虎と交流するナゾ能力 ワイルドサヴェージ

ワイルドサヴェージ

破滅に導く王者の咆哮

制作年 2007年
制作国 アメリカ
監督 ゲイリー・イエーツ
脚本 フィリップ・モートン
上映時間 88分
出演
ゲイリー・ビューシイ
タイ・ウッド
イアン・D・クラーク

だいたいのあらすじ

トラックが山中を走っていると突然、少年が前に現れたので避けようとしてハンドル操作を誤り横転します。
どうやら虎を積んでいたようですが、自由になった虎は少年を襲いませんでした。
虎ちっこいです。
その翌朝、ジョギングをしていたカップルの男性・ランバートが虎に襲われていました。
さて、昨夜の少年はロイ(タイ・ウッド)という子で異常に信心深いママと一緒に林の中のトレーラーハウスに住んでいました。

ジョギング彼女サラは保安官事務所に駆け込み、保安官のグレイディ(ゲイリー・ビジー)は犬を出して捜索することにします。
この保安官は悪役面なのですが、人情派で法手続きを優先しない人みたいです。
また、コーディという人物も行方不明だというので、グレイディは副官のシャロンにランバート捜索を任せてそちらに向かったのですが現場で何かを引き摺った跡を辿った結果、バラバラの死体を発見しました。
その夜、ロイは家の近辺の森林で虎の唸り声を聞き、ママに「ライオン居るよ」と知らせたのですが、息子の空想を善しとしないママは「早く寝なさい」と寝かしつけます。
その後、ロイは自分の部屋の窓を覗き込む虎を目撃して大興奮して虎の夢を見るのですが、実はロイは夢遊病であり、トラックに遭遇した際も夢の中だったので、虎に遭遇したことも覚えていなかったのです。

コーディの遺体写真を診た検死官は「これは猛獣に襲われた」と断言し、グレイディは小学校教師である妻メアリー(ダイアナ・レイス)に森への立入を禁じるよう依頼しました。
今度は「最近、鹿見ないねー」とこぼしていたハンターの一人パットが虎に攫われて消えました。
現場を捜索していたグレイディは真っ二つになったパットの遺体とデカい足跡を発見しました。
動物触れ合い牧場のようなものを経営している動物大好きおじさんに足跡の件を尋ねたところ、これは虎で間違いないという返答でした。
グレイディはメディアを招集して「虎がウロついててヤバいよ。皆武装してね」と呼び掛けました。

その放送を見た市長は近々「コーン&リンゴ祭り」の開催を予定していたので、カンカンに怒ってグレイディに噛みつきます。
市長は「安全第一はわかるが、こっそりやれ」とグレイディに厳命しました。
その後、騒ぎを聞きつけた芸能誌が虎に懸賞金を懸けてしまい、町には「ヒャッハー」とハンターのおじさん達が集まって来てしまいました。
グレイディの部下は横転したトラックと空の木箱、付近に運転手の遺体を発見し、ここから虎が逃げたのだろうと報告します。
一方、付近を見回っていたグレイディはロイがパトカーの前に飛び出して来た後に森に飛び込んだのを目撃して後を追うのですが、そこで報道カメラマンの遺体を発見しました。

カメラマンのビデオは新聞の見出しに使われてしまい、州知事は州兵を派遣して虎を退治させることにしました。
いよいよ軍が突入し始めるのですが、グレイディはロイを見かけて声を掛けます。
ロイの家は貧しく、学校にも行っていない上に電話もTVも無いのでこの騒動を知らなかったので、グレイディはロイを車で送ることにしました。
グレイディはロイのママに「虎が居るから子供外に出さないでね」と注意して去ったのですが、ママはロイに「虎なんてお前の空想でしょ。ここは神の国で安全なのよ」とロイを外に出しました。
このママヤバいんです。

軍が来たことを聞いたロイは森に飛び込み「皆がお前を殺しに来るから逃げるんだ」と姿の見えない虎に向かって知らせます。
一方、コーン&リンゴ祭りは大盛況で通りには人が溢れていました。
グレイディは軍が来たもののウィンシャイザー軍曹(アレクス・ポーノヴィッチ)以下六名であることに不安を感じました。
さて作戦が開始されたのですが、立入禁止区域にテントが建っており、グレイディが追い出そうとすると中にはジム・グラハム大佐(イアン・D・クラーク)という英国人のおじさんが紅茶を飲んでいました。

