昏睡患者がHです パトリック 戦慄病棟

パトリック 戦慄病棟

病院に赴任したらひどい目に遭う話

制作年 2013年
制作国 オーストラリア
監督 マーク・ハートリー
脚本 ジャスティン・キング
上映時間 96分
出演
チャールズ・ダンス
レイチェル・グリフィス
シャーニ・ヴィンソン

だいたいのあらすじ

どこかの病院でナースが病棟を見回っていたのですが、突如停電になったかと思うと何処からか点滴針が飛んできて彼女の目に刺さります。
何者かが点滴針から謎の液を注入し、ナースはそのまま白目になりました。
問題のロジェット病院はロジェット医師(チャールズ・ダンス)が修道院跡に建てた病院で、彼は独自の倫理の脳手術を提唱していたために「現代のフランケンシュタイン」と呼ばれた人物であり、ナースは行方不明となりました。
彼は病院へのスポンサー・モリスから「早く成果を出せ」と急かされており、もう直ぐだと返答していました。

ロジェット病院で補充要員の面談を受けたキャシー(シャーニ・ヴィンソン)は実績不足でリスクは犯せないと婦長のキャシディ(レイチェル・グリフィス)に落とされそうになりますが、ロジェットの問いにすらすらと答えたので、彼の一存で採用となりました。
早速の勤務となりますが、キャシーは前任のナースが行方不明であることは知らず、古参のナース・ウィリアムズ(ペータ・サージェント)によるとここは入れ替わりが激しいそうです。
キャシディはロジェットの娘だそうで、ここで育ったのですが、一度離婚を経験して戻って来たそうです。

ここは昏睡状態にある患者のみを扱っており、家族の見舞いも数える程度しか無いそうです。
キャシーは特別扱いで個室に居るパトリックという目を見開いたまま昏睡している患者に挨拶するのですが、いきなり唾を吐きかけられてしまいます。
患者は意識がある者が殆ど居らず、パトリックのケースも筋肉が自動的に収縮したのだろうとキャシーは判断しました。
また、電気系統の事故に遭い、全身が焼け爛れているフレイザーという患者だけが唯一動き回れる患者でした。
彼は回復した患者であり、現在はリハビリのため、埠頭に建っている灯台の点灯と消灯を時間通りに行っています。

その夜、早速ウィリアムズに誘われてバーに行ったキャシーは精神科医のブライアン(マーティン・クルーズ)を紹介されました。
翌日、死亡したと思われた患者を搬送中にキャシーは首を絞められてしまい、ロジェットに報告した所、「じゃあ戻せ」と事も無げに言われます。
パトリックもそうなのですが、ロジェットは患者に意識が無いことを幸いに直接針を刺したり、メスで切りつけたりという刺激を与えることで脳の動きを観測していました。
キャシーはパトリックはこちらを認識しているのでは?とロジェットに言うのですが、くだらんと一蹴されました。

ウィリアムズもそうなのですが相手が昏睡している所為か患者の扱いはやや雑で、特に会話に関しては「どうせ聞こえない」と考えているのか患者の看護を行いながらプライベートな会話が行われています。
キャシーは患者を通常通りに優しく扱い、話しかけたり、窓辺に花を飾ったりしていました。
ある日、キャシーがパトリックに話し掛けているのを目撃したキャシディは彼女を呼び出し、「患者に感情移入するな」と厳しく命じましたが、なぜかキャシディが手にしているトレーは興奮しているのか激しく揺れ出し、載っている薬等が下に落ちた程でした。
なんなんでしょうね?めっちゃ早口おばさんなのでしょうか?

