テキトー生物とテキトーに闘います ジェラティノス

ジェラティノス

この餓えに終わりはない

制作年 2001年
制作国 アメリカ
監督 ジム・ウィノースキー(ジェイ・アンドリュース)
脚本 カーティス・ジョセフ/デヴィッド・メイソン
上映時間 89分
出演
パトリック・マルドゥーン
テレサ・ラッセル
ビリー・キーン

だいたいのあらすじ

地球の大気圏外を浮遊しているスペースシャトルに異常が起こり、乗組員が次々と何かに襲われていました。
このシャトルは軍が独自にジェラティノスというものの実験を行っていたのですが、そのサンプルはノバジェン社という会社に保管されているそうです。
将軍は事態を隠蔽すると共に、コナーズ大佐(パトリック・マルドゥーン)に事態の収拾を命じました。

ナンシー博士(テレサ・ラッセル)は遺伝子とコンピューターチップの結合という極秘のナゾ開発を行っていたそうですが、彼女の仲間のダイアン(リディ・デニール)は車で移動中に偽の警察官に射殺され、彼女に瓜二つの偽ダイアンと入れ替わっていました。
偽ダイアンは偽警官を連れて顔パスでノバジェン社に潜り込み、警備員や研究員を射殺しつつ、ダイアン遺体の指で指紋認証を突破してジェラティノスのサンプルを盗難しましたが、警報が鳴り響きます。
二人に遅れてNASAの職員とコナーズがノバジェン社に駆けつけており、コナーズは警報に反応してゲートを封鎖しました。
NASAの職員二名は通路で偽ダイアン達を発見して激しい銃撃戦になるのですが、二名共射殺されてしまいます。

偽ダイアン達は建物を飛び出し、周辺を固めていた警備兵とも銃撃戦になり、バッタバッタと倒します。
この人達には異常に弾が当たりません
コナーズもようやく追いついて偽ダイアン達と銃撃戦となり、偽警官を射殺したものの偽ダイアンには車で逃走されてしまいました。
彼も車に飛び乗って無線で緊急事態を伝え、戦闘ヘリが出動して偽ダイアンの車を追跡します。
偽ダイアンは道路脇の森林の崖に無理矢理突っ込んでコナーズを振り切り、そのまま脱出して逃げおおせます。
彼女の乗っていた車は炎上したのでヘリの隊員は逃亡犯死亡と判断し、車にロケット弾を撃ち込んで焼き払いました。

後に現場を捜索したコナーズは偽ダイアンが逃走したと知り、将軍に報告すると共に捜索を続行します。
コナーズはジェラティノスの開発者だというナンシーに接触し、対策会議に召喚しました。
ナンシーはシャトルの乗組員がジェラティノスにやられた件やダイアンの件を質問されるのですが、何も知らんと返答しました。
その後、ニューメキシコからジェラティノスのサンプルが飛び立ったと連絡があり、ナンシーを同行させるように命じられたコナーズは輸送を阻止しようと現地に向かいます。

偽ダイアンとサンプルを乗せた輸送船はエンジントラブルを起こし、パイロットは機体を不時着させていました。
この映画は爆破シーン多くて、色んな物がやたらと爆発します。
この着陸シーンだけで両翼の爆破シーンが二回あります。

パイロットは胴体着陸のショックで死亡し、気絶していた偽ダイアンも息を吹き返したのですが、サンプルの中身に襲われました。
一方、機嫌が悪いナンシーを助手席に車で移動していたコナーズは輸送機の墜落を知らされました。
飛行機で追ってるのかと思ったら車なんですね。
また、どこかの荒地でカーセックスしていたカップルがナゾの触手に襲われていました。

