綺麗な牙一族みたいなのいます HELL

HELL

現在から4年後 我々の世界は もう地球にはない

制作年 2011年
制作国 ドイツ/スイス
監督 ティム・フェールバウム
脚本 ティム・フェールバウム/トーマス・ヴェープケ/オリヴァー・カール
上映時間 99分
出演
ハンナー・ヘルツシュプルンク
ラース・アイディンガー
スタイプ・エルツェッグ

だいたいのあらすじ

2016年 地球の気温は4年間で10度上昇し、水と食料が渇望して文明が崩壊、秩序の無い世界となっていました。
どこかの山中では山賊のような連中にカップルの女性が拉致されていました。

マリー(ハンナー・ヘルツシュプルンク)は妹のレオニー(リサ・ヴィカリ)と共にフィリップ(ラース・アイディンガー)の車に同乗し、僅かなガソリンを補給しながら山岳地帯に向かっていました。
外はアチアチで紫外線を防ぐためマスクやゴーグル着用だったり、水はトイレ等から僅かに集めたりとなかなか大変なのです。
また、道路の脇にはどこかの砂漠のように動物の白骨化した死骸がゴロゴロと転がっていました。
道中立ち寄った廃スタンドではトム(スタイプ・エルツェッグ)と争いになったのですが、彼は強盗では無くガソリンと物資を取引したいだけでした。

トムは自動車の整備が出来たりと有能だったので、フィリップは彼を仲間にすることにしました。
得体の知れないトムを警戒するマリー姉妹でしたが、彼は車に積んであったNenaのヒット曲をノリノリで聴いていたりと普通の人物のようです。
腋毛で有名な人ですね。わかります。
暫く砂埃が舞う道路を流していた所、前方に突然木製のバリケードが現れたので、大人三人で押してレオニーに車で引っ張らせることにしました。
無事に撤去出来たのですが、付近にはバリケードは避けようとして転落した車があったので、「内か役に立つ物あるかも」と男二人が調べに行くことにしました。

下の車にはまだガソリンが残っており、空のタンクを運ぶように指示されたマリーはレオニーを車に残して下に向かいました。
尚、この環境で姉妹が普通に生きていくのは困難なので、マリーは仕方なくフィリップに身を寄せているのですが、レオニーはそれが面白く無いようでした。
マリーが崖下に到着したと同時に車の窓ガラスをブチ破って何者かが侵入し、急いで崖を上がったマリーは足を滑らせて転落し、気を失いました。

マリーは直ぐ息を吹き返したのですが、レオニーは車ごと連れ去られており、トムが鉄塔に登って確認すると3㎞先の山岳部に煙が上がっているのが見えました。
一行はそこが怪しいと考えて3㎞先に向かうことになりました。
そこでは山賊っぽい連中が焚火をしていたのですが、車もありレオニーも居ました!
そして他に捕まっていた男が逃げ出したので山賊はそれを追って行って手隙になったので、トムが火炎瓶を作り隙を見てレオニーを奪還しよう!ということになりました。
トム有能です。

まずはマリーが車に乗って直結してエンジンを駆けることになり、トムは火炎瓶を投げてレオニーに近付いたのですが連中に捕まってしまいました。
フィリップは二人を見捨てて車に飛び乗り、マリーに早く出せと命じ、彼女は仕方なく車を出しました。
ひとまず山賊は振り切ったものの、フィリップは鉄の鎖だから無理だった等の言い訳しかせず、マリーは今までのレオニーとの苦労を思い出しつつ、見捨てるもんか!と荷物を纏めてレオニー救出に向かいます。
マリーはレオニーのために色々我慢してたのです。
それはそうと相手は牙一族風でケマダとか居そうでしたが、大丈夫でしょうか?

ひとまずマリーは廃トンネルに連中の痕跡を発見したのですが、反省したのかフィリップが「一緒に居て」と追いついて来たので、レオニーを救うことを条件に彼を同行させました。
マリーは自暴自棄になったのか貴重なガソリンをガンガン使って松明を作り、トンネル内を進み、横穴で自転車やら装備をゲットしました。
そして無線が入ったので、近くにいる!と判断したのですが、フィリップは先ほどの逃走の際に負傷した脚が壊死しかかっており、同行は無理でした。
もう朝になってしまったので、マリーは全身を覆って一人で出発しました。

マリーは灼熱地獄を歩くうちに力尽き、一時の休息を求めたのか道中で発見した教会に入ってバッタリ倒れます。
するとそこに怪しい老婆エリザベート(アンゲラ・ヴィンクラー)が現れ、マリーを死体と勘違いして荷物を盗もうとしたので彼女は慌てて飛び起きました。
エリザベートはマリーが生きていると知って水を与え、マリーは妹捜しの事情を説明しました。
彼女は付近で農場を営んでいるらしく水だけはそこそこあるそうで、息子にも手伝わせるから夜捜しに行くことにして農場で休んで行けば?と提案されました。
怪し過ぎだと思います。

