皆怪しいです クリスチーナの館

クリスチーナの館

少女たちが消えてゆく…

制作年 1999年
制作国 アメリカ
監督 ギャヴィン・ワイルディング
脚本 スチュアート・アリソン
上映時間 96分
出演
ジョン・サヴェージ
ブレンダン・フェア
アリソン・ラング

だいたいのあらすじ

少女が郊外にポツンと建つ家の呼び鈴を鳴らし、寄付を募ったのですが、家の中から現れた大柄な人物に中に引き摺りこまれ、床に押し倒されて首だけジャイアントスイングという地味な攻撃を受けて首の骨が折れていました。

クリスチーナ(アリソン・ラング)は父のジェームス(ジョン・サヴェージ)、弟のボビーと共に二年前に冒頭の家に引っ越して来ました。
ここは母のジョアン(チルトン・クレーン)が入院している精神病院に近いというのが越して来た理由のようです。
クリスチーナはこの家で誰もいない筈の所から物音を聞いたりしていました。
それはそうとして彼女は彼氏のエディ(ブレンダン・フェア)からHさせろとせがまれていました。
ジェームスはクリスチーナに悪い虫が付かないように「男友達は禁止」と五月蠅くしているのですが、ある夜にこっそりクリスチーナの部屋に来たエディは「屋根裏に光が見えた」と話していました。

また、クリスチーナの家はボロいのでちょいちょいハウイ(ブラッド・ロウ)という工務店の若者が修理に来ていました。
ある日、挙動不審な保安官(ジェリー・ワッサーマン)が家を訪ねて来て「昨日行方不明になった娘だ」とクリスチーナ達に写真を見せ、「特に見覚えは無い」と返答すると、家の中をウロウロして連絡先を渡してから去りました。
その夜、クリスチーナは物音の件をジェームスに話すのですが、「沈水の所為だろう」ということで、それはそうと彼は17歳の自分の娘のことを女性を見る目つきで見て「今夜は綺麗だ」等とのたまっていました。

ある夜、クリスチーナはエディを招いて家族と夕食を共にするのですが、突然ジェームスのスイッチが入り、エディに「出て行け」と怒鳴りつけて追い出しました。
この人タメてからキレる演技上手いですよね。それはそうとしてまだ何も起こっていないのですが、怪しい人が多いです。この映画。
「ヤツには下心がある」というのがジェームスの言い分らしいのですが、クリスチーナはブチ切れました。
エディにはミシェルという元カノがいたのですが、彼女はエディから「クリスチーナとは別れたから22時に彼女の家の前に来てね」という手紙を貰っていました。
のこのことクリスチーナの家の前にやってきたミシェルはエディに成りすました何者かに捕まっていました。

クリスチーナは屋根裏で物音がするので、様子を見に行こうとしたのですが、ジェームスが全力で止めるので、後日ハウイに見に来てもらうことにしました。
一緒に屋根裏に上がった二人でしたが、鼠に驚いてクリスチーナがハウイに抱きついてしまい、なぜかその現場をエディに目撃されてしまいます。
クリスチーナは「違うの」と弁解しましたが、エディは完全に誤解したようで、「覚えてろよ」と唾を吐いて去りました。
唾で威嚇とかアルパカみたいですね。何で彼が居たのか誰もツッコみませんでした。

ある日、クリスチーナは親友のカレン(クリスタル・ブーブレ)と日光浴をしていたのですが、「家の前の川に何かある!」とボビーが騒ぐので、カレンがその布のような物をペロンとめくると中から死体が出てきました。
発見された遺体はミシェルのもので、駆けつけた保安官はクリスチーナに「彼女を嫌っていたか?」等と犯人扱いの質問をしました。
立ち会っていたエディは保安官にキレ、なぜかハウイも様子を見に来たのですが、エディに追い返されました。
その後、ハウイが町を歩いていると突然現れたエディに殴られてガラス窓が割れるほど吹っ飛び、更に追い討ちをかけたエディは「彼女から手を引け!」と異常な勢いで怒鳴りつけていました。
ハウイも少し挙動不審なのですが、エディも異常です。

