ぶんぶんぶん 殺人蜂

殺人蜂 キラー・ビー

奴らが、群れで来る。

制作年 2005年
制作国 日本
監督 吉村典久
脚本 川ばたちほ/吉村典久
上映時間 84分
出演
加賀美早紀
上野未来
鈴木葉月

だいたいのあらすじ

美和(加賀美早紀)をリーダーを務めるガール・スカウト同好会は7人で夏のキャンプに向かっており、百合子(上野未来)のパパ・真壁(中野剛)が運転手兼引率者として同行していました。
目的地は山中の閉鎖されたスキー場で、車で行ける所まで行き、後は二時間山登りをすることになりました。
美和は割と平気なようでしたが、皆はバテバテで真由美(吉川綾乃)は足に豆ができましたが、どうにかこうにか目的地に到着しました。
頑張った甲斐あって広がる草原は気持ちよく、皆はテントを設営しました。

美和と百合子と晃子(華彩なな)は薪拾い、淳子(鈴木葉月)と真由美と由香(佐野夏芽)は水汲み、晃子の妹である友子(佐久間百合子)と真壁はキャンプファイヤーの準備という役割を美和が発表し、皆は作業を始めます。
淳子がサブリーダーみたいですね。
百合子は美和に「パパが付き添いだと恥ずかしいですよね」等とこぼし、去年までパパが引率だった美和に「慣れよ、慣れ」と返答されていました。
薬草マニアの唯一の眼鏡ちゃん・晃子はこっそり薬草を探しに行き、ヤナギランが密生している地点を発見して喜んでいる間に美和達とはぐれます。

美和達は晃子が見つからないので、広場に戻ったのかもしれないと薪を手に戻るのですが、実は晃子はスズメバチに襲われていました。
晃子は悲鳴を上げて草叢から這い出してきたので、広場に戻っていた全員は彼女に駆け寄ります。
彼女は異常に顔と肩が腫れ上がっており、真壁は晃子を担ぎ、友子を灯り係にして山を降りることにしました。
私もアシナガバチに刺されたことあるんですが、初日は痛くて二日目から猛烈に痒くなるんですよね。それにしてもこんなには腫れないと思いますがどうなんでしょう。
それはそうと眼鏡派の方には残念ですね。

残された皆はお通夜のようなドンヨリとした雰囲気になったしまうのですが、美和は「こういう時こそ食べないと!」と皆を励まし、食事の支度を始めます。
皆は異様に薄切りにしたニンジンでカレー作りを始めたのですが、淳子は「晃子は蜂に刺されたのかもしれない」と皆に話していました。
ひとまず食事を済ませて少し元気が出たのですが、焚火に虫が飛び込んできたので、由香がビビりだしたのを皮切りに皆は寝ることにしました。

今度はテントの中で寝ていた由香が太ももを蜂に刺されてしまい、淳子が急いで応急処置をしたのですが、なんと由香は死亡してしまいました。
百合子はヒステリーを起こし、美和も「ちっぽけな虫一匹に刺されて、簡単に人間って死ぬんだね」的な哲学的なことを言い出します。
その後、急にテントの周りにスズメバチが集まって来てテントにバチバチと当たったので、皆は灯りを消してやり過ごしました。

翌朝、地元の人らしきおじさんが近くを通りかかったので、皆は助けを求めました。
百合子顔が真っ白になってて、淳子は隈凄いです。
由香の太ももを見たおじさんは「こんなに腫れるのは異常だ。蜂がデカいのか毒が強力なのか…」と誰にでも分かりそうなことを助言してくれました。
おじさんは直ぐに下山した方がいいと皆に準備をさせ、美和達は由香を乗せる担架を作ることにしたのですが、おじさんは蜂に目を刺されてしまい、真由美の口の中にも蜂が飛び込みました。
テントに居た美和は外に飛び出そうとしたのですが、「あんたが行っても何もできない」と淳子に正論で止められ、皆は真由美が苦しむ姿を見送るしかありませんでした。