マリーは一刻も早くレオニーを救い出したかったのですが、水無しではまた倒れてしまうので、エリザベートに従うことにしました。
エリザベートの農場ではもう何も採れないそうですが、他にも同居している家族が居り、共同生活を送っていました。
マリーは「夕方起こすから休みなさい」と部屋をあてがわれ、フィリップの件を伝えると「息子に迎えに行かせる」とエリザベートは約束してくれました。

感想

これは普通です。
世紀末な世界で蛮族に妹拉致されちゃってどうしよう!という内容です。
これエメリッヒさんの制作なんですけど、中身の無さと素敵映像は伝達指導されたみたいです。
内容は地味で「凄いもの見た!」って感じがしないのは予算と実力の差でしょうか?
でもツッコミどころは満載ですが、つまらなくはないと思います。
テンポもそんなに悪くないと思いましたが、展開はゴリゴリです。

ただ、展開がそっちかよ!って感じで、スリラーっぽいなあと観始めたのですが、ホラー系でした。
ロードムービーかと思ったら悪魔の生贄でした!ってパターンで、ちょっとフロンティアに似てる気がします。
折角の灼熱設定なのですが、その辺が全然関係ない方向に行くのが残念です。
後半の展開も忙しすぎて、ポカーンという感じになりました。
スリリングな展開も少しはあったりして演出はそんなに悪くなかったのでちょっと残念です。
セピアがかったような謎の色の映像も悪くなかった気がします。

牙一族は嘘ですけど綺麗な牙一族は出てました。
後、皆さんマミヤの村の村人程度には服装が汚かったです。
マリーの人も美人なのですが、ドイツ女優とか馴染みが無い所為か無名感が強くいい味出してました。
フィリップは残念男のままでしたが、トムはなかなか格好良かったです。

ラストまでのあらすじ

その後無線が鳴ったのですが、なんとレオニーが持っていた筈の無線は同居していたガキが所持していました。
そして窓から外を見ると男が捕虜として山賊団に連行されていました。
マリーがヤバいと気付いた時にはドアは施錠されて監禁状態で、
エリザベートが牙大王だったみたいです。
そしてエリザベートがマリーの部屋に来て「妹は大丈夫だ。お前と同じく農家の嫁になる」ととんでもないことを言い出しました。

エリザベートが「この後食事だからねー」と連れて来たので、マリーはようやくレオニーと再会したのですが、トムは小屋に入れられているということでした。
二人は窓を壊したりして全力で逃げる努力をしましたが、バッグを外に投げた所で息子が入って来ました。
ひとまずレオニーをベッドに寝かせて応対したのですが、息子は「君は教会で拾ったから神の授かりものらしいYO」とかのたまって早速Hなことをしようとします。
DTかな?牙一族とか決めつけてましたが、頭おかC農夫でした。

マリーはテキトーにチュッチュだけして油断させ、釘の付いた板切れで殴りつけたのですが、逆上した息子に床に押さえつけられてしまいました。
そこで今まで役立たずだったレオニーが壺で息子を殴りつけてKOし、マリーを救出しました。
マリーはシーツを使い、レオニーを下に降ろすとバッグを持って森に隠れるように指示しました。
その時、夕食の鐘が鳴ってしまったのでマリーは息子を放置して食堂へ行き、エリザベスはマリーが渡したワンピを着ているのを見て「あら可愛い」と大喜びです。
マリーは行動がバイオの主人公みたいですが、潜入捜査依頼されてるわけでも無く、戦闘スキルも無いので逃げた方がいいと思います。

食堂には汚いおっさんやガキが座っていたのですが、この強盗団が食べているものは人肉でした。
こんなの食えるか!と皿をひっくり返して逃走したのですが、戻って来た息子に捕まって殴られ、マリーはメタルばりの凄いシャウトをして気絶しました。
マリーが息を吹き返すと手足を結束バンドで拘束されて肉の処理場のような所に寝かされており、フィリップがレザーフェイスみたいな恰好したおっさんに屠殺銃を撃たれて殺害されていました。
都合よく付近には自分のデニムがあったので、マリーはポッケからナイフを出して拘束を解き、窓から脱走しました。

外はすっかり明るくなっており、マリーは小屋に突撃してトムや捕虜の人達を開放し、一斉に脱走しました。
凄い薄着ですが大丈夫でしょうか?それはそうとして人数居るので反乱起こした方が良かったのでは?
盗賊団も手に手に武器を持って追跡し、網やチェーンを投げて脱走者を捕らえようとし、トムは手にしたスコップで一味を何人か倒します。
しかしレオニーはエリザベート達に捕まっており、エリザベートに「お前は役立たずだが妹は頂く」的な事を言われたマリーはブチ切れ、彼女の腹にナイフを深々と刺して殺害しました。
息子がナタを手に走ってきたのですが、彼はBBAの死を知って放心していたので、マリーはその隙にレオニーを連れて逃げました。

マリー達はトムと合流して付近の洞くつで水分補給を行いました。
彼等の行く先には鳥の群れが飛んでおり、どうやらその先には更なる水場があるようでした。

エンドロールで終了です。

希望に満ちたエンドでしたね!
でもこんなんでいいのでしょうか?
水場に行ったらサウザーの部下みたいなヤバいの居るかも。

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