ミュータントVS民営警察 東京残酷警察

東京残酷警察

民営警察にひどい目に遭う話

制作年 2008年
制作国 アメリカ
監督 西村喜廣
脚本 西村喜廣/梶研吾
上映時間 110分
出演
しいなえいひ
板尾創路
菅田俊

だいたいのあらすじ

鎧兜のような甲冑に身を固めた警官隊がタナカコウジ(坂口拓)というチェーンソーを振り回している凶悪犯をビルの屋上に追い詰めたのですが、彼等の同僚らしきルカ(しいなえいひ)は出動せず、一人車の中でザクザクとリスカしていました。
タナカは警官の機関銃一斉射撃を受けたのですが、彼は倒れずに落ちた手を再生させてチェーンソーと合体させてパワーアップして警官隊に襲い掛かります。
どうやらタナカは人間では無くエンジニアと呼ばれるものだそうで、ルカに「エンジニアよ!!」と連絡が入ると彼女は車を飛び出してバズーカの反動で一気に屋上までジャンプしました。

ルカはタナカとチェーンソーでチャンバラを演じた後に切刻んで倒し、持参の日本刀で真っ二つ
にしました。
管見えてますよーってレベルで血の量が凄いです。
実は警察は民営化されており、ルカはその一員でした。
警察の解体専門のおっさん(ジジ・ぶぅ)は「ルカちゃんはハンターの鏡だねー」的に彼女の事を褒めていました。
エンジニアというのは最近増加している肉体を改造したミュータントだそうで、彼等には傷ついた肉体を武器化する能力があるそうです。
彼等には必ず鍵の形の腫瘍があるので、そこを切断しないと倒せないそうです。

ルカは警察が民営化する際のデモで警察官だった父(堀部圭亮)を目の前で殺害されており、それ以来警察署の署長(菅田俊)に引き取られて育ちました。
警察は民営化してから、かなり好き勝手やっているようで、署長は手足を切断した女囚を犬のように連れていました。
ある夜、違法デリヘルの元締めの女性が公衆トイレの中で何者かに鉄パイプを全身に刺されて血を抜かれて死亡するという事件が発生しました。
死体にはエンジニアの腫瘍と同じような鍵のマークの傷が刻まれており、エンジニアの犯行だと思われるのですが、通常エンジニアというのは衝動的に暴れ回ることが多く、今回のように証拠も残さず殺人を犯すケースは初めてでした。

ルカは娼婦に成りすまして地下鉄に乗り、囮捜査を行うことになりました。
車内には何かの幼虫を食べているキモい男が居たのですが、それはそうとルカは痴漢に遭ったので、彼を路地裏に連行して両腕を切断してしまいました。
噴水のように血が出ていて水芸みたいです。
ルカは車内で鍵のマークを顔に彫った男(板尾創路)を目撃したのですが、その鍵男は目元が父を射殺した男にそっくりでした。
後を追ったのですが見失ってしまい、その代わりに箱詰めされた鉄パイプで血を抜かれた遺体を発見しました。
鍵男の消えた方向に向かったルカは路地裏で鍵男と遭遇し、チャンバラになり、顔に一文字の傷を負わせました。

彼はエンジニアだったらしく、一文字の傷の所から頭部を剥がし、目の部分から筒状の飛び道具を出して脳味噌丸出し状態でルカを攻撃してきました。
鍵男は謎の石のような弾を連射してルカを壁に釘付けにし、彼女の腕を裂いてエンジニアの腫瘍を埋め込みました。
その後、ルカは同僚に助けられ、鍵男の顔の皮も警察に回収されました。
鍵男の正体はKGE研究所の元研究員でミヤマアキノという人物だったと発覚しました。
また、署長は鍵男がルカの父を殺害した人物だと気付いて一人怒り狂っていました。

KGE研究所の廃墟を訪ねたルカは鍵男がヨシオカハルカ(長澤つぐみ)という女性に何か実験をしていたと知りました。
ルカはハルカの行方を追うことにしたのですが、その頃ルカの同僚(紅井ユキヒデ)はいかがわしい人体改造クラブのような所に侵入し、カタツムリ女や天狗女が見世物にされているのを呑みながらお酒を呑んでいました。
どうやらその店は人体改造女性とHが出来るようで、同僚は69番の女性を指名しました。
皮だけになって椅子になってる強者女性がいました。
69番の女性はハルカだったのですが、この店には鍵男がおり、椅子に拘束された同僚はチ○コを噛み千切られ、鍵男にドリルで片足首を滅茶苦茶に破壊されました。

同僚は何とか拘束を解いてサブマシンガンを乱射してハルカをハチの巣にし、這いずって逃げたのですが、下半身が横向きのワニの口になったハルカに襲われて手足を千切られます。
彼は何とか千切れた腕を噛ませてサブマシンガンをワニの口の中に撃ちこみ、ハルカを倒しました。
これ凄すぎます。ちょっとHなのが何とも。
しかし同僚は鍵男の手にかかり、エンジニアにされてしまいました。
エンジニア化した同僚は警察署に殴り込んで股間の飛び道具と右手の日本刀で死体の山を作りましたが、署長に止めを刺されます。
怒りの署長はエンジニア狩を開始しました。