クリスチーナは消えたと思っていた日記が出て来りという事象があったりしたので、自分も母のようになるのではないかと怯えていました。
そんなある日、家族や友人が家に集まり、誕生パーティーを祝ってくれました。
しかしクリスチーナは屋根裏でエディに身体を求められている現場をジェームスに目撃されてしまい、また気まずくなってしまいました。
また、ジェームスは鼠捕りにハマった鼠の死骸がプレゼントボックスに入れられた物を発見し、外に捨てました。
そしてカレンは屋根裏で物音がしたので、野次馬根性で見に行ったのですが、屋根裏に居た何者かに絞殺されてしまいました。

その晩、クリスチーナは部屋に「この家から逃げろ」というメモがあったので、慌ててボビーを起こして連れ出そうとするもメモ等無かったという事案を起こし、いよいよ自分がヤバいのではと不安になります。
次の日、カレン失踪の件で保安官が訪ねて来たのでジェームスが応対するのですが、保安官はこの家の周辺が怪しいと告げました。
クリスチーナは自分が発狂するのであれば兆候があるのではないかと考え、ジョアンに会いに行きました。
ジョアンは入院する前の変化について聞かれ「パパが見張らなくなった、代わりに友人が見張るようになった」と意味不明なことを言っていましたが、彼女にはクリスチーナが娘であるということさえ認識できておらず、皆に同じことを言っているだけでした。

病院の帰り道にジェームスが車で迎えに来たのでクリスチーナは「どうして私がここにいるの知ってるのよ」と身構え、病院で聞いたと返答されるのですが、どうやらジョアンは「夫に虐待された」と言いふらしているようで、ジェームスは「ママの言うことは信じるな」と念押しします。
おかしいと感じたクリスチーナは「尾行しただろ!」とツッコむと彼は「最近、様子がおかしかったら心配だった!」と認めます。
こうして親子の仲はますます悪くなりました。

クリスチーナはジェームスの事が信用ならなくなり、ボビーに「パパがママの事を虐待してたんじゃない?」と話すのですが、彼はジョアンの事は話したくもない様子でした。
学校では保安官が彼女のことを監視しているようで、ストレスを感じたクリスチーナはエディに相談することにしたのですが、彼は留守でした。
そしてピアノの音が聞こえたので屋根裏に上がったクリスチーナでしたが、彼女が来ると音はピタッと止みました。
しかし音源と思しきラジカセが置いてあったので、回収して部屋に持ち帰りました。

感想

これは普通です。
家に何か居て、少女が殺害されているというお話でツッコミどころは満載です。
冒頭に少女が消えているのですが、登場人物全員が怪しい行動を取るので、混乱します。
私の中では怪しさ度はパパ≒エディ>ハウイ>保安官の順で、保安官も何か知ってそうで怪しかったし、ハウイも変人だしという感じでした。
犯人は判明するのですが、実は意外な黒幕が居て…ということのようです。

ちょっとテンポがダラダラしてるので、やや退屈な気がしました。
もしかしたらテンポというより盛り上がりに欠けるのかもしれません。

お話はまあまあ面白く、演出は撮り方が面白く感じました。
後、実は家の中に仕掛けがあるのですが、それがなかなか面白いです。
でもホラー的な演出やスリルは少し微妙な感じです。
全体的にはまあまあという感じで、興味があったら観ても損はないかなあという気がします。

この映画はパパ一択のような気がしますが、主役はクリスチーナなので出番が少ないです。
クリスチーナは頑張ってましたが、イマイチパッとしないような…
エディはイケメンだと思いましたが、ファイナルデスティネーション以外あまり良く知らないです。

