集団自殺の話 ハプニング

ハプニング

人類は滅びたいのか。今、何かが起きている…

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
上映時間 90分
出演
マーク・ウォールバーグ
ズーイー・デシャネル
ジョン・レグイザモ

だいたいのあらすじ

朝のNYセントラルパークでベンチに座っていた若い女性二人組がいたのですが、周囲の人が急に動きを止めて佇み始め、バックで歩いている人や身体を引っ掻いている人もいました。
セミロング女性が相棒に「皆ヘンだね」と話しかけると、相棒は金蔵の髪留めで首を刺していました。
同じ頃、3ブロック先のビル建築現場では作業員の皆さんが屋上から次々に飛び降りていました。

その少し後、フィラデルフィアの高校ではエリオット・ムーア(マーク・ウォールバーグ)が「最近、全米で何万匹ものミツバチが姿を消しており、死骸も無い」と講義していました。
エリオット含む教師全員は授業中に教頭に呼び出され、「セントラルパークでテロが起きた」と知らされます。
どうやら毒ガス攻撃らしく、まず意味不明な言動を始め、次に方向感覚を失い、その後手遅れとなるということでした。
教員と生徒は帰宅することになり、同僚の数学教師のジュリアン(ジョン・レグイザモ)から「俺の実家に非難しに来ない?」と誘われました。
エリオットは妻のアルマ(ズーイー・デシャネル)に電話したのですが、どうも様子がおかしいようでした。
ジュリアンの人珍しく善人役みたいです。

アルマは自宅のリビングでジョーイという人物からの電話をガン無視しており、そこにエリオットが戻って来ました。
TVでは毒ガスにより人間の自己防衛本能が損傷し、自傷や自死に至るという説明をしていました。
エリオットは急いで支度をして家を出ようとし、アルマはしつこくジョーイ(M・ナイト・シャマラン)という人物からの電話があったのですが、後ろめたい所があるのか拒否していました。
その後、ムーア夫妻はジュリアンとその娘ジェス(アシュリー・サンチェス)と駅で落ち合い、列車で避難することにしたのですが、アルマは夫婦喧嘩したことをジュリアンに見透かされていたので、別の席に座る!と機嫌を損ねていました。
実はジュリアンはアルマの事をビッチだという疑惑を抱いており、親友であるエリオットには度々忠告していました。

ジュリアンの妻・イヴェットは渋滞に巻き込まれて遅れるということだったのですが、お昼前にはフィラデルフィアの公園でも人々が動きを止め、自傷行為に及んでいました。
単独で座ったアルマはジョーイの電話に出て、「一緒にティラミス食べただけなんだから、しつこく電話して来ないで!」と告げていたのですが、ボストンも攻撃を受けたと知らされました。
エリオット達の列車の乗客にもフィラデルフィアが毒ガス攻撃を受けたと知らされ、ジュリアンはイヴェットから「ニュージャージー行きのバスに乗った」というメールを受けて一安心していました。

やがて列車は「フィルバート」という駅で停車してしまい、「何処とも連絡が取れない」という理由で終点となりました。
ここは小さな町で乗客でごった返したダイナーは行列が出来ました。
エリオットは怯えて元気がないジェスを励まそうとムードリングを指にはめ、「人の感情は色があるんだよ。君は黄色だから笑いたい筈」と笑顔を引き出します。
フィラデルフィアの動物園ではライオンの檻に飛びこんで自殺した人もいるようでした。
政府ではテロという見方を弱めたようで、原因は不明ですが、北部一帯で同様の事象が起きており、この町も危険地帯でした。

皆は我先にヒッチハイク等で逃げ出し、エリオットは運よく地元の人が「家に帰ってから非難するけど一緒に来る?」と誘ってくれたので乗せてもらうことにしました。
ジュリアンはイヴェットと連絡が取れなくなったので、ジェスをエリオットに預けてプリンストン方面に向かうことになりました。
プリンストンでは人々が路上で首吊りをしており、ジュリアンは皆に車の通気口を塞がせ、パニックを起こした後部座席の女性に数学の問題を出して気を反らせます。
しかし、運転手が路上の木に車をぶつけて自爆し、降りて来たジュリアンもガラスの破片で手首を傷つけていました。