ジムは自称虎狩り名人だという面倒くさいおじさんで、「州兵がしくじったら俺が虎倒すよ」的なことをのたまっていました。
そして州兵は森に入ったものの音もなく兵士が一人攫われてしまい、ジムが「それ見たことか!」とドヤ顔で登場し、虎の行動を読んで攫われた兵士の遺体の所まで案内しました。
ウィンシャイザーは「ウザい、つまみ出せ」と言うのですが、グレイディは「この英国おじさん本物では?」と感じ、ジムと同行することしました。
ジムは帽子に虎の尻尾みたいの巻いてます。動物愛護の人から怒られそうです。

ジムは過去に息子を食われてから虎狩りに目覚めたそうで、単独行動の方がいいとグレイディは同行を断られてしまいました。
一方、ロイはママが勤務する雑貨屋に迎えに行った際に「虎が人殺しまくり」というニュースを見たので、その帰り道、ママに「TVニュースはほんとなの?」と尋ねるのですが、電波なママは「TVで言うことは全部嘘」とか完全否定しました。
その後、州兵はやられまくり、シャロンは道端付近に倒れていた兵士を発見し、通報したのですが、その際に相棒もやられていました。
グレイディは事務所から「その後シャロンと連絡が取れない」という報告を受け、出動しました。
これで10人位やられたでしょうか?

感想

これはイマイチです。
人喰い虎が暴れる話なのですが、全然虎出てきません。
事後の犠牲者が出て来てワーワー騒ぐという話です。
虎と少年の心の交流のようなものが含まれているのですが、何だか本当に交流しているのか良く分からず、交流の方法も不明でした。
テンポがイマイチに感じられ、盛り上がるポイントも余り無いです。
単調で地味な印象で退屈でした。

ジャケだとビルを背景に虎がパトカー踏んでますが、こんなのは出て来ないです。
田舎町の風景ばかりで、日本でも海沿いの町だと両側藪の細い舗装路をよく見かけませんか?
そんな道路の風景ばかりでした。

虎狩りの専門家や軍が出動するのですが、この人達は役に立ちませんでした。
結末は妖怪サトリと木こりの話みたいで、ポカーンとしました。

良い点は虎がデカい猫みたいで可愛かった所でしょうか?
虎とライオンは手がデカい所が可愛く感じます。
訓練された虎を使っているようで、最後の方はきちんと姿が出て来て良かったです。
猫科の猛獣は大好きなのですが、やっぱり実物を動物園で見ると仲良くなれないと感じます。
食物連鎖の頂点!という感じですが、姿はやはいデカい猫だという。

ラストまでのあらすじ

周囲を見回っていたジムはロイの家の前でいつも虎が寝ていると気付き、ロイと話をしたことで彼が虎と不思議な交流をしているのではないかと想定しました。
ロイに「虎を殺すの?」と聞かれたジムは仕方なく、「虎は美しいだけでは無く、危険なんだ」と説明し「殺す」と答えました。
その後、ジムは放心しているシャロンと話していたグレイディ達に合流し、兵士は車を出た所で襲われたのだろうと推測します。
襲われたシャロンの相棒エズラは市長の息子だったので、ようやく市長も虎退治の重要性に気付きました。

実はジムはインドに居た際に200人殺した虎の退治に失敗し、政府に恥をかかせたという理由で国を追われており、今回の件は雪辱戦でもあったようです。
その夜、ロイは虎がジムを襲う夢を見て驚き、ジムのテントに飛び込んだのですが、ジムは無事で、ママのいる雑貨屋まで送ってくれることになりました。
しかしママは店を出た所で虎に襲われて連れ去られ、ジムはロイの手を引いて店に飛び込みました。
これが唯一の虎が人を襲うシーンなのですが、ロイが居なかったらジムは虎を仕留められたと思います。

店内に現れた虎にジムはあっさりやられてしまい、雑貨屋に侵入者ありと通報を受けたグレイディが駆けつけ、虎に出会ったので店に飛び込みます。
グレイディはロイと合流したのですが、虎に追われて発砲した弾がガソリンスタンドに命中し、虎は巻き添えで爆死しました。
そこに生きていたジムが合流し、その後彼は帰国することになりました。
子宝に恵まれなかったグレイディはロイを養子として引き取ることになりました。

エンドロールで終了です。

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