口からなんか吐く系です エクトプラズム

エクトプラズム 怨霊の棲む家

世の中には説明できないことがある。

制作年 2009年
制作国 アメリカ
監督 ピーター・コーンウェル
脚本 アダム・サイモン/ティム・メトカーフ
上映時間 102分
出演
ヴァージニア・マドセン
カイル・ガルナー
マーティン・ドノヴァン

だいたいのあらすじ

これは事実に基づいているそうです。

1987年、サラ(ヴァージニア・マドセン)達キャンベル一家はコネチカット州の町に引っ越すことにします。
息子のマット(カイル・ガルナー)が末期癌と宣告されたのですが、その病院への移動だけで8時間を要するので病院に近い所に越しましょうということになったのです。
キャンベル家は子供も多く、生活も大変だったので夫のピーター(マーティン・ドノヴァン)だけは仕事の都合で今の家に残り、サラ達だけで越すことになりました。

サラはマットを病院に連れて行った際に曰く付きだが家賃が安いという手頃な家を見つけます。
帰り道にマットの状態が悪化したので、自宅までの移動が困難と判断した彼女はその家の契約を決めてしまい、マットを休ませました。
今の所は誰も気づいていないのですが、この家では消したTVに不気味な人影が映っていました。
意外と怖いかも。でも音五月蠅いかも。
そしてマットも家の中の鏡に皮を剥がれたような人影が映るという悪夢を見ました。

翌日、家の中を整理していたサラは棚の中にやたらと葬儀の死体写真があるのを発見し、早速ゴミ箱にポイしました。
同じく家の中を散策していたマットは配膳用のをデカくしたような謎のエレベーターを発見します。
マットは自分の部屋として地下室を選んだのですが、地下室には開かない二枚のガラス戸がありました。
間もなく、ピーターが下の子ビリー、メアリーと姪のウェンディ(アマンダ・クルー)を連れて荷物を運んできました。
引っ越しって面倒だけど楽しいですよね。
またまた誰も気づいてませんでしたが、子供達が部屋選びをする際にも鏡に人影が映っていました。

マットはモップで地下の床を掃除をしているサラを見て、血で床を拭っているような幻覚を見ます。
またマットが確かに棚から出した皿が棚に戻り、更に勝手に割れるという事象があったのですが、彼が受けている治療は特殊なもので、幻覚を見たら中断されるという決まりだったのでマットはサラには適当に誤魔化しました。
その夜、マットは開かずの部屋で眼鏡の男性が遺体にメスで文字を刻み、瞼を切り取るという処置を行っており、それを少年が近くで見ているという悪夢を見ました。
そしてマットが起き上がって開かずの間のドアノブに触れると電流のような物を感じ、手に火傷のような炎症が起こりました。

マットは医師には幻覚・幻聴は見ていないと報告したのですが、柱に手を掛けると崩れてウジの湧いた肉塊が出て来たりといった幻覚を見ていました。
その夜、マットがドアノブを回すと絶対に開かなかった開かずの間の扉が開き、扉の向こうは葬儀屋の作業場のようになっていました。
翌日、マットは何かに憑かれたように開かずの間に遊びに来たビリーを処置台に乗せてグルグル回すのですが、その際に棺に金塊のような袋を詰めている男達の幻覚を見ました。
この家は元葬儀屋だったようで、サラはピーターにはそれを内緒にしていたのです。

ピーターは仕方なく、夕食の席で子供達に「ここは昔葬儀屋でした。でも今は問題ないと思います」的な発表をしました。
夕食の前のお祈りで皆が手を繋いだ際にマットはこの家で降霊会のようなものが行われている幻覚を見ました。
病院で服の上をカニが這い回る幻覚を見たマットは思わず隣にいたポペスク牧師(イライアス・コティーズ)に「見えないものが見えることってあります?」と質問します。
ポペスクは「人に言わない方がいい」と前置きした上で「妻を看取った際に、妻は私では無く周りにいる見えない人ばかり見てた」と語り、死にかけていると霊を見易い的な説明をし、「困ったら連絡して」と連絡先を渡してくれました。

家の中をウロつく亡霊はメアリーの近くにも出没していました。
一方、元アル中だったピーターは仕事に戻る途中に一杯引っ掛けたい欲望に駆られたのですが、我慢していました。
ある日、ビリー達と隠れんぼしていたマットはいつも幻覚に出てくる葬儀屋の息子ジョナが地下の安置所に引き摺りこまれたのを追い、閉じ込められてしまったので大声でウェンディに助けを求めます。
周りには身体に字を刻まれて瞼を切り取られた遺体が集まって来て取り囲むので、遺体の一つを「近寄るな!」と突き飛ばしたのですが、それはビリーでした。
ビリーは悲しい顔をしており、ウェンディとメアリーの軽く軽蔑したような視線を受けたマットは居たたまれなくなってポペスクに電話して相談に行きます。