キャシーは暇つぶしに訪ねた美術館でブライアンと出会い「植物状態の患者に意識はあるのか?」と質問し、「僕は無いと思う」という回答を得ます。
そして珈琲でも飲まない?と誘われたので、OKするのですが、突然ブライアンが唾を吐きかけたので「何すんのよ!」と帰りました。
ある日、キャシーは大部屋の患者の一人が腹筋運動のように起き上がるのを見た気がしたのですが、何者かが背後に立った気配もあり、ビビッてトレーを落としてしまいました。
その夜、ブライアンが「悪いことしたような気がするから」とワインを持って部屋に訪ねて来たのですが、彼は先日のことを覚えていないそうです。

ブライアンは料理も上手で、二人はいい感じに盛り上がるのですが、ここでキャシーにしつこく電話して来ていた別れた夫・エドが訪ねて来ました。
キャシーに追い払われるとエドは話が済むまでボート小屋に居ると言うのですが、ブライアンはキャシーが心配だったので残ると言います。
するとブライアンが手にしていたワイングラスが勝手に割れ、彼はそれを激しく握って手から激しく出血しました。
ブライアンは手当をしてくれたキャシーと激しくHをしたのですが、その後キャシーはHの開いてが途中からミイラのようなパトリックに変わるという悪夢を見ました。

その後、キャシーはパトリックに唾を吐きかけられたので反射的にビンタしてしまい「なんてことを!」と我に返って謝罪するのですが、彼が涙を流していたので感覚があるに違いない!と結論を出します。
そして彼が唾を吐くことができることから「質問に対してYESなら一回、NOなら二回唾吐きをして」と依頼して彼に質問をします。
パトリックは視覚も聴覚も感覚もあり、これはキャシーが彼に触れずに「これは?」と訪ねた際に二回唾吐きをしたので間違い無さそうです。
キャシーは何を想ったか、パトリックのパンツの中に手を入れて「これは?」と聞こうとするのですが、キャシディが「何してる!」と彼女を呼びだしたので未遂に終わりました。
そっちのが「何てことを!」だと思います。

キャシディに呼び出されたキャシーは「パトリックは感覚がある」と訴えるのですが、「お前には関係ない。患者に関心持つな!」と強く命令されます。
どうやらキャシディはもう気付いていたらしく「彼は…」とまだ抵抗するキャシーに「死んだ方が幸せよ」と目を伏せます。
そこにロジェットがやって来て「やって見せろ」とキャシーに指示したので、唾吐きを再現しようとしたのですが、パトリックはピクリとも動きませんでした。
再び婦長室にキャシーを連れ帰ったロジェットはカエルを殺して電流を流して吹き飛ばし、「パトリックにも電流流れてるから、これと同じ原理。ヤツは死んでる」と強制的に納得させました。

その夜、パトリックは部屋に入って来ようとするキャシディをドアを閉めて閉め出し、キャシーのインスタのようなサイトを見て情報を集めていました。
翌日もパトリックはロジェットに肌を焼かれ、メスで切られ、針を刺されるという実験をされましたが、やはりキャシーの言うことには反応しました。
「なぜ隠すの?」と質問する彼女にパトリックはキャシーがテープ起こしに使用していた端末のキーボードを乗っ取り、「秘密秘密秘密」と打ちました。
その後、ロジェットは使用には患者の同意が必要である電気ショックをパトリックに施しており、キャシーが止めさせました。

その後、キャシーはエドに会いに行くのですが、彼女がエドと離婚したのはお金持ちであるエドの一族に何かと嫌味を言われてもエドが庇ってくれなかったからでした。
根負けしたキャシーはそれを打ち明け、仲直りするのですが、パトリックはエドのスマホを鳴らして彼を操るとグリルで手を焼かせて大やけどを負わせました。
ある日、キャシーはパトリックに話し掛けるとキーボードで受け答えをしたので、彼には念動力ががあるに違い無いと判断しました。

キャシーはエドの見舞いに行ったのですが、やはり彼も何も覚えていないということで、エドは手が治ったら一緒に帰ろうと誘い、キャシーは「考えとく」と返答しました。
その後もパトリックは電気ショックを受けるのですが、彼には何か考えがあるようで、キャシーに「ロジェットの力が必要だ」とキーボードで話していました。
キャシーはロジェットに「このままではパトリックは死にます」と訴えるのですが、ガン無視されました。
ロジェットはショスタコの革命聞いてますね。
そこでブライアンにロジェットはパトリックに電気ショックを用いているとチクり、彼も探ってくれると約束しました。

