木の精にしては邪悪な気が… タキアン

タキアン

樹海だけが知っている

制作年 2003年
制作国 タイ
監督 チャルーム・ウォンピム
脚本 チャルーム・ウォンピム
上映時間 99分
出演
ナンタワット・アシラポッチャナグン
アティットヤー・ディティーペン
ソーラポン・チャートリー

だいたいのあらすじ

村長含むハンター達が昼間のジャングルをゴソゴソと歩き、木の上に仕掛けた筏のような足場に上って夜を待ちます。
彼等の一人が足場の上から小便をしてタバコに火を点けた所、森の精霊が怒ったのか、緑色の女性の姿が浮かび上がっていました。
その男は足場から落ちて怪我してしまい、他の仲間も女性の霊(ルンラウィー・バリジンダークン)に惑わされたり、転落死したりしたので残ったハンター4名は逃げ出します。
これがタキアンなのでしょうか?見た目は緑色の全裸美女です。
ジャングルの中には女性の笑い声が響き渡り、信心深そうだったガイド・ロークライも首を斬られてしまいました。

このジャングルの周辺ではダム建設が開始されており、周辺の五つの村が水没予定です。
タキアンに遭遇したハンター・ニポンや村長もその開発メンバーでした。
ダム開発現場には村長の娘ポーン(アティットヤー・ディティーペン)が手伝いに来たのでエンジニアのトライは彼女を見て大層喜びます。
また彼女の幼馴染でロークライの息子カムトーン(ナンタワット・アシラポッチャナグン)も大喜びしたのですが、村の娘の一人はカムトーンの事が好きなようでポーンをライバル視します。
それはそうとして伐採作業員がジャングルに入って行ったのですが、透明な巨木に激突してしまったり、道に迷わされたりと散々な目に遭いました。

村に帰った村長は「ここダムで1ヶ月後に沈むから、明日から引っ越しね」と皆に説明し、特に反対もありませんでした。
次の日曜、カムトーンは村長とポーン、トライと一緒にジャングルへ狩りに行ったのですが、トライがポーンに近付くので内心穏やかではありませんでした。
ということで皆は筏のような足場で待機していたのですが、ポーンはトライがウザいのでライフルで狙っていたら誤射してしまいました。
トライは無事だったのですが、ポーンは逆キレし、村長は村長で「お前、本当はトライが好きなんだろ」とどうでもいい話をしていました。
何なんでしょうねこの話。ラブコメかな?

銃声で獲物が逃げたので狩りは中止になりましたが、このジャングルは夜に移動すると殺されるらしいので、木の上で休みます。
深夜に「道に迷ったから助けて」と女性が現れたのでトライが助けようとしたのですが、カムトーンはおもむろに彼女に向かって発砲します。
しかしトライは「何するんだ」と木を降りて女性に駆け寄ってしまったのですが、果たして女性はタキアンで空中浮遊しながら「何しに来た!森から出て行け!」とせまったので、トライはヒャーと気絶します。
村長が駆け付けていきなりカムトーンを殴り倒し、「お前、トライに嫉妬したんだろ!」と言いがかりを付けられてしまいました。
更にポーンからは「兄妹みたいなものだから」と言われていたのでショックなカムトーンでした。

翌日、村は大規模な引っ越しをしていたのですが、例の村娘ノースン(ワンヴィーサ・ナカテー)が道中で男に絡まれたのでカムトーンを始めとした村の人達で追い払います。
カンフー映画になりました。
引っ越し先の土地は山の中で、「こんな所じゃ何もできん」とカムトーンは違う土地に行くことにし、一部の人達が同行しました。

