ヘンな人形館 人形霊

人形霊

捨てないで

制作年 2004年
制作国 韓国
監督 チョン・ヨンギ
脚本 チョン・ヨンギ
上映時間 89分
出演
イム・ウンギョン
キム・ユミ
オク・ジヨン

だいたいのあらすじ

昔、ある男が自分の好きな女性に似せて人形を作ったのですが、女性は殺害されてしまい、男は私刑の末埋められました。
どうやら誰かが女性を殺したようなのですが、その後男を愛していた人形は男の埋められた所にずっとと佇んでいたということでした。

彫刻家のヘミ(キム・ユミ)は山奥の美術館に招かれ、ジープで山道を移動中にモデルだというテスン(シム・ヒョンタク)を拾いました。
元聖堂だという美術館に到着し、入り口で出会った写真家のジョンギ(イム・ヒョンジュン)に写真を写して貰ったのですが、彼女の背後には赤いワンピースを着た女性が写っていました。
服装がちびまる○ちゃんに似てますね。
他にはダサい服装のJKソニョン(イ・ガヨン)と人形を抱いた暗い小説家ヨンハ(オク・ジヨン)が招かれていました。

その後館内に入って館長のジファン(チョン・ホジン)と簡単な自己紹介をしたのですが、テスンは招かれておらず飛び入り参加だったそうです。
ヘミ達は人形のモデルとして呼ばれたのだそうで、今後は写真撮影を行うのだそうです。
館内には仕切りのあるガラスケースに飾られた西洋人形風の人形が沢山展示してあったのですが、これらの人形もヘミ達同様に招待された人々をモデルに、車椅子の人形師ジェウォン(キム・ボヨン)が制作したものだということです。
ジェウォンはテソンの参加も認めてくれました。

ヘミ達は二階の個室を割り当てられて滞在ということになりましたが、携帯は圏外で通じませんでした。
皆の部屋には不気味な人形が一体ずつ置かれており、ヘミの部屋の人形は鏡をテロップのように構えていました。
凄くリアル!とか言ってますが劣化したマネキンにしか見えませんでした。
その後、ジョンギが皆の写真撮影をしたのですが、電波のヨンハは急に頭を抱えて倒れてしまいました。
ヨンハは直ぐ気が付いたものの発狂したように取り乱していたのですが、その様子を冷ややかに見ていた人形師は彼女が首を吊る様子をスケッチしていました。

テソンはその騒ぎのどさくさに紛れて館長室に侵入してファイルを物色していたのですが、今回の参加者の隠し撮り写真や細かい個人情報が記載されていました。
部屋に館長が戻って来たので、テソンがクローゼットに隠れると中にあった人形に肩を掴まれて館長に発見されてしまいましたが、何も盗ってないと取り繕って見逃して貰いました。
館長には何か秘密があるようで、地下の一室に両手を鎖で拘束された男(ナム・ミョンニョル)を監禁しており、今回の参会者の写真を洗濯バサミに挟んでぶら下げていました。
そしてその部屋にあの赤ワンピ少女(イム・ウンギョン)が入って来てヘミの写真を手に取っていたのですが、拘束男は少女の事をミナと呼んでいました。

ヘミは美術館の庭でミナと出会って自己紹介したのですが、ヘミが近くにいたテソンに声を掛けるとミナは姿を消しました。
そしてヘミは人形師に呼ばれて作業室に入るのですが、そこにはミナの人形があり、ミナとはさっき会ったと言ったヘミに人形師は「ミナは昔からあなたを知っていて名前を言えば私のことを思い出すと言っていた」と不気味な様子で語りました。
ヨンハは発狂してヘミに襲い掛かり髪の毛を掴んで引き摺りまわし、皆が止めに入ると「あたしの人形をあの女が壊した」と絶叫しており、近くにはバラバラになった人形が転がっていました。
更にヘミの部屋は荷物がぶちまけられて荒らされていました。

