海は色々ヤバいです オープン・ウォーター 第3の恐怖

オープン・ウォーター 第3の恐怖

≪海≫の恐怖に終わりはない

制作年 2010年
制作国 スペイン
監督 ゴンサーロ・ロペス=ガイェゴ
脚本 ナチョ・ファエルナ
上映時間 100分
出演
ミゲル・アンヘル・ムニョス
アレハンドロ・アルバラシン
マヌエラ・ベイェス

だいたいのあらすじ

ヘルマン(ミゲル・アンヘル・ムニョス)とその仲間は彼の友人で漁師の息子ルイス(アレハンドロ・アルバラシン)と共にデカいヨットでクルージングに出ることにしました。
彼等は車で港まで移動する際にヒッチハイカーのソフィ(マヌエラ・ベイェス)を拾い「女子黒髪ばっかだから、ブロンド系居た方がいいかも」という制作側の配慮だったのか、彼女もクルージングに同行させることにしました。
ということで港に集まった総勢7名は沖に向けて出港し、操縦は主にルイスが担当します。
この映画景色は楽しめますね。
カルロタ(マルタ・ミランス)は船酔いでダウンしてしまい、船室で寝たきりになりました。

沖に着いたので帆を畳み、早速ヘルマンが海に飛び込むのですが、ルイスは「先に梯子降ろせよ」と軽くキレます。
皆は次々に飛び込み、ルイスは梯子をしっかりと降ろして待機しました。
しかしベル(ヌル・ガルシア)は海中でナゾの水死体を発見し、パニックになります。
近くに居たヘルマンは皆の気分を壊さないように内緒にするよう、ベルに言いました。
それはそうとしてソフィは精神を病んでいるのか、船室で泣きながら安定剤のようなものを呑んでいました。

ヘルマンの彼女アマヤ(レティシア・ファビアン)はフェルナンド(ラファエル・アマヤ)の妹です。
アマヤが一番美人な気がします。
フェルナンドの彼女はカルロタで、ヘルマンはひそかにベルとソフィも狙っているようです。
ルイスはソフィの事を怪しんでおり、彼女の鞄をこっそりと見てフェンタニルという痛み止めを発見しました。
夜になって食事も済んだので、真面目なルイスは海に浮輪を投げ、ヘルマン達に「夜の海は冷たいから入るなよ」と念押しして寝ることにしました。
その後、ルイスは薬の事を医学書で調べ、フェンタニルはガンの痛み止めであることを知りました。

そしてカルロタが寝るというので、フェルナンドも寝ることにしました。
ヘルマンとアマヤはギシアンに勤しみ、実はレズだったソフィは甲板でベルとチュッチュしてイチャコラしていました。
賢者モードになった筈のヘルマンはベル達が船室に移動してイチャコラしているのを目撃し、混ざろうとしたのですが、門前払いされました。

翌日、カルロタの船酔いは実はつわりで、相手は不明だとルイスだけが知らさせます。
外は快晴ということもあり、皆は海に飛び込むのですが、早速ルイスが「何してる」とキレ、ヘルマンはふざけてルイスを海に投げ込みます。
そしてヘルマンは梯子を降ろさずに自分も飛び込んでしまい、ルイスは「どうやって上がるんだ!」とブチ切れます。
今更焦りだした皆は「カルロタに助けてもらおう!」と皆で彼女を呼びます。
カルロタは薬の所為で朦朧としていたのですが、甲板に出て来て事情を知り、梯子を降ろそうとします。
しかし立ちくらみを起こした彼女は梯子を落とし、自分も海に落ちました。

こうして甲板に上がれなくなった皆は水着でロープを作って引っ掛けようとするのですが、ベルは誤って水着を甲板に投げ込んでしまいました。
ということで責任のなすり合いが始まり、ヘルマンは皆から顰蹙を買います。
今度はベルがクラゲに刺され、アナフィラキシーショックでお亡くなりになりました。
そしてソフィーが「私には失うものは無い!」と岸を目指して泳ぎ出したのですが、彼女は力尽きて沈みました。

