バスケBBAのインパクト 呪怨 白い老女

呪怨 白い老女

呪いつづけて、10周年。

制作年 2009年
制作国 日本
監督 三宅隆太
脚本 三宅隆太
原案・監修 清水崇
上映時間 61分
出演
南明奈
鈴木裕樹
みひろ

だいたいのあらすじ

前作です。

映画呪怨2のネタバレ紹介と感想です。

どこかの雪山で首吊り自殺した人が居り、その付近にあるテープレコーダーが録音され、ベージュのバッグからは髪の毛が湧いていました。

文哉

サンタの扮装をしたケーキ屋の店員・文哉(鈴木裕樹)は磯部家にクリスマスケーキを宅配に来ました。
しかしチャイムを押しても応答無く、玄関ドアが勝手にギーと開いたので声を掛けながら玄関先に上がり込みます。
すると奥から女性の姿が見え「はーい。今ちょっと手が離せなくて、すぐ行きますから」と返答されたので待つことにします。
暫く待っても反応無いので再び呼びかけてみると先ほどと全く同じリアクションを返され、終いには何も言っていないのに全く同じ「すぐ行きますから」リアクションを返されます。
地味に不気味ですね。

文哉は変だなあと感じたのですが、奥の方でガラスが割れる音がしたので「失礼します」と上がり込みました。
台所には不思議な事に誰も居らず、洗面所の水が流しっぱなしだったので止めたのですが、その横の浴槽は焦げたように焼けただれており、文哉の背後を黄色い帽子にランドセルの小学生が横切りました。
文哉が振り返って目で追うと少女は二階へと消えたので「ちょっと待って」と追い掛けました。
子供部屋に入ると彼女の姿は消えており、学習机にランドセルと帽子が架っていたのですが、ベッドには白い熊のぬいぐるみを握りしめた少女が血まみれで首を切断されて横たわっていました。
これは後に分かりますが、未来です。

文哉は階段を転げ落ちる感じで下に降り、腰を抜かしていたのですが、また女性の声で「はーい。今ちょっと手が離せなくて、すぐ行きますから」と奥から聞こえました。
彼は止せばいいのに台所を覗きに行ってしまい、主婦らしい女性が冷蔵庫を開け放した前に背中をナイフで刺されて倒れているのを目撃して後ずさります。
彼の背後には真っ黒な目をしてこれまた黒い大口を開けた老婆が現れてうがい声を出しました。

柏木

タクシー運転手の柏木(宮川一朗太)は娘のあかね(笠菜月)を小学校まで送り、「今日はクリスマス・イブだから一緒に過ごそうね」と約束しました。
あかねのランドセルにはネバネバした粘着物が付いたということなので、停車して後部座席を掃除しました。
そこに無線が入り、警察が会社に来ており柏木が今朝乗せた客の件で聞きたいことがあるそうだと知らされます。
柏木は今朝の客の姿をルームミラーに見た気がして驚くのですが、その客は暗い顔をした中年男性でベージュのスポーツバッグを所持していました。
これは冒頭の自殺した男性の側にあったバッグですね。後に分かりますが、客は篤です。

なぜか後部座席にはそのバッグが置いてあったので、恐る恐る開けてみると中からは白塗りの女性の生首が出て来て目を見開き、柏木は背後から伸びた白い手に掴まれて消えました。

あかね

柏木の失踪から7年後、JKになったあかね(南明奈)は部室でスケッチ中に不気味な声を聞いたような気がしました。
彼女には霊感があるらしく友人からこっくりさんをしようと誘われるのですが、十円玉は「みらい」という文字を辿った後に黄色い帽子にランドセルの少女が十円玉を押えたのであかねは飛び退いてしまいました。
これは文哉が目撃した少女だと思います。

友人達には見えなかったらしく、あかねは何も言わずに教室から逃げ去りました。
あかねと連絡が取れなくなった友人は心配していたのですが、放課後の校舎の女子トイレでランドセルの少女を目撃してしまい、その後バスケットボールを持ったあの老婆に突撃されます。
ここウケました。なぜバスケ?

