お祖母ちゃん達がおかCです ヴィジット

ヴィジット

お祖母ちゃんの家に行ったらひどい目に遭う話

制作年 2015年
制作国 アメリカ
監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
上映時間 94分
出演
オリビア・デヨング
エド・オクセンボールド
キャスリン・ハーン

だいたいのあらすじ

15歳のベッカ(オリビア・デヨング)のママ・ロレッタ(キャスリン・ハーン)はシングルマザーなのですが、19歳の時に駆け落ちぢ同然に家を出て結婚するのですが、夫のコリンは他の女と逃げたそうです。
ロレッタは実家には全く連絡を取らずにいたのですが、ベッカの祖父母はロレッタのことを知り、1週間孫を預けてくれないかとお願いしてきたそうです。
ベッカはそれを聞き、弟のタイラー(エド・オクセンボールド)と共に祖祖母の実家を訪ねることにし、どうせなら記録映画風にしてやろうとカメラを回すのでした。
一応、POV形式を取っていて、ベッカかタイラーがカメラを回していますが、固定カメラの映像も含まれてます。
ということでロレッタに駅まで送って貰い、姉弟は列車に乗りました。
このママは何だか陽気で笑ってしまうのです。

ロレッタには恋人がいるそうで、姉弟を送り出した後にカリブ海に旅行に行くそうです。
祖父母はペンシルベニア州のメイソンビルという所に住んでいるそうで、「どういう人達なんだろうねー」と姉妹は話し合っていました。
タイラーは異常な潔癖症でヒップポップ好きなようで、芸名をTダイヤモンドと名乗り、暇な車掌と絡んで遊んでいます。
「私のワガママの音じゃ無いねん!裁判を前提とした抗議の音!絶対負けないで戦うよ!」とかいうジャンルですね。スミマセン、ラップみたいです。
ということで姉弟はまだあちこちに雪の残るメイソンビルの駅に到着しました。

月曜日の朝

姉弟が駅を降りると優しそうな祖母のマリア(ディアナ・デュナガン)と祖父のフレドリック(ピーター・マクロビー)が迎えに来てくれていました。
祖父母は農家の傍ら、カウンセラーを行っているそうで、マリアは料理が上手なようです。
そして古いけれど、立派な家に到着し、タイラーは早速ライムを披露して、祖父母に大受けしました。
どうやら携帯は通じないようで、フレドリックは姉弟に「地下に入っちゃダメ、汚いからね」と念押ししていました。
姉弟は家の周辺で撮影したりして一日を過ごしましたが、ここは田舎なので寝るのは早いらしくフレドリックから「私達は21時半には就寝するよー」と言われてしまいます。
そんなことを言われても眠れる訳は無く、ベッカは22時半頃にキッチンからクッキーを取ろうと撮影しながら階下に向かうのですが、なぜかマリアが噴水のように嘔吐しながら歩き回っているのを目撃して逃げ帰りました。
マーライオンみたいでした。関係ないですが、マーライオンは初めて見た時ガッカリしました。

火曜日の朝

タイラーは朝から俺の上げた動画は347回も再生されたんだぜーとマリアに自慢していましたが、ベッカは昨夜の祖母の様子が気になっていたので、雪が降る中を薪割り等の農作業をしているフレドリックに聞いた所、「昨夜はお腹の風邪だったけど、もう元気になったから」ということでした。
その後、姉弟は床下で隠れんぼをしていたのですが、何汚前触れも無くマリアがターボばばあのように四つん這いで超高速で追い掛けて来ました。
姉弟はあまりの恐ろしさに床下から這い出すのですが、どうやら悪戯だったようで、マリアは笑っていました。
でもなぜかマリアはノーパンのようで、破れたスカートからお尻が見えていました。
爆笑してしまいましたが、脈絡も無く登場した時はガチで怖かったです。尋常では無い移動速度でした。

その後、サムという眼鏡の医師が訪ねて来たのでベッカが応対すると「フレドリックが先日、相談員のボランティアを無断欠席したから心配」と言います。
ベッカが「元気です」と返答すると「病院で騒動があったって伝えてね、彼ゴシップ好きだから」と楽しそうに告げてサムは去りました。
タイラーは庭の小屋を探検しようとするのですが、フレドリックが難しい顔で小屋に出入りしていました。
彼は祖父が小屋を出た後に侵入するのですが、小屋の中は悪臭に満ちており、うんちを漏らしたおむつが積まれていました。
タイラーがビックリして小屋を飛び出すと、マリアが現れて「彼は失禁症である」と説明します。
マリアは「男らしい人だから恥じてるの。後で燃やすの」と説明し、「こんなおじいちゃんとおばあちゃんでごめんね」的なことを言いました。
どういう映画なんでしょう?タイラーのリアクションでウケましたが、悲しい気持ちになります。
ちなみにタイラーは嫌なことあったら、女性歌手の名前言う!とか宣言してたのですが、しっかり「サラ・マクラクラン!」と叫んで倒れてました。