パトリックはどうやらキャシーに好意を抱いているということが分かった来たので、キャシーはパトリックに恐れを抱き始めました。
ブライアンはパトリックの件でロジェットを糾弾し、パトリックを連れ出すことにしたのですが、彼は自動車をパトリックに操られて崖から転落死しました。
ロジェットはブライアンに糾弾されたことを怒り、キャシーをパトリックの担当から外します。
そして電気ショックを続けていたのですが、とうとうパトリックは心停止しました。
何とかキャシーが蘇生させるのですが、ロジェットはモリスから結果を出せと言われて焦っており、正常な状態では無いようです。

キャシディは「彼は私達を罰している」とロジェットに告げ、実験を止めさせようとするのですが、彼は聞く耳持ちませんでした。
キャシーは館内無線でブライアンの死を知り、ロジェットに「お前が殺したんだろ!」と詰め寄り、キャシディに「出て行きます。警察を連れて来ます」と告げて車で出発しようとするのですが、パトリックはフレイザーを操り、「出て行ったら大変なことになる」と脅しを入れさせました。

感想

これは普通です。
昏睡状態に陥っていた患者が意識があり、超能力が使えるという内容です。
これはリメイクで元があるらしいのですが、それは観たことがありません。
それでは映画にならない訳ですが、パトリックがめんどくさいことするなーと感じました。
人間操れるんならキャシー操ればいいじゃんって思いました。

結局、パトリックがロジェット達に自分の意識があることを秘密にしていた理由が良く分かりませんでした。
ロジェットやキャシディが他にどんな悪事を働いていたのかも良く分からず、細かい所でモヤッとする映画です。
個人的に一番気になったのが、キャシーが離婚してるの?それとも逃げただけなの?という点でした。
冒頭のナースもパトリックが殺害したのか、キャシディが殺害したのか良く分かりません。
注射器持ってる回想があったので、もしかしてキャシディ?だとしても殺された理由が不明です。
思ったより重要人物だったフレイザーを上手く使っていたのは面白いと思いました。

演出は派手で面白いと思いました。
パトリックの文字を打つ端末は完全にUNIXのコンソールでたまにルートなのですが、キャシー達は操作できるのでしょうか?
そうなるとエディタはEmacsかViか気になる所ですが、私は最近インフラが多くなって来たのでViが多いです。

キャシーの人はサプライズのサバイバルお姉さんなのですが、この役だとイマイチ可愛くないです。
ナース服って私の調査によると二割増し位になる筈なんですが、ヘンですよね。
恐らく吹き飛ぶシーンとか痛がるの上手な女優ということで起用されたのかもしれませんね。
この人そういうの本当に上手いと思います。
それはそうとウィリアムズも微妙だし、女優さんは華が無いですね。
ぶっちゃけ冒頭で殺害されていたナースが一番可愛かったような気がしますが、どうなんでしょう。

ラストまでのあらすじ

キャシーはお構いなしに車に飛び乗り、病院を出て行きました。
その夜、キャシディはキャシーの家を訪ね、「父はと私は恐ろしいことをしている。病院に戻ってはいけない」と警告します。
そして彼女はパトリックのカルテをキャシーに渡し、「恐ろしいのは彼の憎悪では無く、愛」と告げ、「もう対処には疲れた」と言って去りました。
パトリックは元々、母親と異常な関係を持っており、自殺未遂により今の状態に陥ったようです。

キャシディは病院に戻るとロジェットに「町で脳に異常のある患者が出た。相当な資産家」と話して彼を追い出します。
まさかこれはエドのことでしょうか?
そして病室で喫煙していたウィリアムズにも「アンモニア」が切れたから買って来いと命じて叩き出しました。
彼女はハサミを手にパトリックの病室に向かい、彼を殺害しようとします。
一方、キャシーは今までの一連の事件はパトリックの独占欲によるものと気が付き、エドに電話して留守電に「信じて貰えないかもしれないけど、私の側にいると危険。電波の届かない所に逃げて」と吹き込みました。
するとパトリックが念動力でバスルームの曇った鏡に「君は僕のもの」と書いたので、キャシーは「お前のものにならん!」と叫び、念動力で割られた鏡に吹き飛ばされました。