ポペスクはマットの話を信じ、彼等がマットに何を求めているのか知ることが肝心だと言いました。
地下室で腹筋をしていたマットの横に黒焦げの遺体が現れたので「何をしてほしい」と質問すると焼却炉の強烈なビジョンを見せられます。
サラがビリー達と帰宅すると、マットは椅子の上に椅子、その上にも椅子椅子椅子という謎の椅子ピラミッドの奥の隅で両手を血まみれにしており、彼が壁を引っ掻いた痕跡がありました。
医師に相談して検査しますが、ガンが脳に転移している訳では無く、問題無いと言います。

しかし子供達はマットに怯えており、治療費が大変なのでピーターはボロい中古車に乗り換えると、キャンベル家の生活はなかなか大変なようです。
ある夜、爆睡するマットは覆い被さって来る大きな影に飲まれる感じになっていました。

ある日、ウェンディとビリー達が隠れんぼをし、ビリーは配膳エレベーターに隠れ、メアリーは屋根裏に隠れました。
屋根裏の三輪車を見ていたら、かき氷屋さんごっこを思い出しました。
ビリーは背後に現れた亡霊に迫られて「助けてー」と悲鳴を上げ、メアリーは床が抜けて悲鳴を上げます。
ウェンディがビリーを助け出し、マットがメアリーを引き上げたのですが、床の割目から古い箱を見つけました。

後でマットとウェンディが箱の中身を確認した所、葬儀の死体写真が沢山あり、瞼が干からびたような物もありました。
写真の中にはジョナがエクトプラズムを吐いているものがあり、マットはウェンディに「この子を見た」と打ち明けます。
マットは毎晩この子に憑依されていると打ち明け、ウェンディは「幽霊出るのかも…」と言い出します。
二人は図書館でこの家の歴史を調べることにしました。
探偵役は私としてはポペスク派なのですが、絵面的にはウェンディの方がいいのだと思います。

図書館で新聞を見ていた二人は葬儀屋で「降霊会事件」という事件があったことを突き止め、マットが幻覚で見る眼鏡男性はエイクマンという名だと判明しました。
エイクマンはオカルトに傾倒しており、ジョナは彼の助手で霊能力があったそうなのですが、ジョナはエクトプラズムを吐くことで能力向上していたといいます。
ある日の降霊会の後、エイクマンと四人の参加者が遺体で発見され、ジョナは行方不明だということでした。
また、1950年代に墓地を横切る道路の拡張工事が行われたのですが、その際に棺の中から砂袋を詰めた物が発見され、数百という遺体が消えていたという事件が起きていました。
てっきり金塊か何かだと思ったのですが、砂袋だったようです。

マット達はポペスクを家に呼んで箱を見せて助言を求め、瞼を見たポペスクは死体を操るネクロマンシーが行われており、見張りをさせられたのではないかと憶測します。
ニバス思い出しました。
ポペスクは黒幕はエイクマンで、ジョナの霊能力をアップさせるために色々していたのではないかと憶測しました。
そしてマットはジョナが凄いエクトプラズムを吐いた際に何か事件が起きたような幻覚を見てひきつけのような症状を起こします。

サラが帰宅し、ポペスクを見て「あんた誰?何してんの!」と詰め寄ります。
ポペスクは「私は牧師で、マットと病院も一緒で、この家にはなんかいて…」と説明するのですが、サラは彼が
述べた「死期が近い人物には危険」というキーワードに「マットは死なない!」とブチ切れて「出てけ!」とポペスクを追い出します。
その夜、とうとうウェンディとサラも亡霊の姿を見てしまいました。
更にピーター酒乱だったようで、酔って帰宅して「電気代も大変なのに、家中の電気が点いてるぞ!」と暴れ、片っ端から電球を回収して割ってしまいました。

ピーターが引き揚げた後に家中のソケットからは電流のような物が出て、電話も不自然にベルを鳴らします。
怪異に悩まされたサラは後日、ポペスクに助力を求めます。
家に招かれたポペスクは地下室を見て回り、ジョナの遺体が焼却炉に隠されていることを突き止めました。

感想

これは普通です。
家系の話なのですが、少し捻ってありました。
ちょっと怖いなと思うシーンもあり、最初にマックが霊の人達に囲まれたシーンはインパクトありました。
テンポは中だるみというか平坦な感じで地味なので、飽きて来ます。
でも後半になると怒涛の展開で楽しめると思いますが、荒唐無稽度がアップします。
結局、エイクマンはジョナの霊能力を上げて何がしたかったんでしょうか?

