我慢は身体によくないです URAMI

URAMI 恨み

顔のない男に殺される

制作年 2000年
制作国 アメリカ
監督 ジョージ・A・ロメロ
脚本 ジョージ・A・ロメロ
上映時間 99分
出演
ジェイソン・フレミング
ピーター・ストーメア
レスリー・ホープ

だいたいのあらすじ

ヘンリー(ジェイソン・フレミング)は朝、仕事に行く支度をしながら、ラジオの人生相談を聞いていました。
相談者は父の遺した家を相続税等で失って絶望しており、放送中に拳銃で自殺をしたのですが、ヘンリーも自分の頭を撃ち抜くような幻覚を見ました。
彼の妻ジャニーン(ニーナ・ガービラス)は朝だというのにグースカ寝ており、ヘンリーは挨拶だけして出発します。
彼女の飼っている犬はヘンリーに懐かず、彼の言うことは聞きませんでした。
家の前を出るとヘンリーは友人のジミー(アンドリュー・ターベット)のベンツで駅までに送ってもらいました。
ヘンリーはジミーに株運用を任せているのですが、どうやら損益が出てしまったようでした。

ヘンリーは列車に乗り込む際に今度は女性を引き摺り下ろして暴行を働いている男性を殴り倒し、男性は列車に轢かれるという幻覚を見ました。
ヘンリーの会社は雑誌を作っているのですが、写真家のロージー(レスリー・ホープ)の撮って来た写真から表紙の顔を選ぼうということになります。
編集長でワンマンなミロ(ピーター・ストーメア)は下ネタを炸裂させながら、職員に候補者選びをさせます。
ミロに対する女子職員の評判は最悪なのですが、真面目が取り柄のヘンリーは拾ってくれた恩があるからと彼の悪口は言いませんでした。

ヘンリーは浪費家のジャニーンのためにプラチナカードを申し込むのですが、資産が足りないと断られます。
株式等は十分だった筈なので、ジミーに相談するのですが「何かの間違いだろ」と軽く言われます。
その夜、ヘンリーはミロの仮装パーティーでバーベキューの準備をさせられることになります。
会場ではロージーがヘンリーに変な白い石膏のマスクを作ってくれました。
パーティーは妻同伴ということだったのですが、ジャニーンはミロと不倫していました。

帰り道にその件を咎めるヘンリーでしたが、開き直ったジャニーンからは「もううんざり、あんたは存在しないカス」と暴言を吐かれるのでした。
車を運転していたジャニーンからは家の前で捨てられ、彼女は一人で遊びに行ってしまうのですが、ヘンリーはまたまたジャニーンの頭に斧をブチ込むという幻覚を見ました。
こういう人ってなんで結婚するんでしょうね。
ヘンリーは仕方なく、自宅で一人お酒を煽って眠りに着くのでした。

翌朝、いつものように出社する準備をしていると、ヘンリーは自分があのヘンな石膏マスクを被っているのに気付きました。
マスクは引っ張っても剥がせず、ヘンリーはいつもの幻覚だと思って諦め、そのまま会社に行く支度をします。
その後、家政婦がやって来たのですが、彼女はいつも家の中の物をくすね、スペイン語で「クソ野郎、売春婦の息子」等とヘンリーの悪口を言っています。
ヘンリーはスペイン語で言い返し、家政婦と盗った盗らないで揉め、彼女を殴ってKOしてしまいました。
家政婦盗みまくりなので言ってることだけはヘンリーは正しいです。
やがて朝帰りのジャニーンが帰宅したので、ヘンリーはこれが現実だと悟ります。

ヘンリーは急いで家政婦に止めを刺し、遺体をビニール袋でくるみます。
ジャニーンはヘンリーが留守だと思ったのか「あいつは金づる」等とミロと電話で会話し、会う約束をしていました。
その後、車で出掛けたので、ヘンリーは自分の車で彼女の後を尾けることにします。
ジャニーンはあろうことか編集部のオフィスでミロと愛し合っていたのですが、ロージーに証拠写真を撮られ、ミロは彼女を追い掛けます。
オフィスに残ったジャニーンの前にはマスクのヘンリーが現れ、彼女の首にコードを巻き付けて窓から放り出しました。

通りからそれを見たミロは急いで警察に通報し、実はオフィスに居た同僚のトム(ジェフ・モナハン)は「殺さないでくれ」とヘンリーに懇願します。
ヘンリーは「絶対に誰にも話すな。話したら殺す」と脅してから立ち去りました。
ジャニーンの首吊り現場にはマクリアリー刑事(トム・アトキンス)が現れて、ミロを追及したので、仕方なく彼はジャニーンと密会していたことを吐きました。

マクリアリーは同僚のラカウスキー(ジョナサン・ハインズ)と共にヘンリー宅を訪問し、念のため電話を架けるのですが、ヘンリーは居留守を使って誤魔化します。
ラカウスキーはヘンリーかトムが怪しいと主張するのですが、、マクリアリーは現場から去ったというロージーが怪しいと疑っているようです。
ロージーは実はミロの妻だったそうで、動機としてはあり得ると考えられているようで、刑事たちはヘンリーが出て来ないので諦めて去りましたが、改めて令状を取って捜索するようです。