キャシディはパトリックの生命維持装置を止めようとしたのですが、ガラスやメスブスブス攻撃で妨害され、挙句の果てに感電させられて目玉が爆発して死亡しました。
その際にパトリックは母親が他の男とHしている際に煙たがられて追い出されたことを思い出しました。
一方、キャシーは腕に刺さったデカい鏡の破片をど根性で抜き、車で病院へと出発し、エドも伝言を聞いて折り返すのですが、キャシーは移動中で応答できませんでした。
エドは無事でした。

ロジェットはキャシディにガセネタを掴まされたらしく、病院に戻るのですが、パトリックがドアを閉めて妨害して彼の進路を絶ちます。
エディもキャシーの身を案じて病院に駆けつけたのですが、パトリックに操られたウィリアムズに冷凍庫へと誘導され、閉じ込められてしまいました。
キャシーは病院に到着し、ウィリアムズを追い掛けるのですが、パトリックが患者を操り「パトリックがオナニーしてほしいって言ってる」と一斉に喋らせて彼女をイラッとさせます。

そして尚もキャシーがウィリアムズを追うと、彼女を箱が無いエレベーターのヘリに立たせて落下死させようとします。
キャシーが「彼女は関係ないだろ!」と叫ぶとパトリックはウィリアムスのコントロールを解除したのですが、我に返ったウィリアムズは自分からエレベーターの内部に落ち、手足が変な方向に曲がりますが、呑気な彼女らしく「大丈夫!生きてる!」と元気に答えます。
しかし、落下して来たエレベーターに潰され、ウィリアムズはお亡くなりになりました。
私、意外とウィリアムズファンだったので残念です。

キャシーはパトリックの病室に怒鳴り込むのですが、彼は「愛してる」とのたまい、エドを何処かに閉じ込めたことを匂わせます。
彼女はエドを捜すことにしますが、パトリックはスマホのメッセンジャーを使って「熱い」、「寒い」で誘導する遊びを始めます。
そして研究室に誘導されたキャシーはキャシディの遺体を発見しました。
そこではロジェットもパトリックに脅迫されてカエルを食べさせられていました。

ドアの鍵が一瞬開いたので、ロジェットは飛び出し、キャシーは閉じ込められてしまいます。
ロジェットはパトリックに薬を打って殺害しようとしましたが、念動力で返り討ちに遭い、電気ショックを自分に当てて死亡します。
その際にパトリックは男と一緒に風呂に入っていた母親にヒーターを投げつけ、感電死させたことを回想しました。
キャシーは鍵が一瞬開いたので外に飛び出し、エドの居る冷凍庫に到着しましたが、ドアはがっちりと固定されて動きません。

パトリックは冷凍庫の中にあったナースの遺体を操ってエドの首を絞めさせます。
そして「僕と一緒になれば彼は助かる」とキャシーにメッセージを送ります。
キャシーはパトリックの病室へ飛び込み「どうしたら一緒になれるの?」と聞いてロジェットが持っていた注射器を転がされます。
彼女は時間を稼ぎ、フレイザーが灯台を点灯する時間ギリギリまで粘り、自分の腕に注射器を押し当てます。
そしてフレイザーが灯台を点灯すると、一瞬病院が停電することを利用し、注射器をパトリックに突き立てて液を注入しました。

パトリックは最期のあがきとばかりに凄いポルターガイスト現象を起こすのですが、やがて力尽き、ナースのコントロールも解けたのでエドは自力で脱出し、へたり込んでいるキャシーに声を掛けます。
パトリックは身体をビューんと飛ばして窓の外に飛び出し、病院の鉄柵に刺さって自死しました。
彼は母親を殺害した際も自分で手を浴槽に突っ込んで自殺を図っていたのでした。

こうして平和が戻りましたが、キャシーは自分がロジェット達を使って電気ショック等の実験をしているという悪夢を見て飛び起きます。
エドが「大丈夫か」と声を掛けるのですが、窓が勝手に閉まりました。

エンドロールで終了です。

最後のはどういうことでしょうか?
パトリックの同化は成功したということ?
それはそうとブライアンも片付いたので、キャシーには面倒が無いですね。
最後の最後に「パトリックは永遠に」と字幕が出るのですが、ますます意味分かりませんでした。

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