視覚系ホラー SHOT

SHOT ショット

家リフォームしに行ったらひどい目に遭う話

制作年 2010年
制作国 ウルグアイ
監督 グスタボ・エルナンデス
脚本 オスカル・エステベス
上映時間 86分
出演
フロレンシア・コルッチ
アベル・トリパルディ
グスタボ・アロンソ

だいたいのあらすじ

これは実話ベースだそうです。

ウィルソン(グスタボ・アロンソ)とその娘・ローラ(フロレンシア・コルッチ)は山奥の一軒家に向けてえっちらおっちらと歩いています。
ローラはウルグアイの人みたいで、中の人たまごっちみたいな苗字ですね。
ボーボーの原っぱをテクテク歩き、針金のフェンスを越えると家の前にベンチが置かれたポーチのある不揃いなレンガ作りの家に到着しました。
間もなくこの家の主であるネストル(アベル・トリパルディ)が車でやって来ました。
ネストルはこの家を手放すつもりなので、知り合いのウィルソン親子にリフォームを依頼したのですが、想像以上に中は荒れ果てていました。

中は窓が板張りしてある所為で真っ暗で、電気が無いのでランプで探索するのですが、二階は危険だから上がるなとネストルは言います。
二階に上がれない家って売れるのでしょうか?
明日から作業をするウィルソン親子はここで泊まることになり、ネストルは非常口的な扉の位置を教えて一旦、引き揚げました。
ひとまずソファのある部屋で横になり、ウィルソンはさっさと寝てしまいますが、ローラは寝付かれずアルバムを眺めていました。
すると窓の方からゴンゴンと音がしたのでウィルソンを起こすのですが、「うるさいなあ」と相手にされず、今度は二階からゴトゴトと音がしたので再び「パパ起きてよー」と起こしました。
ウィルソンは「うるさいなあ。見て来てやるから大人しく寝ろよ」と重い腰を上げて立ち上がり、ランプを手に二階へ上がりました。

下で待っていたローラでしたが、二階からは彼の足音が響いた後に悲鳴が聞こえ、何やら引き摺るような音が聞こえて来ました。
呼び掛けても返答無く、また物音が聞こえたので、その辺にあった鎌を手に取り、恐る恐る見に行ってドアを開けると胸の辺りを血まみれにしたウィルソンが倒れて来ました。
ローラが必死に揺り動かしてもウィルソンは「死ーん」として動かず、更に鍵が行方不明なので家から出られなくなりました。
この後、鎌とランプがローラの標準装備になります。
家の中をウロウロし、冷蔵庫の上の缶を退けると蝙蝠が飛び出して来るというドッキリが仕掛けてあったので、ローラはヒャーと回れ右したのですが、今度はウィルソンの遺体が消えていました。

ソファのある部屋に戻って来るとウィルソンの遺体は椅子に座らされており、彼に寄り添うようにキャベツ畑人形の少女版のような手作り感溢れる人形が膝の上に置かれていました。
「どういうことなの」と追い詰められるローラに追い討ちをかけるように、どこからともなく童謡が流れて来ました。
どうやら音源は二階のようだったので、彼女は恐る恐る二階に上り、鳴っていたラジオをブチっと切りました。
二階のその部屋にはポラロイドカメラがあり、別の部屋には肖像画や集合写真がありました。

探索を続けていると何やら気配がしたので、ランプを消して机の下に隠れているとナイフを持った男らしき脚が見えました。
暫く息を殺していると男は消えたので、ゴソゴソと出てみると男の立っていた辺りに隠しアイテムのように鍵が落ちていました。
鍵を拾うと何者かに背後からいきなり肩を叩かれたので、ローラは悲鳴を上げ、鎌をシュッと振って反撃してとんずらします。
上手いこと非常口のようなドアが鍵で開いたので、手ぶらで飛び出して付近の林に潜伏し、ハァハァと息を整えます。
外がそんなに暗く見えないのはカメラの所為でしょうか?

