やたら交尾したがります スピーシー・オブ・コブラ

スピーシー・オブ・コブラ

蛇姫降臨

制作年 2010年
制作国 インド/アメリカ
監督 ジェニファー・リンチ
脚本 ジェニファー・リンチ
上映時間 94分
出演
マリカ・シェラワット
イルファン・カーン
ジェフ・ドーセット

だいたいのあらすじ

インドではコブラに姿を変えるナギンという女神が居たそうで、彼女はナグマニという命の玉を持っていました。

ステイツ(ジェフ・ドーセット)は脳腫瘍で余命僅かだったので、ナギンの持つ命の玉を奪おうとインドのジャングルに来ていました。
雄のコブラを捕らえてナギンをおびき寄せ、蛇使いの笛で無力化して捕らえ、玉を奪って延命しようというのが彼の狙いでした。
上手いこと交尾中のコブラのつがいを見付け、反対するガイドを一名殺害して脅し、雄を捕まえさせましたが、なぜかコブラを捕らえたガイドは「メスが報復に来る」と言って自殺してしまいました。

3月になり、ホーリー祭りが始まったのですが、警察官のグプタ(イルファン・カーン)の妻マヤ(ディヴィヤ・ダッタ)は流産してしまい、ショックを受けていました。
一方、ジャングルの奥では雌コブラから脱皮してナギン(マリカ・シェラワット)が誕生していました。
彼女はワニの卵を丸呑みして栄養補給し、水浴びしていた若い女性の服をこっそりと盗んで人里を目指していました。
ナギンは川を泳ぎ、皆が通りで色付きの水をかけ合っているホーリー祭りに紛れ込みました。
インド映画なので、ここで踊りが始まります。

祭りに参加していた蛇使いのおじさんはナギンを見て、「ヤバいナギンだ!」と気付いて逃げ出したのですが、悪い男二人組がナギンを家に連れ込んでレイプしようとします。
怯えていた彼女ですが、その内に蛇革の蛇女に変身した後に巨大コブラになって男の一人を噛み殺し、もう一人を丸呑みにしてしまいました。
彼女は全裸で木の根元に居たので警察に保護され、グプタはマヤが勤務する女性シェルターにナギンを預かってもらうことにします。
ナギンは言葉が喋れないようなのですが、行方不明のガイドの写真を警察署の掲示板で発見して入手していました。

グプタは昨日、ナギンが殺害した男性二人組の殺害現場を捜査します。
死体の一つは異常に膨れ上がり、もう一つは何かに丸呑みされて吐き出されたようで、グプタは頭を抱えます。
その夜、シェルターに逃げ込んできた女性が男にレイプされそうになっていたのですが、ナギンが男に襲い掛かりました。
一方、地下の施設で雄コブラに電流を流す等の拷問をしていたステイツは手下の一人からナギン発見情報を得ました。
情報提供者はあの蛇使いだったのですが、彼はボ拷問されている雄コブラを見て「もうおしまいだー。皆ナギンに殺されるー」と怯えて逃げ出していました。

ナギンは夜な夜な付近に出没しては家族にDVする男を殺害して世直しをしていました。
お陰でグプタ達は大忙しで、どの遺体からもコブラの毒が検出され、ある遺体からはコブラ1000匹分に匹敵するような毒が出て来たということでした。
グプタの恩師の甥だという部下は「超自然的な事件だと思う」と言っていましたが、現実的なグプタは殺人鬼の仕業だろうと考えていました。
しかしその後、女性シェルターの事件の捜査に訪れたグプタ達は悪を成敗している大蛇が居るという証言を得ます。
また、ナギンは昨夜の内に彼女を信奉する僧侶達により、神殿に移り住んでいました。

世間ではナギンの噂が広まり、ちょっとしたナギンブームが起こり、マヤの母も一日中放映されるナギンに関するニュースに齧りついていたのですが、伝説に詳しい男によれば今回の事件はナギンの恋人を誰かが攫ったのでナギンはそれに怒っているのではないかということでした。
その後、ナギンは雄コブラの事を何か知っているのではないかと考えたのか、蛇使いに接近し、彼は「ナギンだー」と動揺しまくって刃物を振り回しながら町を走り回ったので、グプタ達にも追われます。
ナギンは蛇使いを後一歩で捕まえられそうだったのですが、彼は車に轢かれて死亡してしまいました。

感想

これは普通です。軽く珍作です。
ナギンという蛇女神が攫われた恋人を求めて頑張る話です。
Hなのを期待するとそうでも無くて、ホラー展開も殆ど無いという映画です。
裸身は出ますが胸は出ず、ジャンルはファンタジーに近いと思います。
お話はナギンのメイン話以外のマヤ出産とか必要だったのか疑問です。
テンポもあまり良くない印象で、ナギンがぐずぐずしているように見えます。