美和達はこのままではヤバいと三人で逃げ出すことにしたのですが、途中の山道で転落して百合子が脚をくじきます。
付近にも蜂がいるようでしたが、ひとまず添え木をした百合子を二人で支えて下山することにします。
迷彩っぽい暗い服を着ている淳子が一番ヤバい気がします。
何を思ったか突然、美和が淳子達に「じっとしててね」と言って走り出したのですが、どうやら蜂の群れが付近に来ていたようで、美和は蜂の群れを引き連れて走り出します。
何だか良く分かりませんが、美和は山に放火し、蜂は勝手に火に飛び込んで自滅しました。
動かないのは正解だと思いますが、蜂は視覚検知だったような?この蜂は威嚇しませんね。

暫く進むと真壁が倒れているのを発見し、美和と淳子は今度は真壁に肩を貸し、突然近くに現れた山小屋に避難しました。

感想

これはつまらないです。
スズメバチが襲ってくるという話なのですが、この蜂が何だか良く分かりません。
腫れ方も異常なのですが、行動も異常で、何がしたいのか良く分からないです。
もう少し近づいて来る感じがあるとスリルがあったかと思うのですが、いつの間にか沢山集まっていたりして姿も見えず怖くないです。
展開もご都合主義の嵐で観ていて白けます。

スズメバチの恐ろしさは確かに承知しているのですが、それを淡々と見せられてもどうなのかという感じです。
何か襲われる理由や回避方法でも発見されて頑張るのであれば盛り上がりそうですが、ただ淡々と襲われるだけという。
キャンプに行った途端に蜂が出るというシチュエーションは凄く可哀想なのですが、イマイチ心が揺さ振られませんでした。

折角、登山をしているので綺麗な景色でも見せてくれればいいと思うのですが、この作品は景色がイマイチです。
小川のシーン等もあったので、遠目に撮影すれば綺麗だと思われるのですが、なぜかずっと寄りです。
山頂からの景色等も皆無で、恐らく低地で撮影したのだと思われます。
山道もハイキングコースのようで、全体的に緊張感が無いです。
とは言っても運動不足だと高尾山クラスでもキツかったりするのは経験あるので分かります。

演出もTVドラマのようで、画質も悪く2000年代の作品とは思えませんでした。
これOVか何かだと思っていたのですが、劇場公開作品だったようです。

良い点があるとすると若い女性が沢山出て来て、皆それなりに可愛いという点だけのような気がしました。
皆さん頑張っていたようで、演技は酷くなかったです。
ただ女優さんによって扱いが違い過ぎて、主役級の人はやたら綺麗に死にます。
死は平等な筈なのにおかしいなあと白けてしまうのでした。

これは地雷なので観なくていいと思います。

ラストまでのあらすじ

美和達は山小屋に飛び込んだのですが、真壁は蜂に刺されまくっていたようで、小屋の中では晃子と友子が倒れていました。
間もなく真壁は息を引き取り、百合子は号泣します。
百合子は脚の所為で熱があったので、ひとまず熱冷ましを飲ませました。
小屋の周りで羽音が響いたので、美和と淳子は必死に隙間を塞ぎ、その内に羽音は止みました。

淳子はトイレに行きたいと言い出して庭のビニールハウスに入るのですが、その中は蜂の大群で一杯で刺されまくって虫の息になります。
絶対事前に気付くと思います。
美和が駆け寄ったのですが、淳子は虫の息で、いつの間にか歩くのも大変だった百合子も駆け寄ります。
この間、一切蜂は攻撃してこないです。
ダラダラと抱き合っている間に淳子は死亡し、美和はビニールハウスに燃料をかけて燃やしました。

ということで美和は百合子を連れて山中を逃げていたのですが、また蜂が現れたので3m程度の崖を飛び、下の川に飛び込みました。
百合子は「飛べません」とかヒス起こしてました
二人は水に潜ったりしながら川を下って行きました。
川が浅くなると蜂が居なくなります。
しかし百合子は蜂に刺されて死亡してしまい、美和は彼女をおんぶしてえっちらおっちら歩きます。

美和は地元の夫婦の車に救出されたのですが、特に蜂の話もしませんでした。
そして夫妻は百合子の死にも疑問を持たず、病院にも行かずに「うちでお蕎麦食べて行けば」とのたまい、美和の返答は「眠らせてください」だけでした。
車の後ろからは蜂の群れが追い掛けていました。

エンドロールで終了です。

特典はメイキングとか入ってました。(観てません)

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