正直、お話は感動系に持ち込みたいみたいでちょっと臭かったですね。
演出の安さと相まってガッカリ感が上がってます。
そんなには悪くないと感じたのですが、屋敷が燃えるシーンとかは残念な気がしました。
また、既視感のある演出が多いような気がしました。

ポペスクが「私の知ってる牧師じゃない」感じの衣装なのですが、これはカソリックとかでは無く、ユダヤとか違う宗派なのでしょうか?
オカルトにも詳しいみたいだし、ちょっと良く分からず。

霊の人達は黒焦げのやらゾンビっぽいのが沢山出て来たのですが、メインは字を刻まれた人ですね。
この人達は邪悪な耳無し芳一みたいな感じで、瞼が無いので白目晒して終始無言です。
エクトプラズムは何か茶色で汚いの出てました。
そういえばエクトプラズムというと昔の白黒写真で女性の姿のものがあったと思いますが、あれは本物なのでしょうか。
私の中ではエクトプラズム=あの写真です。

ラストまでのあらすじ

マットが亡霊に襲われそうになったり、家の中を鳥が飛び回ったりとヤバイことになるのですが、何とかポペスクが遺灰を家の外に出すと怪異は治まりました。
サラはポペスクにお礼を言って、引き揚げて行く彼を見送りました。
ところが異変は治まらず、マットは遺体と同じように身体中に文字を刻まれてしまい、救急車で運ばれます。
同じ頃、ポペスクは後部座席に出現した黒焦げの霊を目撃して事故りそうになっていました。

マットは収容された病室で黒焦げ霊と対峙し同時にポペスクも後部座席の霊からの情報を受信していました。
それによれば最後の降霊会でジョナはヤバい霊を呼んでしまい、エクトプラズムが発火したので、エイルマンや参加者は黒焦げになったようです。
ジョナはエレベーターに逃げ込んだ後に焼却炉に移動したのですが、閉じ込められて生きたまま焼かれた模様です。
まだ問題が解決していないと悟ったポペスクは車を降りるのですが、その際にジョナの遺灰も空中に四散しました。

家では冷蔵庫の物や果物やパンが腐るという怪異が発生していました。
ポペスクはキャンベル家に電話して、悪霊は瞼を切られた犠牲者だったと気付いたから家から逃げてーと知らせるのですが、伝言には拭き込めたものの、ウェンディはシャワーを浴びていたので電話に出ませんでした。
電話にでんわということですね。恐らく消えた遺体がそれだと思われます。
ウェンディはシャワーカーテンに簀巻きにされたのですが、何とか剥がしました。

サラとピーターはマットの病院に居たのですが、マットの癌細胞が増加しており、死は時間の問題だと告げられます。
キャンベル夫妻はマットの病室を訪問したのですが、ポペスクと同様に危険を察知したマットは病室を脱走してビリー達を助けに家に駆け出していました。
斧を手に現れたマットを見てウェンディは誤解してしまい、ビリー達を守ろうとしたのですが、彼の斧の一撃は壁を破壊し、塗り込められた遺体を露出させました。
マットはウェンディ達を外に出し、「絶対に火を消すな!俺はどうせ死ぬ」と指示しました。

マットは出入り口に念入りにバリケードを築き、降霊会が行われていた部屋の壁を壊して身体に文字が刻まれた大量の遺体を露出させます。
無理あり過ぎだと思います。
そして地下にあったホルマリンを遺体に浴びせ、火を点けました。
ジョナもまた、こうして遺体を開放しようと望んでいたようで、マットの姿と重なります。
マットはあの箱の中の写真と瞼も炎の中に投入し、亡霊の群れに囲まれました。

家に駆けつけたサラ達はマットが燃え盛る家の中に居ると知るのですが、消防隊員に制止されます。
ポペスクも駆けつけ、マットが決着を着けたのだと悟ります。
サラは亡霊に囲まれて叫ぶマットの声を聞き、家の中に飛び込んで行きました。
彼女はマットを抱いて机の下に避難して祈りを捧げ、家を破壊した消防隊員にマットと共に救出されました。
マットは心肺停止していたのですが、隊員に蘇生されて復活しました。

というのがサラの体験だそうで、マットの癌細胞も消えたということです。
エイクマン邸も再建されて転売されたそうですが、心霊現象は起きていないということでした。
尚、サラは「皆さんは信じられますか」と語っていました。

エンドロールで終了です。
バックに死体と心霊写真集流れてます。

はい。信じられません。
どうもこういうことだったようだと勝手に解釈してます。
エイクマンが遺体を横領して文字刻んでジョナの能力強化。
遺体の瞼を切ったのは安息を与えないためで、壁に埋め込む。
ジョナはそんなエイクマンのやり方には反対だった。
降霊会行うも、壁の遺体怨霊パワーでエイクマンと参加者死亡、ジョナも死亡。
壁の遺体の人達はそのままでジョナも霊として残り、サラ達が引っ越して来た。
「皆さんは信じられますか?」


特典はメイキングと削除シーンでした。

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