レイプ大国インドらしくレイプ事案が作中にも多々見られ、ナギンが成敗してますので、もしかすると女性保護とかそういう面もあるのかも。
片や出産等にこだわってる半面で悪人はさっくりと殺されるので、その辺のテーマは良く分かりませんでした。

ナギン神様なんだから、さっさと恋人見つけられそうなのですが、そうもいかないみたいです。
彼女の詳しい設定は説明ないのですが、どうやら人語は解さないようで、近づいた人物の心を読み取ることができるみたいです。
なので、実際にステイツを知ってる人物に近付かないと雄コブラが発見できなかったということのようです。
彼女は高い所で寝るのが好きみたいで、夜は木の枝とかでスッポンポンで寝ます。
これは良く分からなかったのですが、もしかすると夜目が利かないという設定なのかもしれません。
暗視スコープを着けたステイツが部屋を暗くして「どうだ見えないだろう!」とナギンに言ってるシーンがありました。

ステイツに関してはなんでこんなにまどろっこしい事をするのか意味不明でした。
最初に出会った雌コブラがナギンだったなら、その場で捕まえておけばいいのにと思いました。

演出は蛇使い追跡シーン等がスピーディーな感じで良かったです。
ナギンの変身シーンもなかなか面白くて、いきなり変身工程を見せてくれるのも思い切った感じで良かったと思います。
若干、CGの違和感はありますが、そんなのは仕方ないと思います。
インド映画なので突然歌と踊りが始まるのかと思いきや、そういうシーンは祭りのシーンの踊りだけで、それも必然的なシーンだったと思います。
普段、インド映画を観ていない私からするとインドの町中やら珍しい映像が見られましたが、若干不衛生な感じが…

ナギンの人は美人で神々しい感じやらクリーチャーっぽい動きやら頑張っていました。
他の人は印象薄いです。
グプタはカレー屋さんの店員さんに居そうで、笑顔でチキンとかサービスしてくれそう。

ラストまでのあらすじ

倒れた蛇使いの下に追いついたグプタは周囲の野次馬の中に黒ヴェールで顔を隠したナギンの姿を一瞬目撃したのですが、次に見た時には彼女は消えていました。
その深夜、認知症気味のマヤの母は予知夢を見たらしくグプタを叩き起こし、「この近くにナギンの恋人を地下室に攫った脳腫瘍の悪い男が居て、グプタがそれを見付けて解決する」と話しました。
普段からナギンが大好きなこの母は「マヤに子宝が授かりますように」と祈っていたのですが、彼女の見た夢は驚くほどステイツの特徴や行動と一致していました。

母は最後に「火葬場の近くの工場に行き、私を火葬しなさい」と気になることを言っていたのですが、翌朝彼女は死亡していました。
一方、雄コブラはステイツの激しい拷問で瀕死になり、ピクリとも動かなくなりました。
ステイツはその件で部下に当たり散らし、銃で脅して「お前が囮になれ」と追い出し、それを見ていた他の部下はステイツを裏切ろうとするのですが、彼は部下の一人を射殺して見せしめにし、反乱を防ぎました。
そしてステイツ達が騒ぎを起こしている間に雄コブラは監禁されている水槽から逃亡していました。

ナギンは雄コブラのピンチを検知し、追い出されたステイツの部下に接触して居場所を特定しました。
彼女はステイツのアジトに迫り、入り口付近にいた部下を始末しました。
一方、グプタは昨夜の義母の話に因縁を感じ、部下と共に火葬場の近くの工場に向かうことにしました。
ナギンはステイツが上に行っている間に地下に潜入し、瀕死の雄コブラを発見してショックを受け、身体にコブラを巻きつけてHなことをしていました。

その後、地下に戻ったステイツが照明を落としてから雄コブラを捕まえ、ナギンを罠に誘導して網で捕獲しました。
ステイツは網で宙吊りになったナギンの肩に発砲し、「ナグマニを寄越せ」と脅します。
そこに銃声を聞いたグプタ達が飛び込んできたのでステイツはグプタ部下・ナヴィーンの腹を撃ち、グプタが反撃してステイツを取り押さえます。
ナヴィーンがステイツを取り押さえている間にグプタがナギンを解放したのですが、ステイツが悪あがきをしてナヴィーンにまた発砲しました。

怒りのグプタはステイツをボコボコにして倒したのですが、ナヴィーンは死亡してしまいました。
雄コブラが死んだので怒りのナギンはステイツをグプタから奪い、雄コブラが入っていた水槽に投げ込み、通電ビリビリにしました。
そしてナギンは雄コブラの死骸を抱いて出て行きました。
グプタはステイツを通電ビリビリのまま放置し、警察にも知らせませんでした。

その後、マヤは無事に出産し、ナギンも森の奥で沢山産んだ卵を孵化させていました。

エンドロールで終了です。

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