五感の話を集めました 5FEARS

5FEARS ファイブ・フィアーズ

五感にまつわるひどい目に遭う話

制作年 2013年
制作国 アメリカ
上映時間 88分

だいたいのあらすじ

SMELL

監督 ニック・エヴァハート
脚本 ニック・エヴァハート
出演
コーリー・スコット・ラトリッジ
ヒラリー・グリア
ダナエ・ネイソン

セス(コーリー・スコット・ラトリッジ)は仮病を使って会社をサボっていたのですが、そこにマーガレット(ヒラリー・グリア)という女性が訪ねて来て勝手に上がり込み、「あなたの人生には女性が必要です!」と叫びます。
彼女は「女性を惹きつけるのはフェロモン!」と告げて香水の試供品を押し付け、「問題あったら連絡して!」と名刺を置いて嵐のように去りました。
こういうのレディコミの広告にあります。
「強力だから少し着けてね」と言われていたので、セスは早速、香水を手首にちょっぴり着けて出勤しました。
するとどうでしょう!どう見てもさえないおじさんのセスがジョギングしている女性から熱い視線を投げられたではありませんか!

そしてオフィスでは別れた妻のサラ(ダナエ・ネイソン)の写真を眺めるのですが、彼の手首には傷が出来ていました。
その後、セスは花を手にサラが勤務するカフェに行き、「やり直したい。ひとまず食事でも」とサラに切り出すとOKされてしまいました。
その日、会社ではダメ社員のリストラ祭りが絶賛開催中で、セスも呼びだされたので香水を振ってから臨むと、マネージャーに抜擢されてしまいました。
ローンの審査も通って新車も購入し、会社では花形扱いとセスの人生は大きく変わり、香水も大分消費しました。

しかし香水を振った後の皮膚の爛れはますます酷くなり、皮が剥がれたりしていました。
セスは傷にファウンデーションを塗って誤魔化してクラブで女性を侍らせて遊びまくり、サラとの約束をすっぽかしました。
マーガレットからの着信に気付き、ようやくセスは自分が愚かだったと気付き、洗面所で香水を割って号泣しました。
自棄になった彼はクラブ女性と激しいHをして皮膚が剥がれまくったので、翌朝マーガレットに電話します。

そしてゾンビのようになり、香水パワーを失って異臭を放つセスは会社に出勤したものの警備員を呼ばれて逃走しました。
セスはボロボロゾンビになってサラに電話し、約束をすっぽかっしたことを謝り、彼を心配したサラは居所を突き止めて訪ねて来ました。
サラだけは香水パワーに関わらず、彼と本当にやり直してもいいと考えていたようでしたが、サラが訪ねて来た時にはセスはタールマンのように溶けていました。

サラは911に通報したのですが、突然現れたマーガレットに薬を嗅がされて倒れ、マーガレットはドロドロになったセスの身体を掃除機のような装置に吸引しました。
こうしてセスは香水の材料になったのですが、彼は人の役に立って満たされた気持ちだそうです。

これは普通です。サラがちょっと可哀想。
やっぱり自分の実力を盛るのは良くないですよね。
私は正直(だと思ってます)なので実力盛らないのですが、なぜか「もう少し頑張りましょう」と叱られます。不条理ですよね!

SEE

監督 ミコ・ヒューズ
脚本 ミコ・ヒューズ/ダニエル・スタンリー
出演
デブラ・ジャンズ
テッド・ユーダン
ローウェル・バイアーズ

眼科医のトム(テッド・ユーダン)は天才で人の視た記憶をコピーするという謎の検眼装置を使用しては患者の記憶を盗み見ていました。
その装置は患者の目から生体エネルギーのような物を吸い上げ、目薬にするというもので、目薬をトムが点眼すると映像が見られるというものでした。
彼は緑内障患者のエイミー(デブラ・ジャンズ)に心を寄せており、彼女の記憶はスペシャルコレクションしていました。
しかしエイミーの記憶を覗いたトムは彼氏のトラビス(ローウェル・バイアーズ)がエイミーにDVしているという事実を知りました。

怒りのトムはエイミーに電話し、留守電に「今なら診察無料!トラビスを是非診断させて!」とキャンペーン的な伝言を吹き込みます。
トムは「殺人」とかヤバイ系の記憶目薬をブレンドしており、早速やって来たトラビスに診察の振りをして噴霧しました。
トラビスは猟奇殺人等の幻覚に囚われるようになってしまい、幼少期に父に虐待されていたことを思い出してしまいます。
幻覚に囚われた彼は父に刺そうとしてエイミーをハサミでめった刺しにして刺殺してしまいました。

そしてトラビスはトムを訪ね、彼が何をしていたかを悟って襲い掛かりました。
トラビスは「お前のしたことは逆効果だった」とエイミーの死を告げ、トムの目に猟奇殺人系の目薬を注射しました。
トムは堪えきれずに自分の目を鉛筆で刺し、トラビスの首も鉛筆で刺して殺害しました。
鉛筆の殺傷力ヤバいです。

しかしトムは指を目に突っ込まれて潰されるという幻覚を見て、残ったもう一つの目にも自分の指を入れて潰してしまいました。

完全にピーピング・トムということでしょうか。
人の私生活を覗くのはプライバシー侵害で良くないですよね。
でも、私スーパーに行くとつい前の人の籠を覗いてしまう癖があります。
大抵は「今日はキャベツですよね!」と同じ特売品を買ってるのを見て仲間意識で喜びます。
たまにインスタントや冷食ばっかり買ってる人を見ると「料理しないのかな…」と良くないことを考えてしまう時が有りますね。これは良くないですね。