エリオットを送ってくれた人は植物学者(フランク・コリソン)とその妻(ビクトリア・クラーク)だったのですが、彼は今回の事件は植物が有毒物質を出しているのではないかと推測していました。
彼等の家で食料等を補充したエリオット達は車の後部座席に乗せて貰って移動します。
しかし行く手に死体が転がっていたり、軍の車両に「この先の基地では皆が自殺してる」と教えられたりして身動き取れなくなりました。
やがてエリオットの居た地点には沢山の人が集まって来て、どの方向も死体だらけだと知り、皆で立往生という状態になってしまいました。

人々の中にプリンストンの娘と会話している人がいたのですが、プリンストンは皆が死亡しており、その娘さんも間もなく自殺していました。
エリオットは辛い決断でしたが、それをジェスに伝えました。
彼は最初の事件が公園で起きていることから原因は植物説を信じるようになりました。
植物学者によれば植物は異種間でも交信できるので、全ての植物が人類を攻撃しているのではないかということでした。
また、なんとなく人口が多いとヤバいということになったので、皆は2班に別れて人の少ない地域に移動することにしました。

エリオット達は人数の少ない二班で進むことになり、アルマは移動中に「残業してたと言った日に職場のジョーイとデザート食べた」とエリオットに打ち明けました。
一方人数の多いグループ一斑でで皆を纏めていた軍人のオースター二等兵たちは先行していたのですが、急に拳銃自殺を遂げ、その前を歩いていた人達も同様に方向感覚がおかしくなっていました。
エリオットは一斑で連鎖して響く銃声を聞きながら、人数が多いと植物が危険視するのではないかという仮説を立て、風に当たらないようにしようと皆に提案します。。
そんなバカな!って思いました。人数的にはジュリアン達も少なかったですが…
そういえば植物さんとお話できる人いましたね。人格者でいい人だったらしいです。

エリオット達は少人数に分散して行動することにして風をガンガン浴びたのですが、人数が少なかった所為か無事でした。
こんなのアリ?的なこと言ってましたが、こっちの台詞です。
彼等には二人の若者も同行しており、家を見つけたのでそこに避難することにしました。
家の中で地図を見つけたので、人の少なそうな所に移動することになったのですが、エリオットは心労が重なった所為か家の中の観葉植物に「すぐ出て行くし、友達だから毒出さないで><」的なお願いをし、相手が造花だと発覚しても「言って良かった」と開き直っていました。
軽くウケました。
どうやらここはモデルルームか何かだったようで、家の中の物殆どが偽物でした。

ということでエリオット達はお暇したのですが、モデルルームでは後からやって来た集団の人達が自分で起動した自動芝刈り機に轢かれて死亡するという上級技を披露していました。
そして道中ではどうみても高校生と言った若者二人に「何で子供作らないの?」「自分の行動に責任持つのが大事」等と謎の説教をされるエリオットでした。
道中で聴いたラジオでは、「危険地域に居る人達は西側に避難してください」と告げていました。

エリオットはもっと進むべきだと考えていましたが、道中で家を発見し、アルマがジェスを休ませるべきと主張したのでそこで休むことにしました。
閉め切った家の中には人が居たので「小さな子が居るので食べ物分けて貰えませんか」と呼び掛けます。
家の中の人は毒ガスを警戒しているようで「消えろ」と言われたのでエリオットは諦めて去ろうとしました。
しかし血気盛んな二人の若者二人は「ふざけんな!」とドアを蹴飛ばしたので、中の人にショットガンで撃たれてしまいました。
エリオット達は「早よ消えろ!」と警告されたので泣きながら逃げました。

感想

これは普通です。
「植物は警告する!」という内容で、人間ヤバい!という内容です。
お話はつまらなくはないのですが、やっちゃった感があります。
SF系のパニック映画だと思われますので、もう少し設定をきちんとしないとガッカリする気がするのです。
それでもドイツのパニック大好きおじさんのように凄い映像でもあれば「内容無かった気がするけど、何か凄いもの観た!」って気になるのですが、「風怖いよ」とか至って地味です。
大体、植物ヤバいならそのあなた達の足元に生えてる草はなんなのか?という感じでした。
冒頭は凄く面白そうな感じだったのですが、やっぱりもう少しテキトーな感じのものでないとシャラマンさんには合わないような気がしました。