ラストまでのあらすじ

なぜか家の窓やドアは開かなくなってしまい、クリスチーナとボビーは家の中に閉じ込められてしまいます。
裏口が開いていたという理由でエディが入って来たのですが、三人で確認しに行くともう開かなくなっていました。
更に窓ガラスは椅子を叩きつけても割れず、強化ガラスか何かになっているようです。
通報しようとしたのですが、電話は不通だったので、クリスチーナはボビーに地下に隠れるように指示しました。
一方、保安官は家の前で張り込んでいたのですが、中でそんなことになっているとは知らず、呑気にスナック菓子を食べていました。

ジェームスは工務店から請求書が届き、身に覚えが無かったので確認していたのですが、どうやら請求は誤りだったということで、ついでに「いつもハウイは良くやってくれてる」と振ると職員は「えっ?そんな奴はうちに居ないけど」と返しました。
一連の事件の犯人はハウイで、彼は屋根裏に潜んでクリスチーナの周囲とのやり取りを盗聴しており、日記も読んでいたのだと告発しつつクリスチーナ達の前に登場しました。
エディは彼に殴りかかるのですが、キチ○イオーラを纏ったハウイは倒れず、逆に首を絞められて工具のカナヅチで撲殺されました。

クリスチーナは二階の洗面所に逃げ込み、ハウイは家の中に作った隠し部屋で何かの装置を作動させました。
家の外では大慌てで戻ったジェームスが家に入ろうとしていたので、ハウイはレバーを上げて玄関の鍵を開けました。
飛び込んできたジェームスはハウイの作った電動ノコ刃に囲まれた落とし穴に落とされて重症を負い、身動きできなくなります。
ジェームスの声を聞いて部屋から下りて来たクリスチーナは、ハウイに「屋根裏にいるよ」という戯言に騙されてしまいました。
一方、ボビーは地下に落ちて来たジェームスを発見して動揺しました。

屋根裏には先回りしたハウイが居り、クリスチーナは隠し部屋に連れ込まれ、「今まで家を守ってやったのにどういうつもりだ!」と怒鳴られます。
また、カレン達の遺体もこの部屋にありました。
どうやらハウイはジョアンの愛人だったようで、クリスチーナにダンスを強要します。
そこにジェームスが怒りの形相で飛び込んで来てハウイを殴り倒したのですが、詰めが甘かったので起き上がったハウイに刺されて倒れます。
クリスチーナは隙を見て部屋を飛び出し、ボビーの居る地下室に飛び込みました。

ボビーと再会したクリスチーナはハウイを倒すと宣言し、ドリルを手に「出て来いこのクズ」と挑発したのですが、ボビーは一足先に捕まっていました。
ハウイに引き摺られたボビーは窓に向けてカナヅチを投げ、カナヅチは窓の外に飛び出して保安官が拾います。
強化ガラスはどこに行ったんでしょう?
ボビーはとげの付いたこてでボビーをいたぶろうとしていたので、クリスチーナはハウイの背後からドリルを刺しました。
倒れたハウイにキックをお見舞いし、クリスチーナはボビーを連れて逃げ出します。

しかしドアは相変わらずびくともしなかったので、クリスチーナはハウイをおびき出し、ボビーと協力して落とし穴に落とし、上から重たいチェストを落として沈黙させました。
ようやくドアを破った保安官が飛び込んで来て、二人は救出されてジェームスも病院へ搬送されました。

ハウイはジョアンと同じ精神病院に入っていたのだそうで、以前に退院していたのだそうです。
帰宅することにしたクリスチーナ達でしたが、ジョアンの精神病院からはまた一人男性患者が退院しており、彼女はそれを不気味な笑顔で見送っていました。
そしてクリスチーナの家の屋根裏にはまた灯りが点きました。

エンドロールで終了です。

ジョアンが語っていた「友達に見晴らせてる」というのはこういうことだったようです。
何らかの方法で患者を誘惑して洗脳し、家に潜り込ませていたようで、黒幕はママでした。

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