ベーコン氏のサービス多いです エコーズ

エコーズ

その叫びに憑りつかれる

制作年 1999年
制作国 アメリカ
監督 デヴィッド・コープ
脚本 デヴィッド・コープ
原作 リチャード・マシスン
上映時間 99分
出演
ケヴィン・ベーコン
キャスリン・アーブ
イリーナ・ダグラス

だいたいのあらすじ

配線工のトム・ウイツキー(ケヴィン・ベーコン)は妻のマギー(キャスリン・アーブ)と息子のジェイク(ザカリー・デヴィッド・コープ)と幸せに暮らしていましたが、ジェイクは密かに霊が見えるようです。
マギーは妊娠したということで、トムは「残業増やすし、ダサいバンド活動も辞めるよ!」と宣言していました。
それはそうとマギーの姉リサ(イリーナ・ダグラス)はちょいちょいこの家に遊びに来るのですが、彼女は霊能力だそうです。
トムは常々、愛するマギーに楽をさせてやりたいなあと願っていました。

その夜、トムはお向かいのパーティーに呼ばれていたので、マギーとリサを同伴し、ベビーモニター持参で参加しました。
リサは皆の前で「催眠術を患者に掛けて手術をすると暗示の力で痛みや出血が無い」と話していました。
トムは常々リサをインチキ呼ばわりしていたので、「じゃあ俺にかけてみろ」と持ち掛け、リサは仕方なく彼に催眠術を掛けることにします。
目を閉じた彼は意外に暗示にかかり易かったのか、リサが「ここは映画館で…」と周囲の様子を説明するとその通りに見えました。
そしてリサが「眠りなさい」と指示した時に一瞬、ストッキングを被った男のような顔が見え、驚いて目覚めます。
この催眠術の演出は面白いですね。風景がリサの言った通りに変わります。

実はリサはトムが催眠状態にある間に安全ピンを手に刺していたのですが、反応しなかったので皆は「スゲー」と驚きました。
しかも彼は子供の頃に虐められていた話等色々としていた模様です。
トムは酷く喉が渇き、体調が悪くなったので、そのままマギーと帰宅しました。
その深夜、ウイツキー夫妻はマギーの誘いで激しくHするのですが、トムは行為中に誰かが歯を抜かれ、這って逃げている際に爪が剥がれるという幻覚を見ます。

混乱したトムは洗面所で頭を冷やすのですが、前歯が抜けるという幻覚を見ました。
ますます同様したトムがオレンジジュースを一気飲みしてソファに腰掛けていると少女(ジェニファー・モリソン)が現れて「お願い、助けて」と呼びかけてから消えました。
なぜか起きていたジェイクはトムに「怖がらないで」と言いました。
翌朝、トムはマギーに「昨日から幻覚見るし、やたら喉乾く」と訴えて出勤しました。
トムは夕刻にリサに「お前の所為だろ」と電話すると、彼女はトムに「意識の扉を開いて全てを受け入れよ」という暗示を掛けたと告げました。

ジェイクが話している見えない相手はサマンサというそうなのですが、マギーがシッターを捜していた際にジェイクはサマンサの助言で「デビ―という娘が空いてるみたい」とアドバイスしました。
当日になり、デビ―(ライザ・ウェイル)を家に迎え入れたトムは彼女と面識があるような妙な印象を受け、頭痛に襲われます。
怖い感じで接してデビ―に警戒されてます。
ということでウイツキー夫妻はデビ―にジェイクを預け、友人のフランク(ケヴィン・ダン)夫妻と高校フットボールの試合を見に行きます。
しかし会場に着いたトムはフラフラで様子がおかしくなり、突然何か感じたらしく「ジェイクが危ない!」と家へと駆け戻ります。

その頃、ジェイクが誰かと話している声を聞いたデビ―は彼の部屋に行き、「毎日サマンサと話している」と聞いて逆上し、彼を抱いて外に連れ出そうとしていました。
家に到着したトムはジェイクが誘拐されたことを知り、マギーにも「自分でも良く分からない」と説明しつつ、感覚に導かれるまま、ジェイクを追い掛けます。
夫妻は駅でジェイクを抱いたデビ―に遭遇し、駅を警備していた警察官も駆けつけます。

