生活と感染者と LAST4

LAST4

生き残ったらひどい目に遭う話

制作年 2010年
制作国 アメリカ
監督 ターナー・クレイ
脚本 ターナー・クレイ
上映時間 90分
出演
ジェイ・ヘイデン
トリ・ホワイト
アンディ・スタール

だいたいのあらすじ

モンゴメリー群で薬品工場の爆発があり、漏れた化学薬品を吸引した人はゾンビのようになって人を襲っていました。
そんな混乱の中で全く事態が把握できていなかったジム(ジェイ・ヘイデン)は腹部に重症を負った恋人のエミリー(マッケナ・ジョーンズ)を抱えて草原を歩いていたのですが、エミリーが力尽きて倒れたので付近に農家の倉庫を見付けて避難します。
ジムはエミリーの遺体を床に寝かせ、TVのニュースで何が起こっているのか大筋で把握しました。
彼はカンテラやライフル、斧といった必要そうな品をここで入手し、夜になると上空を軍のヘリが通過したので外に出て助けを求めたのですが、無視されたのか気付かなかったのかヘリは通り過ぎました。

翌日、ジムは屋根に木材を並べて「HELP」という文字を作っていたのですが、遠くにこちらを見てボンヤリと立っている人物を目撃しました。
その夜、倉庫内に赤目で凶暴な感染者が単独で侵入し、ジムの姿を確認してダッシュで襲い掛かって来ます。
隠れんぼの末に何とか感染者をライフルで射殺し、一息入れていると電話が鳴りました。
電話は北側のタバコ倉庫に居る人物からで、ジムの居る倉庫の灯りを見て生存者がいると気付いて電話して来たそうです。
そこには三人居り、食料なども豊富だそうで、こっちに来いと誘われました。
ジムはエミリーの遺体のある部屋を施錠し、武器類を持って工場に向かいました。

タバコ倉庫の入り口で電話の男スコット(スコット・リリー)が待機していたので、ジムは中に飛び込みました。
中は広々としており、スコットの妻ジュリー(キャサリン・トッド・ノーマン)を紹介され、早速水を貰います。
タバコ倉庫内には発電機もあり、出入り口は少なく施錠されており、窓にはブラインドがあるので灯りが漏れないと理想的な環境のようでした。
二階は事務所になっており、階段が一箇所だけなのでスコットはいざという時の避難所と考えているようです。
もう一人イックス(トリ・ホワイト)という少女が居り、スコット達がここに逃げて来る途中で拾ったそうですが、彼女はイマイチ心を開かないそうです。
ジムは缶詰の食事を終えた後に隣のベッドのイックスに挨拶したのですが、やはりガン無視されてしまいました。

その夜、ジムは爆発事故当日の悪夢を見ます。
いつものように目覚ましで起きたジムは付き合って二年目の記念日のプレゼントを同棲中のエイミーから渡され、ジムも指輪を用意しており、その夜にプロポーズをしようと考えていました。
そして家を出ると遠くに白煙が上がり、付近にはサイレンが鳴り響いていたのでした。
という所まで見たジムは目覚めてガバッと起き上がり、窓の隙間から周囲を見回すと感染者が複数ぼんやりと佇んでいました。
そこにスコットが来て「眠れないなら」とお酒を勧められたので、少し話すことになりますが、今の所周囲には感染者が7体居るそうです。
このタバコ倉庫はスコットの知り合いロバートのものだそうで、事故当日スコットは彼の家に行き、ロバートが奥さんを食べているのを目撃したのでタバコ倉庫の鍵を失敬して逃げてきたそうです。

翌日ジムとスコットは倉庫内を物色して無線等を発見し、屋上にヘルプマークを書いたりします
その後、ジムはイックスに話し掛けるのですが、「話したくない」とハッキリ拒絶されます。
更に彼はイックスのものとは知らずに置いてあったバッグの中からチョコバーを盗むという凡ミスを犯してしまい、「今度盗ったらチンコ切るよ」的なことを言われてしまいました。

TVニュースによれば爆発した薬品工場からウイルスのような汚染物質が出て人がゾンビ化しているようでした。
その薬品工場は地元では化学兵器を製造しているという噂で、ジムはきっと神経ガスが漏れたんだとスコットと話します。
建物の周囲の感染者は11体に増えたようで、どこからか集まって来ているようです。
その夜、少し心を開いたのかイックスはジムと身の上話をしたのですが、彼女は都会での生活に疲れて実家に戻って来たのですが、いつも両親とは折り合いが悪く反抗的だったので反省していたのだと言います。
今となっては謝罪も出来ないと泣くイックスを「俺もエイミーを失ったからわかる」とジムは励ますのでした。