陽が傾き始めた頃、ヨットに近付いて来る小舟が見えたので、ルイスとヘルマンはそちらに向けて泳ぎました。

感想

これは普通です。
途中までは人物こそ違いますが、オープン・ウォーター2と殆ど同じです。
それから小舟に乗った人達が現れるのですが、これが「第三の恐怖」みたいです。
というか海が舞台なのですが、殆ど「海怖い」では無く、「バカ怖い」「人間怖い」です。
イマイチスリルは無くて、前半はとても退屈です。

全く救いようが無くて悲惨なことばかり起き、悲惨なまま終わるという胸糞作品です。
何かドラマ要素が入ってるんですが、何かメッセージがあったのでしょうか?
必死な人には勝てないということなら、ソフィーを殺すべきでは無かった気がします。
当然、ヨットを持っているのでヘルマン達は弁護士、芸能人、医師と上級職ばかりなのですが、もしかして密入国者との対比なのかな?とも感じました。
結局は地位等は何の役にも立たないということでしょうか?でも、それも何か弱いですよね。

何だか微妙な作品だと感じました。
ちなみにアブドゥの娘だか妻の女性は実に憎々しい感じでした。

ラストまでのあらすじ

船にはアフリカ系の人が乗っており、「助けてくれ」と手を伸ばすといきなり櫂で殴られました。
どうやら少ししかスペイン語は通じないようで、何とか「ヨットに食料がある」と説明して引き上げてもらうことにします。
彼等は小舟をヨットに横付けしたのですが、どうやら密入国者か何かのようで、死んだ娘を海に投げ込んでいました。
小舟のリーダーアブドゥは先に家族をヨットに引き上げ、ヘルマン達に「ボスはアブドゥだ」と認めさせてからヘルマン達を引き上げます。
夜になったので甲板のライトを点けようとするとアブドゥがNGを出し、無線もNGだと言われます。

ヘルマンはふざけんなとブチ切れるのですが、アブドゥの娘らしき女性がナイフを持ち出して皆を脅し、一室に閉じ込められてしまいました。
ルイスは「立場悪くしやがって」とヘルマンにブチ切れ、フェルナンドに止められますが、ドアはアブドゥによってロープで固定されてしまいました。
その後、アブドゥ一家により、ヨットの中の刃物類は押収されてしまいました。

ルイスが舌を噛んだというアブドゥ一家の子供を診てやったので、「問題は起こさない」という約束で部屋の監禁が解かれました。
ヘルマンがトイレで携帯連絡を取ろうとしましたが、失敗に終わり、アブドゥ一家は彼等の荷物を検査します。
その中にはソフィが持っていた大金もあったのですが、それも奪われます。
強盗と変わらなくなってますね。
アマヤはソフィのリュックに入っていた五徳ナイフを密かにゲットしました。

心労が重なった所為かカルロタは流産してしまいます。
皆は呼んでもすぐに来なかったアブドゥに避難の目を向け、フェルナンドは怒り狂ってアブドゥに飛び掛かり、ヘルマンも一家に飛び掛かります。
しかし息子がアマヤを人質にしたので鎮圧されますが、隙を見て甲板に上がったフェルナンドは信号弾を撃ちました。
フェルナンドは止めに入ったアブドゥと揉み合いになり、ワイヤーで絞殺しようとするのですが、駆けつけた娘にナイフで刺されて死亡しました。

アブドゥはルイスとヘルマンを甲板に上げ、「二人共出て行け」と海に追い出そうとします。
息子はアマヤを殺そうとしているので、仕方なくヘルマンはルイスを海に投げ込みました。
ヘルマンもアブドゥに追い立てられて海に飛び込み、アマヤとカルロタは船室に監禁されました。
ルイスとヘルマンは完全に大海原に取り残されてしまいました。
ヘルマンは漂流していた小舟を発見し、力尽きたルイスを先に乗せたのですが、土砂降りの雨で波が高くなっていたので自分は流されてしまいました。

翌朝、アマヤがナイフを手に甲板に上がると、近くに陸地が見えており、一家の姿は消えていました。
ルイスも何処かの岸辺に漂着しており、皆は無事に救助されたようです。
後日、ルイスは町の路上でバッタ物商品を売っていたアブドゥと出会い、お互いに暫く固まりましたが、アブドゥは取り締まりに来た人達から仲間と逃げ出しました。

エンドロールで終了です。

アブドゥは小奇麗になって、バツの悪そうな顔してました。
どうにもスッキリしませんね。
結局は喉元過ぎれは熱さを忘れるということでしょうか。