伐採現場では立ションしていた作業員がタキアンの大きな顔に脅されたり、謎の巨木が出現して切ろうとすると幹から血を噴き出したり、切り倒した木が宙を舞って皆を潰したり、作業を手伝っていた象が暴れ出したりという怪異が起こります。
村長は謎の巨木に銃を撃ち、チェーンソーで倒したのですが、危うく下敷きになりそうでした。
この巨木がタキアンの実体に違いないと考えた村長はロークライ直伝のまじないを行い、タキアンを封印しました。
巨木は象に運ばせたのですが、作業員は付近でシクシク泣く美女の姿を目撃しました。

ポーンもダム現場でグースカ昼寝していた際にタキアンが現れて「やめて、木を切らないで。タキアンのライフはもうゼロよ」的に訴える夢を見ました。
トライとポーンはなんだかんだで日に日に仲良くなって行きました。
それはそうとしてとうとうダムが完成し、村は水没しましたが、実は環境に悪影響だったということです。
タキアン元気でしょうか?心配です。
潜水して湖底の調査を行っていたトライ達は水没した墓地の付近でゾンビ風の人や骨人が出て来たのでヒャーと浮上したのですが、骨人がミサイルのように追い掛けて来たので急いでボートに乗ってとんずらしました。

カムトーンは洞窟の近くで暮らしていたのですが、ノースンが笑顔で押し掛け女房のように現れました。
ノースンは半日かけて歩いて来たのですが、カムトーンはサッサと追い帰そうとします。
そこでノースンはシクシクと泣きながら「そんなに私の事嫌いなの」と泣き落としをし、とうとうカムトーンは陥落してHしました。
ノースンも可愛いと思いますよ。色黒ですけど。
その後、カムトーンはポーンとトライが婚約した事を知りました。
それはそうとタキアン元気にしてるんでしょうか?もう50分です。

ノースンはそれからも足しげくカムトーンの家に通っていたのですが、ある日三人組の悪党に絡まれてレイプされそうになります。
幸い、カムトーンの友人二名が彼等を止めたのでノースンはその間に逃げたのですが、友人二名は惨たらしくリンチされてしまいました。
ノースンも結局捕まって激しくレイプされており、帰宅したカムトーンは河原で倒れて動かないノースンを見て絶叫しました。
悪党三人組は伐採現場で働いていたので、カムトーンは銃を手に殴り込みます。

カムトーンは二人を銃で撃ち、残る一人・ヨーにもナタで斬り掛かったのですが、周りの作業員に取り押さえられてしまいます。
村長が駆け付けたので事情を聞かれたカムトーンが「ノースンをレイプした!」と訴えると村長はヨーに猛烈に怒ります。
ヨーは銃を手にポーンを人質にしてジャングルの中に逃走し、村長達はそれを追い掛けて説得に当たります。
カムトーンが木の上から蔦伝いに忍び寄りヨーを押えたのですが、ヨーは弾みで誤射して自殺してしまい、ポーンはコケた拍子にタキアンの杭を抜いてしまいました。
タキアンはポーンに憑依して空中浮遊し、「私を水から出さないと人類に生きる道はない!」とスケールの大きいことを言い、ポーンは気絶して落ちて来ました。
人類滅亡とかB級パニックのジャケ裏の煽りみたいで素敵ですね。

そしてタキアンの巨木はダムの中に吸い込まれて行きました。

感想

これはイマイチです。
巨木の精が人類に警告!という内容なのですが、タキアンちゃんが何したいのかおばちゃんは理解に苦しみます。
彼女の攻撃の動機も出現理由も何が何だか分かりません。
それにこの映画はタキアン殆ど出て来ないのです。
三角関係映画だったり、人間こえーだったりしてつまらないのです。
そう言う訳なのでテンポはイマイチに感じられ、盛り上がりも今一つです。

タキアンは緑色で謎の着物を着ていたりスッポンポンだったりします。
浮遊能力と変身能力を持っているようで、美人系なので笑顔だと可愛いです。
知能は低いみたいで、最初からトライとか攻撃すればいいものを関係無い人を殺してます。
ロークライとばっちりもいい所だと思います。

それなりに面白いシーンもあったので残念な感じです。

ラストまでのあらすじ

病院に搬送されたポーンはダムの底で溺れかけて浮上したら、笑顔のタキアンが現れて竜宮城に連れて行くようにダムの底に手を引いてくれるという謎の夢を見ました。
ポーン優遇されてます。ノースン可哀想過ぎ。
彼女は健康なのですが、やけに衰弱しており目が覚めないようで、村長達は心配していました。
そしてダムは壁にひびが入ってしまい、止むを得ず一部放流することになりました。
施工韓国企業でしょうか?