その後、裏口で音がしたので女性二人を二階に避難させ、ジムとスコットが様子を見に行くのですが、裏口におばさんが立っており、「中に入れてくれない?」と言うのでした。
様子がおかしいのでおばさんの顔を照らしてみると、やっぱり感染者でした!
どうやら彼等は知能を持ち会話もできるようで、恐ろしくなった二人はおばさんを射殺しました。

翌日、TVニュースによれば軍がレスキュー隊を派遣しており、空からは物資が撒かれているということでした。
そして無線が受信を始め、外にヘリの音を聞いたスコットは不用意に飛び出して行き、ゾンビに襲われますが、何とかジムが助けました。
レスキューとか言ってますが、戦闘機がバンバン飛んでます。
ジムは勝手なことすんなと注意してスコットと口論になりますが、急にイックスが倒れました。

感想

これは普通です。
ゾンビ立て籠もり系の話で、凄く地味です。
でも意外と悪くない感じで、ドラマ要素が多いのですが、つまらなくは無かったです。
テンポはこういう話なので単調ですが、所々に盛り上げポイントはあります。
登場人物にいい人多いのが良かったです。

演出は悪くなかったと思います。
流石にヘリのシーンとかは浮いてましたが、景色は良かったです。
なかなか面白いシーンもあり、スリルとスピード感がそこそこありました。

エイミーの死因がハッキリしないのですが、一瞬だけ出てきたシーンだと交通事故で怪我を負ったようでした。
あらすじでは省略してますが、後半でマンホールから感染者が出てきた後に冒頭のシーンに繋がってます。
でもこれ別に何も無いので、繋げる意味あったのか疑問です。

この感染者は走る系でまんま28日後系なのですが、あれよりは綺麗ですね。
なぜか言葉をしゃべったりするようで、普通の病人みたいな感じです。
でも人を食べるそうでナゾの存在です。
シュールなのが普段はボンヤリと佇んでいる姿で、凄くやる気無さそうなのですが、近づくと凄い勢いで走って来ます。
チョウチンアンコウとかモウセンゴケなんかの待つ系の捕食者なのでしょうか?
裏口に入れてくれとか非感染者偽装してたおばちゃんがいたのですが、「娘を捜してるの?」とか哀れっぽいことを言ってたんですが、終いには「入れろコラ!」みたいな感じになっててウケました。

ラストまでのあらすじ

イックスは糖尿病だったようで、ジムはスコット達の反対を押し切り、インシュリンを取りに行くことにしました。
薬局はかなり遠いので、1㎞程度先の丘の上に投下された物資を取りに行くことにし、スコットに屋上から狙撃してもらうことになります。
この狙撃シーンはなかなか面白いです。
ダッシュで丘の上に向かったジムは思いの外デカい箱を見付け、中にあったインシュリンを回収しました。
感染者に襲われそうになりますが、何とか倒して倉庫まで帰還しました。
しかし、ジムは気付いていませんでしたが、物資の箱は開けると発信機が作動する仕組みだったようです。

スコットは先ほどジムに助けて貰った件で改めて礼を言い、二人は仲直りしました。
イックスも意識を取り戻し、これで一安心という感じでした。
しかし平和は長く続かず、床のマンホールをこじ開けて感染者が一人紛れ込み、スコットに襲い掛かったので、皆は喰い止めつつも二階へと逃げ出しました。
侵入した感染者は二階への一本道で銃撃し、何とか倒し、その夜は交代で見張りつつ二階で休むことにしました。

翌日、一階で物音がしたのでジムが見に行くと軍が建物に突入しており、麻酔銃で撃たれました。
その後、彼は軍の病院に搬送され、そこで医師(アンディ・スタール)が事の顛末を語りました。
薬品工場の管理がずさんで有毒ガスが漏れたこと、発信機を元にジム達を捜索したこと、検査の結果4人共問題無かったので解放されること、元の生活に戻れるように援助するとのことでした。

そしてジムはスコット達と再会し、いい笑顔で抱き合って喜びます。
イックスは糖尿の件があったのでまだベッドで寝ていましたが、目覚めて窓から外を見ると、ここでは皆が平和に暮らしていました。
そして彼女は病室の入り口に来たジムと再会し、しっかと抱き合うのでした。

エンドロールで終了です。

ラストはなかなか良いシーンでちょっと感動しました。
エミリーの件は残念でしたが、助かって良かったですね。
てっきり軍が皆を抹殺しに来るのかと思った私は心が汚れてるのかもしれません。

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