TOUCH

監督 エミリー・ハギンズ
脚本 エミリー・ハギンズ
出演
カレブ・バーウィック
ローウェル・バイアーズ
ケリー・マクガン

盲目の少年ヘンリー(カレブ・バーウィックは両親と山道をドライブしていたのですが、車は道路脇の木に突っ込んで事故ってしまい、パパと一緒に重症のママ(ケリー・マクガン)を車の外に運びます。
電話は壊れてしまい、パパとママは一歩も動けなくなったので、ヘンリーはパパが止めるのも聞かずに杖を持って助けを呼びに行くことにしました。
彼はゴーストタウンに迷い込むのですが、そこで人の声を聞き、事情を説明しながら建物の中に進みます。
しかし中に居たのは猟奇殺人鬼に殺害された人で、ヘンリーが呼び掛けた際には彼は死亡していました。

犠牲者の身体に触れて状況を理解したヘンリーは近くにあったナイフを装備しました。
怖くなって元来た道を戻る途中で、男(ローウェル・バイアーズ)とぶつかったので事情を説明します。
犠牲者は殺人鬼のことを「九本指の男」と呼んでいたので、念のため確認すると男の指は9本でした!
ヘンリーは男の太ももにナイフを突き立て、付近にあった木の洞に隠れます。

間もなく銃を持ったバイカーおじさんが現れ、「ヘンリー、両親に会ったぞ。家の中も見たし警察にも通報したぞ、殺人鬼出て来い!」と助けに来たのですが、おじさんは殺人鬼にやられてしまいました。
ヘンリーは殺人鬼をトラバサミにおびき出し、倒れたところで目に枝を刺して逃走しました。

間もなく警察が来て、一家は救出されました。

いい話なんですが、ちょっと無理あるかも。
ヘンリー見えてるように見えます。

TASTE

監督 エリック・イングランド
脚本 エリック・イングランド
出演
ダグ・ローランド
シンバ・スミス

アーロン(ダグ・ローランド)は豪華なリムジンに乗せられて、巨大オフィスビルにやって来ました。
ビルの廊下マーガレットやトムが歩いてました。
彼は失業中で仕事を求めていたのですが、訳が分からないまま、このビルに連れて来られたようです。
間もなく豪華な会議室に通されてレイシー(シンバ・スミス)という人物が現れたのですが、彼女はアーロンのハッキング能力を買っているようです。
ここはウォーターシェッドという会社で断片化された楽曲の解析を依頼したいそうですが、報酬が「正社員」と聞いてアーロンは拒否しました。

豹変したレイシーは口の部分がトラバサミのようになっているマスクを装着して彼に噛みつきました。
アーロンは廊下に逃げて他の職員に助けを求めますが、皆ガン無視で、エレベーターに追い詰められてレイシーに殺害されました。
次の面接者はグレース(エレン・クリフォード)だそうです。

何がなにやら分かりませんでした。

感想

これは普通です。
五感にまつわる話のオムニバス集です。
短いなりに纏まっている感じはするのですが、意味不明なものもあります。
各話の繋がりは無いのですが、登場人物やナゾの会社がちょいちょい絡んできます。

SMELLとSEEが割と面白かったと思いました。
オムニバスは地雷多めな気がしますが、これは暇つぶしになりそうです。
ただ、後半になるにつれてつまらなくなる印象です。

ラストまでのあらすじ

LISTEN

監督 ジェシー・ホーランド/アンディ・ミットン
脚本 ジェシー・ホーランド/アンディ・ミットン
出演
ランス・クレイマー
ジョゼフ・バーカ
エレン・クリフォード

聞くだけで死ぬ曲というものがあり、ある組織からの依頼でアンディ(ランス・クレイマー)、ダン(ダニエル・ブレナン)、グレース(エレン・クリフォード)、ジョゼ(ジョゼフ・バーカ)の四名が追跡し、記録映像を入手しました。
彼等はその工程を録画しており、これは後に入手した映像だということです。

記録映像を再生して観たのですが、めちゃくちゃなピアノ演奏が収録されているだけで訳が分かりませんでした。
その後、なぜか玄関先に違うテープも届けられたので、断片化されているそれらのテープを解析し、編集する作業を開始しました。
テープによると曲名は「聴け、わが子らよ」というタイトルだそうで、ロシアのM・ロシフという作曲家の手によるものだそうです。
この曲は脳に直接作用して嘔吐や幻覚を引き起こすらしく、演奏したピアニストは次々に倒れていました。

ビデオを観ていた解析チームのメンバーも体調不良に襲われ、グレースは一時退場しました。
アンディとダンは橋に呼びだされ、そこに放置されていたテープを回収しました。
橋には不気味な数字が書かれており、どうやらそれがランニングタイムの組み合わせだったようです。
回収したテープの記録映像ではピアニストが「責任問題になる」と演奏拒否しており、研究者が続きを演奏するよう促していました。
ピアニストは耳が聞こえない状態にされて演奏を続行したようで、全てを演奏したのですが、実験に参加していた全員が死亡していました。
テープの所々は安全のため、音声が消去されていました。

内容を知ったアンディ達はファイルを消去しようとしたのですが、編集室に侵入したグレースがフルバージョンのファイルをネットに上げて逃走しました。
アンディ達は「この動画は観るな」という警告動画を撮影しました。

エンドロールで終了です。

ちょっと世界の終わりに似てますね。