を欠席し、ますます幾何学教師は彼女のことが心配になりました。
学校が半日だったので、早く帰宅したブライアンはベルが留守だったので、工具を手に地下室へと向かいました。

感想

これは普通です。
中半位までイヤな一家にウンザリしてしまいます。
反逆児だったウーマンも段々と諦めたように大人しくなってしまい、悲しいいのです。
単なる暴力男なのかと思っていたクリスはキチガ○で暴力二男だったブライアンも同様だったという話です。

演出はカメラをグルグル回したりしてましたが、凡庸な印象です。
アップを多用したウーマンのシーンだけは良かった気がします。
全体的に登場人物が心を閉ざしている感じで、皆がどのように考えているのかイマイチ分かりませんでした。
一番謎だったのはベルでした。

この映画は良い人がちっとも出て来ないのですが、唯一の良心はラトンでしょうか?
彼女は同僚教師とレズビアン的な設定のようです。

結末は多少スッキリしますが、不完全燃焼な気分になり、余韻を残すもののなっていました。

ラストまでのあらすじ

ブライアンはペンチでウーマンの乳首をねじ切ろうとしており、悲鳴に気付いたペギーが気づいて駆けつけ、彼を怒鳴りつけて追い払いました。
「こんなことになってゴメン」と謝るペギーにウーマンは片言で「ありがとう」と言いました。
ベルはクリスが帰宅したので、ブライアンのことを訴えるのですが、「誰も傷ついてない。男の子にはよくあること」と片付けられます。
彼女は我慢できなくなり、「ウーマンは人間だし、捕まったらどうするのよ!」と怒鳴り、「犬」の件もバレたら大変だ!と怒鳴るのですが、クリスは涼しい顔で「犬が無眼球症なのは誰の所為だ」と謎めいた返答をしました。

更にベルは怒りを爆発させ、「私は娘を連れて家を出る!レイプ息子はお前が引き取れ!我慢できん!」と怒鳴るのですが、クリスはそれに暴力で答え、腹パンと顔面パンチで彼女を倒しました。
そこに間の悪いことにラトンがペギーを心配して家庭訪問して来ました。
ラトンはクリスとブライアン、ぺギーを前に「娘さんは妊娠していると思います」と話し、クリスは「娘には恋人がいない、俺が父親だというのか」とブチ切れてラトルを殴り倒して、ブライアンと共に縛り上げます。
図星だったようで、そういうことだったようです。
クリスは必死で止めるペギーを「お前ら女は男にたかるヒルだ!お前も地下の女と同じ生物だ」と張り倒しました。
そしてラトンは納屋に連れて行かれ、拘束されて犬小屋に投げ込まれます。

ペギーは家に戻って鍵を取ってから地下室へ飛び込み、ベルも息を吹き返して地下室へ向かいました。
ラトンの連れていかれた犬小屋の奥には目玉の無い少女がおり、犬と一緒に育てられたらしく、犬のように彼女の首筋に噛みつきました。
この少女はどうやらブライアンの妹でダーリンの姉に当たるようで、檻の向こうからはクリスとブライアンが「やっちまえ」と声援を送っています。
ラトンがとばっちり過ぎて気の毒です。「犬」というのはこの少女のことでした。
一方、ペギーはウーマンの手足の拘束を解いていました。
怒りのウーマンはペギーは見逃したものの、ベルの首筋を噛み千切って投げ飛ばし、同じ頃ラトンも少女に首筋を噛み切られて犬の餌になっていました。

ウーマンはブライアンを金属板で殴りつけて殺害し、胴体を切断して半身にしてしまい、銃を用意していたクリスに襲い掛かって腸をパンチで抉り出します。
彼女はクリスの胃を掴み出すとムシャムシャと食べて、クリスはそれを見ながら絶命しました。
もう少しクリスには苦しみ抜いて死んでほしかったのですが、ウーマンは単なる野人なのでイカれ野郎の同類では無いということなのかもしれません。
ウーマンは犬のように出てきた無眼球症の少女にクリスの胃を与えました。
ペギーはダーリンを連れて逃げ出そうとしていましたが、ウーマンはダーリンの手を取って無眼球症の少女を引き連れて出て行き、ペギーも彼女の後を追いました。

エンドロールで終了です。

これからどうなるんでしょうか。
エンドロールの後にダーリンが骨被ったなんかと一緒にいたみたいですが、意味分かりませんでした。

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