その後、ローラは林の中を闇雲に走り回り、どうにかこうにか林道に出ました。
彼女は数少ない街灯の下に佇む少女の姿を目撃したのですが、直後にネストルの車がやって来ました。
ローラは車に飛び乗って「誰かに襲われた」と説明したのですが、ネストルは確認のために家を見に行くことにし、家の前で車を停めてライトを手に家に入りました。
誰もいないようだったので、ネストルは嫌がるローラの手を引いて家に引っぱるので、仕方なく家に戻った彼女は鎌とランプという標準装備に戻りました。

ウィルソンは消えており、中には誰もいませんでした。
ローラから二階で襲われたと聞いたネストルは彼女を連れて二階に上がります。
二階にもウィルソンの遺体は無かったのですが、ネストルは「二階に上がるなと言っただろ」とネチネチ言い、「他に行こう」と言ったりと二階が嫌な様子です。
ネストルは何処かに行ってしまったのでローラは壁の書物等を見ていたのですが、半開きのドアの向こうの床にあの人形が転がっており、急にドアが閉まったのでびっくりしてランプを落としてしまいました。
仕方なくカメラのフラッシュで周囲を照らしていたのですが、少女の姿がドーンと浮かび上がってパニックになります。

そしてダメ押しするようにネストルがナイフを手に迫って来たのでローラはヒャーと逃げ出します。
隣の部屋に逃げ込むと、この部屋だけ光源があり、それはなぜか乳母車から発せられていました。
乳母車には妊娠しているっぽいローラやらウィルソンやネストルの写真があり、ライトが付近に落ちていました。

感想

これはイマイチです。POV形式です。
なんかボロボロの家を直しに行ったら怖い目に遭ったという話です。
普通のPOVと違うのはカメラマンが不在だと言う点です。
なので映っていることも本当のことなのか良く分かりませんよってことらしいです。

凄くスリリングな演出ではあるのですが、それほど目新しいものではありませんでした。
あと、何が起きてるのか良く分からない場面が少々ありました。
結論はそういうことか!と何となく分かったのですが、そこに至るまでの展開が良く分かりませんでした。
もしかするとヒントがあって私が所々見逃しているのかもしれませんが、イマイチ理解できませんでした。
誰かに襲われたローラが斬りつけたのも伏線だと思ってたんですが、意味は無かった気がします。

POV以外の映像もなかなか良いものがあったのですが、話が残念だと思います。
私としてはなんか凄いハラハラさせられてからズコーって落とされる感じでした。

ラストまでのあらすじ

隣の部屋にはベッドがあり、そこには下着姿の女性とネストルの写真が壁一面に貼られていたのですが、中にはローラのものもありました。
一階に降りたローラは手を縛られて倒れているネストルを発見して話し掛けるのですが、話が全くかみ合いません。
ローラに見えている筈の少女の姿がネストルには見えず、「私達の娘がそこに居るでしょ!」と顔を向けさせても彼には見えないのです。
彼女が見たと言っている写真の件もネストルには何のことやらという感じでした。

どうやらネストルとローラの間には子供が出来たようなのですが、話し合って堕ろすことにしたようでした。
しかしローラは病んでいるようで、「育てるのは無理だったし、話し合ったろ」と言う彼の台詞を聞いて、斬りつけてしまいました。
要するに全てローラの仕業だったようです。
ここからカメラはネストルの主観になります。

ローラはネストルをズルズルと引き摺って行き、ウィルソンの隣のソファに座らせると人形を膝に置き、ガラガラであやす素振りをしながら記念撮影しました。
そして鎌で喉を切り裂いて止めを刺し、人形の手を持って出て行きました。

6日後、惨たらしい写真とバラバラ死体が発見されましたが、その後捜査は打ち切られて事件は迷宮入りとなったそうです。
ローラは行方不明だということです。

彼女は事件後に壁の写真を焚火にくべて燃やし、存在しない娘ソフィの手を引いて話しながら歩いていたのですが、それはあの人形でした。

エンドロールで終了です。

何が何やらという感じですが、要するにローラがキチガ○だったようです。

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