ジョンギによればヨンハの人形は生霊を殺すやり方で壊されていたそうで、目を潰して首を切断すると目から移動する生霊は移動できずに死ぬそうです。
彼によれば人形は持ち主に復讐するそうで、この美術館の界隈では昔人形の生霊に祟られた村落があったということです。
そして今回の参加者は全員の本籍地がこの界隈だったと判明しました。
一方、部屋にいたヨンハは何者かに襲われ、天井の人形から首を吊って死亡していました。
また、ヘミは庭でミナを発見して近づき、「どうして私のことを覚えてないの」と訴えられたのですがミナの手は血まみれで、林に走り去ったミナを追ったヘミは崖から転落して背中を打ち、気絶しました。

館長はヨンハが死亡した件を警察に通報し、ソニョンは「家に帰りたい」と泣きわめきました。
ここには館長と人形師の他に家事手伝いをしている夫婦が来るそうで、ミナはその娘だということでした。
今度はソニョンがトイレの個室で人形に身体を折り曲げられて死亡し、それを目撃したジョンギは車で逃げ出しました。
ジョンギは人形の妨害を受けて事故り、人形に絞殺され、テソンがそれを発見しました。
ヘミは子供の頃人形を捨てた際の夢を見てから息を吹き返し、ダッシュで美術館に戻って母に電話で確認し、ミナの正体は子供の頃持っていた人形だと悟りました。

ミナが「思い出してくれたのね」と駆け寄って来たのですが、怖くなったヘミは美術館から逃走しようとし、そこに戻って来たテソンが彼女を逮捕しました。
テソンの正体は刑事でこの付近で美術館職員の遺体が発見されたので捜査に来ていたのですが、ジョンギの撮影したソニョンの写真にはヘミがソニョンを絞殺する様子が写されていたので彼女を逮捕したのでした。
そこに人形師が現れてヘミは犯人ではないと断言し、写真をもう一度見るように促すので、もう一度写真を確認するとソニョンを殺害していたのはミナでした。
そして彼女は60年前に起きた忌まわしい事件について語り始めました。

感想

これはイマイチです。
人形にまつわる話ということなのですが、始まってすぐにこの美術館はヤバいということが分かります。
見せ方の所為か、個人的な好みか分かりませんが、イマイチこの時点で興味を惹かれないのです。
やたらと泣かせようとしているようなのですが、ノレないのでついていけないという。
映画でやる内容では無く、ドラマの怖い話シリーズで30分位でやる内容だと思いました。
退屈なので、昨日食べた煮込みラーメン美味しかったな、今日の夜も食べようかな等とどうでもいい事を考えてしまいました。

映像はなかなか雰囲気があって良いのですが、演出は古いです。
カメラグルグルとか上からのショットとかヒッチコックさんかよ!と思いました。
後、五月蠅いです。いるの分かってますから、お願いだから静かにしてくださいって思いました。

時間の流れも人によって違うみたいで、えっ?今まで何してたの?ってシーンが多すぎです。
殺されるだけの役の人以外は皆、異常に頑丈で人間とは思えません。
キャラクター設定もイマイチで、職業と紐づいてたのはカメラマンだけで、ヨンハが電波である必要も無かったです。
ヨンハの人形も「生霊の殺し方」しか役に立っておらず、人形を破壊された理由も不明です。
ミナが美術館にいた理由や、人形師が車椅子の理由、この美術館は結局何なの?と言う点、色々分かりません。

出てくる人形も西洋人形なので、独自文化があんまり無い国なんだなあと思いました。
ちなみに美術館も西洋風の建物です。

ミナが服装残念ですが可愛かったのと、ヨンハは電波ですが美人だったような気がしました。

ラストまでのあらすじ

人形師が語ったのは冒頭の人形と男の話で、その後人形は男をリンチした連中に復讐を誓ったそうです。
そして人形師と地下の男が山中の人形を発見し、復讐に力を貸すことになったそうです。
その四人の子孫というのが今回正式に招待されたヘミ達で、職員の事件でここに誘い込まれたテソンこそが60年前
に女性を殺した真犯人の孫だったということでした。
それにしてもこの人形師ノリノリである。