輸送機の墜落現場に到着したコナーズ達は操縦士と偽ダイアンの肉片と空のサンプル、巨大なナメクジが這ったような痕を発見しました。
ナメクジ痕は付近の沼の中に消えており、ナンシーは「もう手遅れ」と語りました。
また、現場にはナンシーの仲間のスティーブ(ビリー・キーン)、シド(タマラ・デイヴィス)、アラン( ダニエル・クイン)が招集され、コナーズへの協力を指示されました。
尚、ナンシーの説明によればジェラティノスは火星の酸化鉄から酸素を作りだすために作られた生物で、地球の環境化ではどのように変化しているか見当も点かないそうです。
火星移住でしょうか?それにしても元がどういう姿かどうかは分かりそうですが。

現場の沼は昨夜のカップル事件が起きた地点だったようで、高齢で末期がんを宣告されているモーガン保安官が駆けつけており、コナーズ達はその後を追いました。
コナーズ達はカップル行方不明事件の犯人はジェラティノスだと突き止めるのですが、モーガンはコナーズ達の行動を見て何か秘密がありそうだと勘付きます。
その後、コナーズ達は付近の一軒家に機材を持ち込み、作戦本部とするのですが、コナーズと学者連中の間は相変わらず険悪でした。
ジェラティノスはミノタウロス計画という人類を火星に移住させる計画の一環として開発されたもので、ナンシー達がナゾ研究で作ったものであり、スティーブがプログラムを担当したそうです。

その夜、近所のおじさん・トムと飼い犬が道路脇の排水口から現れた触手に引きずり込まれていました。
ITみたいですが、トムは折り畳まれッたみたいです。
この町では元々ガンや白血病の発生率が異常に高く、それに目を付けた悪徳弁護士キーチ(カーティス・アームストロング)が「国を訴えようぜ!」と皆から寄付金を募っており、その日も講演をしていたのでモーガンにつまみ出されました。
警察無線を傍受していたコナーズ達はトムの疾走を知り、シドを留守番にして調べに行くことになりました。
尚、ジェラティノスは不定形だそうで、普通に捕らえることは難く、追跡は装置で可能だそうです。

コナーズは下水道で物陰を発見するのですが、消えてしまいました。
一方、ジェラティノスはキーチの車のエンジンルームに潜り込み、彼の体内に侵入していました。
そこに保安官助手が現れたのですが、宿主バージョンとなったキーチに攻撃されて死亡していました。
その後、ナンシー達はジェラティノスが増殖可能になっていることを突き止め、住人を避難させるように提案するのですが、コナーズはそれを却下しました。
ジェラティノスは水の形の超酸化体として活動しているのではないかと判明し、スティーブがEMPなら倒せるかもと妙案を出しました。

感想

これはイマイチです。
何かの生物が人間を襲うというもので、パニックでは無くアクションに近いと思います。
ジェラティノスに関する具体的な説明はぼんやりとしか無いので、どのようなものか分かりません。
恐らく制作側にも説明できないのではないかと思われ、「何か凄い生命体が出ました!細かいこたーいいんだよ!」っていうことだと思います。
要するにT-1000みたいな感じのようで、普段は触手ウネウネしてます。

アクションも中途半端、スリルも中途半端、ストーリー・設定も中途半端という今作ですが、B級のツボは押えているようです。
この監督はこういう映画ばかり撮っている人ですので、もうテキトーにかけては熟練の域に達している気がします。
アクション界のブルーノ・マッティさんのような人だと勝手に思ってますが、そこそこ楽しめる作風だと思います。
ディスクを割りたい衝動に駆られるのがマッティ作品で、苦笑してしまうのがウィノースキー作品だと思っています。

人の生死に関してはかなり潔いようで、殆どの人が作中だと生死不明なのですが、出て来なくなった人は全員死んでるみたいです。
要するに「襲われたり、ダメージ受けたら、その人死んでますよ。諦めてね、エヘヘ」って事みたいです。
シドはもしかして生きてる?と思ってたんですが、やっぱ死んだみたいです。

学者の人達も何だか知的に感じられず、結局の所は何もしていないという。
登場人物も無駄に多すぎで、アランとか必要だったのでしょうか?
コナーズもユルい感じなのですが、彼は問題解決のプロみたいで、スピーシーズで言う所のマドセンさんですね。
そしてコナーズ以外にあまり知っている役者さんが居ないという。
コナーズの人はスターシップ・トゥルーパーズが有名だと思いますが、私的にはアイス・スパイダーも印象深いです。
スティグマータにも出てたような?