だってピクニックでお弁当広げてそうな原っぱでいい大人がワーワー騒いでるだけなのよ。
終始シリアスな展開で、エリオットは常にいつもAlways眉間に皺という十八番演技なので迂闊にツッコめないし。
とは言ってもちょいちょいネタは挟んでいて、エリオットのノリツッコミみたいなシーンがあってウケました。
これはエリオットの眉間に皺という表情と上手く相乗効果を産んでる気がします。

そして最後には「夫婦の絆」的な映画になってしまうという超展開です。
実はこれがメインだったのではないかと疑わしく感じているのですが、アルマはエリオットの子供っぽい所が嫌だったようでした。
でも今回の件で夫の行動を見て「まあ」って見直したみたいです。
そして最後の彼女のシーンに繋がるようです。
それ、吊り橋効果じゃんって思ったのはそっと胸にしまっておきます。

前から気になっていたのですが、シャラマンさんの頭の「M」って何なんでしょう。
もしかして知らないの私だけ?

ラストまでのあらすじ

全米の人達はTVに注目しており、学者が今までのデータの統計を元に「異変は今夜がピークで明日の朝には治まるかも」と予想していました。
また、CIAの向精神薬の薬物工場の関連説も浮上しており、その件に関して政府は今の所沈黙しているということでした。

エリオット達はどう見ても廃墟という感じの建物を発見したのですが、そこにはジョーンズ夫人(ベティ・バックリー)という人物がおり、電気無しのランプ生活を送っていました。
彼女は疲れている様子のエリオット達に夕食を振る舞ってくれましたが、世捨て人的な生活を送っているようで、ここにはTVもラジオもありませんでした。
アルマが恐る恐る「実は北東アメリカで…」と切り出すとジョーンズは「世間の事は聞きたくない!」と強く拒絶し、「泊まりたかったら勝手に二階の部屋使いなさいよ!なによ!」的な態度を取りました。

その夜、ムーア夫妻は二階の客間で「あの人怖い、エクソシストみたい!」、「助かりたかったらあの人には我慢するんだ!」と失礼なことをのたまっていました。
ジョーンズはエゴサの達人だったらしく、「何か盗む相談?それとも私を殺す相談?」と突っ込んできたので、「とんでもございません」とエリオットが取り繕いました。
翌朝、エリオットはジョーンズ夫人の寝室を覗き、不気味な人形がベッドに寝ているのを見て息を呑みます。
そこにジョーンズがババーンと登場して「盗むつもりだね!出てけ!」と激おこだったのですが、彼女は庭で植物にやられてバック歩行を始めていました。
一人なのにどういうことでしょう?

エリオットは家に飛び込み、風を防ごうとするのですが、ジョーンズ夫人は家の外壁にゴンゴンと頭を打ちつけ、終いには窓ガラスを頭突きで割り始めます。
これはヤバいと彼は小部屋に逃げ込んで布で隙間を埋め、離れに居たアルマ達にも通信用のパイプを通して「窓とドアを閉めろ」と知らせます。
そしてムーア夫妻は思い出話を語っていたのですが、感極まったのか「もう死んでもいいから、君の所に行く」と宣言して風が吹く中を離れに向かって飛び出しました。

アルマ達も同じく飛び出して来て、ムーア夫妻はしっかと手を握り合いました。
どうやら異変は治まったようでした。

その後、ムーア夫妻はジェスを引き取って平和に暮らしました。
また、アルマは待望の第一子を授かりました。
TVでは専門家があれは植物が毒素を出した警告だったと話しており、今回の件は前兆だと訴えていました。
しかし司会者は政府の陰謀説を推しており、「他の地域で起こったら信用しますが」等と否定的でした。

そしてスペインかイタリアかどこかの街角では人々が急に固まったように動かなくなっていました。

エンドロールで終了です。

これはもう人類ダメかもしれませんね。
特典はやたらと沢山入ってます。
特典映像にはもう一つのオープニングが入ってました。
これはネタパートで単純にムーア夫妻の夫婦喧嘩の内容でした。
アルマがソフト部だったことが発覚し、彼女が子供を産みたくない理由が「世の中が最悪で、エリオットが運命の人じゃないから」ということでした。
そして彼女が爽やかな気分で家を出ると隣の部屋の路上でおっさんが立ちションしてました。

監督の一日というのが気になったので観てみました。
これは「ロケでてきぱきと指示する俺かっけー」的な内容から始まり、主にブランコシーンのメイキングです。
そして「撮り直すか決断できる俺かっけー」、「役者にジョークかます俺かっけー」という内容でした。

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