テソンはバカバカしいと人形師の肩を掴んだのですが、彼女の首は180度回転し、ヘミ達に呪いの言葉を吐いて去りました。
彼は手錠の鍵を部屋に忘れたそうで、ヘミに拳銃を渡して取りに走りました。
ヘミの前にはミナが現れたので反射的に発砲するヘミでしたが、ミナは平然としており「殺さない。あなたは助けるから」と告げて去りました。
結局テソンはワイヤーで首を吊られて死亡し、ヘミは石鹸を手首に塗ると言う訳の分からない技で手錠から手を抜きました。

テソンはやけに長生きで、ずっと天井から吊られているのにもがいており、ワイヤーはミナが引っ張っていました。
それを目撃したヘミは人形師の所にあるミナの人形の首を斧で斬ろうとし、それに気付いたミナはワイヤーを引くのを止めました。
斧を振り下ろしたヘミでしたが、ミナ人形はミナに奪還され「そんなに私が嫌いなの」とミナは泣きます。
どうやらミナは人形師達にヘミを助けるという条件で殺人を犯していたようですが、ヘミが「怖い、あんたなんか嫌い」と逃げ去ると、ミナは赤目になってしまいました。

実は人形師は60年前の人形に憑依されており、地下の男はその夫、館長は人形師の兄でした。
館長は人形師の身体を返してもらうという条件で協力していたのですが、地下の男は人形師でミナの作者でした。
この男が作る人形には霊が宿るらしく、60年前人形は彼にリンチ死した男の人形を作らせようと目論んでいました。
唯一正気だった地下の男は隙を見て館長を拘束し、地下から脱出しました。

ヘミはテスンを連れて逃げようとしていたのですが、テスンは白塗りになって衣装も変わったミナに手刀で腹を破られて死亡しました。
ということでヘミはなぜか上の階に逃げ出し、ミナに追い詰められて首絞めされます。
ヘミは「お前は私に取ってどうでもいい存在だ!好きにしろ!」と叫び、ミナはヘミの心臓を抉り出そうとします。
しかしヘミの腕の傷を見てミナは動きを止めますが、それは車道でまま事をしていたヘミがバイクに轢かれそうになった際に自分を庇った際に負った傷でした。
どう考えても車道に敷物して遊んでいるヘミが頭おかCです。

ミナは衣装と顔が元に戻ったのですが、そこにミナ人形を人質に人形師が現れました。
そしてミナがヘミを庇うと人形師はミナ人形の目を突いて首を切断してミナを消します。
人形師はヘミの首を絞めるのですが、そこに地下の男が現れて彼女を射殺しました。
そして怒りの館長が地下の男に襲い掛かり、二人は下の階に落下しました。
全員サイボーグだったのかどうかは知りませんが、落下した二人は元気にプロレスを始め、人形師ははひくひくしています。

しょっぱい戦いは館長が制し、人形師はズリズリとヘミに襲い掛かったのですが返り討ちに遭いました。
と思ったら館長の背中にも斧が刺さっており、地下の男は無事でした。
人形師は最期に人間の意識を取り戻し、地下の男に「ありがとう」と言って息絶えました。
そして二人は人形を燃やし、ヘミは「悪いのは人間?人形?」と呟きました。

ヘミは幼少期にミナ人形を路上にポイしていたのでした。

エンドロールで終了です。

誰が悪いとか言われても困ります。
特典映像には日本の寺院による人形供養の様子、インタビューや削除シーンが入ってました。
人形供養だけ少し見ました。
ミナ人形の恰好した人達がミナの人と一緒に人形供養の様子を見て、ミナの人がインタビュー受けてました。

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