その後、姉弟は母の母校だという高校に案内され、道すがらフレドリックが相談員をしているという病院を教えて貰いました。
その前でフレドリックは見知らぬ男性に殴りかかり、「尾行するのは止せ!」と怒鳴りつけ、男性は「あんた
誰だよ」と面食らっていました。
ベッカは祖父を止め、フレドリックも「人違いだった、ゴメン」と正気に戻ります。
タイラーは「おじいちゃんは凶暴過ぎだろ」とこっそりこぼすですが、ベッカは「年寄りだから混乱してたのよ、年寄りはパニック起こすし、農作業で力があるのよ」とフォローしました。
これフォローなんでしょうか。

その夜、22時47分頃、姉弟の寝室の外で「ゴボゴボ」と不気味な物音が聞こえ、ドアに何かがぶつかる音が聞こえてて来ました。
タイラーが思い切ってドアを開けるとマリアが全裸でこちらに背を向け、ガリガリと壁を引っ掻いていました。
彼は「悪い物を見た!」と姉に感想を述べました。
どういう映画なんでしょうか?

水曜日の朝

ベッカは恐ろしくなってフレドリックに相談すると「実はお祖母ちゃんは認知症で日没症候群なんだ、吐くのは何かを食べたと勘違いして吐くらしい」と少し暗い顔で教わりました。
これは本当にあるみたいですが、マリアは症状がヘビーみたいです。
フレドリックは嫌なものを孫に見せたくないという配慮からか「21時半からは部屋の外に出ないようにしてね」と言い、ベッカは了承します。
彼ははタキシードに着替えて「仮装パーティーに行く」と言うのですが、そんな予定は無いとベッカにい言われて我に返っていました。
マリアはそんなフレドリックのことをベッカに「あのひとボケてんのよ」と言うのでした。
そういう彼女はベッカのPCのカメラをバターとクリーナーで拭いて壊し「ゴメンねー」と謝っていました。

ベッカはネットで日没症候群について調べ、タイラーに「老人には良くあるらしい」と話します。
タイラーは「あの二人、怪しくね?カメラ壊したの意図的じゃね?」と反論するのですが、姉は「偏見は良くない」と返答するのでした。
これ凄くベッカの気持ち分かります。ちなみにこの家は固定回線があります。
姉弟はたまにロレッタとWebカメラでやり取りしていたのですが、こちらの映像は送れなくなります。
ロレッタ彼氏のミゲルが胸毛コンテストに出たとか心からどうでもいいやり取りをしていたのですが、タイラーは祖父母がおかしいと訴え、ベッカが「二人共優しい」とフォローします。
ロレッタはマリアの件を聞いて「ヒッピーで全裸で日光浴してたから昔からおかしい」と返答します。

その後、ベッカはロレッタが教えてくれなかったので、マリアに質問するのですが、彼女はプルプル震えて挙動不審になり、よほど答えにくいのかと思ったベッカは質問を取り下げました。
祖父母達がヤバいと感じているタイラーは居間に隠しカメラを仕掛けて撮影しようとするのですが、ベッカは「倫理的にダメ」と却下しました。
その夜、マリアは手を後ろ手に回して廊下を猛ダッシュしたり、様子を覗き込んだタイラーの方に四つん這いで突撃して来たりしていました。

木曜日の朝

ベッカはタイラーに自分達を捨てて逃げたパパのことをどう思うか聞くと、タイラーはパパが黙って逃げたのは自分が5年前のアメフトの試合で大失敗をやらかして負けたからでは無いかと考えていると打ち明けます。
タイラーはベッカにカメラを向け、彼女が全くというほど鏡を見ないことで、自分を無価値だと思っているのではないかと指摘します。
やはり二人共割り切ってはいるものの、パパのことは赦せないと考えているようでした。
タイラーはこの家は変だと繰り返し、地下室を見に行こうと提案するのですが、ベッカは乗り気ではありませんでした。

ステイシーという女性が訪ねてきて、祖父母にお世話になったからとパイを持ってきてくれました。
フレドリック達は先週の土曜日に彼女を訪ねる約束をしていたそうですが、来なかったので挨拶に来たそうです。
彼女もまた病院で何か問題が起きていると言っていました。