トライが同僚と共にダム修繕のために潜ってみると、巨木が攻城兵器のようにコンクリの壁をゴンゴンと打っていました。
ビックリして近づくとポーンが現れてトライの手を引いて湖底に引き込み、同僚に助けられました。
これはタキアンの能力の一つで変身できるのです。混乱とか毛利みたいですね。
トライは管理会社の人に「上に報告する」と言われたので、彼を刺殺しました。
そしてトライは水中銃を手に湖底に潜ったのですが、ゾンビ軍団にあっさりやられていました。

病院にいたカムトーンと村長はトライの同僚が病院に運ばれて来たので、彼を拉致してダム湖を案内させることにしました。
湖底に到着した三人は枝に絡まれているトライを発見して救出したのですが、直後にポーンに化けたタキアンを目撃します。
タキアンを追っていくと巨木の切り株を発見し、その上に彼女が立っていたので、三人は手を合わせて瓶詰の花を供えました。
するとタキアンが微笑んだのですが、直後にトライが爆薬付きの銛を切株に撃ち、爆破してしまいました。

ダムに繋がる洞窟に浮上した四人でしたが、村長はトライに「お前に娘はやらん」と激怒しました。
いきなりタキアンが現れて同僚を水中に引き摺りこみ、後を追う三人でしたが、村長は水中でトライに殴り倒されてしまいました。
村長はカムトーンに助けられ、トライは湖に駆けつけていたポーンのボートに助けられます。
ポーンはボートをどこで用意したんでしょう
トライが村長は死んだ!キー寄越せと言うので、ポーンはキーを口に水中に飛び込み、村長達を発見して引き揚げました。

トライはカムトーンに爆薬付きの銛を打ち込み、全員爆死させようとしたのですが、カムトーンが銛を抜いて投げたので失敗に終わります。
カムトーン凄い強肩です。やきうの人からスカウト来そうです。
村長はボートに飛び乗って「この野郎」とトライをボコボコにし、二人を引き上げました。
その時謎の崖崩れと土石流がボートに向かってきたので、急いでエンジンを駆けて逃走します。
しかしトライがしつこく銛を村長に撃ち、湖面に落ちた村長は土石流に呑まれます。

今度はカムトーンがトライをボコボコにしますが、ポーンが何もしないので土石流に呑まれそうになり、カムトーンは急いでボートを上陸させ、三人は裏返しにしたボートに下に隠れました。
そしてダムは決壊し、三人はボートの下に生き埋めになりました。
ポーンとカムトーンはレギュレーターを咥えて酸素を分け合っていたのですが、カムトーンが意識を失ったのでトライが酸素を独り占めしました。
やがてポーンも意識を失ってしまいました。

するとトライの腹部を打ち破ってタキアンの顔がニョッキリ出て来てトライは死亡、タキアンはミミズのようなものを出したのですが、それが木の枝となってボートを持ち上げて裏返し、そこから木が生えて来ました。
当局は土砂に埋もれた人々の必死の救助作業に追われ、周囲は地獄絵図でした。
カムトーンは無事だったポーンと再会してしっかと抱き合い、タキアンはダムの底に緑の絨毯を作っていました。

最終的に悲惨なことになってましたが、この映画何が言いたかったのかサッパリです。
タキアンはダムの底に沈んだのが気に入らないみたいですね。

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