実はデビ―は半年前に失踪したサマンサの妹で、彼女の母は駅員だったので、ジェイクの発言に逆上して相談しに来たようです。
デビ―からサマンサの写真を見せられたウイツキー夫妻は知らないと答え、マギーはデビ―を告訴すると言いましたが、トムは「忘れよう」と彼女を止めました。
というのもトムがソファで見た女性はサマンサだったので、マギーにもそれを打ち明けます。

帰宅したトムはジェイクがサマンサと会話していると知り、つい強い口調で「彼女と話がしたい」と問い詰めてしまい、マギーに「子供に何を言ってるの」と全力で妨害され、ジェイクは「ママが怖がるから話せない」と言われます。
トムはこの所の幻覚や謎の現象に悩まされ、心底参っていたので、サマンサと直に話ができればそれが解決するのでは?と考えるに至ったようです。
その後、1週間トムは仕事を休み、ソファでサマンサに遭遇しようとしていました。

マギーもトムの奇行には限界に来ており、ご近所のパーティーでリサに相談し、神父に相談すれば?と軽く返されます。
一方、トムは会場にいた家主のハリー(コナー・オファレル)やその息子にサマンサの事を聞きますが、情報は得られませんでした。
ある日、トムはソファで謎の悪夢を見ました。
その内容は、突然フランクが訪ねて来て「俺たちは殺される」と意味不明なことを思いつめた表情で言うので家に行ってみた。
するとフランクの息子アダムが銃を手に立っており、トムに銃を突きつけた後に自殺する。というものでした。

しかしそれは予知夢だったらしく、フランクが居ない点以外は目覚めた時の状況が夢の中の状況と完全に一致していました。
フランクの家の前に行くと銃声が響いたので窓を割って侵入したトムでしたが、果たしてアダムは自殺していました。
その後、警察や救急が来て現場付近は大騒ぎになり、アダムはまだ生きていたらしく救急車で搬送されるのですが、マギーはジェイクを連れて散歩に行きます。
道すがら立ち寄った墓地では警官の葬儀が行われていたのですが、そこで出会った黒人警官ニールはマギーに向かって「ジェイクとその父は特殊な眼で見える。あなたは見えない」と言い、「今夜ここにトムを…」と連絡先を渡して去りました。

その夜、マギーはジェイクの相手をしているトムに「気晴らしに映画観て来る」と告げて家を出ます。
ニールは誠実そうな人物でしたが、彼女は念のためにナイフをバッグに忍ばせました。
そしてダウンタウンで霊能者の集まりに参加していたニールの所に行くのですが、「父親連れて来いって言っただろ」と門前払いされそうになります。
「トムが少しヘンになった理由を教えて」と居座る彼女に、ニールは「ご主人と息子は霊が見え、息子さんはかなりの能力者」と告げ、「父親は霊から何かをお願いされた筈だから、それを叶えないと霊が怒る」と教わりました。

マギーは帰宅して入浴し、背後にはサマンサが立っていたのですが、彼女には見えませんでした。
一方、トムはジェイクの謎能力で教わった曲に聞き覚えがあったので、CDの山を漁ります。
マギーはお風呂がサマンサの所為で冷たくなったので、種火が消えたのかと思い、地下に点火しに行くのですが、当然普通に点いていました。
どうやらサマンサは嫌がらせを開始したらしく、地下室の電球抜いたり、ジェイクに無理矢理「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」を見せたりという攻撃をして来ました。
CDを捜していたトムは突如として改築中の家に迷い込まされてサマンサに遭遇し、精気を吸われそうになるのですが、リビングに突っ立っていた彼を見たマギーによって現実に連れ戻されました。