ハルカの住んでいた住所を訪ねて回っていたルカは空振りを連発した後にとうとう西葛西のマンションを訪ねたのですが、そこのドアは大量の南京錠で施錠されていました。
彼女が振れると南京錠はなぜか一気に落ち、中からは鍵男が現れ、部屋に通されたルカはちゃぶ台に鍵男と向かい合って腰掛けました。

鍵男は「殺しのライセンスを持つ男」というヘンな紙芝居で自分の生涯を語ったのですが、それによると鍵男の父は警察の狙撃手だったのですが、赤ちゃんを人質に取っていた男を狙撃する際にためらって反撃を受けて退職したのだそうです。
彼の息子は天才だったのですが、家は貧しく、鍵男には警察民営化に反対しているルカの父を殺害しろという依頼がかつての上司から舞い込みました。
鍵男父は報酬に目がくらみ、ルカの父を彼女の目の前で射殺したのですが、同時に彼も狙撃されて死亡しました。
そして鍵男は大学で殺人遺伝子の研究をしており、父を殺害された彼は殺人遺伝子を自分に打って復讐を誓ったのです、錯乱した彼は大学の屋上から飛び降りて自殺したのだということです。

感想

これはくだらないです。
一応本筋はあるにはあるみたいですが、ほとんど中身は無いです。
グロ描写を激しく見せたい、外国人に間違った日本知識を植え付けてやろうという意気込みは感じられます。
正直、お話はつまらないの一言なのですが、クリーチャーデザインはなかなか面白いです。

犬女はサイヒルにインスパイヤされてる気がしましたが、ワニ女とかなかなか良かったと思います。
警察のビジュアルはどっかで見た感じでそんなに目新しい感じはしませんでした。
椅子女はどうやって生きてるのかと思ったら点滴が繋がってる所が凄いと思いました。
カタツムリ女もうずまきみたいでキモかったです。

この映画、ヘンなCMが間に挟まれるのですが、甲賀の日本刀が公然と売られたり、JKの間でリスカが流行ったり、会社ではハラキリを命じたりと警察民営化以前に日本終わってるみたいです。

ラストまでのあらすじ

気が付くと鍵男は大きな門の前に立っており、門の中に居た角の生えた小男から瓶を貰いました。
そして病院で息を吹き返したのですが、その時、頭から出て来たのがあの腫瘍だったそうです。
鍵男はその腫瘍を研究してエンジニアの秘密を知ったのでした。
ルカは父が射殺された時のことを思い出したのですが、鍵男の父が彼女の父を射殺した際に鍵男の父を射殺したのは署長でした。
警察の民営化で権力を手にしようとルカの父を殺害された黒幕は署長だったのです。

ルカは鍵男から「一緒に反乱を起こし、エンジニアの国を作ろう!」と持ち掛けられたのですが、彼を一刀両断して倒しました。
一方、署長はエンジニア狩と称して一般市民を巻き込んだ大虐殺を開始していました。
そしてエンジニアと警官の死闘も激化し、身体から強酸を出す新たなタイプのエンジニアも発生しました。
そんな中ルカを我が子のように可愛がってくれていたバーのママが店に来た警官を返り討ちにした報復行為としてリンチの末にパトカーで八つ裂きにされて死亡しました。

その現場を目撃した怒りのルカは同僚4人の首を刎ねて殺害しました。
ルカは左手がウツボのようになったエンジニアと変身し、警官狩りを開始し、中国人の警察官(清水崇)等を血祭りに上げました。
警察署に殴り込んだルカでしたが、署長は開き直って彼女の父を殺害指示したことを認め、彼女を恩知らずだと罵るのでした。
まずは解体専門のおっさんが人間の手首を使ったロケットパンチ攻撃して来たので、ルカは絶対絶命でしたが、中指を立てた手首を左手の舌に引っ掛けて回れ右させるという攻撃を披露し、おっさんを自爆させました。
しょうもないです。

署長はあの犬女にしていた囚人の手足に日本刀を装着してルカを襲わせたのですが、ルカは死闘の末に犬女を破りました。
いよいよドーピングした署長と一騎打ちになり、あっさり両脚を斬り落として破ったのですが、署長は脚からの出血の圧力で空を飛び、ルカへと襲い掛かりました。
ルカはまたまた左手の舌で署長を引っ掻けて壁にぶつけ、空中でクルクル回っている署長の首を切断しました。
こうしてルカは親の仇を倒して平和が戻りました。

しかし東京警察株式会社は自衛隊も合併して民営化しました。
ルカはマシンガンを四肢に装着した犬女を従え、新たな敵に立ち向かうのでした。
そして鍵男も復活して強酸を出すエンジニアと共に歩いていました。

エンドロールで終了です。

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