ビアンな吸血鬼 マーダーランド

マーダーランド

女は血を求め、男どもをたぶらかす!

制作年 2009年
制作国 アメリカ
監督 ロン・カールソン
脚本 ロン・カールソン
上映時間 85分
出演
ソフィー・モンク
アンヤ・ラヒリ
スカウト・テイラー=コンプトン

だいたいのあらすじ

1969年の大晦日の夜、レズカップルのブルック(ソフィー・モンク)とレア(アンヤ・ラヒリ)はパーティー会場のトイレでイチャコラしていました。
会場では映画スターのウォーレン(ジャスティン・シルトン)が二人を口説いて来たのでガン無視すると、彼は都合よくケリー(スカウト・テイラー=コンプトン)と消えてくれました。
しかしウォーレンは「俺はスターだから何やってもOK」というクソ野郎で、石鹸を詰めた靴下でケリーを殴りつけてが虐待し、性暴行しようとしていました。

それを知ったブルックは「このクソ野郎!」とウォーレンを突き飛ばしたのですが、彼は「モデルが偉そうにすんな!」と逆キレします。
更に「俺は演技指導してただけだよー」等と誤魔化すので、ブチ切れたブルックは彼を簪風の髪留めでブスブスと刺して殺害してしまいました。
という訳で彼女は急いで会場からレアを連れ出し、帰りの車の中でそれを打ち明けます。
レアは「警察行こう」と言うのですが、ブルックは断固として逃げるつもりのようです。

その道中でトガリネズミを轢いてしまったので、レアは「もう嫌ー」と車を停めさせて砂漠でシクシクと泣きます。
ブルックは「ウォーレンが死んだのはクソ野郎だから事故、ネズミも事故、ネズミの方が可哀想だけど」と殺人を正当化しようとするのですが、突然謎の鎌鼬のような風が彼女を吹き飛ばします。
血の気の多いブルックは棒きれを持って鎌鼬に立ち向かうのですが、鎌鼬の中に消えました。
レアは「ナニコレ―」的に叫ぶのですが、突然鎌鼬の中から斧の泉の精のような白ドレスを纏った女性が現れ、「あなたは選ばれた」と告げ、レアは「知ってます」と答えます。
超展開です。ナニコレはこっちの台詞です。

泉の精みたいな女性(アンジェラ・リンドヴァル)は「どっちの斧落としたの?」とは聞かず、「あなたは純真で正直な人間だから、使命をこなせば永遠の命あげる」的なことを言います。
どうやらこの女性は神だったらしく、「昔、ノアの箱舟事件の洪水で人類間引いちゃった」的な自慢話を始め、レアに「悪を倒す」という任務を与えるのですが、レアは「ブルックもセットでお願いします」と懇願しました。
神はレアに自分の血を口移しで与えました。
くだらな過ぎて面白いかも。

2009年大晦日の夜
どっかの砂漠で繭のようなものが光を明滅させていたのですが、繭の中からはブルックとレアが這い出してきて、道路際にバッタリと倒れました。
その内に体力回復したのか起き上がった二人でしたが、レアは「我々は不死身になったのだ」と状況を説明し、ブルックは「お前、何言ってんの?」とイマイチ把握できていませんでした。
一方、付近の集落の保安官ティルマン(チャールズ・ネイピア)と補佐のフェリックス(ダニー・ウッドバーン)が事務所で水着ギャルが雄鶏を捕まえる!というくだらない番組を観ていました。

レアはブルックに「悪を滅ぼすとエネルギーを得ることができる」とルールを説明したのですが、ブルックは道路脇に停めていたトラックの運転手を発見して近づいていきます。
実はこのおじさんはブルック達を発見して「行き倒れかも…」と確認していたのですが、ブルックは「既婚者だから止めて…」というおじさんに「美味しそう」と言って喉元に被り付きます。
それを見ていたブルック達に興味津々だったヒッチハイカーは「ヒャー」と逃げ出すのですが、ブルックに殺害されます。

どうやらブルック達は血液しか受け付けないようで、但し殺すのは悪人だけと決まっているのですが、ブルックは早速ルールを破ったようです。
レアも言ってましたが、このおじさんは良い人そうでした。
レアは「殺していいのは悪人だけだから、勝手なことすんな」とブチ切れ、おじさんのトラックを盗んで二人はとんずらしました。
ブルックは「反省してまーす」とレアをテキトーにあしらい、二人は夜明けが近いので寝る場所を捜します。
どうやら二人の生態は完全に吸血鬼のそれらしく、太陽は大敵のようなのです。
神の使いが太陽の下で活動できないってヘンですね。