「このままでは死んでしまいます!」と危機感を抱いたトムはリサの所に怒鳴り込み、お邪魔していたスパニッシュの友人を追い返して「俺の意識の扉を閉じてくれ」と依頼します。
リサは仕方なく術をかけるのですが、とうとう催眠術の世界にまでサマンサが現れ、ビニールを被せられて殺害されたことを映像で匂わせながら、「掘れ」と指示しました。
術が解けたトムは心配するリサを他所に彼女の家のビールをがぶ飲みして「掘るんだ」と決意を固めていました。

ある日、マギーが買い物を終えて帰宅すると、冷蔵庫はオレンジジュースで一杯で、庭では上半身裸のトムがジェイクと共に庭に穴を掘りまくっていました。
この映画はなんか知りませんが、ベーコン氏脱ぎまくりです。私的には嬉しいですが。
マギーにしてみれば「仕事にも行かずにうちの旦那は何してるんだろう」という感想だったので、理由を尋ねると、トムはサマンサの死体を捜していると遠回しに打ち明けます。
「警察に言えよ」というマギーに「どう説明するんだ」と一応正論らしき反論をしつつトムはせっせと穴を掘ります。
マギーは「家で話し合おう」と説得しようとするのですが、トムは妙な使命感に目覚めてしまったらしく「俺は今、とても充実している」的な返答をしてマギーを愕然とさせます。
ウケました。トムがそんな風に考えていたとは知りませんでした。
てっきり迷惑してるから必死になってるのかと思ってました。

感想

これは面白いです。好きです。
霊が見えるようになったパパが頑張る話なのですが、方向性がヘンで面白いです。
段々と謎が解けて行く感じの内容が良いと思います。
軽くコメディが入ってるように感じられ、会話がとても面白いです。
でも話自体は怖くて、そのギャップが面白く感じるのかもしれません。
テンポも良く、次々に色んなことが起こるので退屈しなかったです。

細かい説明は無いのですが、役者さんの表情などで事態を分からせてくれて、更に答え合わせがあるという親切設計です。
すらすらと頭に話が入って来るので大助かりで、幻覚系の演出も意味が伝わり易かった気がしました。
強引な展開も若干ありますが、私的にはセーフでした。
一応、どんでん返しのような展開があるのですが、ボンヤリとは分かる気がして意外性は無かったです。
でも展開はスリリングで、結末付近は安心して観られなかったです。

一応、ホラーということなのでしょうが、そっちは余り怖く無かったですね。
サマンサの機嫌を損ねた際には少し怖かったですが、居るのが分かってるのでそんなでも無かったです。
ニールが重要ポジションなのかと思ってましたが、あの人はあれだけでした。

役者さんはトムだけでお腹一杯ですが、マギーも良かったですね。
リサの人もテキトーな感じがウケました。
そういえばトムはダサいバンドに所属してると言ってたんですが、その辺のシーンはギター弄るシーンしか無かったです。
ダサくてもいいからバンドシーン見たかったです。

ラストまでのあらすじ

マギーに「家族のことはお構いなしかよ」と怒鳴りつけられたトムは流石に反省して話し合うことにします。
トムは「悪かった」と謝罪するのですが、マギーの兄から祖母が入院するというFAXが届いていた件に「もう無理だ」と告げてしまいます。
一瞬何を言われているのか分からず耳を疑ったマギーでしたが、直後に兄から祖母が亡くなったという電話を受けました。
マギーは祖母の葬儀に参列することになり、当然トムにも一緒に来て欲しかったのですが、「穴掘りがある」と言われたので「何なのよこのクソ旦那」とブチ切れ、ジェイクを連れて葬儀に出発しました。
パパは間違っている訳ではないと理解しているジェイクは名残惜しそうに走り去る車の後部座席の窓からトムを見送りました。
私、このFAX来たときに、てっきりトムが会社クビとかそんな内容だと思ってました。

地下にポンプを取りに行ったトムは何かを感じて、地下室のコンクリの床を掘り始めます。
鶴嘴では無理だと判断した彼は、斫り用のコンクリートハンマーを購入しました。
リサや近所の人達はトムが家に工具を運び入れている様子を訝しそうに見ますが、トムは早速耳栓とゴーグルを装着して地下室の床を絶叫しながら掘り始めます。
ウケました。何でこの人こんなに面白いんでしょう。
その物音を聞きつけたお向かいのハリーは「俺が貸してる家で何してんだ」と困惑していました。