ラストまでのあらすじ

対策ができたコナーズ達は保安官事務所に危険を知らせに行くのですが、コナーズが身分を偽っていたので着いた途端にモーガン達にショットガンを突き付けられてナンシー共々逮捕されました。
一方、シドはジェラティノスを構成するテロメアの構造解析に成功していたのですが、地下にヒューズを直しに行ったアランが触手攻撃を受けていました。
また、シドはスティーブが何者かとジェラティノスを引き渡す取引をしている電話を盗み聞き、地下室に逃げ込み、それを悟ったスティーブが後を追います。
彼女はスティーブに捕まってしまい、飛び出ていた木の杭に押し付けられて刺されてしまいました。

どうやらNASAの職員であり、将軍の下で指揮を執るシンプキンズがスティーブと取引をしていた黒幕であるようです。
コナーズは留置場内から身分を照会してもらうために電話番号をモーガンに伝えたのですが、シンプキンズは「そのような職員は国防省には居ない」と返答していました。
一方、スティーブはコナーズ宛てに届いたEMP兵器を入手し、保安課事務所に向かうと受付の職員をサプレッサー付きの銃で射殺しました。
彼は留置場に向かい、コナーズ達に「自分が内通者だ」と打ち明け殺害しようとします。

そこにジェラティノスが出現したのですが、スティーブは制御装置を持っており、ジェラティノスをコントロールすることが可能だったのです。
しかしコナーズは事前に留置場の鍵を小型爆弾で壊しており、スティーブに飛び掛かって制御装置を落とさせ、二人は揉み合いになりました。
その隙にナンシーが制御装置を拾い上げようとしたのですが、二人の格闘に巻き込まれて制御装置は壊れます。
スティーブは学者の割りに強く、コナーズといい勝負をするのですが、ジェラティノスに向けてキックされ、喰われました。

そこにモーガン達が飛び込んで来て一斉射撃をジェラティノスに浴びせるとジェラティノスは地中へと撤退しました。
信じられない事態を目の当たりにしたモーガンはコナーズ達を信用しました。
コナーズはモーガンに17時間後にはこの町は吹き飛ぶと説明し、住人に水道を使わせないように指示してくれと依頼しました。
実はこの町には廃ウラン鉱があり、ガンが多いのも水が汚染されていたからだと判明します。。
それはそうとジェラティノスはウランが大好物で、どうやらウラン鉱への入り口を探していると分かりました。
今更ですよね。

保安官助手が地下水脈とウラン鉱に通じるバルブを開けてくれることになり、コナーズ達はそれをおびき寄せてEMP攻撃!という段取りになりました。
うーん、この人達被ばくしないんでしょうか?
ということでジープで鉱山に入ったコナーズ、ナンシー、モーガンでしたが、地下水脈との合流地点では果たしてジェラティノスが出現しました。
ジェラティノスは触手を複数持つ歯の生えたコウガイビルのような名状しがたい姿に変貌していました。
モーガンは俺は癌だから助からないと告げ、EMPの鞄をコナーズから奪って突撃しました。

最早怪獣と化したジェラティノスはモーガンを巨大な口で噛み砕き、飲んでしまい、コナーズは鞄を回収してナンシーと共に、ジープで逃げます。
コナーズはジェラティノスに迫られながらもEMPの時限装置を入れ、鞄ごと投げて食わせ、ジープは鉱山から脱出しました。
ジェラティノスは大爆発し、こうして平和が戻りました。
本当かよって感じですが、安定の爆発エンドでした。

国防総省に戻ったコナーズはシンプキンズを証拠の通話で糾弾し、彼は逮捕されました。
しかし今度はあのシャトルが太平洋のど真ん中に着水したということでした。

エンドロールで終了です。

落下エンドでした。

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