その後、マリアがケラケラと異常に笑っていたのでベッカがどうしたのか聞くと「暗闇さんがいるから追い払うために笑っていた」と言い、スカーフで首を絞め始めたので慌ててベッカが制止しました。
ベッカがフレドリックに知らせようと納屋に入ると、彼は猟銃を口に咥えていたようで、ベッカが飛び込んでくると慌てて猟銃の掃除をしている振りをしていました。
流石のベッカもタイラーの提案を飲み、居間に隠しカメラを仕掛けることにしました。
その後、就寝時間となるのですが、フレドリックは姉弟におやすみを言う際に「今日は二人共変だったぞ」とブーメランのようなことを言いました。

その夜、タイラーはトイレのレバーに素手で触ったそうで、「見えない菌が付いている」と大騒ぎし、ベッカに手を拭いてもらって大人しくなります。
深夜になったのでマリアの徘徊タイムが始まるのですが、彼女は居間の続き部屋のドアを何度も乱暴に開閉した後、まるで存在を知っていたかのように隠しカメラに向かって威嚇してからカメラを取ります。
そして包丁を持ち、カメラを手に二階に上り、姉弟の部屋のドアノブをガチャガチャしていました。

感想

これはなかなか面白いです。
姉弟が祖父母の家を訪ねたら異常だったという話です。
登場人物が非常に呑気な感じで殆どギャグ漫画なのですが、しっかり怖い所が流石です。
サインも爆笑したのですが、これもなかなかです。

ベッカが記録映画とか言ってPOV形式にわざわざしてるのは理由があり、諦めてしまうママに何とか両親との仲直りのチャンスをあげたいと考えているようです。
意外と泣けるシーンもある映画なのですが、結末で(良い意味で)裏切られます。
この映画は後半で恐ろしい展開を迎え、怖くなるのですが、それでも律儀にお約束を守るタイラーや祖父母の様子に苦笑してしまいます。

結末は悲しくて後味が悪いのですが、カラッと〆ているので、暗い気分にはなりませんでした。
これは姉弟が自分のトラウマとも向き合う話で親子三人の成長物語でもあるような気がします。
思わぬ所に伏線が張ってあって、後に回収されていました。

登場人物はタイラーとお祖母ちゃんが特にいいですね。
タイラーは最初、イタい子だと思ってたのですが、可愛いです。
ラップも練習したのかも知れず、段々と上手くなってるのがウケます。
祖父も怖いことは怖いのですが、祖母のぶっ飛びぶりが凄すぎて圧巻です。
彼女は出オチ担当みたいな感じで、毎回寸劇を披露して観客を笑わせてくれます。
ベッカもいい子で可愛いです。

キャストは私が知らない人ばかりでしたが、却ってそれが良かったような気がします。
皆さん演技は上手だったと思いました。
ちなみに監督は出てないです。
昔なら列車の車掌とか家を訪ねる来客の役とかで出てたかも。

ラストまでのあらすじ

金曜日の朝

昨夜の隠しカメラの映像をチェックしたベッカは最後の日だから祖父母には関わらないで、さっさと出る準備を始めようと言います。
しかしベッカは気が代わり、フレドリックに石炭工場で勤めていた際のことを聞くのですが、彼は夜勤の工場警備をやっており、目の黄色い白い影が工場内をうろつくの見たと騒いだ所為で首になったそうです。
ベッカはタイラーはフレドリックは遅発性統合失調症だとうと断言します。

ステイシーが訪ねてきたようですが、祖父母と言い争いの末、帰ったようです。
そしてマリアは自らインタビューを受けると言いだし、ベッカは彼女にカメラを向け、マリアは「水にまつわる話」を始めます。
ある池にシンモフィテリア星から来たナゾの生物が棲んでおり、水の中に催眠作用のある唾を吐くのだそうで、池で泳いだ人は眠ってしまい、その生物に捕らえられるのだそうです。
ベッカはロレッタが家出した時のことを質問するのですが、マリアが自分の頭を平手で打ち始めたので諦めます。

ベッカは仮定の話として両親に結婚を反対されて駆け落ち同然で家出した娘が傷ついて苦しんでいたらどうする?とマリアに質問すると彼女は「お前のことを許すと言う」と返答しました。
彼女はマリアからその台詞を引き出したことで、今回の目的は果たせたと喜びました。
その後、ロレッタとスカイプで話すと、帰宅した彼女は「ミゲルと喧嘩した、別れるかも」と笑い飛ばしていました。
姉弟は「祖父母がおかしいからもう耐えられない!早く迎えに来てと訴え、直ったPCのカメラで外に居る祖父母を映して見せました。