磯部

磯部篤(ムロツヨシ)は父と後妻の美帆(あらいすみれ)の新しい家探しに付き合っていたのですが、彼には司法試験合格という目標があり居候でした。
美帆が文哉に同じリアクションしてた人ですね。
二階の部屋を一人で見ていた彼は何かを手に持った白い老婆の姿を目撃した気がしてその部屋に行ってみると、そこに古いスタンド式の姿見を発見しました。
思わず手を伸ばす篤でしたが、鏡の中の自分に手を握られた気がして飛び退きます。

姪の未来(岩本千波)が声を掛けたのですが、篤の様子はおかしくなっており無反応で立ち去りました。
しかし姿見の中には篤が立ち去った後にも篤の姿が映っていたのです。

千穂

文哉は病院に運ばれ「行きます…すぐ行きますから…」と繰り返していました。
そこに文哉の彼女・千穂(みひろ)が知らせを聞いて駆けつけて来ました。
ひとまず文哉を連れ帰った千穂は家で細やかにクリスマスを祝うことにしたのですが、千穂がケーキを切ろうとした際、磯田家で見た遺体を思い出した文哉はトイレでゲーゲーと吐いてしまいます。
千穂はゲロ臭いのも気にせず文哉にチュッチュして抱きしめるのですが、千穂は次の瞬間うがい声の老婆に変身してしまいました。

文哉がビビりまくって後ずさるとトイレから出て来た老婆がバスケットボールを持って迫って来たので、彼は包丁を老婆の首に刺しました。
しかしそれは実は千穂だったのですが、依然として彼女が老婆に見える文哉はブスブスと包丁を彼女に刺します。
刺さり方が妙にリアルで、BGMはブラームスの子守唄のオルゴールなのです。
今回いい子の役なのに千穂の人可哀想過ぎです。

未来

JKあかねが磯部家の前を通りがかった時に小学生未来から声を掛けられたのですが、実はあかねは小学生の頃、未来と親友だったのです。
あかねは未来が風邪で学校を休んだ時にお見舞いに来ており、以前にお守りとして渡したのがあの白い熊のぬいぐるみでした。
磯田家には認知症の祖母ハル(星野晶子)がいたのですが、彼女は良く篤のバスケットボールを持って徘徊していました。
あの老婆はこの人だったのでしょうか?

未来はあかねにこの家に越してきてから篤が自分を性的に見ているという悩みを打ち明けたのですが、その直後に篤が現れ、「そろそろ帰れば」と乱暴にあかねの手を取ると外に叩き出したのでした。
小学校の頃から霊感があったあかねは篤に手を握られた時に「この家には何かある」と感じていました。
あかねは二階の窓で助けを求める未来を目撃したのですが、そのまま逃げ帰りました。

篤は未来にHなことをしようとしていたのですが、ハルが自分の胸に触らせたりして妨害したので阻まれました。
それはそうとやはりこの家には白塗りの猫の鳴き声を出すヘンな少年が居るようです。

安川

刑事の川端は警察署で「行きます…」という男の声のテープを聞きながら放心していた所を安川(鈴木卓爾)に止められます。
安川は7年前に起きた「西荻惨殺事件」という男が一家を惨殺して自殺し、自殺した際の様子を録音していたという事件について語ります。
そのテープには子供の声が録音されていたのですが、テープ起こしをしていた刑事は自宅で自殺したそうです。
安川は川端が聞いていたテープを7年前に山の中に捨てたそうで、なぜここにあるのか分からず、川端には「この事件に関わるな」と釘を刺しました。

川端は事件に興味を持ってしまい、事件のファイルを見ていたのですが、この事件は何者かが磯部一家を惨殺し、未来の頭部を切断したという事件でした。
ふと机の上を見るとテープが置いてあり、「はやくきて」という未来らしき少女の声が再生されました。