二人は道路脇にあった店に飛び込み、怪しむ店員ダン(パトリック・レナ)をブルックが誘惑している間に、勝手に店のブラインドを閉め始めます。
レアも大概だと思います。
ダンは二人が強盗では無いようなので、寛大になり、ブルック達は居座ることになりますが、レアはお腹が空いたのでブルックの血を吸って栄養補給しました。
一方、フェリックスは道端でおじさんとヒッチハイカーの遺体を発見してティルマン達に無線で連絡しました。
ティルマンは残念な片平なぎさ顔の助手クックと共に現場に駆け付け、動物に食い荒らされたような二人の遺体を見て、大っぴらにするなと告げました。

ダンの店のTVではウォーレンの追悼番組が放送されており、当然ブルックとレアは犯人とされていたのですが、なぜかケリーは「私がHしていたら嫉妬に狂ったブルックが彼を刺して、彼女は口外したら殺すと脅された」と証言しており、ウォーレンの遺体には87か所も刺し傷があったと流れていました。
「話が違うじゃないか!」と詰め寄るレアをテキトーにあしらい、ブルックはダンに魔の手を伸ばそうとしたので、レアは本気で怒り「これ以上犠牲者は増やさない」と彼女と揉み合いになります。
ブルックはレアを首締めで落とし、ダウンさせました。

ブルックは「もうあたいの好きにするから」と言い出し、怯えたダンにガーリックパウダーを投げられるのですが、ケースごとはっしと受け止めます。
彼女はダンを脅し、店にやって来た客を追い返させるのですが、その奥さんは店の様子がおかしいと感じました。
奥さんは旦那さん(マーシャル・マネシュ)を連れて来て確認させたので、ブルックはダンを操ってテキトーに相手させ、奥さんは当初の目的であったトイレを借りました。
しかし旦那さんは倒れているレアを発見してして狼狽し、ダンは隙を見て「そいつはヴァアンパイアだ」と叫び、ブルックに脚を噛まれながらも店の外に逃げ出しました。

感想

これはイマイチです。
神の使いの吸血鬼というアメコミみたいな話なのですが、冒頭はなかなか面白そうな感じです。
でも段々とダレててき、お話が短いので引っ張ってる感じになってます。
なかなか会話とか面白い展開もあるので、惜しい感じのする話です。
テンポはそんなに悪くないのですが、ダレた感があり、ダンの店に籠ってからの展開がワンパターンな感じです。

なかなかおじさんの登場人物がいい味出していて、店に来ていたお父さんとか最初のトラックおじさんとか面白かったです。
保安官の人は女性蔑視発言丸出しで、助手の女性にドン引きされてました。
コメディ系の人が多いのでしょうかね?

ブルックが話していた内容は本当だったのかどうかは不明ですが、恐らくケリーの言うことが本当だったのではないかと思います。
確かにブスブスは刺してましたが、87か所傷があるというのは尋常ではない気がしますし、その後のブルックの行動を見ていて自己中なんだなということは分かります。

女優さんはなかなか美人の人が多くて、特にブルックは「モデル!」って感じでした。
ブルックは物凄い悪女なんですが、なんか憎めないです。
私の性格もレアよりブルックに近いかも。

ラストまでのあらすじ

ブルックはダンを追う際に顔が焦げたのでブチ切れ、旦那さんと奥さんを殺害してしまいます。
このおじさんはなかなか面白かったので残念です。
ダンは路上でフェリックスのパトカーを発見して助けを求め、確認しに行くと言うフェリックスに「冗談じゃない」と告げて逃げ出します。
フェリックスは「吸血鬼」と聞いてハァという感じでしたが、ダンの只ならぬ様子に店で何かが起きていると感じ、ティルマンにダンの店に殺人鬼がいると知らせてから店に向かいました。

フェリックスは店の中の惨状を目撃して投降を呼びかけるのですが、銃で撃っても倒れないブルックに屈し、殺害されました。
辺りが暗くなった頃、ティルマンとクックが店に現れたのですが、二人はフェリックスが豪快に店の外に投げ出されるのを目撃し、ドライブ一家の娘リズが車に閉じ込められているのも確認します。
怒りのティルマンは「標準サイズの俺が相手だ!」と怒鳴る込むのですが、銃を奪われて射殺され、クックも撃たれて倒れます。

ブルックはフェリックスのパトカーを奪って店から逃走しました。
一方、倒れたレアの前にはオッパイスケスケ衣装で神が現れ、血を与えて復活させます。
店から出たレアは銃を向けるクックを手で制してからリズを車から出し、ティルマンのパトカーの助手席にリズを乗せ、ブルックを追い掛けます。
なんでリズが素直についていくのかナゾです。

ブルックは路上で口論していたカップルに絡み、男を後部座席に押し込んで、彼女に「彼を許してあげて」と言われたので逆上していました。
そこにババーンと金色の目になったレアが現れ「やり直そう!」と言うブルックに「お前のその台詞は聞き飽きた!」と言って青白い電光パンチを放ちます。
ブルックは凄い勢いで吹っ飛び、パンツ丸出しで標識に刺さって死亡しました。

その後、レアはリズを相棒にすることにしたようで、ダイナーで神の任務の崇高さを説いていました。

エンドロールで終了です。

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