ロレッタは姉弟に「それは私の両親じゃない!」と衝撃の発言をします。
ママはメイソンビル警察に電話するのですが、不在だったので急いで支度をして家を飛び出しました。
姉弟はどういうことなの?と青ざめるのですが、空気を読めないフレドリックが飛び込んで来て、「今日は最後の夜だからゲームしようぜ」とかのたまうのでした。
ママ緩すぎだと思います。喧嘩してても連絡くらいしろと。
この夫妻と見知らぬ夫妻が写っている写真が飾られているので、本物の祖父母にカウンセリング受けてたのだと思います。

姉弟は外の映像を撮りたいと逃げようとするのですが、マリアはベッカにデカいオーブンの中を掃除するように命じ、少しの間閉じ込められました。

姉弟は外に逃げ出そうとするのですが、サイコロを持ったフレドリックに捕まってゲームに参加するハメになります。
尚、玄関から一瞬、外を映した際にステイシーらしき女性がブランコに首を吊られているのが映りました。
そして皆はヤッツィーというサイコロを振る遊びを始めました。
このゲームは私、知らないですが、チンチロリンみたいな遊びみたいです。
ベッカはカメラのバッテリーが切れそうと言って席を外し、フレドリックもサイコロを振る際に力んだ所為か脱糞したようで離席し、ヤバい状況になったタイラーは小声で「ケイティ・ペリー」と呟くのでした。
タイラーは「もう遅いんじゃない?」とマリアに告げるのですが、彼女は猛烈な勢いでお菓子を食べながらガン無視してサイコロを振り、「ヤッツィー!」と絶叫しました。
タイラーはノーカウント状態です。

ベッカはカメラを手に禁断の地下室に入りこんでいました。
地下室には本当の祖父母の写真が捨てられており、やはり偽婦祖父母は患者だったのか、精神病院の病衣があり、祖父母の遺体もありました。
一方、マリアはガッツポーズのまま固まっており、おむつの処理が終わったらしいフレドリックが戻って来て、「もう21時半だから」と彼女を寝かせ、タイラーは殴り倒されてしまいました。。
そして地下にフレドリックが現れ、ベッカに「私はミッチェルで祖父母から君たちのことを聞いた」と言いました。
そしてマリアは子供を鞄に詰めて井戸からシンモフィテリアに送ったそうで、「お前らもシンモフィテリアに行け!」とベッカに襲い掛かって来ました。
どうやらこの夫妻は子供達と交流したかったらしく、それは叶わなかったようです。

ベッカはフレドリックに二階に引き摺って行かれ、「皆で死のうな」と声を掛けられて部屋に監禁されました。
その部屋ではマリアがはいずり回っていました。
一方、タイラーは立たされるのですが、恐怖で動けず、フレドリックはその場でおむつを外してその手で彼に触り、フレドリックはおむつの中の汚物を彼の顔に押し付けました。
その頃、ベッカはマリアに四つん這いで追いかけ回されて脅かされ、鏡に顔面を叩きつけられたので、破片を手に取り、無茶苦茶に刺してマリアを殺害し、ドアノブを壊して脱出していました。
タイラーは完全に固まって動けなくなっていたのですが、ベッカがフレドリックに背後から羽交い締めにして彼を逃がそうとします。

姉が滅茶苦茶にフレドリックに倒されていたのを見たタイラーは覚醒し、アメフトのコーチの台詞を復唱しながらタックルをかましてフレドリックを倒します。
そして冷蔵庫の所に倒れ込んだフレドリックの顔面をドアで何度も叩きつけて戦闘不能に陥らせます
姉弟は家の外に飛び出し、丁度駆けつけたパトカーから降りてきたロレッタが二人を抱きしめました。

帰宅したロレッタは家出した時に母を殴り、紳士だった父に殴られ、皆が呆然としている際に家を飛び出たと話しました。
そして「許し」を撮ってくれてありがとうとベッカに礼を言い、「でも許しは眼の前にあった」と泣きながら言いました。
ベッカはロレッタを抱きしめ、ロレッタは「怒りは忘れるのよ」と告げ、強くうなずいたベッカと抱き合いました。
正当防衛でしたが、ママはベッカが偽マリアを殺害したことを心配したようです。

パパと一緒に彼の28歳の誕生日を祝うベッカ達の映像が差し込まれます。
最後にタイラーがラップを披露してくれるのですが、彼はあの後、二週間石鹸で顔を洗いまくりだったそうです。
そして彼は最後にお約束の「シャナイヤ・トゥエイン ビッチ!」と叫んで〆ました。

エンドロールで終了です。

面白かったです。ちょっと後味悪いですが、姉弟が無事で良かったです。
最後までネタにしてくれて明るくて良かったです。

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