留守電には何度もジミーから「取り乱してバカな真似はするな」と吹き込んであったのですが、家の中の書類を調べていたヘンリーは持ち株が勝手に売却されている事を知りました。
ヘンリーはマスクをできるだけ肌色に塗り、サングラスをかけてキャップを被り、銃を手に出掛けて行きました。
彼は家政婦の件を疑われないように、派遣会社に「今日来る予定だった家政婦が来てない」とクレームの伝言を吹き込み、家政婦の衣服等を海の中に重石付きで投げ込みました。

ヘンリーはミロの家のドアチャイムを鳴らし、携帯でミロの家電に電話します。
しかし後からマクリアリー達が来たので、ヘンリーは電話にでたロージーに「刑事が来てる。君が犯人だと思われてるから言動に注意しろ」と警告しました。
マクリアリーはロージーが石膏マスクを作っていることを知りました。
ジャニーンの殺害現場の監視カメラにはマスクを被ったヘンリーが映っており、ラカウスキーはヘンリーに違いないと言うのですが、マクリアリーはロージーかもしれないと逆張りしました。
しかしヘンリーの家を捜索した刑事は血痕やヘンリーがやけくそで撃った弾痕等を発見していたので、犯人はヘンリー説を唱えます。

次にヘンリーはボッチでオートテニスをしているジミーの所に行き「俺の株を売却しやがったな」と銃を突き付けて追及します。
ジミーは横領を認め、ロッカーからブリーフケースを出してくれれば小切手を切って全額返すと謝罪したので、ブリーフケースを渡すと中に入っていた銃で反撃して来ました。
ヘンリーはジミーの胸を撃って射殺し、彼の遺体を車ごと海に沈めました。

翌日の新聞の見出しには監視カメラのヘンリーの顔が躍っていました。

感想

これは普通です。
いい人だった主人公が意地悪ばっかりされて復讐をするというものです。
説教臭い作品が多い気がするロメロさんなのですが、これはスカッと系の作品でした。
地味で前半退屈ですが、単純な話なので入り込み易いです。

普通作品という趣でつまらなくはないだけの感じですが、ジミーの殺害シーン等は良かった気がしました。
全体的に怖いものでは無かったですね。
グロもあまり無くて大人しい作品でした。
マクリアリーの人は良く見かけた気がしました。

ラストまでのあらすじ

トムは警察で尋問を受けるのですが、ヘンリーとの約束は違えませんでした。
ヘンリーはトムを監視していたのですが、彼が約束を守っていると知り、引き揚げました。
その後、ヘンリーはミロの家に侵入し、ロージーに「町を離れるつもりだ。君も早くヤツと離婚しろ」とお別れを告げ、その場でラジオ局に電話して「顔無しの正体を知ってる。ヘンリーだ」と告げ、ラジオ局に今までの犯行や死体のありかや「トムとロージーは犯人じゃない」と告白してロージーの前から消えました。
実はヘンリーはロージーに好意を寄せているようでした。

その夜、ミロはライブハウスを借り切ってイカレた連中を集め、仮装パーティーを開催しました。
会場にはマクリアリー達がヘンリーを捕まえようと張り込み、ヘンリーはホームレスを雇って情報収集等を行います。
そしてヘンリーは照明係のヘルプに化けて会場に潜り込んだのですが、会場には太陽の倍の熱を発するという謎のレーザー装置がありました。
こんなのどうするんでしょうか?太陽の倍ってどういうことでしょう
会場にはヘンリーと同じマスクを被った人がちらほらと居てマクリアリー達は対処に困っていました。

ヘンリーはロージーを攫い、マクリアリー達が追い掛けるのですが、取り逃がしてしまいました。
ロージーを攫ったヘンリーは「もう止めて」的なことを言うロージーに「今度こそ離婚させてやる」と決意を語りました。
彼は彼女をエレベーターの最上階で降ろし、自分は下に降りてマクリアリー達を煙に巻きます。
そしてトイレでHしていたミロを待ち受け、ミロに話し掛けて「君は最低の人間だ」と告げ、雇っていたホームレスに彼を拘束させます。

ミロは抵抗しますが、ヘンリーが「君の大好きなショーだよ」というと喜んで従いました。
さて、会場に戻ったヘンリーは照明係を何度か殴りつけてKOし、レーザー装置を準備します。
会場でひたすら喧嘩しているレスラーみたいなの居ますが、なんなんでしょうか?
会場にはワイヤーが沢山あってぶら下がっている人達が沢山いたのですが、ミロもそれに倣い、注目を浴びるようにアピールしながら降りて来ました。
ヘンリーはレーザーでミロの股間と眉間を撃ち抜いて殺害しました。
この時、ヘンリーの顔はマスクでは無く、素顔に戻りました。

ロージーはヘンリーを逃そうとし、白マスクを被ってマクリアリーの注意を引きます。
ヘンリーはマクリアリーが銃を出したので「違う!俺だ」と叫ぶのですが、マクリアリーがSPに押えられたどさくさに会場を後にしました。

その後、ヘンリーはどこかの会社でメッセンジャーボーイをしていたのですが、重役に「何見てる!」と喧嘩を売られたので再びマスクに変身していました。

エンドロールで終了です。

意外と面白かった気がします。

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