感想

これは普通です。
相変わらずの不条理系の話です。
今回は難しい漢字のお母さんはお休みで、猫大好きな息子さんはカメオ出演してます。
いきなりバスケBBAが出てきた時には笑ってしまいましたが、バスケの謎は解けました。
この人パスの姿勢でボール持ってて、笑わせに来てる演技指導では無いかという疑惑があります。
主に悪さをしているのはこのBBAで、未来はあかねに存在を知らせたかっただけのような気がしました。

そもそも磯部家が引っ越して来た家に何かあるみたいで、姿見がヤバいみたい。
それで篤は姿見の中の呪いに操られたようです。
磯部家はなかなか複雑家庭みたいで、美帆は後妻みたいです。
美帆は優しい人っぽいですが、疲れてタバコを吸う描写がありました。
前妻の子の淳子が長女で弟が篤、未来は美帆の連れ子かそれとも後から作った子みたいです。

時系列は以下だと思います。
磯部→未来→篤→柏木→文哉→千穂→安川→あかね→最後
今回は柏木とか千穂とかいい人系が多かったので可哀想な感じで、呪いの不条理さが際立ってました。
特に千穂は包丁の特殊効果が際立ってて、出番あれだけかよ!って感じで中の人も不憫でした。
全体的にBBAが出オチなので笑ってしまい、一番怖かったのが文哉だと思いました。
ネタ的な部分と怖い部分が上手く同居してるバランスの良さは感じました。

これ子役が凄い活躍してる気がします。
一応、あかねが主人公っぽいのですが、子役と柏木その他に食われてます。
安川と川端は空気で、あかねの友人は完全に無関係に殺されてる気がしました。

ラストまでのあらすじ

クリスマスイブの前日、篤は司法試験に落ちてしま父は愕然としており、美帆や娘の淳子(中村愛美)に当たり散らしていました。
美帆はクリスマスケーキを文哉の店に電話で発注し、篤は部屋で「行きます。すぐ行きますから」という男の声のテープを聞きました。
テープの最後には未来の声で「はやくきて、こわいから」と入っており、「こっちにきて…」という声に誘われるように篤はあの姿見を見ました。

篤は金属バットを手に部屋を出て、ベッドで寝ていた父を撲殺しました。
次にハルの部屋に入り、厚化粧してバスケットボールを赤ちゃんのようにあやしていたハルの背後から近づき、ロープで絞殺します。
美帆は淳子から声を掛けられ「すぐ行きますから」と冒頭のリアクションを取り、篤が姿を現したので何かご飯を作ってやろうと冷蔵庫を開けた際に背後から刺されました。
篤は居間でTVを観てバカ笑いしていた淳子の頭を掴んでテーブルに叩きつけ、髪の毛を掴んだまま引き摺って浴槽に放り込み、灯油をかけて燃やしてしまいました。

未来は家の中の異変を感じ取り鍵を架けて閉じ籠っていたのですが、ドアを破って侵入した篤にノコギリで首を切断されました。
篤は未来の首をバッグに詰めて家を出て柏木のタクシーに乗り、交差点では文哉のバイクがタクシーの前を横切っていました。
篤は山中でカセットテープの録音ボタンを押し、「行きます…すぐ行きますから」と呟きながら首を吊り、バッグの中では未来の生首が「はやくきて」と呼びかけていました。

そして篤は「ごめんなさい…」と呟きながら足元の脚立を蹴って自殺しました。

JKあかねが帰宅して父の仏壇に手を合わせていると何やら玄関で音がしたので、母が帰宅したのかと声を掛けます。
玄関には母の姿は無く、黄色い帽子を被った未来が「あかねちゃん」と声を掛け、あかねは自分が逃げ帰った事を回想して「ごめんなさい」と必死に連呼して謝ります。
未来の姿は消え、あかねの足元にはあの熊のぬいぐるみが落ちていました。

エンドロールで終了です。

悲しい話だったようです。
あかねの友人とか川端はなんだったんでしょうか?
老婆はハルだったようで、バスケットボールの謎も解けました。
特典はメイキングとか入ってました。

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