その夜、祖母宅のマギーから電話を貰ったトムは「もう穴掘り止めた。今は冷静」と嘘を吐き、「じゃあ今から来る?」と聞かれたので「社用車は私用に使えない(キリッ」とまた嘘を吐きました。
さっきDIYショップから工具運んでました。
マギーに「じゃあ、あたしが迎えに行くから」と電話を切られてしまい、嘘ばかり吐いていたので焦るトムでした。
実はトムは既に家の床も剥がしたりしており、大変なことになっていたのです!
一方、マギーは雨の中を出発することにし、ジェイクが「家は羽根が舞うから帰りたくない」と言うのでリサに預けました。
ジェイクは「バッグを忘れないで」と念押しするようにマギーに手渡していました。

トムは地下室を掘り続け、ふと当ててしまった鶴嘴の先で壁が崩れたのに気付きます。
壁を崩してみると中にレンガの二重壁があったのでせっせと剥がすと、中からはビニールに包まれたミイラ化した女性の遺体が出てきました。
どうやらこれがサマンサだったようで、トムがミイラ女性の手を握るとサマンサ殺害の一部始終が見えました。

サマンサはアダム達高校フットボール部の連中に改築中の家に連れ込まれ、レイプされていました。
歯が折れたのは床に倒された時で、爪が剥がれたのは抵抗して床に手を伸ばした時でした。
彼女は激しく抵抗したので、彼等は音を消すためにCDを大音量で流したのですが、ジェイクが教えてくれた曲はこれでした。
その後、ビニールシートを被せられるのですが、サマンサは呼吸停止して死亡していました。
ということだったようで、そんなトムの様子をフットボール部の主犯の一人でハリーの息子カートが見ていました。

トムはフランクの家を訪ね、彼に「アダムの自殺未遂の理由が分かったから通報する」と告げます。
そしてフランクをサマンサの遺体の所に連れて行き、自分が知った事実を告げます。
しかしフランクにはサマンサの件は既知で、彼は隠蔽にも協力しており、「これは事故だった」と言いつつ拳銃を出しました。
彼はトムに「町から出て行け!」と怒鳴って威嚇射撃し、トムが地下室から逃げ出すと銃声が一発響きました。
フランク自殺したと思ってました。

トムが家の外に出ようとすると、今度はハリーとカークの親子が玄関に立っていました。
強引に押し入って来た二人を見てトムは彼等の目的を知り、逃げ出そうとしたのですがKOされてしまいました。
トムが頭に枕を押し付けられて撃たれそうになっていた瞬間、マギーが車で乗り付けてきてクラクションを鳴らしました。
マギーは家に入ろうとしたのですが、照明が不自然に消えたので、おかしいと感じてバッグの中のナイフを装備しました。
彼女はハリーに押し倒されてしまったので、ハリーの脚に思い切りナイフを吐きたてます。
しかしトムと共にカートの振り上げた火掻き棒で殺害されそうになり、そこにフランクが飛び込んできてハリーとカートを射殺しました。

ハリーは倒れながらも銃を乱射していたので、枕に命中し、家の中には羽根が舞いました。
フランクは改心したようで、抱き合うウイツキー夫妻に「凶悪な犯罪を防ぎたかった」と告げました。
トムはサマンサが満足したように去って行くのを目撃しました。

後にサマンサの葬儀が改めて行われ、トム達は町を出て行きました。
引っ越しの際に後部座席に座っていたジェイクには沢山のささやきが聞こえていましたが、彼は耳を塞ぎました。

エンドロールで終了です。

これは怖いですね。
触れ合いが盛んな町の住人が犯罪者だという。
犯人はもう一人居たのですが、それも親子でグルということでしょうか?
最後にジェイクが聞いていたのも何だか町の悪意の声に聞こえてしまいます。

特典にはメイキングや未公開シーンが入っていて豪華です。
インタビューやベーコン氏のカメラテストも入ってますので、ファンには嬉しいです!

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